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2018-12

市川孝茶車展 - 2018.12.11 Tue

市川孝さんは滋賀県にお住まいの陶芸家、、、だが、実は金工も木工もお手のもの、なにより中国茶茶人としての方が最近では有名になっちゃって(^_^;
台湾で一番有名な日本人陶芸家であり、台湾だけでなく中国大陸でも彼の中国茶茶器を求める人はあとを絶たないと聞く。
かくいう私も主に市川さんのミニ風炉シリーズをたくさんもっているのだ。



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数多い市川ファンのひとりとして、彼のプロデュースする茶菓花器事や茶遊記などのお茶会になんども足を運んで、その世界を堪能してきた。
おりしもK美術から届いた彼の作品展を知らせるハガキに、御自作の茶車8号(!)と称する車の写真が。



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市川さんは、お茶好きが嵩じて、茶車と称する熱源も水もコンパクトに収納できて、どこへでも引いていけ、どこでもお茶席にしてしまう装置を自分で作っちゃうのだ。いろいろ改良を重ねて、最新の8号車完成(右手奥)。7号車とともにK美術で展示の間、お茶のふるまい。




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亭主も日替わりで、期間中煎茶、珈琲席、抹茶席をこの茶車を使ってする、という趣向。

これはOさんが煎茶席をされたときのもの、茶車7号。水のタンクも装備していれば、バネつきのポールで段差のある場所にも水平に車を設置できるというスグレモノ。しかも溶接から組み立てから全部自作と言うから、これはもう陶芸家、、、という名称をとうに越えている。



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今回、8号車初使いで、抹茶席をさせていただいた。
道具は、展示中の作品から使えそうな物を好きなようにピックアップさせてもらえるという贅沢な席。手あぶりまでご用意くださって、火の面倒はすべて市川さんがみてくれるというお大名亭主(^_^;




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こんな感じでしつらえてみた。
テーブル部分は古いバンダジを解体した物で、いかようにも組み合わせられ、最後はコンパクトにまとまる。熱源は下に七輪をセットアップ。



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七輪部分はこうなっていて、ここから炭を追加投入できる。



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椿はうちの庭から、茶筅筒はふくいひろこさんの茶箱展でゲットしたもの。お盆は水野祐二さんの作品。前から市川さんにお願いしていた茶杓は、当日朝、削ってきてくださった黒文字の木。




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お菓子は御菓子丸さんに「鉱物の実」をお願いした。この日は柚子味。美味しくて美しくて食べるのがもったいない宝石だ。
ガラスドームはグランピエでゲットした本来は電灯の火屋。




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これも茶車(何号か忘れた)。ここに茶碗をならべる。市川さんのものもあれば、お友達のチェコのマルティンさん(陶芸家かつ茶人)のものも。ここからひとつ選んでもらって、セットされた箪笥にならべた更紗の帛紗も選んでもらって、、、、



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お茶を点てる。



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この釜も陶器!市川さん作で初使い。
蓋が湯がわくとカタカタ音をたてることをねらわれたらしいが、ちょっとサイズがあわず、音はしなかった(^_^;
それにしてもこの釜、ほんとうによくお湯がわく。そしてその沸かしたお湯は冷めにくいような気がした。



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K美術の同じ庭で市川さんも7号車をつかって中国茶席をはじめはった。




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もう道具の使い方の発想が既成概念にとらわれずすてきで、しかもこんなん欲しいな、、、と思ったら自分で作れるというなんてうらやましい才能。

私も自分の席ほっといてこちらに客として参加。ながいことゆっくりさせてもらう。市川さんの「お茶が好きで好きでたまらない」気持ちと、ふところのおおきなおおらかなお人柄で、、、、




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(お客様が手作りでもってきてくださった栗きんとんを陶板であぶっているところ)


なんというのだろう、ほんとうにゆるやかな時間が流れる。心からこの瞬間が楽しい!振り返ってこの庭にうろうろしていた半日がいとおしい。




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夕刻、暗くなるまで。数人のお友達がきてくれたし、なんと茶碗の作者のマルティンさんまできてくれて、少人数だったけれどそれだけに贅沢な時間を堪能した。もっとこの場所にいたい、、、そんな場所はめったにないんだよ。



