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2022-07

水無月雑記2022 - 2022.07.05 Tue

昨年我が家に来てきれいな花をたくさん咲かせてくれた蓮。一つは薄紅の花の鉢で、もう一鉢は葉っぱばかりで全然花をつけなかった。今年の桜の頃、掘りあげて蓮根をカットし、植え替えた2年目である。


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昨年もよく咲いた方がはやくもつぼみをつけ、、、


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ピンク色がのぞくようになり、、


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6月中に開花!
この状態で夕方にはつぼんで、、、


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翌朝に全開!
また次の花芽も育ってきているし、、、


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そしてなんと!昨年葉っぱばかりで一つも花がつかなかったもう一つの鉢の花が初開花!しかも白ですよ!うれしい〜♪


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梅田阪急で京都の繊維業界肝いりのイベントが。
「日本の染色1200年展」


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この小袿の写真のポスターについ惹かれて。
実際の小袿を、至近距離で見られてうれしかった。どちらかといえば渋好みと思われる日本人だが、平安時代にはこんな多彩で美しい色彩をまとっていたのだな。


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いくつかの古裂や復元された着物を拝見したが、この小袖はどこかで見たことがある。意匠帳だったかもしれない。東福門院和子が雁金屋(光琳乾山の実家)に注文した小袖の意匠を復刻したものである。なんてオサレなんだ!江戸の粋を宮中に持ち込んで見せつけているかのよう。莫大な財力をバックに(家光の妹)経済的に困窮する公家達に小袖配りまくって懐柔したとか、賢くて、センスが良くておしゃれ好きな女院を想像してしまうわ。



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久々の洛中散歩(というか所用があったのだが)
こちらも久々に六角堂へお参りした。


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桜の季節意外にはあまり来ることがないが、ここはあまりかわりなくてほっとする。


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境内を吹き抜ける風が心地よく、ここがオフィスビル立ち並ぶ谷間だとは、とても思えない。


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この庇の上の自転車が洛中のランドマークだった自転車屋さんが!某チェーンコーヒー店になっている(゚Д゚)!!しらんかった。洛中名物がまた消えた、、、


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気を取り直して栖園さんへ。
6月のこととてまだ朝顔ののれんはでていなかった。


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この日はわりと待たずに入れた。格子窓からみる外の景色が京都らしい。


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月替わりのシロップでいただく名物琥珀流し、6月のシロップは梅酒だった。10年以上も前から毎月のシロップをコンプリートしようと思いつついまだにできていない。なぜか行きたくなる季節が決まっていて、毎年同じのばかり食べてるなあ。


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久々の物欲の宴、京都アンティークフェアへ。
まだ二階には店が入らず、以前にはまだもどっていない印象。でも早くも中国語が飛び交うところだけは以前の風景がもどってきている。


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目標を定めずふらふら〜と歩くのが気軽で良い。で、あちこちに仕掛けられた罠?にはまるのである。今回も昨年ひっかかった赤穂段通にひっかかってしまった(^_^;

と思ったら、翌日別の場所で違う赤穂段通罠?に(^_^;


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以前中国茶をいただいた五条大橋畔の池半さん、その数件隣でオーナーが同じの一棟貸町家の鴨半さんにて赤穂段通展。以前されていたときに行くことができず、今回はねらって行く。
二階のすばらしい鴨川ビューの前に敷かれた赤穂段通は、めずらしいシルク製の三畳敷である。



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赤穂段通は基本綿なので、シルクというのも珍しいし、文様も色も手触りもまるで別物。貴重品なので、ここでの展示が終わり次第赤穂の博物館へ嫁入りするとか。


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こちらでオーナーのいれる和製紅茶をいただく。
この室礼で、この眺めでいただくお茶は格別である。


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バタフライピーのpale blue(米津玄師?)寒天に柑橘ソースをかけて色の変化を楽しむ。赤穂段通の断片を生かすためにこんなコースターや小さいタペストリーも作っておられる赤穂段通六月さん。

で、二日連続段通お買い上げという財政危機の罠に落ちたのである(^_^;


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まあ、いい。好きな物は手に入れたい。人生はもうあまり長いわけではない。

と、自分にいいわけしながらはたと気づいた、、、敷くところがもうない!
という自己撞着におちいったところで雑記おわりますね(^_^;



祇園祭2022〜吉符入り - 2022.07.03 Sun

夏越しが開けた途端の7月朔日、いよいよ一ヶ月の長きにわたる暑い熱い祇園祭がはじまる。

ここ2年、コロナで巡行はおやすみ、宵山もなし、の(昨年は鉾建てのみする山鉾あり)とても祇園祭とは言えない年が続いて、今年ようやく宵山、山鉾巡行が復活する。
とはいえ、神輿渡御は氏子町を練り歩かず、御旅所直行直帰、だったり、お迎え提灯もなかったり、まだ完全な姿ではないものの、それでも関係者のみならず、多くの人たちが待ち望んでいた祭りは始まる。



