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2024-02

有馬温泉2024 - 2024.01.08 Mon

三が日にいれていた予定が急になくなって、ぽかんとあいた2日間のお休み、ならば近場で有馬温泉にでも骨休め(仕事、、ではなくて孫の守の)に行こうということに。



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有馬温泉1年ぶり〜、、、というのも昨年の3月、小雪の舞う寒い有馬で茶事に招かれたので。あの時に京都駅八条口から高速バスで1時間で行けることがわかったのだ。


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有馬は温泉もさることながら大正〜昭和初期あたりの古い建物の町並みウォッチングも楽しいのである。昨年はバスの時間がなくて、さわりしか行けなかったから、今回はゆっくり町並みを楽しむ。


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前に来たときに佃煮を買ったところの大黒屋さん、この建物もよい雰囲気。


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有馬土産といえば有馬筆
軸の頭からぴょこと人形が顔を出す。実用的にどうかといわれれば、どうってこともないのだが、香合のモチーフにもなっているよ。


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ぐるっと町をまわるといくつかの泉源に出会える。
まわりのパイプ類はその泉源のお湯を各宿泊施設に送るパイプなんだね。


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こちらはいわゆる<金泉>
金色に見えなくもない茶色の不透明なお湯で、含鉄塩化物を含む。このお湯につかると白いタオルも鬱金色に染まる。


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看板も、町並みの雰囲気を壊さないようにレトロなデザイン。


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町のあちこちに熱湯が流れ、湯煙も上がる。
これこれ!これが温泉街の醍醐味やわ。


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ちょっと良い雰囲気のお宿を発見。


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花小宿というホテル。開業は平成になってからだが、建築は昭和初期、なるほどやはり良い雰囲気。次回来るときは泊まってみようかな。


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宵になって、外に夕食をとりに。18時前だがすでに観光客の姿はほぼなく、夜の町並みもまたノスタルジックで美しい。


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それでもまだ開いているお店もあって、ぱらぱらと人の姿も。


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ピンボケになってしまったが、公的温泉<金の湯>(昼間は順番待ち)は21時ごろまで開いているらしい。


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夕食を予約していたのは温泉街の真ん中にあるhacco restaurant enn。襖や押し入れがあってここはかつて和風の民家だったと思われる。



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いきなり風呂桶がでてきてびっくりしたが、ナプキン入れでありました。(これで食べるのかと思ったわ(^_^;)さすが温泉街のレストラン。


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ちょっとおしゃれな前菜の器


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イタリアンでパスタもいただきつつデザートへ。おいしゅうございました!

私は宿の温泉を堪能したが、相方は食後にも町中の銀の湯へ行ったもよう。
一夜明けて、朝風呂にもいく相方。温泉好きやなあ。


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チェックアウトまでの朝、瑞宝寺公園まで歩く。なかなかの勾配の坂で息が上がるが距離にすれば1kmくらい。公園の手前でかつて兵庫県職だったころ、何回か利用した瑞宝園の前にでる。懐かしいなあ〜。建物は変わっていない。変わったのは我々だけやなあ、、、と思い出にひたる。



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瑞宝寺公園
紅葉の名所なので、落葉した後はなんにもないのだが、冬の凜とした朝の空気を味わうには良いところ。

コロナ前まで、ここは毎年秋に行われていた有馬大茶会の会場の一つにも(野点席)になっていたはず。むかーし、この大茶会のお手伝いに有馬グランドホテル席に入ったこともあったっけ。すごい人だった。一席50人ははるかに越えてたと思う。また復活されたようだが、完全復旧ではないようだ。



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山門周辺の笹 

 ありまやま いなのささやま かぜふけば いでそよひとを わすれやはする

百人一首にもある大弐三位の歌の碑もある。


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いや〜この落葉全部楓やわ、最盛期はそりゃ美しかっただろうなあ、、


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帰り道ふたたび町並みへ。川上商店の名前に反応。佃煮の元祖とある。江戸時代、吉野の川上村から有馬に出てきて店を開いたそうな。現在川上村の伝承に関する本を読んでいて、しかも相方の父方の出が川上村だったのでちょっと萌えている。(いずれ記事にしよう)


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朝早いのも人がいなくて静かで良い感じだね。


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でも金の湯の前の足湯にはすでに何人もの人が足をつけていた。気持ちよさそう〜。(タイツはいてるから私あかんわ、、、)


