野村美術館特別鑑賞会2023秋〜天授庵の紅葉とともに - 2023.12.04 Mon

南禅寺畔別荘群、旧細川邸の紅葉。ここのはいつも真っ赤だ。
少人数で野村のお宝を手に取って鑑賞、谷館長の講義付き、となれば行かないわけには、、、と休みをとって野村美術館特別鑑賞会へ。
以下自分の備忘録、自分の解釈なので、間違っていることもあるやも、、、のつもりで読んでね。おまけに南禅寺天授庵の紅葉を添えておくわ。急に冷え込んだので、やる気をだした紅葉を見てね。
今回のテーマは「茶入」
この分野も最近発見された遺跡や古文書で次々といままでの常識が塗り替えられているので、上書き修正に忙しい。
<茶の伝来>
①西暦800年代 餅茶、団茶などの煮茶
②1200年代 粉末の茶(抹茶) 点茶
③1400年代 煎茶など 淹茶
それぞれ形態を変える茶葉。
大壺:茶葉をいれる。 ルソンの壺などもてはやされたが17世紀、大量に輸入されて以降価値が下がる。かわりに小壺:現代でいう茶入がもてはやされる。
<唐物茶入>
唐物:13世紀・南宋時代 ほとんど福建省洪塘窯で焼かれた。元代になり淹茶が主流となったため作られなくなり、かえって希少価値があがる。
中国で作られた唐物を漢作唐物といい、初代藤四郎が中国から持ち帰った土で瀬戸で焼いたものを唐物という時代があったが、伝説にすぎず、漢作唐物という分類は意味がない。
一般的に唐物は薄い。厚さ2mm以下、100g以下が多い。
薄い物を割れずに焼く技術があった。土の選別、水簸(すいひ)の技術。
<瀬戸茶入>
一生懸命藤四郎とか、春慶とか、真中古、金華山、破風、、と覚えたが、現在では発掘調査の結果、窯分けは意味がないそうだ。ほとんどが17世紀初めの作らしい。17世紀後半ではもう生産されなくなった。(例外:芋の子〜15世紀)
ただし、○○手というタイプ分類は残る。渋紙手とか飛鳥川手、広沢手とかね。
<茶入の鑑賞>
なり、ころ、ようす=形、比(バランス)、雰囲気・侘数寄の美意識
なり:「君台観左右帳記」の参考図あり。
ころ:ほとんどの名物とよばれる物は、口径:高さ=1:1あたりに集中
そしていよいよ、美術館所蔵の5つお宝茶入を拝見。
拝見どころか、手に取ってひっくり返したり回したりためつすがめつ拝見できる、なんてありがたい鑑賞会なんだ!
①唐物「常陸帯」
ほんま軽い。小さくてかわいらしい茶入で、常陸帯(=鹿島神宮の宝物云々)の由縁の帯のような筋が胴体にはしるが、きっちりしてなくて、ちょっとヨレヨレの線なところが日本人に受けるのかも。
底の糸切り渦を見ても、いまだに唐物と和物の区別がつくという轆轤の回転方向がわからない。
②破風窯渋紙手肩衝
いかにも渋紙とは言い得て妙。わりと標準的な感じの茶入
③備前肩衝「玉ノ井」
これはごつい、ほんまに無骨なまでにごつい。これが備前やね。底は糸切目なくて、ちょっと高台をつけてみました、、という感じ。
④織部茶入
「餓鬼腹」みたいな、いわゆる織部と雰囲気が違う。瀬戸で焼かれた織部様式?
⑤仁清薩摩写し
底に「仁清」の型判あり。背が高くて形も釉薬もスタイリッシュ。現代的でおしゃれ。
どれがええかと言われるとやっぱり唐物かなあ(^_^;
使い勝手はやはり瀬戸の渋紙手。織部もいい。仁清は鑑賞用にはいいけれどちょっとおしゃれすぎるわ。
触りまくったあとは、立礼席でお茶とお菓子をよばれて、野村の絵はがきセットも頂戴して、たいそう満足な会でした。来年の会も是非参加したいが、毎回月曜で仕事休まにゃならんのがなあ、、、、(^_^;
東福寺展2023〜京都国立博物館 - 2023.11.21 Tue
今頃の東福寺はきっと紅葉を見る人で大賑わい、通天橋などは橋が落ちやしないかとおもうくらい押し合いへし合いなんだろうなあ、、、と思いつつこの時期に東福寺の展示をぶつけるあたり、京博さんもなかなかなるなあ。

