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2024-04

姫路にて〜みせばやな華茶会 - 2024.04.05 Fri



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昨年より早い開花か?と思われたが桜の開花は例年並み、ただしここ数日の暖かさに(暑さ?)一気に花開きそうだ。今日はこちらへ。正面に見えるはご存じ国宝白鷺城!


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こんなすてきな場所があるなんて、しらなかった。姫路城に隣接する姫路文学館の敷地内にあるこの数寄屋のお屋敷!望景亭というこの建物は昭和初期竣工、実業家濱本家別邸であったそうだ。現在では国の有形文化財となっている。


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お茶友Oさん主宰の「みせばやな華」茶会
薄茶席の亭主はOさんのギャラリーで個展を開かれたこともあるガラス作家・奥島圭二さん。
出されたお道具のほとんどが御自作のガラス製品。
もちろんこの菓子器も作品のガラスである。
2種のお菓子は嵐山の麻乃屋さん。道明寺を使った桜餅バリエーションがとても美味しかった。



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軸がまさに「華」、東大寺の清水公照師。
花入れも、茶碗も、水指も、茶器、茶杓にいたるまですべてガラス。こんな道具欲しいなと思ったら、すぐご自分で作れるのがうらやましい。
写真は香合、中にすっぽりホオズキの形の空間があるもの。



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オールガラスの茶碗が多いが、いただいた茶碗は土の茶碗にガラス釉をかけたもの。
また水指もキラキラ、この茶碗みたいに少しクリムトを思い出させるテイストであったが、びっくりは蓋である。


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技法は聞いてもよくわからなかったが、漆塗りの蓋に銀を焼き付けてあるような。これもご自作。


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薄器の蓋がこれである。
外から見ていると大理石の様な質感だったが、日に透かしてみると、このとおり、やはりガラスなのである。万華鏡みたい。ガラスの茶杓も一見竹?と思うくらいのディテールに凝った作品、これはお持ち帰りしたい(^_^;



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庭には大きなサルスベリの木。
この邸宅は、近年姫路文学館が建てられるときに、設計した安藤忠雄氏の意向により、そのまま残されたと聞いた。


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迷路のように広い廊下を進んで、次は煎茶席。
なんとご亭主は三五夜さん(奈良)である。先だっておめにかかったばかり(^_^;
ここからの眺めもよい。煎茶掛けには文人趣味のものが煎茶席には使われるが、本日の軸は「江国春風、、、」黄檗直翁師。


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またこちらでも、やなぎのにわ京菓子さんのお菓子が。
摺り琥珀の蝶々が生姜の味もきいて美味しかった。


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そこへ明服をお召しの三五夜さん登場、煎茶をいれてくださる。棚の名前も杭州棚とか、文人趣味あふれてます。
茶を喫しつつ、文芸談義をしたり、書画を描いたり、香をたいたり、、、憧れの文人生活、、でも生活費は稼がにゃならんのよ、われわれは。そのひとときだけ、浮世をわすれてにわか文人を楽しめた。


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脇床に華やかなお雛様道具、室礼担当のAさんのもの。ご自分のお屋敷にあったという雛道具から、花見の宴会っぽいものをとのこと。(一体どんな深いお蔵のあるお屋敷なのだろう)


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雛道具で一番惹かれたのが右のこれ!どうみても置き水屋!
こんなものまであるお雛様って一体(゚Д゚)
近寄れず確認できなかったが、まさかこのミニミニ円座も讃岐円座だったりして、、、


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左に桜、右に橘、これぞ私も興味のある倭橘(やまとたちばな)の実!

ご準備大変だったと思うけれど、打ち合わせの時間、みんなで作り上げていく過程が一番楽しいよね、と思う。






D先生茶暦50周年記念茶会〜でも還暦前! - 2024.04.03 Wed


この3月住んでるかと誤解されるくらい(^_^;よく通った奈良の地にまたも。



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今日は三五夜さんにて、ここで表千家のご指導をされているD先生の茶暦50周年記念茶会へ。
茶暦50年ってどんなご高齢の方がでてくるかと思ったでしょ?先生はまだ還暦前なのですよ。なにせスタートが6歳6ヶ月の6月なんですから。

