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2017-10

信楽の古民家を手に入れた陶芸家〜ペンと古民家 - 2017.10.20 Fri

うちから車で約1時間、信楽は朝宮地区はお茶の産地としても有名。



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雨に煙る茶畑の畝が美しい。
そんな景色が見えるお屋敷古民家をサラリーマン陶芸家こと平金昌人さんが手に入れはった。以前から自分で築いていた窯場の近くに半年ほど前に。

彼は石州流の茶人でもあり、自ら茶陶を作陶もすればお点前もされる。




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おお!これがそのうわさの古民家!

もともと土地の分限者のお屋敷だったそうで、14もの部屋がある。
もちろん入手当時は荒れに荒れて雨漏りもして根太も傷んでいたそうだ。そこを、一部大工さんの手をかりながらも自ら床を張ったり、漆喰の壁を塗ったりして改修中。完成にはまだ遠いらしいが、楽しみながらやっているらしい。

(一応(^_^;)サラリーマンなので、ここにおられるのは週末だけなのだが、茶縁や彼のお人柄に惹かれて週末訪れる人はあとをたたないとか。




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ワタクシも訪ねてみたいと思っていたが、このたびここで「ペンと古民家」と銘打って書家の奥田先生(若くてきれいな先生)と古民家ライフ(?)コラボのイベントをたちあげはったので、一目散に。

平行して緩和ケアネットワークの集会所も立ち上げ予定でその名前が「はなぐみ集会所」。
なんだか土地の人にはあやしい新興宗教?と疑われているとかいないとか(^_^;
緩和ケアは、今年最愛の妹さんをなくされた悲しい経験からきたものと聞いた。




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母屋、座敷前の庭もかなり手入れをされたもよう。以前は野生の鹿の集会所だったとか。
雑草取りの時にはヒルに吸い付かれるというご苦労もあったようだ。

庭石にえ?っとビックリするような巨石もあって、やはり分限者のお屋敷だったのだな、と。




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高い上がりかまちの玄関は二間以上?



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玄関の間から玄関を振り返る。




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玄関の間からして四畳半以上ありそうだった。(カウントしていないが)
ここにギャラリーコーナーを設け、平金作品を展示。




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玄関の間の建具がまたいい!

ちなみに彼はとにかく井戸茶碗が大好き。(私も一碗所蔵してる)電気窯から初めて現在は2号の穴窯を近所に鋭意作成中。薪での窯になって、作品の意図しない変化が面白いと以前言っておられた。




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玄関の間から上がった広い座敷からは正面に茶畑が見える。



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座敷の土壁は、かつて床の間が物置になっていたときの傷がいっぱいついているが、むしろそれがスサみたいでいい景色になっている。




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この広間の上につけた照明カバーは,地震や火事になったらこれだけ持って逃げる!という時代物。非売品をあの手この手で攻略してようやくゲットしたものだそうだ。暗くて見えないがこの下に房がついていて、たしかに惚れるのもわかるよいものだった。





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広間に続く次の間はフローリングだがこれもご自分で張られたもの。舞良戸の押し入れがすてき。
どこにあるのかわからないくらい上手にかくしたスピーカーから低くながれるジャズ系のBGMが雰囲気にぴったりだ。




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どこをとっても絵になる。(この照明はいいね!)




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台所に続く食堂だったとおぼしき小間。その向こうは裏山になる。




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裏庭には、いまでも鹿が通り過ぎたりするそうだ。
柿が色づいていた。




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まずは懐石をいただけるようだ♪
大工さんに一枚板をカットして作ってもらったという折敷がいいな。




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台所にある食器棚も手作りっぽい。
彼のコレクション、主に古伊万里が多いのだが、ご自分の作品が土物なので、磁器の古伊万里のように白くてきれいなものが反対に欲しくなるのだと。なので向付は古伊万里。




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飯碗がなんと平金井戸でありました。まさしく茶碗!

朝宮地区のお米に滋賀県特産赤コンニャクの汁、鯉の洗い。ご飯は二碗目から栗ご飯でとってもうれしい!