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市川さんがチャフーをのせるのに使っていたこの器(下に余剰のお湯がたまる)、いただいて帰る。この底がきっぱりとへこんでいるところに妙に惹かれて、こんなふうに水をはってもどきどきするような気持ち。



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そして、御自作の黒文字の茶杓もちょうだいした。
なにか銘をとお願いしたが、いろいろ迷われたり辞退されたりしたあげく、「茁(サツ)」の一字。中国語での発音はむつかしくてわからないが、意味は芽生えなのだそうだ。良い銘をもらった。
この心地良き一日の記念と思い出に。







初轆轤茶碗完成!〜まさんど窯にて - 2018.12.09 Sun




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信楽の秋の山々は洛中よりも紅葉がすすんでた。



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さて、信楽の古民家、ここに居を構え骨を埋める覚悟をされた(?)”サラリーマン陶芸家”こと平金さん(まさんど窯)のお家。サラリーマンと週末陶芸と二足の草鞋履きだが、最近ではお茶にうるさい方々(ビッグネームも含む)がその茶碗を欲しがっておられると聞く。



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ここで今年の夏、生まれてはじめて轆轤ひきの体験をさせていただいた記事をおぼえておられるだろうか?(→)当然ながらこんなに轆轤が扱いにくい物とはシランかった。

この時ものした一応「井戸茶碗」と五輪塔、猫、の我が作品、これの窯焚きまで経験までさせてもらった人はそう多くないと思うよ。



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思い出す、あの完徹ナイト!(→窯焚きの様子

本日はこの時の作品を受け取りに。



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おお〜!!



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井戸茶碗1号
これは轆轤を挽いたときにくにゃ〜っとつぶれたのを、あわてて平金さんに修正してもらったものだ。(かなりお直ししてもらっている)
手前の猫は亡猫2匹への供養に。



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井戸茶碗2号

どうだ!喜左右衛門井戸なみのこのゆがみ!(大汗)
これもかなりお直ししてもらっているが、平金さんはきっちり私の指の轆轤目がのこるよう指導してくれた物。



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上から

口の少し下にぐるっとへこみがあるのが茶碗を締めていていいのだそうだ。自分で作ってみてはじめてわかる茶碗の鑑賞ポイント。そういわれてみるとだんだんよく見えてきて、これ我が作ながら好きかも(*^_^*)

ちなみに右の五輪塔も我が作。中を削ってもらって香合になっている。
奥の五輪塔はいっしょに作って窯焚きもごいっしょしたEちゃん、Mさん、平金さんのもの。




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梅花皮もなかなか\(^o^)/
釉薬でわからなくなっているけれど、糸切りもさんざん失敗したんだよね。(意外とむつかしい糸切り)そのためらい傷がうっすらすけて見える。ますます愛着がわく。




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ここでこの茶碗で初点てすべく、茶籠を持参(最近ゲットした)



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と、その前に、平金さんがブランチのすき焼きをこさえてくれることに。



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二人でいただくつもりが、信楽の仲良しの陶芸家さんがこられたり、ご近所の2歳児がお母さんと来たり、だんだん口が増えて、牛肉はちょっと争奪戦(^_^; でもたくさんで食べるって楽しいね。いろんなお話しを聞きながら完食、最後のうどんすきまでたべたらお腹一杯になった。
これって理想郷的な暮らしだなあ。



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そして茶碗1号2号でそれぞれ点てる。
口当たりもまずまず。そして一度お茶をいれただけで色がちょっとついたので、これは使っているうちに育ちそうだ、という予感。



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ちなみに茶籠の中は更紗が貼ってあって、良い感じよ。

そして茶碗はじめもろもろ持って帰った。使うたびにしんどかったけれど今思えば貴重で楽しい体験であった完徹窯焚きナイトをおもいだすのだ。どこへ出してもその逸話ごと語れる茶碗である。




