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2020-04

生活圏内での花見にはことかかないのよ - 2020.04.04 Sat

毎年身近の桜を楽しむ。
紅葉とちがって、早い遅いはあっても桜には出来不出来の年の差はないようだ。

こんなご時世だから、ことさらに人ごみの多い名所へわざわざ出かけることもあるまい。私はありがたいことに生活圏内で十分美しい桜が楽しめる。愛でるのも地元の人だけというひっそり咲く桜もある。

   年々歳々花相似 歳々年々人不同 

私もまた一つ歳を重ねた。とりまく環境も年々かわって「歳々年々人同じからず」だ。



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さて、今年の身近の桜はどうだろう。

これは夕刻の賀茂川べり、加茂街道沿いの御霊通りあたり
向こうに大文字もみえる。昨年の夏はこのあたりで送り火を見た。



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まだ桜の日の浅い頃、蕾も多い。


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長いこと改修工事で立ち入れなかった京セラ美術館(旧市立美術館)の疏水べりの桜も、今年は久々に楽しめる。



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観光客は少ないながら桜十石舟は疏水を走る。
毎年夜桜の頃には予約しないと乗れなかったが、空席が目立つ。



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ある日の鴨川べり
桜はシルエット、三日月と木星?が背景
この景色がチャリ圏内で手に入る幸せを思おう。



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(桜・休憩)

書き落としの振り出しに裏庭のリュウキンカ



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徒歩圏内の桜とくれば、東山
山のあちこちに桜が見える。



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その麓の哲学の道である。
学生時代はこの畔に住んでいた。南端の若王子神社は桜花祭りの幟は立つも、祭は中止。それでも桜はコロナなんてどこ吹く風、で咲く。



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疏水に沿って北上、今年はほんとうに人が少なくてゆっくり花をめでる。



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レンギョウ、ミツマタ、ハナニラ、スミレ、早くもシャクナゲまで咲いていた。



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ああ、ここは本当に美しいなあ。
近年観光客多すぎて近づきがたかったのだが、いいのかわるいのか、これも桜はしらんふり。



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疏水縁のねこ
お外で毛繕い中 あったかくなったもんね。



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若王子から北上するとき西に見えるこの光雲寺の桜(ソメイヨシノではない)は、哲学の道の景観ナンバー1をあらそうね。



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疏水からはずれて木の下まで眺めに行く。
東山を背負ってなんと圧倒される花の渦!



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(桜・休憩)

裏庭に年々繁茂し続ける白雪芥子
伊賀の花入



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桜の季節、鴨川があればよそへいかなくてもいいや、と毎年思う。
今年は高野川(鴨川の上流は出町で分岐して東が高野川、西が賀茂川となる)に沿って歩く。



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高野川にはいつも利用する川端通りが沿って走る。ここの桜並木は昔から有名だけれど、川端を車で通り過ぎながら見るだけであった。今年は川の方から見てみよう。



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こちら側から見る景色は新鮮。
例年ならもっと花見の人が多いのだろうか。



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左岸(東)を出町から北大路まで行って、今度は右岸から下る。こちらからみる左岸の眺めもまたよし。右岸は下鴨の高級住宅街が広がるので、高野川に面した大きなお庭をお持ちの家も多い。このお庭の花を楽しむもまたよし。



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桜の下に自転車を停めて語らうもまたよし。こういう景色もまた好きだ。


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(桜・休憩)

有名な枝垂れのある本満寺の駐車場のねこ



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寺町の名前にふさわしいお寺さんがならぶ寺町今出川上ルの本満寺
普段はしずか〜な小さな日蓮宗のお寺
桜の季節だけ、カメラをかかえた人が集まる、、といっても京都の人がほとんどではないだろうか。



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なかなか見事な枝垂れ桜

この桜が有名なのは、かの円山公園の枝垂れの姉妹桜だからなんだそうだ。(樹齢90年)
このちかくに、すてきな茶会をときどき開いてくださるNN居さまのお茶室があるので、このあたりちょこちょこうろつくようになったのは昨年あたりから。だからこの桜ははじめまして、だ。