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古伊万里に厚焼き卵。庭を背景にするととてもきれいな景色になるので、しばし皆様撮影タイム(^_^;




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煮物椀はこの地区の神社のお祭りの撤饌であるところの小餅入り。
平金さんはすでにこの神社の氏子として、地域の所帯主(男性のみ)の集まりにすでにデビューされている。ここを終の棲家とするにあたって、地域を愛し、溶け込む姿勢はほんとうに大事だし、うらやましくさえある。





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懐石のあとはお菓子をいただいて、抹茶を一服よばれる。満ち足りた時間。

このあと、本来の目的の「ペンと、、、」を忘れて(^_^;まだほとんど手つかずの二階部分を探索。



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土ひねりをしている土間では主に五輪塔を制作。プロの陶芸家なら,売れる物を焼くが、そうでない自分はかえって好きな物が焼けるので、来年早々に予定している穴窯二号機の最初の窯炊きのときにこの五輪塔をいっぱい詰めたいとおっしゃっていた。供養のお気持ちもこめてかな。




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作業場のガラス建具が昭和で懐かしい、、、実家にもあったわ、こんなの。



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現在使用してはいないが、昭和の遺構として是非残してほしい風呂。このタイルがなあ、、これも懐かしいのよ。

二階の使用人部屋であったとおぼしき部屋や奥座敷であったろうりっぱな床柱の座敷は傷みがひどくて、まだまだ改修に手がかかりそうだが、ここはこんなことに使いたい、そこはこうできるのでは、と他人の家にもかかわらず、つぎつぎイマジネーションがわいてきて困った(´・ω・`) 。

維持管理は大変だと思うが、どれだけ遊べるのだろうとわくわくする空間である。




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そしてやっとみんなの興奮がおさまったころ、本日のイベント、「ペンと珈琲」主宰の奥田先生のペンと古民家。
芳名録、色紙、柿渋紙、半紙など好きな用紙に好きな言葉を書いていく。書く道具も筆、筆ペン、ガラスペン、などなど。





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私は数年前ベネチアで買ったままほうりっぱなしだったガラスペンを持ってきた。




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下書きの半紙に向かうと、、、はてさて、一体何を書いた物やら、、、
先生は心にうかんだどんな言葉でも、お手本としてもってきた南方録の一節でも、と。
う〜ん、こんなに自由な「習字」は初めてだ。自由に書け、といわれるとかえって何を書いていいのかワカラナイ。

悩んで、英語の歌の歌詞を書いてみたり、南方録を抜き書きしてみたり、なぜか心に浮かんだ明恵上人の歌を書いてみたり、西行の歌を書いてみたり、、、

これって不思議な時間だった。
自分の内面を垣間見たような気がする。自分の心と向き合うことがはからずもできた時間。

かくてこの場所に惹起された深層心理の中からうかびあがった万葉集の狭野弟上娘子の歌を、柿渋紙に書くことにする。




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「君が行く 道の長手を 繰り畳ね 焼ほろぼさむ 天(あめ)の火もがも」


この激しさが好きだ。いくつになっても。



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苦しんでいる最中に差し入れられる朝宮茶ロールと珈琲。これも古伊万里。ありがたし。




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かくて皆様の作品完成!

これに布や和紙にのせて軸のようにすることができるというご提案もあり、小学校以来大嫌いだった「習字」をかくも楽しくこなせることがうれしかったのである。


これにて古民家をおいとましたが、平金さんはよき場所を見つけられた。そしてご縁のある方に開放してくださるありがたさ。これからますますいいものを作ってそしてお茶も楽しんでください。
今度はミニ五輪塔をつくりに行きたいなあ〜。







島原角屋〜秋期鑑賞会 - 2017.10.17 Tue

ご存じ、唯一島原に残る揚屋(料亭のようなもの、ちなみに輪違屋は置屋)建築の雄、角屋である。



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なんとど迫力な総二階総格子!
400年の伝統に圧倒されるわ。
しかし、こんな夜の時間にこのあたりに来たのは初めてである。



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今宵は秋の鑑賞会、太夫の舞と呈茶、一般公開の時には見る事ができなかった二階(これがまたすごいのだ)のガイド付き観賞。

もちろん現在は揚屋としての営業はなく、重要文化財として「角屋もてなしの文化美術館」となっているが、夜、格子の向こうに灯りがはいるとなんだか艶めいてみえるではないか。