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そして1日、吉符入り(きっぷいり)。

祇園祭最初の神事、これからの一月の祭りの無事遂行を、各山鉾の関係者が集まり、祈る行事。会食付きとか、船鉾のように、ご神体の神面改めがあったり、お囃子があったり、稚児人形のお披露目があったり、各町でいろいろ次第は異なるようだが、非公開なのでどんもんかな〜と思っていたが、今年綾傘鉾のお手伝いをすることになり、初めて吉符入りに混ぜてもらったのである。
(ちなみに長刀鉾ではこの日お稚児さんが八坂神社にお千度参りをする)



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会所の大原神社に、八坂神社から神官が出張してこられ、式は始まる。神社なので拝むお社はすでにあるためこの神前で、祝詞、神饌献上、お祓いを受ける。ちなみに神饌は野菜(大根、茄子、人参)やスルメ、昆布、鰹節に塩、米、酒など。



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ついで、各自それぞれ榊を奉納する。わたくしも初めて奉納。初めてなんで見よう見まねでなんとか(^_^; こうやって神事に参加すると祇園祭が神事だとの思いを強くする。すでに準備は2月頃から始まっていて、顔合わせ、打ち合わせなどはすんでいるのだが、こうして全員で集まってお祓いを受けると、いよいよ!と気持ちが引き締まるものなのだな。

もとより疫病退散の祈願で始まった祇園祭、こんどこそ疫病=コロナ退散といってほしいものである。帰りに撤饌として昆布いただいて帰った(*^_^*)



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そして久々のこの景色!
鉾町の電線が黄色いカバーで覆われ、山鉾巡行仕様になっている景色を見るといつも祇園さんやなあと思うのである。

それにしてもこの体温超えのどうかしている暑さ、コロナもさることながら熱中症にならぬよう、気をつけて、無事31日まで駆け抜けましょう。

<おまけ>

祇園さんの頃のみ行く(^_^;のがここ。


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岩戸山の鉾町にあるThe terminal Kyotoのカフェ。
この新町通は船鉾や、岩戸山、四条を上に上がれば後祭りの南北観音山などが並ぶ鉾通りなのだ。



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町家の庭を眺めながらモーニングいただく。この一月体力勝負〜(^-^)/



夏越大祓〜上賀茂神社2022 - 2022.07.01 Fri

6月30日あちこちの神社で夏越祓が行われる。体温超えというどうかしてる暑さにも負けず、1日で茅の輪くぐり4カ所という快挙?をなしとげたが、その最後を飾ったのが上賀茂神社、5年ぶりの夏越大祓である。


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猛暑にもかかわらず、また決してアクセスがいいとは言いがたいのに、たくさんお参りだ。早速儀礼にのっとって茅の輪くぐり、例のあやしい歌(♪水無月の夏越の祓するひとは、、、)を心に念じつつ。(吉田神社では大勢でこれ歌いながらぞろぞろを茅の輪くぐりをするというすごくアヤシイ大祓されるのだが、今年も中止であった)


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大祓で御手洗川に流される人形(ひとがた)に、半年分のケガレを移して納める。名前と数え年を書くのだが、数えいくつだっけ???こんなとこでサバ読んじゃだめよ(^_^;


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かぜそよぐ ならの小川の夕暮れは 禊ぎぞ夏のしるしなりける (藤原家隆)

、、、の世界が息づく。5年前に来た時には、はさんである紙が三角だと認識していたのだが、どうやら四角い紙の両端がたれて丸まって三角に見えたもよう。



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20時行事が始まる前にご神火からきりとられた火で護摩木に点火。そうでなくても体温超えで汗だらだらなのに、この火がまた暑い熱い。少しでも和らぐように扇子持参して正解。


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護摩木は納められた分だけ大量にあるので、次から次へとくべられる。


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水に映る火が美しい。
夏の景色


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浄化の炎は夏に見ても(暑いのをのぞけば)よいものだな。松明フェチなもので(^_^;



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延喜式のころから行われていた夏越祓だが、本来6月だけでなく12月の晦日にも大祓は行われていたという。1000年も昔の情景を思い描く。
ちなみに茅の輪くぐりは比較的新しく、江戸時代からでは、、とのことである。

そうこうするうちに神主さんご一行が、雅楽師さんをひきつれて橋殿にご到着。


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まずは「禊ぎぞ夏のしるしなりける」の歌を詠唱。


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そして行事のハイライト、人形流しだ。


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中臣の祓えの祝詞をBGMに、いったいどれだけあるだろうという大量の人形を指ではじいて流していく。東大寺修二会でも大中臣祓という練行衆が祝詞をあげるという神仏習合的儀式があるのだが、もともと中臣祓は夏越祓(と年越祓)用の祝詞やったんやね。







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人形は次々と流れて行く。
(どこらへんで回収しはるんやろ?)