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さて、その平金さん、ご存じの方もおられると思うが、美術工芸愛好家にははずせない雑誌「和楽」の「茶の湯はロックだ!」特集にロックな生き方の陶芸家として登場!
ますます全国区だなあ。この影響はかなり大きかったもよう。



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窯焚きメンバーのお写真もあって、この号は保存版になった。
さらに某国営TVの美術系番組の取材も受ける予定という。ますます有名になっても、たまには遊んでくださいね〜。(完徹はもう無理かもだけど、、(^_^;)




霜月雑記2018 - 2018.12.06 Thu

ほんまに忙しかった霜月のこぼれ話小ネタ集、お店の情報とかあれこれ、霜月雑記



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新町二条ギャラリー&ショップYDSさん
本来友禅の工房なのだが、今はすっかりセンスのよいギャラリーとして定着した。



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陶芸家・鶴野啓司さんの101碗展の期間中、毎日それぞれ違う亭主、違うスタイルのふるまい茶付き。各亭主はなんだか見覚えのあるかたばかり(^_^;



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でも私が行った日ははじめまして、の滋賀県で草木染めと織物の作家さんである若い女性・渡邊紗彌加さん(染め織り 祈織)であった。ご自分で染めて織ったというお着物がまた渋くて、若い方が着るとかえってすてき!



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鶴野さんの展示中のお茶碗の中から好きなのを選んで一服点てていただく。

ふるまい茶の亭主は陶芸家、和食料理人、和菓子職人、伝統工芸職人、、、さんだったり、本来お茶を仕事にしていない方ばかり、この展示を始める直前に各方面に依頼したらみんな快諾してくれたとのこと、YDSの若主人の人徳と人脈おそるべし。



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この日のお菓子は若主人のお母上手作りのスイートポテト♪



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第二日赤の近くにあるんで、検診の帰りに行きたいと思いつついつも定休日であわなかったこうそカフェ85、やっと開いてるときに行けたぞ。



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町家をリノベしたはって、お一人様席が居心地良い
こうそ=酵素なんで、発酵食品とかオーガニックとかのお料理(なんていい加減な説明、、、(^_^;)



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こうそランチ!
酵素食品とか興味があるわけではないのだが、発酵食品は納豆をはじめとにかく美味い!私は大好きなのだ(鮒寿司以外)。サラダにかかっていた納豆ドレッシングがとても美味しくて、帰りに一瓶買ってかえったよ。



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円山公園、真葛が原にたつ茅葺きの大きな屋根がシンボルの西行庵
今年最後の保存会茶会〜夜咄



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蝋燭の灯りのもと席入り
とても静かで、燈火の下にみえる、苔の上に散り落ちた紅葉が美しい。



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西行庵の円相床(床の間の壁の部分が円相になっているのは珍しく、茶道検定の教科書にも載ってるよ)は夜咄こそ美しい。水屋の燈火がゆらいで見える。




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今回の席主はかの有名な太田先生!(弘道館主幹、いや和菓子老松のCEO?といったほうが)
道安囲いの小間で濃茶、薄茶をいただく。その間いつもの太田節炸裂!由緒あるお道具の隣にアバンギャルドモダンアート的道具が並ぶのも太田先生らしい。さらにたまたまこの席のお正客が、かのタライ・ラマ師(ダライラマでないよ)、いやがうえにも楽しい一会となったのであった。

お菓子の薯蕷ももちろん老松製、美味しかった!