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そうこうするうち朝のバスが着いて観光客の数が増えてきた頃、入れ違いに有馬を後にする。
(京都↔有馬は一日4便だが、大阪↔有馬はほんと便数多い。)



ひゃくいちの豆ご飯〜秦家住宅2023 - 2023.05.26 Fri



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洛中、鉾町の西の端っこの方(油小路仏光寺)、ここらは観光客もおしかけず、おちついた町家が並ぶ風情のいいエリアである。


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太子山の会所飾り所でもある秦家住宅(京都市有形文化財)、秦さん母子が表屋造りの町家のみならず、かつての町家の暮らしを守っておられる。


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京都移住前から、もう何度も足をはこんだお宅であるが、コロナの前、4年前ここでいただいた<ひゃくいち>の味が忘れられず、久々にひゃくいちを味わう会に参加。4年前もお一人様の贅沢であったが、今回もお一人様で秦家住宅の座敷を独り占め(*^_^*)


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まずはこの美しい見飽きない庭の景色を眺めつつ、風の通る座敷にて秦さんの煎茶点前。もちろん新茶である。

庭に面していながら座敷の中の美しいほの暗さ、涼しさは何が違うのか、、、と考えた結果、そうだ、庭に面する廊下の色だ、と思った。百年前後磨かれ続けたこの廊下の木の色は、数年でできるものではなく、こればかりはマネできる物ではない。


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ひゃくいちとは、、、

豆ご飯のお茶かけの上のお漬物、かつてはこのあたりではみんなつけていたという大根のつけもの、今では秦さんとこしか作っていないとか。

ひゃくいちは漬かるまで101日掛かるからだとか、お坊さんの持ち物が101だとか、諸説あり。聖護院大根のような丸い大根と塩と、茄子の葉っぱを年末から漬けて、葵祭の頃、食べられるようになるもの。本日は漬物の口切りというか、開けたて。やはり開けたての香りは特別なんだそうだ。
季節のうつろいとともに、味は塩味が勝ってきて、冬になるころは切り干し大根のようにして食べられるとか。


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この季節は、やはり豆ご飯に新茶をかける!
(これも季節とともに焙茶になったり番茶になったり)
秦家が商家であったころ、(〜昭和61年 ご当代のご当主が子供だった頃)家の物も奉公人もこれをかきこむのが朝ご飯だったとか。

味はなんというのか、スモーキーないぶりがっこ的な、酸っぱさがヤミツキになるというような、、、言葉では表現がむつかしい(^_^; これがあれば他におかずはいらない、何杯でもご飯食べられる。
しっかり豆ご飯も、ひゃくいちもおかわりした。


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そうこうするうちに光や、影が変化していく座敷。
障子を閉めた姿もまた美しいなあ、、、、もう絵画としか。


秦家では、コロナ以降会所飾りをせずに秦家の家紋の幔幕をかけておられた。これはほんとうにレアで、今年からまた太子山の会所飾り場に戻るので、もう見ることはできないだろう。


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(昨年の祇園祭の秦家の幔幕)


「昔のうちの祇園祭はコロナのころのようで、しずかだったんですけどね〜。」とおっしゃる。昨年の祇園祭、私も来させてもらってほんとうにこちらの風情の方がよいな〜と思った。昨今のオーバーツーリズムは功罪色々あるよね。できれば昔のような風情のある祇園祭にもどればいいなと思っている。(無理やろうけど)





祇園祭2022〜二階囃子コレクション - 2022.07.07 Thu

ご存じの方はよ〜くご存じだが、案外祇園祭といったら山鉾巡行だけ、と思っている方も多い。祇園祭は1日から31日まで一ヶ月、びっちりなんらかの行事がある長丁場のお祭りなのだ。

1〜5日までの楽しみは夜19〜20時あたりから鉾町で聞こえる二階囃子(巡行のお囃子の総稽古)である。仕事帰りに鉾町へ足を運ぶ。特に四条室町あたりは鉾の辻ともよばれ、ここに立っているとあちらからもこちらからも、遠く近くに祇園囃子が聞こえてくる。3年ぶりやな〜。