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流れが速いので、うまくシャッターに捉えきれない。


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そのうちのいくつかは幣の棒にひっかかる。


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人形がおわれば、贖物(あがもの)の木綿と麻を裂いて裂いて、水に流す。これもケガレを切って捨てるという意味だろうか。

 おもふこと みなつきねとて 麻の葉を 切りに切りても 祓えつるかな (和泉式部)

水無月と皆尽きを掛けてあるのが憎いね。


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雅楽の音とともに神職ご一同退席される。


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上賀茂の夜は暗い。
こんな儀式でもないことには夜来ることはなかろう。
さて、上半年のケガレは祓いまくったし、新たな気持ちで残り半年、無事過ごせますように。その前にこの暑さにやられませんように〜。




奈良・三五夜水無月月釜2022〜<茶房>拝見! - 2022.06.30 Thu



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奈良三五夜さんの月釜へ。
いままでキッチンだったところを、この5月、すてきな茶房に改修されたと聞いて、気になっていたのだが、ようやく拝見のチャンス。


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水無月月釜のテーマを「青苔麗し」とされたが、このところ空梅雨で、しかも各地で最高気温を記録する暑さ、苔も少ししんどそう。(人間ももちろんしんどい)

さてさて、最初にその完成なった茶房に。
以前雑多な空間だった小上がりの障子をあけると、、、、


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おお〜!
びっくりの素敵空間。こんなになっていたとは!りっぱなカウンターバーではないか!
もしここがいつもあいているなら、いりびたってしまいそうだ。
図面も三五夜さん自ら引いて現場監督(?)もされたという。



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こだわりのオーディオ装置でゆるやかなBGMが流れる。
天井も網代、葦簀、と凝っている。4〜5人すわると一杯というスペースが、箱に入って安心する猫のスペースが如く落ち着き度満点。


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まずはくみだし代わりの梅酒+カルピス+炭酸のウエルカムドリンク。

火まわりや冷蔵庫がどこにあるのか気になるが、後ろの袖壁の裏に上手にかくしてある。茶事の懐石もここで作れるようになっているのだ。


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そしてお菓子を。
なんと雲州三英堂さんからやってきた。キラキラの銀河の下にこしあんと粒あんの二層構造の羊羹、三角形は水無月バージョン。銘を「星の林」、まるで奈良のために作られたようなお菓子ではないか。

  あめの海に雲の波たち 月の舟
     星の林に漕ぎかくる 見ゆ (「万葉集」 柿本人麻呂)



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菓子をいただいて小間に席入り。
すっかり夏座敷の室礼。外の簾と葦戸で朝なのにしっとりおちついた暗さが心地よい。

軸は東久世 通禧(みちとみ)公の短冊で「田上蛍」
田植えの終わった田んぼの畦の水も澄んで蛍もとびかっている、、そんな歌である。この方は幕末の七卿落ちで長州に逃れ、明治維新後政界復帰、辣腕をふるった政治家だったとか。その長州落ちからの連想で、濃茶の主茶碗は萩(*^_^*)

ガラスの花入れにヤマゴボウ、夏椿が涼しげである。
花の敷板が氷室神社の鳥居古材、ということから話は奈良のかき氷に発展。(氷室神社はかき氷の町=奈良を印象づけた、ひむろしらゆき祭りをはじめた神社 奈良国博の前よ〜)


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お客様が奈良在住一名、他府県の「奈良好き」三名、と、どうころんでも奈良の話題で盛り上がる面子、三五夜さんほっておいて盛り上がる盛り上がる(^_^; かき氷からはやりのお店のこと、おん祭りのこと、大仏蛍のこと、奈良の夜のこと、、、つきることなく、三五夜さんにはご迷惑だったかもしれないが、貴重な情報交換、楽し〜〜♪


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干菓子は長良川の「かがり焼鮎」と「氷室」(薄い琥珀)
薄茶は蛍の描かれた茶碗がたくさんでてきて、軸の蛍と呼応し、薄器の蓋裏にも蛍が飛んでいたのである。