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岡崎の満願寺
ここも日蓮宗の寺だが、観光客はまず来ない。(地元の人もあまり来ない)ここにも見事な枝垂れがあるのだが、私はこの山門のソメイヨシノが大変好きである。(時々猫にも会える)



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毎年今年は枯れてやしないか、切り倒されてやしないか、ドキドキしているロームシアター東側(細見美術館の北)の枝垂れ、今年もなんとか美しい姿が拝めた。ここは長らく空き地になっている。マンションやホテルになったら、この桜ピンチやな、、、



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これもロームシアター東側〜冷泉通りへ
岡崎疏水が直角にまがる部分で、ここの水流はみていると面白い紋様を描くので、花筏のころもう一度こよう。



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知る人ぞ知る、おそらく地元民でもあまり知られていないとおもわれる東山二条の妙伝寺の紅枝垂れ!(妙伝寺は南座顔見世のまねきが書かれるお寺だよ)
これはお寺の表からはほとんど見えない。裏の駐車場から見るのであるが、、、



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知ってる人の少ないまま咲いているのがもったいないくらいお見事!



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ロームシアターの東を流れる疏水べりの桜も有名
仕事帰りにバス停1,2ずらしてここの夜桜を見て帰るのも、この季節の楽しみ。



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(桜・休憩)

、、、、の前の疏水の魚をねらうアオサギと白サギ



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最後に、これが仕事帰り楽しみにしているその夜桜である。
ああ、もうよそいかんでもええわ。




和菓子二題 - 2020.04.02 Thu

ほぼ毎日一つずつ、これからの予定を書き込んだ手帖に線を引いてとりけす日々。みなさまも同じでしょうね。ここはひとつ我慢のしどころ。



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月に3,4日のみ開店の和菓子店 青洋さんへ。4月に開く予定だったちょっと大きめの茶会に干菓子を頼んでいたのに、中止においこまれてご迷惑をおかけしたので、ご挨拶がてら。

今月のラインナップは春と旅立ちをテーマに繊細な美しさのお菓子が並ぶ。


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どれもすてきだったが、あれこれ悩んでこの三つ。
右:じょうよにこなしの花びら 「春興」
中:ういろう 「就航」 船からたなびく紙テープのイメージ 人生航路がはじまったばかりの若い人も多いでしょう

左が、、、


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なんとパセリの羊羹!
パセリのほろほろ苦さがなんて餡子に合うのだろう。下の方に透けて見えるのはもろパセリの葉。



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もう一題は先日初めて行ってすっかり気に入ってしまった東寺畔の古民家間-ma-さんの和菓子と洋酒のマッチングセット。



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なぜか知り合いの若いクリエーターやアーティストが急にここに集うようになった感がある。(陶々舎グループが引っ越してきたみたいな)



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さて、和菓子と日本酒はすでに何度も試して、家でもいただいている組み合わせなのだが、洋酒はいかがだろう。

和菓子担当はインスタでも人気の名主川千恵さん。
長久堂で修行されたのち、亀屋友永さんでも仕事をされているが、青洋さんとはまたちがったテイストの美しい楽しいお菓子を作られる。何度かいただく機会もあり、またここでいただけるとはうれしい。



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左上:金柑わらび餅 金柑がひとつごろっと入ったわらび餅
右上:苺寿司+濃縮バルサミコ酢 苺ののった桜餅的なお菓子で醤油ならぬバルサミコつけて食べると美味

左手前:キャラメル羊羹 五色のかのこ豆に柑橘ピール 思いも掛けない組み合わせ



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さて、これに合わせる洋酒は、、、、間maを立ち上げた酒井さんの腕の見せ所。

金柑わらび餅には赤ワイン(南フランス セビアンコムサ)これは飲みやすい、いっしょにするすると。

苺寿司には長浜のウイスキー「AMAHAGAN」(知らんかったけど人気のウイスキーらしい)最初ストレートだったのでむせてしまった(^_^; のちにハイボールに

キャラメル羊羹にはもっとアルコール度の高いアブサン!65%
これは喉が焼ける〜〜〜。なんというか、アニスの香りプンプンで薬草酒みたいな感じ。キャラメルの甘さにはこれでガツンとカウンターくらわす、といった感じか。