待合にて、法華寺(総国分尼寺)先代尼門跡・久我高照さまはれっきとした公家のお姫様、その方の歌がかかるのが奈良やなあ、、。



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本席の花は芍薬に壇香梅、一見サンシュユに見えるめずらしい花。花器は如心斎好みの唐金末広を焼物に写したもの。(このところすっかり表千家になじんでる)


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表千家も釣り釜は使われるのだが、弦の部分は本来真鍮を使われるというのは初めて知った。金色に鐶の南鐐が映える。釣り釜の鐶が大きいのは実は裏千家だけ、というご指摘も。言われるまでわからなかったわ。


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裏千家の徒然棚によく似ているこの引き出しが二方向についている棚は八景棚、瀟湘八景の墨絵が描かれ柱は3本。好みは即中斎だが、完成する前に亡くなられたとのこと、よって使い方は好きにして、ということでななめに置いたり、まっすぐ置いたりが可能とか。引き出しの開け方が徒然棚とまた違って流派の違いを楽しめた。
吉兵衛さんの風炉先の色が春めいて美しい。

茶暦50年は長く、最初石州流、そして裏千家、ついには表千家と学ばれたそうで、おっしゃるのはやはりよい師匠との巡り会い。師匠の方もこの子は、、という才能を感知する力がおありだったのね。最初の茶会を18歳でされたり、表千家の格式ある茶会を30代でされたり、そのつど師匠やまわりのお歴々のサポートを受けたお道具、その思い出の品々がここに。
その逸話を色々おききするのが実に心地よかった。先生は語り上手でもある。

また香合の下に敷いてある古帛紗が首里織(身分によって織り方・文様が異なるのだそうだ)、お弟子さんのひめゆりさん(お若い男子)が仕覆や帛紗を作らはるので、D先生のご要望に応じて布からみつけて仕立てたとか。ええ師匠だけでなく、才能あるお弟子さんにもめぐまれておられるのだ。うらやましい。



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主菓子は「糊こぼし」で有名な萬萬堂さんの特注菓子、「咲く花」
ちょっと糊こぼしテイストのある造形、寧楽の都は咲く花のにほふがごとく、、、の咲く花である。時代的に梅かな、やはり。

濃茶は弘入の赤「春の野」惺斎。
茶杓も同じく惺斎(先週から私の中で惺斎祭つづいてる)「五十鈴川」
なぜお伊勢さん?と思ったら50周年と「五十」をかけたもの、なるほど〜!



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薄茶のお菓子は私も一度お世話になったことのあるやなぎのにわ京菓子店さん特注の「寧楽乃春」
。桜に囲まれる興福寺五重塔に三笠山、若草山。そしていまだに修二会ロスの身にはうれしい日の丸盆(練行衆盆)

永楽のご当代・而全さんが襲名したばかりでまだ作品が出回っていない時に入手された「桜に雉」茶碗がよかった。当時茶会ではおおいに話題になったことだろう。ちなみに知らなかったのだが、調べたら「桜に雉」はわりと有名な画題で、出展は定家の詠花鳥倭歌十二月かと。

  かりひとのかすみにたどる春の日を つまとふ雉のこゑにたつらん

であろうか。


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そんなことを「さまざま桜」をいただきながらさまざま思ふ。

萌えたのが東大寺古材の茶杓(元禄の頃の竹か)。銘を「山里」とつけた東大寺の故・狭川明俊長老は33回も練行衆として参籠された方、いまもこの記録は破られていない。(先代の東大寺別当狭川普門師のおじいさん!)そんな茶杓が拝見できるのもこの奈良の地、奈良生まれ育ちの先生のところだからこそ。


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♪ 柳は緑 花は紅のいろいろ〜

先だって舞った仕舞「山姥」の一節がウキウキでてくるような見事な柳蒔絵を見ながら、次の50年、106歳にて百周年記念茶会をする!というますます意気軒昂なD先生でありました。
ますますのご発展を祈ります。



御自影天神供養茶会〜遠州流宗家にて - 2024.03.05 Tue


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雨の東京神楽坂、久しぶり〜。


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本日東京遠州流宗家初潜入。
小堀遠州は、信仰篤かった天神様の御自影(自画像といわれるが実際は鎌倉〜室町時代頃の天神像らしい)に江月宗玩の賛をつけて軸装した。遠州蔵帳にも載って長らく小堀家にあったが、一時流出、先代宗慶家元が探し出し御家に戻ったという。それ以降2月25日には天神さんの供養茶会がひらかれるそうだ。今年は濃茶席をお世話になっている古美術のO先生が担当されるというのでお声がけいただいた。


