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2018-02

大雨の祗園大茶会2018 - 2018.02.12 Mon

今年もやって参りました、祗園大茶会。
参戦4回目くらいかな〜。

本席は祗園の舞妓ちゃん芸妓さんのお点前の席ですが、毎年副席に「数寄々々茶席」と銘打って、各席自由な室礼の茶席が5席(ほとんどお茶仲間〜♪)と絵屋宝樹さんのライブペインティングと田○田の芸能ユニット(主に仕舞と謡い・昨秋の大覚寺舟遊び茶会でも活躍してくれました)のパフォーマンス。




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(御神水をくばってあるく神賑水行列・前日に出会いました)



八坂神社に湧く御神水を分けていただき茶を点てる恒例の行事ですが、3月にやったり、昨年みたいに気候の良い4月におこなわれたり、、、なのになぜ今年は酷寒の2月???





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主催の祗園商店街組合の諸事情もあるようですが、寒さ対策がたいへん、、、、と思っていましたが、、、




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あにはからんや!
大敵は気温よりも大雨でした〜(^_^;

茶席は高くしつらえてあるし、テントで守られているのですが、お客様もたいへんなら水屋大洪水となった各茶席も大変でした。
ちなみに今年の会場は漢字検定ミュージアム裏のグランドでした。



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ちなみに本席はこんなテントの中。
ぎょうさんのお客さんが朝もはよからおいでです。





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役得でバックヤードの待機中の舞妓ちゃんもまぢかでおがめました。




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と、余裕かましている場合ではなく、うちらの新旧乙女もはやく設営せねば。
今回4人の乙女(ごほごほ、、、ワタクシはもちろんたったひとりの旧のほう(^_^;)参加です。




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さて、先日来おおざっぱな日曜大工の腕を駆使しまして(?)つくった風炉先?結界?を持参。ちゃんとL字金具も使って固定してあるのですよ〜。





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これに更紗をかけて、Tちゃんから借りた火鉢と座布団をセットして、客座のできあがり。




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四畳半の茶席だいたい完成。




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今回伏見稲荷の初午大祭の頃だったのでテーマは「初午」

こちらのお狐さんは絵屋宝樹ことIS画伯にお願いして作ってもらったもの。




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お稲荷さんは田の神、稲の神との関係もあるので(お稲荷さんの狐はよく稲束をくわえてます)赤米の稲穂と伏見稲荷で乙女のひとりがゲットした鳥居を。



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雨の中にもかかわらず、お友達や本席帰りの方たちがお客様で早速おいでくださいました。

お菓子は「初午だんご田楽風」と「おいなりさん風おはぎ」三宝にのせてお供え的に。

前夜、乙女たちでせっせと手作りしたものです。だんごは白玉粉に豆腐をまぜこんだやわらか〜いもので味噌だれつけて。おいなりさん(きつね寿司)風に形成したおはぎはなかにあんこ入り。いずれも素朴な美味しさです。(菓子作りリーダー乙女Mちゃん!ぐっじょぶ!)




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お点前は交代で。
最年少乙女のFちゃんお点前ちう。見えませんがお狐さんのお面を頭につけて。
お稲荷さんイメージでみんな赤いお着物。(私はさすがに遠慮しました(^_^;)

昨年茶箱だったので、今年は盆点て。昨年の写真をみたら釣り釜との違いこそあれ、使ってる釜も風炉も同じだったわ(^_^;




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(こちら友だちにいただいた写真 感謝!)




伏見稲荷で買った宝珠は本来水をいれてお稲荷さんにお供えするものなのですが、今回はこれを薄器に使いました。

いつもなじみのお茶友さんや、初めましての方、お茶好きな方、お茶初体験の方、いろいろな方とたくさんお話しできて楽しゅうございました。雨のせいで雨宿り方々、ゆっくりしていただけたのはよかったと思います。




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途中何回か回ってきはった田○田の門つけ。これは「屋島」の仕舞。
お客様といっしょに楽しみます。

大雨にもかかわらず、すばらしいパフォーマンスで感動です。
思いおこせば、数年前の最初の祗園大茶会の初日も大雨で、濡れ鼠になりながらも大熱演され、胸に迫る熱い感動がわきおこったものです。ご当人も、あれで芸能というもののなにかに開眼した、とおっしゃってました。




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けっこう途切れずにお客様がおいでくださったのと、水屋大浸水でたいへんだったので、他の席におじゃますることが叶わなかったのが残念です。お客さまの投稿された写真でなんとなく雰囲気は味わえましたが。
唯一、始まる前に景気づけ、と、この祗園大茶会の茶人とりまとめ役の黙楽庵さまの席で一服いただけたのはうれしかったです。





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16時終了、雨でどろどろになった(地面はグランドなので土なのです)荷物の撤収がまた一苦労。それも一段落してつかの間のホッとしたお茶タイム、かけがえのない達成感と楽しかった感をかみしめつつ。


前日のお菓子作りからがんばった新乙女たち、Mちゃん、Sちゃん、Fちゃんご苦労様〜!