かくしてさらに奈良愛を深め、ならまちに繰り出すべく三五夜さんを辞したのである。
来月は、ここで表千家のご指導をされているD先生の席、これも楽しみ♪





3年ぶりの(また、これ(^_^;)若美津茶会2022〜大阪美術倶楽部 - 2022.06.28 Tue

先般薪能が3年ぶりに開催されることに感極まっておられた能楽師さんを見たが、お茶道具を扱う古美術商の方々も、思いは同じではないだろうか。
3年ぶりに帰ってきた北浜・大阪美術倶楽部恒例の茶会・若美津茶会、濃茶席を担当された、大阪古美術界の重鎮・谷松屋戸田さん。いつもは名だたる美術館、数寄者が席主をされるが、御大戸田さん直々の御席主、そのご挨拶にかみしめるような深い思いを感じた。



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例年2日で1000人、今年は関西一円の方のみ、400余名のご案内だったそうだ。

濃茶席は、よってお点前は官休庵である。(谷松屋と官休庵との関係はこちらの拙記事を)
やはり!とは思ったがいきなりすごいのがでてきて圧倒。

本席軸に平安時代の「病草紙」の断簡「嗜眠の男」。病草紙の断簡って京博の国宝展にでてたよね、ね(゚Д゚)!たしかとんでもない治療をされて目が潰れた男とか歯槽膿漏の男とか。それの嗜眠版。というからにまさに国宝級なのだ。ちなみにどこでも寝てしまって起きない<嗜眠の男>はいわゆるナルコレプシーであろう。平安の頃からあったのね。

古伊賀の耳付花入、花はすっきりと丈のある夏椿(沙羅)
古伊賀耳付きとくればこの前、畠山即翁展でみた「カラタチ」がトップにでてくるが、これはそれに匹敵するもので、古伊賀の図録にはかならず出てくる物、表にだすのは20年ぶり?くらいとおっしゃったか。いつもなら伊賀耳付き、まあよくあるわねなんて通り過ぎるところ、これはすごい迫力で目が釘付け。かなり大ぶりである。

まあこの2つでもう十分満足なのだが、宗旦所持の藤田家伝来四方釜をちゃんと火にかけてはるものねえ。水指はこれもご存じ南京玉すだれ、、、じゃなくて南蛮縄簾(いつも間違える(^_^;)
堆黒香合は梅と林和靖(鴻池家伝来 ちなみに大阪美術倶楽部は旧鴻池家の跡地に立つ)
でかい瀬戸茶入は中興名物・不昧公箱の「鈴鹿山」、大瓶手(おおかめて 狼手とも)というのだそうだ。銘は新後撰集の鈴鹿の関を歌った和歌から。瓶というだけあってちょっと野暮くさい、といったら怒られそう(^_^;
茶杓はなんと蒲生氏郷という変化球。氏郷というと「少庵召出状」を連想やなあ。
主茶碗は蕎麦で鈍翁箱「真如堂」(この前行った)。一部窯変あり、御本っぽい色。

ちなみにお正客が先だって平安郷乾山光琳忌茶会の席をもたはった乾さん(乾汽船)であったので、余計に戸田さんとお話が弾まれて、同じ席で良かったと思った。



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(我が家の紫陽花)


薄茶席は表千家
よって、表の歴代宗匠のお道具が並ぶ。印象的なのは藤田家伝来・覚々斎の瓢箪花入。ぞろりみたいで花が桔梗、仙翁、利休草とあとなにかひとつ。
脇床にあった硯箱の蓋の一部、滝の部分が四角く穴になっていて、ここに水銀を封入、蓋を動かすたびに中で流動するのが見えるという仕掛けは面白かった。
薄器が勝軍木庵光英(とても読めないと思うが<ぬるであんみつひで>と読む)という雲州松江の蒔絵師の瓢箪蒔絵である。表にも裏にもびっしり!の瓢箪。
茶杓は宗旦の長男・宗拙の2つ節「竹隠」。



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若美津茶会のもう一つのお楽しみは点心のために、マイクロバスで移動してまで高麗橋吉兆でいただけること。大概の茶会の点心がお持ち帰りになっている昨今、これはうれしかったなあ。


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そうそう、吉兆さんではいつも食前酒に梅酒がついてくるんだったな。点心じゃなくてコースの懐石をいただいたのはもう30年以上もまえのことだったかな(遠い目)。


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鱧とじゅんさい、季節の椀物もいただいていて、お腹もいっぱいである。
帰りがけ吉兆さんが「来年もどうぞよろしく」と一人一人に声をかけてはった。飲食業界もほんまに苦しかったことと思う。来年も是非是非来られますように、と祈る。


<おまけ>
茶会前の時間つぶしに美術俱楽部近くの北浜・五感さんへ。(本店)もと銀行だったレトロ建築で、二階からの、この眺め好きだな。


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