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まずは四条通に面しているビルの中の会所。函谷鉾。


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同じく四条通の月鉾




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綾小路室町の鶏鉾さんはもう終わってはった。


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新町通の会所が町家でとても雰囲気のある船鉾さん。




こういう夜は人通りの少ないところの二階囃子は特に風情があり、三々五々、近所の方やわざわざ見に来た(私もそれ)人の姿がちらほら見える。みんなひっそりと、久しぶりのお囃子を楽しんでいる。その姿もまた祇園祭の風景。


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こちらは室町通りの菊水鉾さん
今年は茶席を開かれるのだろうか。毎年集めている菊割の色違いのお皿、そろそろまた集めたい。





お囃子には鉾独特のものもあるが、巡行出発の時の、帰る時の、、、など曲調が変わり、まだ全部理解し切れていない。


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これは昼間だが吉符入りの日に聞いた長刀鉾のお囃子。






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後祭りの山鉾も二階囃子はこの時期にされるので、六角新町の北観音山へ最後に駆けつけてみたが、ちょうど終わったところで、目の前で二階の電灯が消えた(^_^; 残念。


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そして鉾町の通りを帰りを急ぐ囃子方さん。
お疲れ様!巡行の日が楽しみですね。




お別れ - 2022.05.28 Sat



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今日、家の梅の実をもいだ。昨年と同じく今年も豊作だ。全部梅シロップにする。

この日の朝、お別れをしてきた。それなりに付き合いは長くなったが、実際にいっしょに時間を過ごしたのは多くない。物理的時間が少なくても心に残すことが多い人っているのだ。奈良と私をつないでくれる糸の一本が切れた。
奈良でつながり、茶の湯でつながり、SNSで「また奈良に来たんか〜」とつっこんでくれるのがうれしくて。
3月に、ご自宅で茶会をしてくれたばかりだというのに。素人ではないから、状況が深刻だということは頭でわかっていても、(彼自身もわかっていたはずなのに)10年も20年もこの先、生きる勢いで未来しか見ていなかったので、私も錯覚していた。お別れはあまりに突然であったが、前日まで友人とLINEをかわし、お茶のお稽古の予定もいれていたというから、なんだか彼らしい。最後までお見事であったと思う。

本来なら「奈良の第二茶室」にさせてもらう、と冗談をいっていた家ができるはずだったならまちの土地の前を通ったのはつい昨日のことだった。どうしているかなと思ったが、その時はもう。その前日の夜に、まぢかで聞いた奈良太郎(国宝東大寺梵鐘)がお見送りの鐘になった。

告別式から帰って梅をとって毎年恒例の梅シロップをつくる。これから毎年梅シロップを見ると彼を思いだす。青梅忌とでも名付けようか。
ありがとう。楽しかった!  合掌




蓮の不忍池 - 2021.07.12 Mon



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おや、ここは極楽かしら?
いつのまに来ちゃったのかしら?


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いえいえ、ここは大都会の真ん中、なんかシュールな景色!

江戸を舞台にした物語やドラマで「不忍池」はよく出てくる地名、頭の中でこんなんかな、あんなんかな、と想像していたが、実は東博のほん近くだと知ったのは意外と最近のこと。(東京は土地勘がほとんどない)そこで今回は時間の余裕もあるので東博から歩いてたどりつく。



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なんとまあ、蓮の季節なんて最高じゃないですか!

江戸時代からあるこの池は戦後の一時期には水田になってたそうだが、その後復旧され、蓮はその時植えられた物と、以前からあって生き延びた在来の蓮との交配の蓮なのだそうだ。



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それにしてもここの蓮の立派なこと!葉っぱも茎もでかけりゃ、花も大きい。蕾は握りこぶしくらいはある。極楽の蓮の花もかくや、とおもわせるばかり。
まだ蕾の方が多いが、もう少ししたらあちこちに大輪の蓮がひらくのかと思うと、その季節に今一度、来たくなる。


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池の中に弁財天さん。
なんでも天海僧都が、不忍池を琵琶湖になぞらえて中島を竹生島にみたてて建てたものらしい。竹生島におわすのは弁財天さまだものね。(ちなみに天海は延暦年間に作られた延暦寺の見立ててで寛永年間つくった寺を寛永寺にしたという。)


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戦災で一度は焼けているがきれいに復興されたそうだ。


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お参り
お線香を上げてみるが、赤い紙で根元を束ねているのは江戸風なの?しかも火をつけるのに練炭とは!(関西では練炭の種火は見ないなあ、、、)


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それにしてもやっぱりここは極楽極楽、、、





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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