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むか〜し献茶式の券をもとめて電話したときにいきなり「ごきげんよろしゅうございます!」と言われてびっくりしたっけ。思わず、す、すみません、、と切りたくなった(^_^;

こちらの建物は現代数寄屋建築で、部屋を移動するたびに見える小さな露地がとても良い雰囲気。ある庭など敷松葉がいっぱい。それに先だって根津美術館で見て判明した藁ぼっち(稲藁で作った冬の庭の風物詩)もあった。


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(薄茶の干菓子 三色の梅)


まずは宗家の薄茶席
待合に遠州の消息「紅梅の文」 
宗井老(詳細不明)宛て、奉行屋敷の成趣庵の紅梅がさきました、これを見逃さないよう云々。実際この後遠州茶会記に宗井老という名前が記されているそうだ。
(ちなみに成趣庵は先代さんの庵号でもある。同名の茶室も宗家内に作られたよし)

本席にはその御自影天神像が。上の方に江月の賛も見える。紅白の梅や点心、野菜果物など手向けられていた。衣冠束帯姿の天神さんの座像である。時代のものなので実際黒くてよくお顔がわからないながらお参り。朝一の席では法要もあったそうだ。

荒磯の芦屋釜は波文様に鐶付が貝殻、遠州はやっぱり釜も綺麗。
主茶碗は砂御本(御本の砂気の多い物)なのだが、一部が切りあわせになっていてそこを境に梅の枝が茶碗の内と外に入れ替わるという不思議な面白いお茶碗。歌銘あり。(、、、梅の香ぞする)
数茶碗も繊細で美しい虫明焼
交趾梅に鶯香合(権十郎箱 遠州次男)
寄せ木の香狭間棚に、丹波の水指、え?これ丹波?というくらい遠州っぽいというか高取的な釉薬掛け。
茶杓が権十郎「下かたみかはり」 節の下に片身代わりに黒い筋がはいっている。薄茶器は継ぎ合わせに遠州七宝の蒔絵のある象牙中次

お点前は映画「父は家元」にでてはったお嬢さんだと思う。宗実家元のお話を聞きながら一服いただいた。



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(点心席 点心のご飯が梅になってるの萌える)

濃茶席の待合に仙厓の渡唐天神(天下梅花主 扶桑文字祖、、、)

本席にまたまた出た!先だってのO商店の初釜に石山切でていたが、ここでは伊予切(伝藤原行成 「光る君」にでてますね〜)
伊予切は和漢朗詠集の断簡で伊予松平家売り立てて切断されたもの。題は「帝王」の部分、和歌に仁徳天皇即位を言祝いだ有名な歌「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今を春べと咲くやこの花」(王仁) この花はもちろん梅である。中回しは縫い取り。ほんま良い歌切ばかり、、拝見させていただくありがたさよ。
天神さんやから香合も古染の牛、さらに仁清の花模様の香炉も脇床に。

芦屋の真成釜に花入れは唐銅の鶴首。利休が愛玩した「鶴の一声」に似もうす、と遠州が言ったもので紅梅を一枝。(ちなみに本歌は大火で失われた)水指は備前火襷(天神さまの雷撃症に見えなくもない)。
主茶碗が片身代伊羅保。内刷毛あり。片身が重なる部分の色が三日月の文様のようになっているのがおもしろい。茶入は権十郎(権十郎人気だな)箱 瀬戸「曙」
茶杓がでた!遠州。複雑に煤のはいった竹で、蟻腰というより横から見るとくっきり段差になっている。これが歌銘の「直な竹もゆがむなりけり」の由縁かしら。上の句ははっきり覚えていないけど、世の中は人の心の写し絵だから、まっすぐな竹もゆがむのだ、、、みたいな(^_^;
「写し絵歌」と。共筒に金で歌を書き付けてあるのがすごかった。
さすがO先生、東京まではるばる来た甲斐がございました。遠州流宗家初潜入もうれしかったしね。