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お点心で、そのつもりで燗鍋を私のそばにおいてくださった庵主のお母上に感謝、ちょっとほろよいかげんの宵はそのままかえるのももったいなく、数年ぶりで高台寺のライトアップに足を伸ばす。



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ライトアップの見物客はやはり多い。方丈前の広い白砂庭園のプロジェクションマッピングは見事だが、私はあまり好きではない。もっと静かに楽しみたい。




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しかし、鏡のように池にうつる紅葉は感動的だ。


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着物だったけれどエイヤ!っと坂を登って傘亭・時雨亭まで
ここからは京都タワーもよく見える。



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この竹林も好きな場所 



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好きな場所と言えば、ここもすっかりおなじみになった寺町・李青さん。
李朝のアンティークから現代作家のものまで、雑貨や器が買えるのもうれしい。李朝より一世代古い高麗時代の匙をゲット。灰匙にするのだ。



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いつもすてきな室礼



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あったまるトック(餅)鍋でランチ



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最後は春と秋に、各ジャンルの若いアーティストがつどって作品展+茶会・春秋会をやっている白沙村荘(橋本関雪記念館)の庭園へ秋を満喫しに



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この池の蓮が盛りの時にもここでお茶をいただいた。枯れ蓮も花にまけずおとらず美しい。これは蓮花の徳か。



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(今年8月)




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今年も秋の盛りはそろそろすぎてゆく。
もう一月もしないまに新年だなんて!(;゜0゜)焦る、、、




ぎりぎり開炉茶事2回目〜夕ざり - 2018.12.04 Tue

2週間前の夕ざり茶事ではまだ我が家の紅葉はこんな感じだった。



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ところが2週間の間に、、、




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紅葉もドウダンツツジも真っ赤、まさに最盛期!



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今年最後の茶事のお客様は、ベストのタイミングでございました。
(そのかわり2週間前のお客様はヒイラギの花の最盛期、芳香を楽しんでいただけたと思います。)



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11月の最終日、ぎりぎりのタイミングで開炉茶事2回目、道具組はあまり変えず、師走、年の瀬を感じさせるものを少々まぎれこましてみました。



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初座の花は白玉椿、菊、我が家の裏庭の秋海棠の照り葉。ちゃんと実までついているんです。これは今年になってはじめて使える!とほくそ笑み。赤い桜の照り葉も用意していたのですが、花入の赤とバッティングしちゃうので。

本日のお正客様は、今年水無月の茶事にお招き下さった”男前”なすてきな方です(あ、でも女性です)御連客として、お茶友さんをお連れ下さったので、席中これもおしゃべりが絶えないご様子でした。みなさん、茶事がとてもお好きな方ばかりです。



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懐石パートを2時間でこなせたのは、2週間前の茶事で勘をとりもどしたからかな。
今回も種なし柿を湯通しして、蕪と一緒に田楽味噌かけたものが好評でなによりでありました。



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中立

喚鐘

手燭の交換

夕ざりはやはり風情があっていいですね。(庭のアラもかくれるし、、)

後座の掛物は数年前、江戸千家の初釜に行ったときに福引きであてちゃったものです。江戸千家閑雪お家元の横一行。江戸千家のシンボルマークは閑雪にちなんだ、雪華なので、中回しを雪華紋に染めてもらった誂え品。(福引きにあたると軸装するのにかえって高くつくわよ(^_^;)

茶事のクライマックス、濃茶まで、緊張感を持続させるのはかなり大変だといつも思います。
それでも美味しいと飲んで下さることがなによりのうれしさ。
茶碗は我が愛する高麗、かつ江戸千家にちなむものを使いました。




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続き薄にてこれも最近お気に入りの茶碗、高麗、古染、萩と渋めのラインナップ。若干じじくさいかな、と思いつつ、ここに色絵の茶碗は浮いちゃう感じだし。
今回はお見送りも忘れなかったし、ジャスト4時間、ここらが時間的には理想だし、限界かなと思う。


一会終了後もお茶好きな方々、お茶の話、茶事の話、つきることなく、今回の茶事のお返しとしてそれぞれお招きいただく約束をいただいたのが(ヤッタ〜!ヽ(≧∀≦)ノ)なによりのご褒美でした。






百の手すさび〜近代の茶杓と数寄者往来〜MIHO museum - 2018.12.02 Sun

信楽のMIHO museumは山の中をぐるぐる、、、ケモノ道を走ってやっとたどりつく。
今回の展示は近代数寄者?茶杓ぅ〜?ということで、どうもターゲット外のような気がしていたのだが、、、

いや〜見応えあったわ!さすがミホというべきか。

ところでミホの周囲の山々は美しく紅葉して、感激のあまりたくさんたくさん写真を撮ったので、ここで披露しがてら書こうと思ったのに、、、誤操作で写真がみんなぶっとびました。゚(゚´Д`゚)゚。ひえ〜!