そして、こんな楽しい機会をつくってくださった黙楽庵さんはじめ祗園商店街の役員の方々、関係者の方々に深く感謝いたします。大雨でしたが盛会なによりでした。








第5回珠光茶会〜法華寺+東大寺 - 2018.02.09 Fri

5年目を迎えた寒い季節の奈良・珠光茶会、第1回目から欠かさず皆勤でございます。
大雪の第1回、大安寺と薬師寺の第2回、薬師寺で宗偏流フルコースの第3回、元興寺で遠州流フルコースの第4回と、、、、それぞれ想い出があります。





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会期は6日間、いろんな寺社で釜がかけられますが、今年は他流試合ねらいで、まずは法華寺の薄茶席、藪内流随竹庵の若様の席でした。(香雪美術館玄庵茶会でおなじみ)





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法華寺は光明皇后発願の尼門跡寺院、四月には2年前にいったところのひな会式法要があり、珍しい尼様ばかりの女声声明がきけます。




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この日はこの冬で一番寒い、、、といわれた日で、池も凍っておりました。




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こちらは光月亭、18世紀頃の古民家を月ヶ瀬より移築したもので、今回の待合になっておりました。




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外から見学したことはあるけれど、中へはいれるとはね。




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寒いサムイで、待合に用意された大きなストーブに全身くまなくあぶられながら待つこと小1時間。
こちら待合から玄関方向をみたところ。後におくどさんも見えますね。

こちらには藪内竹心(「源流茶話」とか「真向翁」とか書いた中興の祖よね、たしか)作の竹の掛花入をころんところがして、かわいい小さな赤い椿など、はいっていました。




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本席は広間であったにもかかわらず、小間の雰囲気をかもしだす胡廬棚(ころたな・ころは瓢の意味)に目が釘付け。まるで小間の中柱を思わせる柱がついているのにまずびっくり。これを炉縁の端にあわせれば、即席台目のできあがり。
幅広の棚で、向こうの透かしが5つの瓢箪が横になっているシルエット、花入の瓢箪をいれて6つ=六瓢=無病ですね。

軸は予楽院さんの「雪消山色、、」の懐紙。
お点前はなぜか自流(裏千家)の次にすでにおなじみの(藪内の茶友が異様に多いのだ)藪内流、若様のお点前はすごく切れの良い武張った感じなのだが、今日は女性のお点前でした。

水指は朝鮮唐津、唐津の西岡小十さんのもの。ぶあつくてまるっこいエッジが存在感あります。
茶碗は小代焼とか肥後焼とか九州あたりの焼物がお好きなのかな。
お菓子は樫舎さんの葛焼、銘を「氷解」。






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さて、奈良観光ガイド付き(^_^;??の珠光茶会専用のシャトルバスに乗って次の東大寺席へ。
(この珠光茶会はオール奈良市+大和茶業界ががんばってはります)




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席は毎年5月の華厳茶会でお馴染みの大仏殿の裏、点心席もいつもの本坊。

席主が石州流茶道宗家の濃茶席。(茶道石州流宗家という流派もあって別のものだとか???)
実際石州流は一子相伝ではなくて免許皆伝の伝え方をしているので、いくつもの派に分かれており、どの流派がどうなのか、さっぱりわからないのだが、お点前の所作は私が知っている石州流の某派とあまり大きな変化はないように思います。




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茶碗の仕込み方で、茶杓が上向きだわね、こちらは。(千家系は下向き)
本席の軸が流祖片桐石州像。彼は奈良の大和小泉藩の大名でしたので、ご当地所縁の方、千道安の弟子の桑山宗仙の弟子、5代将軍家綱の茶道指南役でもあり、武家茶といえば石州流というところがあります。




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こちらも棚がよかった。(うちは小間なので使えないのがくやしいのだが)車棚という石州好みの棚で、黒柿の御所車の車輪で上と下の棚を繋いでいるというもの。下の棚には引き出しがついているのだが、その取っ手が裏表両方にあって、本勝手でも逆勝手でも使えるというスグレモノ。