最後に点心席ではコロナ後初のフルバージョンだったそうで、美味しく頂戴しました。ここにでっかい天神さんの伏見人形があったのもツボ。






祇園一力で兄さん茶会2024と茶屋遊び - 2024.02.26 Mon



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ご存じ祇園一力、花街随一の格式の高さを誇るお茶屋さんどすぅ〜(^_^;


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一見さんお断りの茶屋の、この暖簾を裏から見るのがステータス。

さて毎月23日に(にーさんの日)祇園一力の裏の仕舞屋で月釜をされている兄さんことNJさん、年に一度2月23日に盛大に茶会をするのがすっかりお気に入り、1年前に早今年の記念茶会を一力で、と決めてはって、そんな先のこと、、、と思いながら申し込んだら、、、1年って早いわね〜。



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一力はなんどか潜入したことはあるけれど、四畳半の茶室があるとはしらなんだ。壁がベンガラ、天井は黒い拭き漆?の茶室とは言え艶っぽい小間。
まずはこちらで薄茶席。

花街に春屋宗園の軸がかかる〜。(春屋は古渓宗陳とともに利休参禅の師)
「春到百花為誰香」
ええ軸や。
この座敷には床がないので壁床風になっているのが似合っている。そばにかかる山田宗偏のサインが底にある花入れには北野天満宮の梅一枝。


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炉縁と祖母懐焼の水指はNJさんが「お友達」という土岐二三。(にいさんだけに)
八代宗哲の甲に裏菊の蒔絵は天皇誕生日だから。(なんの休日か忘れとった)淡々斎の茶杓も「君が代」。
釜は与次郎百回釜(本歌を今年見た!)の写し。
お茶碗も十色で、一入の黒とか黒織部とか、讃岐で指導した仁阿弥道八の「讃窯」の六角印のある茶碗とか。私は了入の赤筒、祇園らしくお団子の模様。
お菓子はやわた走井餅さんの苺大福。いちご一会に掛けたとか(^_^;


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茶席のあとは大広間で4組まとめて大宴会。きれいどころいっぱいどすえ〜♪


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あとはたくさんの舞妓ちゃん、芸妓さん、姐さん方がいりみだれてお酌してくれはりまっせ〜。


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お弁当は菱岩さん。


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きれいな芸妓のお姐さん。祇園甲部はレベル高いわ。
(スミマセン、舞妓さん芸妓さんの名前、全然わかりまへん)


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歩く京の伝統工芸広告塔の舞妓ちゃん、芸妓さんの衣装や装飾品にもっぱら注意はいくの。このぽっちりはもう何年も(100年以上とか)あちらの置屋、こちらの置屋と伝えられ使われ続けたものなんだそうだ。


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姉さん舞妓さんの髪型おふく。
妹分さんの割れしのぶの妓はいなかった。


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季節の梅の髪飾りもいろんな種類があるのね。


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こちらのぽっちりは光琳菊
螺鈿やら翡翠やら珊瑚やら。この赤に銀の摺箔の帯揚げ好きで、いちどこの布で小物入れを作ってもらったことがある。


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なんや後ろ姿がよろしいなあ〜。


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宴もたけなわ、みんな茶会に来たのかお茶屋遊びに来たのか酔っ払ってわかんなくなってきたころ、舞妓ちゃん、芸妓さんの舞。
祇園甲部は井上八千代さんだから、どこか仕舞っぽい。


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はい、ご存じ ♪月はおぼろに東山〜


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仮名手本忠臣蔵で一躍有名になった一力は、そこここに忠臣蔵へのオマージュがある。
この徳利にも<千代ふとも名にかくれなきもののふの面影残る一力の宿>と。



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お土産にいただいたこちらはおなじみいづ重さんの花寿司。美しい上に美味しい。

思えば10年くらい前、まだ祇園小路の火の見櫓の屋根があるだけの外で、暑い夏も寒い冬もお茶一服に通ったっけ。今は一力裏の仕舞屋になったが、あの頃がとても懐かしい。
今でもどんどん交友を広げて、若手の面倒を見て、祇園の姐さん方にも一目置かれるますます意気軒昂な兄さん、来年はまた上七軒らしいから、元気でがんばってまた行きますよ〜。



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久々のお茶屋遊び、これも兄さんのおかげどすぅ〜。おおきに〜