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とても65%は飲みきれないので水で割ったもらうと、、おお、白濁するのね。

洋酒もやっぱりあうのだな。ブランデーにチョコと同じように、これから洋酒にも和菓子よ!
(でもアブサンはちょっとやばいよ(^_^;)



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これは別の日ながら、間ma さん真ん前の東寺ライトアップの写真をちょっと置いておく。

不二桜(実は此処へ移植は平成になってからだから歴史は浅いのだが)がちょうど見頃、国宝五重塔とのツーショットが佳い。


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池に映る五重塔と桜が美しくて撮影に夢中になるあまり、片足池ポチャになったけど(^_^;




其中庵様還暦茶事〜22会之内1 - 2020.03.30 Mon

宇多野に住まいされる其中庵さまの茶事、毎年ご自分の年に重ねてテーマを決めてされておられたが、とうとう昨年節目の還暦を迎えられ、還暦茶事をされた。なんと22会、招かれたお客様は160余名という秋から春にわたる一大茶事となった。



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私は昨年秋にお招きいただいたので、この茶事のお話しは実は約半年前、秋のモノなのである。なんで紅葉?と思われたでしょうが、22回おわるまでネタバレ禁止ゆえ、春になってようやく解禁というわけである。若干記憶があいまいになってはいるが、写真や会記をみながらふりかえってみよう。(季節によって内容は少しずつ変えておられると思うが。)



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この写真は今から8年前、光悦会デビューに勇んで行ってきた時の着物と帯。(気合いはいってる)この時と同じお召し物でおいでください、というリクエストがあり、???と思っていたが、なんでもすごい茶道具を手に入れたとお聞きしていたので、もしかしてこの光悦会にまつわる何か?という予感はしていたのである。



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(写真はもろ秋ですね(^_^;)


待合は珍しい池大雅の絵じゃなくて字、「遠看山有色 近聴水無声」。これをだれのものか一発であてた方がおられたとか、おそるべしなんだが、この言葉の意味がなぞなぞになっていて、これがわかった方がおられたらさらにおそるべし。


(答:=水墨画)

初座の床には其中庵さまがお好きな琳派の旗手・鈴木其一「蓬莱山図」で、めでたい。
七官青磁の鯉耳付き花入には白玉椿とカマツカの照り葉。



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(懐石はいつも端整な万惣さんの)


鐶付きが宮島の鳥居になっているユニークな名物宮嶋釜写しは12代寒雉。この本歌についての伝来をも初めて拝聴。
徳川家康が、江戸の上水路(神田上水)を見事に完成させた大久保藤五郎に「主水(もんど)」の名を与え、自ら水源の井の頭に出向き宮嶋釜で湯を沸かし茶を点て、釜は恩賞として下賜したという。
この柳営御物は後に鈍翁の手に渡り、彼は井の頭の水を取り寄せてわざわざ茶会で使ったと言うから、昔の数寄者ってほんとに好きねえ。と、限りなく鈍翁を尊敬する其中庵様にはぴったりの御趣向なのであった。

そして!呉須銀杏の香合が出てきたとき、ぴ〜ん!と来ました!(後ほど説明(^_^;)



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(紅白しんじょうの煮物椀)


小吸物にはいっていたのが野草のノカンゾウ。
このノカンゾウ、別名を「ワスレグサ」と申しまして、、、、これもまたお道具の伏線なのである。(これも後ほど)

石杯もたくさん出していただいて、相変わらず私は三島の杯に手をだしたのだが、このなかで一番高いのが、、、と教えていただいたのが桃山時代の黄瀬戸の四角い入隅の杯であった。胆礬がなく、もろ油揚、極渋。
酒器も珍しい根来の「指樽」。おそらく寺院で使われていたであろう平べったい四角の酒器で、一見、本(book)のように見える形。