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まずは一階の大広間・松の間にて太夫の舞を観賞。




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この扇の形の屏風留め、ちょっと萌える。



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髪は島田髷、総重量いくらになるか見当も付かない簪、笄、櫛。
帯は前に「心」の字結び。蝋燭ではないが、夜にみるとなまめかしさアップだ。

舞は「茶音頭」

舞の中でお茶を点てる所作をするのだが、ちゃんと帛紗もつけて帛紗さばきもする。これが裏千家なのだ。島原は藪内と聞いていたがな。




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ちなみに舞は角屋では京舞・篠塚流が仕切っている。
ここで舞を披露する人は、江戸初期に島原で活躍した流派の八千代太夫にあやかってその名をなのるのだそうだ。(だからこの方はほんとうの太夫さんではないと思う)




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しかしまあ、絢爛豪華な衣裳。
舞妓さんなどとはまた違う華やかさ。ちなみに島原の太夫は当時の客筋、公家や皇族のもてなしもできる正五位の位をもっていたという。




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松の間の前の臥龍の松。三代目らしい。



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その奥に茶室あり。(ここだけはなかなかのぞけないらしい)
手前の茶室が曲木亭、その裏に藪内の清隠斎があるはず。
かつての揚屋建築にはかならず茶室がついていたのだそうだ。ここに集ったのは与謝蕪村などの当時の文化人たち。




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松の間の床の間には岸駒の寒山拾得図。




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ここも意匠がこらされた部屋なのだが、初めて二階へいって、こんなもんどころではない!とビックリしたのだ。残念ながら撮影はできなかったが。




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(松の間の脇床の意匠)



襖が緞子張り(蝋燭の煤で真っ黒だが)の緞子の間、だまし絵みたいに御簾の襖絵に囲まれ一箇所だけほんものの御簾のかかる御簾の間(落掛が紫檀の曲木という贅沢さ!床の間の天井がカーブをえがいているのも斬新)、天井に扇面をちらした扇の間、天井、障子が檜垣紋でしかも障子の桟が削りだした曲線になっているのが印象的な檜垣の間、、、などいずれも夜見るのでさらに当時の雰囲気をよく再現していると思う。




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(引き手はどこも蔦紋。角屋の紋が蔓三蔦紋)



中でも一番すごいな、と思ったのが青貝の間。
黒い漆喰(もとは浅葱色だったそうだが)にはめ込まれた吉祥紋の螺鈿、黒い漆塗の建具にもはめこまれる螺鈿。部屋の向きは南からの陽光をうけてさらに螺鈿が輝く設計だが、むしろ燈下にきらめく様の方が、妖しくて美しいかも知れない。対して天井は煤けた筵状、このコントラストがまたすばらしい。


二階は予約で見ることができるそうなので、百聞は一見にしかず、是非見に行ってほしいわ。




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さて、二十八畳の網代の間でお呈茶。
お運びしてくれるのは袖につけた鈴の音も清々しく麗しい禿さんたち。




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お隣に司太夫さんがお客さんとして来てはったので(もちろん普通のお着物姿)、太夫さんたちのお茶の流儀についてちょっとお伺いする。




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呈茶は表千家。茶音頭の裏千家と、流儀の藪内と、呈茶の表千家が仲良くミックス(^_^;




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お運びの禿さん。



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これがその袖につけて,歩くたびにしゃらしゃら鳴る鈴。
だれがこんなカワイイ仕掛けを考えたのだろうね。




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終了後は一階の調理場、配膳場、帳場などを見てまわる。
なにしろ料亭という扱いなので、料理や配膳は大切な仕事だったのだ。

こちらは3年前に撮った一般公開の時の写真がたくさんあるので、かるく撮影。




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家紋・蔓三蔦紋の透かしのはいった衝立。



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ここがかつて使用人にあふれ活気に満ちていた時代を想像する。




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この蔓三蔦の暖簾は使用人の入り口に置かれた物、なぜか向こうの壁の上に広隆寺の牛祭のお面が、、??