真葛窯尚古軒〜パリ跡見茶会 - 2024.02.24 Sat

馬道を東の方へのぼる。ちょうど京都女子大の裏くらいになるこのあたりは河井寛次郎記念館や諏訪蘇山さんの窯や京焼のメッカであった。(1965年以降公害問題などで現在は中心地は山科の清水焼団地に)


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坂なのであちこちの狭い生活道路も坂である。
右大佛は、方広寺の大佛だろう。(もちろんもうない)
左大津山科、今ではそっち方面が京焼のメッカだ。


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その中でも現在も当地にてご活躍の真葛窯、江戸時代から続く京焼のお家で、ご当代は6代目真葛香斎さん。(途中分かれて横浜にいった真葛香山も蟹の焼物で有名)
一度こちらの茶会におじゃましたのはなんと6年前!ご子息の真一さんが根津美術館で開催された花月茶会跡見であった。たぶんそのご縁でご案内いただいたので久々に訪問。


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(真葛の扁額は陶板、表千家の即中斎)

待合にはなんだかお知り合いがいっぱい(^_^;
かかっていた扇は太陽と青海波のトリコロールになっていた。(↓下のパンフの表紙)


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昨年秋、真一さんをリーダーとした「京都茶の湯への誘い」という京都の茶の湯にまつわる老舗13軒が一堂に会しパリでイベントを行われたその跡見の茶会だそうだ。
(YouTubeに詳細あり→https://youtu.be/2dva107Y1R4?si=RTF-4txtF2QrJqyc)
(広報冊子→https://saas.actibookone.com/content/detail?param=eyJjb250ZW50TnVtIjozNDM2ODZ9&detailFlg=0&pNo=1


菓子(鍵善)・釜・畳・昆布・白味噌・指物(一瀬小兵衛)・酒・茶(辻利)・扇・薫物・醤油・漬物・焼物(真葛)というラインナップ。それぞれのお店は広報冊子見てね。みんな有名どころで若手が頑張っているところ)


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広間の茶室尚古軒
掛け物は清巌宗渭の一行「千林處々花」
表千家初釜でかかる軸は宗旦の(春入)千林處々になっているそうで、本来は花(秋沈万水家々月と対句)。
清巌和尚と宗旦は仲良かったから相照らす感じになっている。そのかわり中回しが鶯柄とか、お菓子が鍵善さんの鶯の練り切りとか楽しすぎる。



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香合は横浜真葛の祖でもある幕末の名工長造。下に敷いた釜敷きがトリコロールなのも注目!
水指がご当代の超絶技巧・透かし彫り瑠璃交趾。棚が知恩院の古材即中斎好扇棚(一瀬小兵衛)。



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干菓子もパリだけにフォションのマカロン。
これをいれていた七宝透かしの重箱は真一さんの作品。
薄器が一瀬さんの梅の木溜塗大棗、裏が銀彩、(久田)尋牛斎が甲に「鶯聲」と。
茶杓・碌々斎北野30本のうち「照星」、菅公11歳の時の漢詩から、これも梅つながり。


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二服いただいた茶碗はそりゃもう売るほど(^_^;あるからね。主茶碗は左入の筒「早蕨」だったが、真葛の歴代、ご当代、真一さんのたくさん楽しませていただいた。私はご当代の祥瑞と呉須赤絵の写しで。私も好きな日本画家の山本太郎さん(桜川のシテが掃除機もってたりする絵を描く)と真一さんコラボの、琳派の富士山背景美保の松原にドクターイエローが疾走する茶碗にはみなさん笑顔に。

尋牛斎が北野天満宮で釜を懸けたときに先代に作らせたという氷梅(氷割れに梅の花を散らす)の茶碗が美しかったな。

写真の面白い形の茶碗は真一さんの「三昧碗」というらしく、絵つけも様々。肝はこれでワインも飲めればスープも飲める、ということをパリでアピールされてきたのね。

京都の文化に興味をもつフランス人は多いのできっとパリでのイベントは大盛会だったことだろう。白味噌や鰹節、漬物まであるのがミソ(しゃれではない)やね。是非広報冊子(上記)も見てね〜。



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帰り道、徒歩圏内だったので河井寛次郎記念館に久々に行ってみた。ここは住居としてみるととてつもなく魅力的。(京都移住前にもよく行った)


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登り窯も久々に見て、、、


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ここの猫様(えきちゃん)にガン飛ばされてとおせんぼ(^_^;



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