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お菓子は時節柄、亥の子餅であったが、ちょっとかわった奉書をまるめたような形で中に柿、栗が入っている。柿、栗は、茶屋から、茶壺が茶家に運ばれるとき、柿、栗もいっしょに送られた名残であり、奉書はかつて宮中で下賜された亥の子餅は奉書で包まれていたからかな。(老松製)



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中立後の後座

床に清巌宗渭の一行「路従平処嶮 (人向静中忙)」(「禅林句集」)
、、、路は平処より嶮しく 人は静中に向かって忙し
よくわからんが、逆説的禅問答そのものかな。


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濃茶のお点前が、、、あ?唐物点前?堆朱の盆に載っているし、曲の水指、、、

茶入が、古瀬戸伊予簾手であるのだが、唐物と同等の格を持たせたという其中庵様のお気持ちであろう。そしてこの茶入、銘が「忘草」。
遠州による銘は「忘れ草 生ふる野辺とは見るらめど こは忍ぶなり 後もたのまむ」伊勢物語第百段から。私はあなたのことを忘れている(忘れ草)のではなくて、忍んで(シノブ草)おもっているのですよ。これからもよろしくね、、、くらいの意味か。



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これは2011年の光悦会の会記、実はこれに載っている古瀬戸茶入「忘草」そのものであった!(挽家・内箱:遠州 遠州・江月和尚両筆添幅 三井伊皿子家伝来)
その時の着物、帯で、と言われたわけがわかった。8年ぶりにここで再会させてくださるのに舞台衣装までととのえさせてもらえるとはなんとありがたい。これこそ今茶事のハイライトともいうべき一品。

ちなみにさきほどの香合・呉須銀杏も載ってます!!お見逃がしなく!



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濃茶茶碗はこちらでお目にかかるのをいつも楽しみにしている熊川「白菊」ほか、茶杓は遠州シリーズで歌銘「すみた川 井堰にかかる白波の たちかへるへき心地こそせね(源師頼)」
なんだか美術館クラス光悦会クラスのお道具にかこまれてぼ〜っとしてしまう。感覚が麻痺してこれが普通と思ってしまったらヤバイやばい(^◇^;)ありがたいことであるが。

濃茶の大山を越えて、薄茶はほっと一息、還暦の祝いにことよせて干菓子は金沢・森八の「長生殿」。お茶碗は高麗、楽、織部、鈍阿などなど普通の茶会ではどれも主役級なのでこれも普通と思ったらやばいよ。

其中庵さま、長い還暦茶事の長距離走、無事走り終えられてなにより。おつかれさまでした。そして次は古希にむけてますますお元気でおすごしくださいませ。



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帰りしなにいただいたお土産の箱に本日のハイライト「忘草」の遠州筆の忘れ草の歌が写されているのもまたゆかしいのであった。



木津の流れ橋(上津屋橋) - 2020.03.28 Sat

浄安寺の近くに時代劇のロケでも有名な「流れ橋」があるので足を伸ばした。
全長356m、てすりのない木製の長い橋で、木津川をまたいで久御山と八幡市を結ぶという。


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木津川べりに近づいてみると、、、おや〜茶畑が!
そして遙か向こうにみえてくる流れ橋(正式名称は上津屋・こうづや・橋)



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茶畑は本格的で、川の土手にあるなんてかなり意外だが、水辺の砂地で作られるお茶を「浜茶」(対して山間部のは山茶)といって、割とあるそうなのだ。さすがお茶の城陽市が近いだけある。


さて、その流れ橋だが、、、、


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あれ〜〜?!
通行止め!

昨年の秋の台風で文字通り「流れて」しまって、現在復旧作業中なのだ。渡れないのは残念!
この橋、昭和28年の竣工以来なんと23回も流出しているという。


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横から眺める流れ橋。バイクのおじさんがいるのでその大きさがわかるかな。
しかもあたりに電柱1本、高い建物ほぼゼロ、この景色、時代劇を見るときに絶対一度は見てるよね。
あ〜わたってみたかった!