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そろいの帛紗の三ツ輪は水玉をあらわしているそうです。
こちらの流派では濃茶でも各服点て、つまりひとり一碗なので、点出の水屋さんはさぞ大変だったと思います。それぞれの茶碗にそれぞれ色とりどりの出し帛紗がついてきて、なんかとても美しかった。

三客さんの奥田木白の茶碗を手にとらせてもらったが、ほんまにこの人はなんでも上手に写すなあ。赤膚焼きなんだけれどこの茶碗はどうみても朝鮮唐津。
茶入は味楽さんの高取、茶杓は当代宗匠作で「粉香(茶の香り)」という御銘。
お水はわざわざ名水百選の一である天川村のごろごろ水をご用意いただきありがたし。




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大仏殿のむこうには山焼を終えたばかりの若草山




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ここの点心はいろんなお店が日替わりでだされるが、いつもレベルが高いと思うわ。今年も美味しかった!




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陽光は春めいてきたが、とにかく寒い!!




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帰りに寄った奈良博前の古美術中上さんはおやすみだったので、散在を免れ(^_^;、、、




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せっかくだから、ならまちの、なら工藝館で開催中の奥田木白茶道具展へ。(辻井由紀子コレクション)

ほんま、くどいけど、なんでも上手に写すわ。だからどれが木白の作品かといわれても特徴がつかめなくて、赤膚焼きからもとおに離れている。私の持っているただひとつの木白も赤絵写しで、だれも赤膚焼きとは思わない感じ。




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撮影OKの太っ腹だったので、一番気になった藤の水指を一枚。






Tさんの実験茶事〜如月編 - 2018.02.07 Wed




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場所は伏見区南新地、島の弁天さんこと長建寺の近く





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こんなレトロな銭湯もある昭和の商店街にある、、、





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昆布を使ったおばんざいとお酒のセレクションが美味しいおこぶ北清さんの、、、



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奥座敷

不定期だけれど、ここで時々、Tさんの実験茶事

鴨川べりで道行く人に茶をふるまう鴨茶名人であるが、時には室内で茶事などを。
といってもそこは鴨茶人、普通の茶事にならないところがおもしろい。




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テーブルの上にはカセットコンロ、ドラえもんのポケットみたいに茶会の道具すべてがあちこちの引き出しから出てくる不思議箪笥
まずは懐石




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前日から仕込んでいたという塩麹漬け、昆布締めの食材の数々
練り胡麻にも一手間二手間かけて




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昆布と一緒に炊きあがった玄米飯に梅干しを混ぜて




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一文字飯
煮物は大根と人参だけれど、ご本人納得の上等な昆布でとった出汁で煮たもの
ほんとにおいしいお出汁でびっくりした(おこぶ北清さんの昆布よね)



高価で珍しい食材はなにひとつないけれど、茶人が自分の手で、手に入れて手をいれてつくる懐石は、利休の頃の懐石への原点回帰ではなかろうかと思う。

「南方録」の守口の茶人の話を思い出した。突然の利休のおとないに庭の柚子をつみとって柚子味噌にしてだしてほめられた前半。(後半では実は利休の訪問を前もって知って準備していたのがばれるのであるが)

「勝手をみつくろいまして」
がただの決まり文句になっている昨今、ほんとうに手に入る範囲の食材で手間をかける懐石がいつも理想だと、思っている。
時にそれは文字通り粗飯になるかもしれないし、懐石のルール(そんなもんあったっけ?)にかなっていないとお叱りをうけることもあるかもしれない。だからなかなか一汁一菜にする勇気がない。懐石の元々の意味を考えさせられる。


お酒はおこぶ北清さんに注文して蒼空を一杯いただく。これも楽しい実験茶事




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お鍋の向こうに,出番を待つ釜の湯
中立こそないけれど、懐石の道具がきれいにかたづいたらいよいよお茶の時間




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鴨茶でお馴染みのお茶碗、茶杓、そして抹茶を目の前でブレンド
今回の濃茶は無農薬の在来種が勝った味で「掛け値なくにが〜い!」
ほのぼの懐石のあと、この存在を主張してやまないお茶に目が覚める
いつも甘い濃茶ばかりいただいているからびっくりだが、この実験茶事の流れの中でははまる




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さすが実験茶事なのは、〆の薄茶がほうじ茶パウダー!
亭主と客が相談して決めた




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ところがこれを泡立てていただくとほんまに美味しくて、茶事の〆はやっぱりこれだよな、と思ってしまうのである。