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来客用玄関の景色を楽しみながら、これにて夜の角屋においとましよう。




国宝・第I期〜京都国立博物館 - 2017.10.15 Sun

中に入るのに行列とか、中も黒山のひとだかりとか、いろいろ聞いててびびっていたのだが、、、、




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平日朝、雨のおかげか、中へ入るには待ち時間ゼロであった京都国立博物館・国宝展。
それでも中はけっこうごったがえす。全部が国宝だもんな〜、、、
一番人気は二階の雪舟コーナー。

入場したら(最初の展示室の)3F、2Fはとばして一番に1Fの陶磁コーナーへ。ここまでくると人混みも少しは緩和される。

まずは志野の「卯花牆」、数年前東京の三井記念美術館で見たやつ〜♪
吉州窯玳皮天目、相国寺蔵、不昧公が一時所蔵、これは本ではよく見るが、実物ははじめて。内側のなんともいえない複雑微妙な色あいがすばらしい。
砧青磁花入「萬聲」、東洋陶磁で「千聲」と今回もでている飛青磁花入の三つそろい踏みをみた〜♪
やっぱりでかい、、、というか存在感ありすぎ。これにつりあう花があるのだろうか。

、、、、というと、一回か二回見ているものがかなりあるわけだ。
しかしそこはまあ、一堂に会する、というところに価値があるのだわ(きっと)




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ここまで茶の湯関係のものをさっさと見たので、あとは余裕で(?)見ていく。

中宮寺の天寿国繍帳の実物ははじめてかもしれない。これのオリジナルはかなり大きな天幕のようなものだったといわれ、使われた糸や染料、紋様の断片を分析してCGで復元するというNHKの番組があったが、あれはすごかった。これ一枚で天寿国という宇宙がひろがる。

獅子狩紋錦のオリジナルも初めて見たぞ。仕覆によく使われるアレのオリジナル、法隆寺蔵。あの円形の紋様が実は大きくて、直径40cmくらいあるとは知らなかった。狩人はペルシャ系の顔、狩られる獅子もはっきり。よくこれだけ錦が残ったものだと感心する。

信貴山縁起絵巻・山崎長者巻も昨年奈良国立博物館で見た〜♪
三期全部見てやっと全巻見られる仕組みがなんとも(^_^;

平安鎌倉初期の「病草子」は当時の庶民の姿をよく写しているというが、歯槽膿漏とか、二形(ふたなり、androgynus、半陰陽)とか、まあ、考えればあたりまえだが、この時代からあったのだなあ。




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千代姫(家光長女)三歳の時に作られた有名な初音の調度も、どこかで見たとおもうのだが、これだけ全パーツ、そろってみたのははじめてかも。徳川幕府の威信をかけた蒔絵の最高峰やもんね〜。でも実際にこれ、使われたのだろうか?ほとんど傷みないし。

国宝展のトップを飾る№1にあてられたのは、かくもうるわしい薬師寺「吉祥天像」。この絵は中学のとき愛読していた「少年少女世界文学全集・日本編」の表紙であって、印象深い絵画、ここで本物にお目にかかれるとは感激。

国宝指定第1号、平安時代の「普賢菩薩像」。
あやうく廃仏毀釈で海外にうっぱらわれる所を救われ、国宝第一号となったのだそうだ。普賢菩薩の白い肌と白象の白い肌は呼応し、天から降る宝相華が美しい、たしかに心に残る仏画だ。

先だって根津で、「ほとけを支える」展で、仏像が足の下にしくものにスポットライトをあてた展示をみたばかりで、どうしても足元に目が行くようになってしまった。だからよけいに面白い。




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宗達、光琳、抱一のそろい踏みを最近みたところの「風神雷神(宗達)」もでてたが、これは他の絵画も見事なので、ちょっとうもれがち。

さて、人だかりの雪舟コーナーへ突入。
これも最近「禅」展で見た、「慧可断臂図」に再会。達磨の弟子になるために腕を切ってその覚悟をしめしたのが題材。
その中でも一番人気はやはり記念切手の図柄にもなった「冬山水図」。真ん中に縦に走る線が途中で消えていく、、、これは一体何なのだろう、、、と中学の頃から思っていた。巨岩壁の輪郭だと聞いてもなお、不可思議な線に魅力を覚える。ただものではない、雪舟。(ちなみに郷里は同郷なのよん。備前)

先日担い茶屋を北野天満宮で復活使用された太田先生が、この絵を見て担い茶屋の使い方を研究をしたという狩野秀頼「高雄観楓図屏風」。室町桃山の風俗が描かれている中、確かに担い茶屋でお湯を茶碗にそそいでいる男がいるわ。