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流れ橋のメカニズムは、橋脚のみ固定、固定されていない橋桁が増水によって浮き上がり流れる(ワイヤーで固定されているのでどっか行ってしまわない)ことによって、水の抵抗を抑えるというもの。あとで橋桁はワイヤーをたぐってまた載せる、、、というものらしい。



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(木津川べりの散歩道)


近年ゲリラ豪雨とか、流される頻度が激しくなって、そのためにたくさんの費用がかかるため、固定橋にしようという話がもちあがったらしい。しかし、流れ橋という現代に珍しい橋でもあり、その景観を流されても見に来る人があとをたたないので、存続を願う声が多く、残すことになったそうだ。これはめでたい。(橋としての機能は近くに第二京阪道の橋があるのでノープロブレム)こんな景色が今の日本にあること自体が財産だと思うね。







久御山の椿寺〜浄安寺 - 2020.03.26 Thu

久世郡久御山は京都では数少ない市でなく郡である。宇治の南、かつて王城の南の守りであった、朱雀をあらわす巨椋池も近かったという。



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久御山にある浄土宗知恩院派・浄安寺
知人にここは椿寺とよばれるほど椿がすばらしいと聞いて、はるばるやってきた。建立は平安後期、ご本尊は伝快慶の阿弥陀如来という。


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入り口にはささやかな張り紙、これがないと入ってよいのかどうかためらうところ。



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境内にはすでにあちこちに多種多様の椿が、、、


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椿が、、、、
これは日光(じっこう)かな。


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なんと清楚で美しい


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赤子の頭くらいありそうな大きな椿もあれば、


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親指くらいのかわいらしい椿も


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ところが境内の椿だけじゃないのである。


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本堂の扉の「入り口」に勇気をもらってそ〜っと入ってみると、、、


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おおお〜っ!


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おおお〜っ!


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毎年椿展の間、境内に咲く椿が同じく境内の枝モノと、それぞれちがう花器に生けられている。


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なにせ240種!(どんどん増えているらしい、、)を超える椿が境内にあるのだ。
椿ほど名前と種類が多い花は他にはないのではないかしら。茶花としてよく使われるが、いつもその名前を聞いて覚えられんな〜と思っている。


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さらにご住職の、御年80を越えられたお母様がそれぞれの花の名前、添えた枝の名前、花器の窯元をご説明してくださる。実はこの方こそ、浄安寺が椿寺とよばれる元となった椿を育てお世話されている方。


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使い終わった椿の枝をもらいうけては挿し木で増やし、花器もかしこく集められたり、お参りの方が寄進されたり、、で、先代の御主人であるご住職に「もういい加減にしておけ」とたしなめられたこともあるとか。

ちなみにこの花器は、赤膚焼の窯元の入り口に山積みになっていたもので、1000円で賢く入手されたそうだ。



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これは「王冠」という名前のゴージャスかつ珍しい椿。添えられた雪柳?の入れ方がただものではない、と思ったらやはりお母様、お茶の先生をされておられるのだ。


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椿だけでなく、枝物もどれ一つとして同じ物はなく、すべて境内にあるとは、茶花に苦労している茶人たちがどれほどうらやましく思うことか!

花が落ちればまたちがう椿を、、と生けていくので日替わりで珍しい椿を拝めるのだが、その作業は大変だと思うが、でもきっと楽しい作業なのだろうなあ。


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それにしても、お母様、椿、枝もの、の名前も花器の窯元もすべてそらんじておられるのが素晴らしい。80才越えてかくありたいものだなあ、と思う。


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さて、これが浄安寺が椿寺となった出発点と言っていいかも。江戸時代からここでしか見られない固有種・浄安寺という名前の椿である。これは秘して花一輪葉っぱ一枚持ち出してはならぬ、という寺訓があるそうで、八重でこんなかわいらしい小さな椿は見たことがない。

浄土宗知恩院派のお寺なので、知恩院の近くから来た、と言ったら懐かしいとおっしゃって、知恩院周辺、祗園あたりは昔自分の庭のようだったとおっしゃるお母さまに御礼を言ってお別れした後もしばし庭の椿探訪。



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盛りの花もあれば落ちて朽ちてゆく花もある。人生かくの如し。
境内で椿をたずねてしばし探検。



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そして駐車場にも椿が浸食しているのも発見!
お母様、すごい!



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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