う〜ん、楽しい想定外いろいろの実験茶事堪能。
ここでしか味わえないかもしれない。
これからの自分の茶事になにかひとつでも活かせればいいのだけれど。





芳心会初点〜木村宗慎さんの茶会@総見院 - 2018.01.26 Fri



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大徳寺の総見院は秀吉が(遺灰もないのに無理矢理)信長の菩提を弔うために建立した塔頭。ほとんど自分が後継者であることのデモンストレーションだったとか。

普段は非公開ながらたまに特別公開していたり、淡交会の茶会があったりするので、何度かおじゃましている。




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そらいろつばめ様におさそいいただいて、初めてこちらでひらかれる木村宗慎さんの初釜へ。といっても昨年身内のご不幸があって、今年は少し控えめにされるとの由。

木村さんは若手ながら、茶道界では説明する必要もないくらい有名な方、特に毎日菓子器と菓子をかえてアップされたブログ「一日一菓」は書籍化もされご存じの方も多いと思う。
ご幼少のころから古美術に興味を持ち、茶道を習われ、現在では茶道教室芳心会を主宰されておられる。

基本裏千家でありながら、流儀や型にとらわれず独自の数寄の道を追求されているとお聞きしたが、SHUHALLYの松村さんと(方向性は違うけど)少し通ずるものがあるような気がする。




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待合には投扇興がおいてあって、ご自由にお遊び下さい、という趣向なのでちょっとやってみたが、なかなかうまくいかないものですね。

寄付に古渓宗陳頂相、彼に参禅した利休居士の心意気で、今年も覚悟あらたに数寄の道を究める、という意か。
ここに飾られた炭道具では針で彫ったという細かい細かい彫りの堆朱香合がすばらしい。茶入は唐物でこんなでかい茶入はみたことないぞ、と思うくらいの鶴首(見た目には肩衝にもみえる)、釉薬が独特でこれもこんな釉薬見たことない、、、くらい珍しい色の釉であった。手にとらせていただき、見た目より軽いのに感激。茶入のための松木盆は、鈍翁と団琢磨があらそったというエピソードのある珠光所持・江月賛の盆の鈍翁が作らせた写し。





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最初に仏手柑が飾られた香煎席で香り高い蘭香煎(蘭の花がうかぶ香煎)をいただき、主菓子をちょうだいする。
末富さんの特注のお菓子で、銘は失念したが一見、あ、仔犬がまるまっている?とイメージしたのは香煎席の軸「戌」の画賛のせいかしら。

本席の広間での濃茶は宗慎先生自らが練られた。
寄付に呼応して、軸は古渓和尚の遺偈、のちに利休がその写しを所望した、という逸話つき。
なにせ釜が与次郎尻張、古浄元の極付きという、、、、なんといふお道具の数々、緩みがありませぬな。

主茶碗、替え茶碗がいずれもタイプの違った珠光青磁2碗、藪内の休々斎で銘が「吸尽西江水(だったかな?)」。これが珠光青磁か、と手にとらせてもらう。野村美術館によく展示される珠光青磁はもっとちんまり小ぶりだが、これは大きいなあ。大柄なご亭主の手にぴったりかも。
びっくりしたのは、珠光青磁は青磁の下手もの、というからには本物の青磁と比較を、という趣向で脇床にあった龍泉窯青磁の天目と尼崎天目台!
これもさわらせていただけるのですよ〜。お弟子さんのお話では、お稽古にこれを使わせていただけることもあるそうで、天目台のへりの薄さを実感すると、天目台は端を持たずにホオズキ近くを持つ意味が体感できると。なんと恵まれたお稽古場。本物を使う、これも宗慎さんのポリシーなのでしょう。羨ましい限り。青磁のお茶碗は内側と外側と貫入の入り方がちがって、雨過天晴ブルーが室内でも、陽光のもとでも美しかった。

一番印象に残るのは花。
唐物の小卓の上にのっているのはなんと手のひらに乗るようなかわいらしい唐物の華瓶(けびょう)。
口が小さいので中まではいっていなくて縁にのっかりながらまっすぐ立っている細竹、また口からはみだすように根っこがでているフキノトウの芽。
最初竹とフキノトウが目にはいって、花入の小ささに気づかなかった。こんな小さな華瓶が広間の茶室に映えるなんて。花の入れ方もかなりテクニックとセンスが要求されると思うよ。

茶入れは中次、根来の黒(朱を上がけする前)
茶杓は瀬田掃部が利休の茶杓にならって作ったという華奢なもの。(本来の掃部型はぶっとくて豪快なのだ)