あと教科書によくでてくる僧形八幡の座像とか、茶道検定によくでてくる「板渡しの墨蹟(無準師範)」とか古林清茂の「月林・道号」とか、これもあれも、あれもこれも、見て感動で、、、見過ぎて若干げっぷでそう、、、、(^_^;

全部でIV期にわたり、それぞれにその期しかでない物もあって、やっぱり全期通しでいかなあかんかな。とりあえずII期の龍光院曜変天目は見んとな。
体力つけとかな。特に天目はきっと大勢がおしかけると思うんだ。



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で、全期はいってる3000円のぶっとい厚い図録を買ってしまったという、、、、
このあとこれをぶらさげて買い物に行くのはしんどかったよ。でもお家で確かめながら楽しめるのでやはり欲しい。




大覚寺舟遊び茶会 - 2017.10.11 Wed

奥嵯峨・嵯峨院ゆかりの大覚寺、大沢池の畔に立つ茶席望雲亭に最初に案内してもらったのは今年3月だった。かのときは梅の花がまだ咲いていて、池の蓮はみごとな枯れ蓮であった。




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建物に手を入れ、露地も改修し、ありとあらゆるお茶のための設備が充実していながら、本格的な茶会に使われることのなかった望雲亭に、最初の茶会の足跡を残せたのは、いろいろなご縁のたまもの。

いまふりかえれば夢のような1日で、この貴重な体験とご縁に感謝せずにはおれない。
少しでも記録に残しておきたく、本日は画像の量が少し多いがご容赦を。




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前日に掃除と仕込みに水屋有志と訪れたときの大沢池と舟。
数日前に観月祭の舟をだしたばかりなので、その内装をそのままひきつぐ。
さすがに竜頭はないなあ、、と思っていたら、、、




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玄関先に、、、(^_^;
結局薄茶席の亭主を丸投げしたF太朗君が、使いたいとのことで当日船首につけましたよ〜。




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これは濃茶席に使う予定の二畳向切+二畳相伴席。
船底天井なのでほんとうの舟(薄茶席)に乗る前に、舟に見立てた茶室という室礼にしよう。




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障子を開けたとき、眼前にひろがる大沢池は、建具に切り取られて見るとさらに感動的な景色だ。



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さあ!茶会の始まり!
水屋一同(若いお茶友さんたち有志)総勢12人で50余名、計5席のお客様をおむかえする。

広間は待合にしてお菓子をめしあがっていただく。
せんだって東京・太田記念美術館で見た月岡芳年、月にまつわる名場面100枚を描いた「月百姿」のうちの一、「法輪寺〜横笛」の浮世絵を飾る。(横笛は平家物語の滝口入道との悲恋の相手)

なにしろ大沢池は嵯峨院が月見のためだけに1200年前に作った人工の池、月がなければはじまらないのだ。ちなみに大沢池だけは当時とほぼその姿がかわらないのだそうだ。




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そして、舟板にのった全日根さんの陶俑にもたせたのが、、、、百人一首藤原公任

「滝の音はたえてひさしくなりぬれど なこそながれてなお聞こえけれ」

大沢池畔にある名古曽の滝、この一枚をどうしても使いたくて。短冊にするとこの広い床の間に負けるので、苦肉の策(^_^;



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めしあがっていただく主菓子は「水面の月」愛信堂さん特注。
鉢は高麗の三島。



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からすうりと萩の蒔絵盆にものせて。
水面に映った月がさざ波に光の粉をまきちらしている、、、というような風景。




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舟の中、という設定なので、風炉釜は小さく、モバイル釜、、、こと時代のミニミニ万代屋釜。
脇山さとみさんの水指と大きさがいい勝負。




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やっぱり舟なので、香合は櫂。
実は岩渕祐二さんにおねがいして2日前に届いたばかりの特注品。




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皆様、興味しんしんの香収納部はこのようになっております(^_^)b



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久野輝幸さんの茶杓・波シリーズに「波心」と銘をつけて、自分で和紙を貼った。
出典は白楽天「月点波心一顆珠」(月が波にあたってひとつぶの珠のようだ)、主菓子に響き合う銘になった。(ちなみに白楽天のこの詩は桂離宮月波楼の出典でもある)




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タイムスケジュールは比較的ゆったり。
広くて使い勝手のよい水屋の窓から大沢池の景色を楽しめる。




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薄茶席担当組は打ち合わせ中。
今回は舟とだけ告げてあとは丸投げ。
F太朗君ならきっと素敵な使い方をするだろうと信じてるから。




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舟に竜頭を取り付け中。

濃茶を終えられたお客様は、大沢池側の障子をあけはなって(ここが見せ場!)、露地から舟にのりこんでいただく。




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3月には枯れ蓮だったけしきが一転、蓮の葉の林をいく舟。
ゆったりと進む、、、、眺めるだけでもすてきだ。




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薄茶もおわり帰路にむかう舟とお客様、、、、すると!!




