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2023-12

風炉をしまう〜炉を開く - 2013.10.30 Wed

風炉から炉の季節へ。
一年はめまぐるしい。お茶をしようと思ったらこの時期は特にあわただしい。


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先日茶会で使ったままの風炉の灰、やっと片付けようという気になった。というか片付けないと炉を開きにくいし。灰を篩っておわり。ほんとうは灰汁抜きとかいるんだろうけれど、それは今の生活時間では無理だわ。とかなんとか言い訳言い訳、、、


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五徳も底瓦も数日このまま乾燥。


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畳は本来なら炉をふさぐ丸畳があるのだけれど、あれ、ひとりでは持てないしへたしたら押しつぶされるし、、、で風炉の期間中もずっと桑の板で蓋をしていただけだから、開けるのは簡単。藪内も風炉用に畳代えないというし。


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また炉って灰がたくさんはいるのよね。五徳を据えて、釜をのせて高さ調整。うちは小間だから五徳はまっすぐ置くのよ。四隅をかきあげるのだけれど、これは後日の仕事にしておこう。

柄杓も風炉用から炉用に代えて、沈香はしまって練香だして、、、って、あら!もうほとんど残っていない!買い足しにいかなくちゃ。

お点前の風炉→炉はもう何年もやっているのでそれほど戸惑うことはないけれど、先日の社中の稽古、アレは参った。行之行台子のつもりでいったら真之行台子、おまけにいきなり炉だし。アワアワであたふたしてしまったわ。まだ修行が足りん!


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こうして道具を入れ替えることで季節の移ろいを実感できるのはうれしいことだ。今年も気がついたらあとわずかではないか!今年の紅葉はどうだろう。楓はちょっとだめそうだが、ドウダンツツジは少し色づき始め。


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社中のお稽古のあと、持ち帰りさせていただいたヒキオコシ。変な名前。調べたら「延命草」ともいって漢方の材料にもなるんだって。

さて、ぼちぼち初の手作り懐石に挑戦!の準備でもしようかな、、、



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● COMMENT ●

しぇる様の先生は真の点前を稽古でちゃんとされる方なのですね。そんな稽古場なら私も通いたかったです。

お茶って見えない所で手がかかります。これはやらないと判らないと思います。
茶事も同じですね。見えない所で手がかかっています。客はそんな亭主に想いを寄せます。

しぇるさま、いくらバタバタでも、予習なしで真の行台子ができるなんてすごい!
先週、淡交会研究会で真の行台子を見学しましたが、こんなこと習ったかしらと思う程、私の記憶になくて恥ずかしいほどです。
行の行はある程度わかってきたので、この冬は真の行をきちんと身に付けましょう。
それにしても、大名物の茶入れや茶碗を扱う細心の注意が必要ですよね。たとえば先日の碧雲荘の種村肩衝だったらと、想像するだけでも手が震えそう。そんな日は来る訳がないけれど、思うだけでも気持ちは弾みます。

ひいらぎ様

真台子で炉は1年ぶりかなあ、、、。いつもおなじところでまちがえます。
茶事茶会の表舞台でかかる時間の数倍、裏でかかっているのですよね。自分でやってみなければやはりわかりません。また裏の苦労がわかれば招かれた茶事茶会の見所も増えるというもの。がんばろう、、、

そらいろつばめ様

だからぼろぼろだったんですよぅ〜〜真台子(>_<)ゞ
円真とちょっとごっちゃになって、、、、
お稽古道具だと思わず、ほんものの名物茶入と思わないと気合いをいれてさわれませんよね。真上を無造作に通ってはいけないし、、、でも最近点前座にすわるとなんだか自然に呼吸法(ラマーズ法じゃありませんよ、禅宗の数息観みたいなもの)ができるようになって、けっこう腹がすわります。

炉の準備

今日、僕も炉と釜と炭の準備をしました。
3日に知人が訪ねてくるとのこと。
そのようなことがないと、なかなかおしりが上がりません。
明日は古典の日ですので、野菜の直売所に短冊を掛け、
お客さんに羊羹とお抹茶を差し上げる予定です。
お茶事の楽しいですが、こんなイベントも楽しいですね。

N様

いいですね〜。お菓子とお茶があればどこでも茶会ができますが、N様がお持ちの短冊など掛けると格調高い野点席になりそうです。数寄屋の茶室も、もはやいりませんね。こんなお茶いただきたいなあ。
羊羹はやっぱりと○やでしょうか(^_^;)

 目に見えるところだけでなく、準備も心を込めてお客様を迎えたという亭主の清清しい心が、お点前にも出るのでしょうねぇ。
 風炉からから炉に移るこの時期。お稽古で先生がワザと柄杓などお道具を炉用、風炉用を混ぜて置かれ、ちゃんと気がつくかどうか見ておられたのを思い出します。

落合羊羹

羊羹は岡山県真庭市にある古見屋の田舎羊羹です。
○屋の羊羹は大好きですが、高価なものですので買っては食べられません。
名塩のサービスエリアでいつも買って帰ります。これが一番好きです。
今日は20人ほどに呈茶しました。
お抹茶は頂きものばかりいろいろと、薄茶用も濃茶用もありました。
床几に青の毛氈を敷き、ガスレンジに薬缶を掛け、
備前の徳利にホトトギスを挿しておきました。
結構反響がありました。(1株45円の仕入れのパンジーが良く売れました。)

花咲おばさん様

柄杓をまぜておくとはおちゃめな先生ですね〜。
こんなとき間違えたらその後は絶対わすれないでしょうね。
茶会の9割は裏仕事、でもそんな時間がふりかえると楽しいのかもしれません。
ガンバロウ。

N様

まるで売茶翁のような、丿貫さんのような、良い感じのお茶ですね。
備前に入れられたホトトギスが目にうかぶようです。
古見屋の羊羹、ネットで検索してみました。おいしそうだし、一口サイズなのがよさそうですね。
確かにと○やさんのはおいしいけど、ちょっと高い、、、、


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