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2024-03

露地の苔 - 2014.02.28 Fri

梅花祭の梅は三〜五分咲きでしたが、我が家の庭の梅はこんなもんです。


P10704631.jpg

でも日に日に一輪ずつ開いていくでしょう。

ところで庭の春は何で知られるか?
うちの庭は一応茶室の露地なので花が咲く木は原則植えないの。(梅はあるけど、、、ごめんちゃい。(^ω^;)
だから春は、そろそろあちこちにピョコピョコと芽を出す雑草と、常緑樹の落葉(おもに春にはえかわり落葉するのよ)、そして苔の色で知ることができます。寒い間、茶色に枯れているように見えていた苔に少しずつ明るい緑色が見え始めるので。


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この庭も3年が過ぎてようやく落ち着いてきた。最初張った苔は枯れて張り替えたりいろいろしたが、自然に生えてきた苔もあちこちに見られるようになったんです。これは腰掛け待合いの正客さんの足元の石。ひび割れにギンゴケが自生。ギンゴケはあのアスファルトの道路の端っこなどによく生えているアレですよ。



P10704681.jpg


スナゴケっぽいのも自生してきた。


P10704691.jpg


ここにも。
最初は杉苔ばかりを生やそうとしたのだけれど、なかなかうまくいかない。結果的に土着の苔とミックスされた景色がとてもよくて、こういうのをみるともうけた気になる(^-^)v



P10704711.jpg


この礎石もはじめはただの石だったのに、ええ感じにカバーされているでしょう?ちょっと何苔か不明ですけど。


P10704701.jpg


これが一番お気に入りの苔。もちろん自生。
ちょっと杉苔とまじってわかりにくいけれど、ふわふわの毛のような、ビロードのような苔で、たぶんユミゴケ(筆苔とも)という種類ではないかと。
杉苔よりほじくりかえしやすいのか、昨年のエサのない冬場に野鳥によく掘られてダメージを受けた。鳥除け網まで張って保護したのだが、やはり少し弱いのかちょっと減り気味(v_v)



それから日当たりが極端に悪いところや水まきの水が届きにくいところは、杉苔はおろか丈夫なハイゴケ(這苔)までなくなって地面がむきだしになって、ちょっとカッコわりぃ。先日弘法市で購入したハイゴケは量が少なすぎて、蹲居の周りくらいしか張れなかった。


P10704651.jpg


そこで植木屋さんにお願いして、とりあえずハイゴケ2ケースゲット。


P10704751.jpg


なんだかパッチみたいだけれど(^_^;
ハイゴケは落ち着くと徐々に広がってグランドカバーになってくれる(はず)ので、このくらいで調度いい。多分夏までにきれいな苔の絨毯ができるはずだわ(←optimist)



P10704741.jpg


こちらにも。
ただハイゴケは乾燥しやすく、乾燥すると軽いので風ですぐとばされるという欠点が。張ったはずなのにない!どこに行ったんだろうと思ったらとんでもなところで見つかったり、、
これには小さな礫を上にぱらぱらっと撒くとよい、とものの本に書いてあったので早速実践。あとは乾かないように寒い間もひたすら水まき。

苔がもっとも生育する春には、きっと夢のようなグリーンの絨毯が、、、、これは妄想。多分現実はキビシイ。でもだめならまた張り直すまでさっ!( ̄^ ̄)ゞ


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● COMMENT ●

しぇるさん、こんにちは

なるほど、春苔かぁ~

良いですね、それも^^

昨日、天神さんへ出かけました

梅は6分咲き

これから、見頃ですね♪

 アスファルトの割れ目に生えてるコケ。ギンゴケって言うんですか。苔も、シェルさんのお庭のようなところに生えてたら、大事にしてもらって、愛でてもらってよかったろうに・・・我が家の外回り、溝豚とアスファルトの境、いつも苔が生えて・・・私はそのたびに「もー!」っと小さなスコップで掘り起こしています。同じ苔なのに・・・・次生えてくるときは、しぇるさんのお庭に生えておいで!!         春たけなわの緑の絨毯、楽しみですねぇ~

高兄様

う〜ん、天神さん、いつ行こうかな。満開よりもそのちょっと手前がのぞましい。
数日ちがうだけでずいぶん開花状況がちがうんですね。
高兄様のブログを見ながらいつ頃にしようか計算ちうです。
三光門のところ、良い感じになってましたね。

花咲おばさん様

あれ、道路にはえてるギンゴケ、はがしてうちの庭に移植をこころみたことあるんですよ。でも環境がちがうせいか、定着せず消えてしまいました。道端に生えているのに強いかなと思ったら意外とデリケートな苔のようです。
>スコップで、、
まあ、そんなに邪険にせず、きれいなもんじゃありませんか(^_^;

私もギンゴケを道端からはがしてきて庭に植えたのですが、定着しませんでした。アスファルトの溝でないと育たないって不思議ですね。お互い苔には苦労しますね。
夏から秋に茶色くみすぼらしくなっていた庭の苔も、春が近づいてくるにつれてしっとりと緑がきれいになってきました。やはり適度な湿度が大切なんでしょうね。

vivasan様

おや!vivasan様も道端のギンゴケを!!
やはり同じ事を考えるお人はいるんですね〜(^_^;
あれが定着したら道端にいくらでもあるので経済的なんですが、、、
昨年秋、びっしり這い苔がきれいに広がっているお庭を拝見しました。
毎日朝夕水やりされているそうです。やっぱりそこまでしないとダメなんですね〜。
ちょっとマネできそうもない、、、、
いつかvivasan宅の苔庭も見せて下さい!


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