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大覚寺本堂近くの桟橋から謡の声が朗々と水面を渡る。
鼓の冴えた音に奥嵯峨の山がこだまを返す。
この日能のパフォーマンスをお願いしていた陶々舎つながりの能ユニット「田○田(たぼた)」のお二人だ。

これ、もう最高の贅沢、いにしえの貴賓にでもなった心地だろう。




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さて、水屋は各席二人ずつ、薄茶席の舟にご相伴、私も同席させていただく。




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蓮の林を行く。
まあ、なんとすがすがしく美しい風景だろう。




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F太朗君の雨男ぶりだけが心配だったのだが(^_^;、すばらしい晴天に恵まれた時点でもう8割方、茶会は成功したようなもの。




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お客様もみなさん、はしゃいでおられた。




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さて、迎えまする薄茶の亭主・F太朗君は本日、嵯峨天皇に梵釈寺で初めて呈茶をした、という永忠和尚のいでたちにて。



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干菓子はこれも愛信堂さんが「唐菓子(からくだもの・中国から渡ってきた菓子の原型)」のお題で作ってくださったもの。
粉熱(ふずく:豆の粉と棗、栗、くるみ、蜂蜜(当時は甘葛)などを練って作った唐菓子)
まがひ(小麦粉を練って揚げたもの)

きっと嵯峨天皇もこんな唐菓子を楽しまれた事だろう。



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舟に火気持ち込み禁止なので、お湯をもちこみ四頭形式で。



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浄瓶(じんびん)にみたてた水注。




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あらかじめ茶碗をくばり、茶をすくい入れ、お湯を注ぐ間、客はずっと茶碗をもっている。




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このように手に持ったまま点ててもらう。
ちなみにこの茶碗の載る麻の帛紗(?)、F太朗君がよなべして?作った手作り。





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お茶をいただき、空と水の景色を楽しみ、流れてくる謡いに心洗われ、、、



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水に映る空。
お客さま方もきっと心に残して下さるひとときであっただろうと思う。



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そろそろ望雲亭に帰り着く。
濃茶席から見える水屋さんの姿。




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この日、本堂ではアニメ・ワンピースのイベントに5000人がつめかけたそうだが、こちらをうらやましがって見ているのがちょっと優越感(^_^;
この舟は多数のインスタ素材になったと思われる。




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薄茶席を終えられたお客様は点心席の大広間へ。
この重厚なテーブル椅子セットは有栖川宮家からの下賜の品。ここで食べる点心は格別だったにちがいない。正面は樽の輪っかで作った満月(F太朗作)。




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われわれはどんな点心か見ることができなかったので、これはお客様のお一人からいただいた画像。なかなか美味しそう。(泉仙さん製)




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ここでも田○田のお二人に謡と鼓のパフォーマンスを。




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最後の五席目のみ、日没時間とのかねあいで、まずは舟の薄茶席からはじまる。そろそろ日もかげってきて、嵯峨野の山に残照。
朝の明るい景色も、昼の遊覧も、日暮れ近い池も、、いずれもそれぞれの趣があって、どの席の方もよい景色をご覧になったと思う。

お片付けを始めつつ、広間の待合にて、最後の周航を見送る水屋組。



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とうとう最後の濃茶席は燈火が必要になった。
これもまた味わい深い。
濃茶が練り上がる頃には外はもうほぼ真っ暗であった。(なにしろ外はほとんど灯りがない)



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こうして最後のお客様を送り出して、総勢で片付け、掃除、人海戦術でほぼ1時間くらいで撤収までいったのではなかろうか。