かろうじてスマホ画像が残ってたのでここに並べますが、紅葉の写真が一枚もなくて、、、(泣)





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メインテーマはいわゆる近代数寄者の交流と自作の茶杓、なのだが、それだけでなく彼らゆかりの茶道具がえらくすばらしかったのだ。

近代以前の茶杓として、利休、古織、遠州、不昧、石州、鎮信などの茶杓がならんでいるだけですでにすごい。

「近代数寄者」を代表する大数寄者といえばやはり益田鈍翁、「近代数寄者の大立者」のキャプションが正鵠を得ているし、一番大きなコーナーになっていた。
彼の削った茶杓はわりとオーソドックス。
鈍翁といえばこれ、という覚々斎てづくねの黒楽「鈍太郎」、ゆがんでかしいで、見る方向によって表情をかえる大ぶりの茶碗。先日いった香雪美術館の半泥子展で見たが、半泥子作のこの鈍太郎へのオマージュでふたまわりデカイ、もう茶碗とはいえないサイズの茶碗、銘が「無茶太郎」というのを思い出してひそかに笑った。




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(近未来的なエントランスまでのトンネル)


その鈍翁が(なんの折かは忘れたが)開いたひとつの茶会の道具が茶席よろしく展示されていたが、これは痺れた。かっこよすぎ。
掛け物が蒔絵厨子(時代不明)の扉3枚で蓮華、毘沙門天が描かれ、芦屋の四方釜はやつれた風炉にかかり、風炉先が楽浪(紀元前後時代)の古材、それの中に興福寺の華鬘をはめこんだもの。
これは数寄とかいうのを越えている室礼だと思う。
(先日の仏教美術コレクターの茶会を思い出した。井戸茶碗に濃茶を練り、それを泥水になぞらえて枯れ蓮をいけているような、、、ゾクゾクする)




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(宗教法人の施設は心遣いがこまかいところが多い。傘もこんなに用意)



それ以後は鈍翁と交流のあった近代数寄者の年代順オンパレード。原三渓が「鈍翁の一日」という絵巻物をものしていたり、茶杓もさることながら、彼らの交流がうかがえてうらやましい気持ちになる。茶道具、茶の湯、古美術で共通の知見と趣味をもった人たちが、集まってお茶によんでよばれて、侃々諤々の議論をしたり、道具を競ったり、、、ハイレベルの楽しい人生だなあ。とはいえ、本業での苦労は多々あっただろうが。
この人たち見てると、数寄に命かける、という感じがひしひしと伝わる。うちらのお茶は所詮あそび、趣味の域をでない。買ったら生活に困るというわけではないが、若干家計に響きそうな高額なものなら、私は買わない。でも、彼らなら借金をしてでも、家をうっても手に入れる!という気迫とモノへの思い入れのレベルが違うのだ。(実際は十分財産のある人たちなんだけれど)



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(お土産にMIHO豆腐はマストアイテムですわよ)


さて、自作の茶杓、時代が下るにつれて、だんだんアバンギャルドになってくるのがおもしろい。中には茶杓としてどうよ?と思われるものも(^_^;
実は彼らの茶杓より、彼らのコレクションの方が見てて楽しかった。

印象的なのが
耳庵所持の粉引茶碗「大雪山」
耳庵作の茶杓「面壁」、、紫竹を使い中央に穴の開いたぶっとい茶杓、アバンギャルド系だが、面壁する達磨さんの姿が浮かんでくる。
高橋箒庵の「大正名器鑑」の本歌のセット
小井戸「六地蔵」




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図録に茶杓の部分名称と形の解説など載っていて、これはありがたい。勉強しなおす。

それにしても、はるばるここまで来た甲斐があるというか、おつりがきそうなくらいの展示で堪能いたしました!






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