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点心は瓢亭さんの三段弁当。
これはギッチリつまっていてほんまにお腹いっぱいになる。
点心の間も宗慎さんはお酌にでてこられて、お客様と歓談される。そらいろつばめさまのお話では、各界のレベルの高い数寄者の方々がご参席なので、いろいろご縁もつながることもあるとか。私も郷里の数寄者の方にご縁をいただく。ありがたし。
いや、それにしても次から次へお酒をだしてくださるのがうれしい。水屋の方も酒器をもってわれわれ飲助の方へまっすぐきてくださって(^_^;)満足いくまで頂戴した。
点心席の軸がなんと白隠でございました。寿と書いた袋を食う、ふくろくうじゅ→福禄寿(^_^;)





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薄茶席のお菓子は丸いマシュマロにカスタードっぽい餡の松山銘菓「つるの子」が」おいしい。(ちなみに郷里の岡山にも鶴の卵という似たお菓子があるよ)

遠近(おちこち)棚という棚が使われていたが、これは結界も兼ねられるような、めずらしいもの、お好みものだろうか、調べてもでてこない。でもこれは便利だ。
お茶碗は了入の暦手志野風、内側に楽の印のあるやつがしぶくてよかった。
床にかけられた戌年にちなむ犬の嵯峨面にいたく惹かれる。

お点前はお若い男性のお弟子さん。師匠譲りのぴっとした姿勢のよさがひかった。


以前からお名前は存じあげていたし、著書も拝読していたが、はじめて宗慎さんの席に伺うことができた。いや、噂以上で流儀にこだわることなく一本筋の通ったそれでいて遊びの境地のすてきな席であった。そらいろつばめ様、ありがとう〜〜!




Firstお茶のお稽古 - 2017.12.31 Sun

お稽古事は6歳の6月6日からはじめるとよいというが、孫娘はかぞえでいえば6歳だからそろそろお茶を習わせたいと思う。でも遠方に住んでいるのと、ばあちゃんが教えるとなあなあになってしまうので、かねてより小さい子も上手におしえているお若い茶友のE子ちゃんに、いえ、E子先生に、こちらへ来ている間だけでもお願いしようと思っていたのです。




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なにごともfirst contactは重要、それいかんによって、好きにもなるしきらいにもなる。

お稽古場の紫野・TT舎へ連れて行く前に今宮さんにお参り。ここではいつものペースではしゃぎまくり。




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茶室には来年の干支の犬の人形と椿の花が飾られていて、ピンと緊張感がある中にもやさしい雰囲気。一歩中へ入るとさきほどのはしゃぎようがウソみたいにおとなしくなる。
E子先生はまだ20代だけれど、茶道学園出身の心技ともに基本からきちんとできている方、おのずと小さい子にもそれが伝わるのかな。




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畳16目に膝をおいて、扇子は一目、「大きな木を腕で抱きかかえるような形で」
手を膝に置き、そのまま前傾すれば真のおじぎ。
真行草のおじぎを習う姿勢が真剣。さすがに家でやるのとは全然ちがうね。





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実は私も真行草のお辞儀はあまりきちんとおそわっていない、、というかうやむやで今日まできてしまって、ほ〜、そうだったのか、と改めて学習させてもらった。(いまさら人に聞けないことが実はいっぱいある(^_^; )

お菓子のいただきかた、黒文字の扱いなども、心秘かに「そうか、そうなのか」と学習。
摺り足も、畳の縁をふまないこともおそわったね。




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E子先生の美しいお点前を拝見して、お茶の飲み方もおそわって、きれいに一服全部飲んだ後は、お茶をたててみる。もっともまだ茶筅を振る部分だけね。真剣そのもの。
右腕の角度がきれいな形になっているな、と感心。すこし教えてもらうとこれだけちがうんだ。





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最初にきちんと点てた一服、ばあちゃんはありがたく頂戴した。
お運びもお辞儀もできたね。感激!

なかなかの集中力で、がんばりました。
とても楽しかったようです。また来たいそうです。E子先生、ありがとう!
このままずっとお茶を続けて好きになってくれるとうれしい。




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帰りは足取りもかるく大徳寺境内を駆けていきます。
本格的なお茶とのfirst contact成功のようです。

帰りに今宮さん参道のあぶり餅を食べる約束だったけれど、残念ながら年末でおやすみ、これは次回の課題(^_^;




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というわけで、お茶であけてお茶で暮れる今年、よき一年だったと思います。
来年もお茶をたくさんたくさん楽しめますように。
来年の干支の薯蕷で前祝い、みなさまもよいお年を!




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