残念ながらこの日は満月を過ぎていたので、大沢池の上に出る月は拝めなかったが、帰る車中で東山から大きく赤くのっとでてくる月を見た。

さて、今までも何度も書いているが、仲間で一つの目標にむけてそれぞれの能力をフル活用して、走りきったあとの満たされた気持ちはなにものにも代え難い。
また、いっしょに走ってくれる仲間の存在ほどありがたいものはない。
この大覚寺も計画をはじめてほぼ半年、いろいろ趣向に悩んだりもしたが、みんなに助けられてようやくゴールにたどりつけた。
心満たされ、感謝もこめて月に祈る。

さて、明日からまた走り出さなくては!人生はまだまだ続く。



<感謝>
大覚寺ご担当の方々、大覚寺に縁を繋いで下さった方に深く感謝いたします。





海の見える待合の(観月)茶会 - 2017.10.09 Mon







今回お招きいただいた茶会の腰掛け待合いは、、、、なんと瀬戸内の海を見わたすこの景色であった。




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某Y流のお家元の出張お稽古場がここなのである。今宵は観月茶会と称してお弟子さんたちによる茶会が。

残念ながら雲におおわれて、月は見えなくとも、とてもすてきな茶会であった。




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(雲火焼の花器)


場所は赤穂、海に面する小高い丘の上に立つ桃井ミュージアム、かつて赤穂で生まれ廃れていった雲火焼をされた館主のプライベートミュージアムである。元はお父上の経営される会社の寮であったとか、そのロケーションはすばらしいすぎるのである。




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テラス庭ではあちこちに蝋燭の火がいれられる。この眺めだけでもすばらしいが、、、



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庭園のあちらこちら、さりげなく館主のセンスがひかる室礼がみられるのである。



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これは煙草盆と蹲居と考えてよいのであろうか。
全部を撮影できなかったのが悔やまれるくらい。

テラスになんだか竹がたくさんはえているな、、、と思ったら、一本一本花器に据えられた竹であった。石のテーブルから生えているがごとき薄や萩や、秋の草花の数々、これも館主の手になる物だった。




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濃茶席はロビーの一画を上手にしきって作られた四畳半、床柱もちゃんとある。ロールカーテンをおろせば閉めきることもできるスグレモノの茶室!

後見におでましになったのはY流の当代のお家元。お菓子は末富さんの兎きんとんで、なんとこれを70個!お家元自らが運んでこられたのだそうだΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
すごい!(重かっただろうなあ、、)

お道具も素晴らしい物がたくさん出ていたが、これらはすべて館主のお家の所蔵品なのだそうだ。それもすごい!



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そろそろ庭の燈火が美しく見える頃、月は見えねど雰囲気満点。




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薄茶席は庭のテラスで立礼にて。
こちらの流派の立礼卓はコンパクトで使い勝手がよさそう。




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これも末富さんのお干菓子。(こちらは日持ちするので配達ね、きっと)
肉桂風味の栗のお菓子が美味しい。

やさしい海風に吹かれながら、庭にすだく虫の音を聞きながら、、、ゆったりといただくお茶、あわただしい日常をすっかり忘れてこの雰囲気にひたる。





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そしてそして、薄茶のあとは茶友の仕舞と、、、なんと鼓、そしてプロの能楽師のお謡い。
最高の舞台でよきものを拝見した。「髙砂」のキリは私もちょっと謡えるので唱和す。




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点心でこのあと今期初の松茸土瓶蒸し!を食す。
久々に酒もきこしめす。
この色漆の季節にぴったりのお盆も、ここの館主コレクションなのだそうだ。どれだけの数寄者でいらっしゃるのか。




IMG_9077.jpg



ロビーにはこちらも復興なった赤穂緞通のデモ機が。
そう、、、垂涎の赤穂緞通。


これこれ↓(これは古いものだが)


IMG_7181.jpg 




赤穂は義士や塩味饅頭だけでなく、いろいろあるのだなあ。関西弁の西端でもある(^_^;




IMG_9078.jpg




お開きのあとも多くのお客様が残られてテラスで二次会。
なんとここでもざっくばらんなお家元さま、さしつさされつお隣でツーショットを撮るなどという我が流派では絶対あり得んシチュエーションを楽しんだのである。

さすがに赤穂は遠く、帰り着いたら午前様であったが、こんな楽しいすばらしい茶会なら来年もまた是非よんでいただきたい!








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