伽藍づらともいわれる東福寺はとにかく広い。ほんまに広いのでどこからどこまでなのか把握できないくらいに。今回はその仏教美術の宝庫のお宝展示。
主に、開山となった聖一国師・円爾弁円(えんにべんねん)とその師匠である禅宗では超有名な南宋の無準師範(円爾は南宋で無準に6年間師事したのち帰国)との海を超えての交流と、室町の雪舟と並び称された絵仏師・明兆の二本が大きな柱かな。
ちなみに「東福寺」は、、
「洪基を東大寺につぎ、盛業を興福寺に取る」
東大寺と興福寺からそれぞれ一字もらった名前、当時の最大権力者・摂政九条道家の東福寺建立発願文である。
(前の物体は、通天橋の一部。紅葉を見るときはこんな感じになる)
円爾と無準師範と言えば有名な逸話があり、「板渡しの墨跡」として有名なのだが、その墨跡そのものが出ていたことに感激(国宝)。1242年、無準の径山(きんざん)万寿寺の寺塔が火災で焼失したとき、円爾はその復興にと、博多(当時博多承天寺にあり)から板1000枚を送った。それに対する謝礼の尺牘(手紙)なのである。
無準は円爾の才能を愛していたようで、与えた印可状(国宝・これも前期展示あったらしい、、見逃した)は「大宋国と日本国 天に境界はなく 大地に果ては無い、、」、また帰国に際して、日本での布教の礎となるであろう寺院のために扁額(方丈、首座、栴檀林、勅賜承天禅寺など)、や牌(告知板・上堂、煎点、点湯など)のお手本を持たせたりした。(これも展示あり)
海を越えた師弟関係に、血の通ったとてもあたたかいものを感じる。またそれだけ円爾には無準がみとめるだけの才能があったのだろう。
また無準から円爾に贈られた「大宗派図」(重文)は、釈迦如来から円爾にいたる法系図で、馬祖やら南泉やら趙州やら百丈、黄檗、、、とおなじみの禅僧の名前をたどるのも楽しい。
ちなみに釈迦の下が「西天四七」になっていて???となったが、4x7=28,西天二八とは釈迦から28代目の達磨大師のことであった。(^_^;
ちなみに同時代の禅僧で交流があったのが、蘭渓道隆(この前光悦会で墨跡みた・鎌倉建長寺開山)、無学祖元(無準弟子)、兀庵普寧(これも墨跡たまに茶席で見る)、、、と綺羅星なのである。
無準の遺偈(展示あり)に「生まれたときなにもなく 死ぬときもなにもない、、、あえて問うなら天台に石橋あり」
さてお次は明兆であるが、明兆の代表作「五百羅漢図」、その羅漢こそ天台(山)の石橋に住んでいたとされている。それを知ってこの遺偈を読み直すとまた別の感慨あり。
この五百羅漢図を網羅した絵はがきは、数年前東福寺でもとめたものである。(いつだったか、どんなシチュエーションだったかさっぱり記憶にない(^_^;)
一幅の10人ずつの羅漢さんを、計50幅描いたわけで、45幅は東福寺に、2幅は根津美術館に、別の2幅は狩野孝信補作(東福寺)、、、で残りの1幅が行方不明だったのが、近年ロシアのエルミタージュにあることが確認されたのだ。海をわたっていたが、とりえあず50幅そろったわけで、すごいわ。
今回見たのはそのうちの3幅。いずれも10人のうさんくさいおじさんたちが、なにか愉快なことをしてわらったり楽しんだりしている、、、といった風情で、くすっと笑いたくなるのだ。
明兆は淡路島出身、南北朝〜室町に活躍した絵仏師で、雪舟より少し前の世代。雪舟は小学生でも知っているが?明兆はいままであまり知られてこなかった。でも「なんでも鑑○団」によくでてくる名前なのでなんとなく覚えていたが、すごい絵を描くな。知らずにみていた蝦蟇・鉄拐図も明兆やったんや。この絵は後世曾我蕭白なんかに絶対影響与えている。もっと知られてもいい絵師だと思う。
現在東福寺では縦11mにおよぶ明兆の代表作、大涅槃絵が公開中とか。
う〜ん、行きたいが、ちょっと人出もこわいし、悩むところやな〜、、、
正倉院展2023 - 2023.11.03 Fri

来た!今年も日本人みんな大好き正倉院展!
会期が短いからいつも予定をねじ込むのに苦労する。
今年も事前予約が必要であるが、この奈良博プレミアムカード!これがあれば予約なしで行列に並ばずに入館できるのだ!(皆さんも入会しよう!)
しかしコロナ以降予約入館になって、以前ほどの混雑感がないのはうれしい。(人気展示には十重二十重の人垣だったからね)
予約時間の直前になると展示の前の方は次の時間帯の人がはいってくるまでけっこうスカスカで狙い目かも。
今年の目玉はこの楓蘇芳染螺鈿槽琵琶と平螺鈿背円鏡かしらね。
いずれも以前に見たことがあるのだが、見るたびに抜群の美しさ!またその超絶技巧に新鮮な感動を覚える。
たしかにほぼ毎年来ているとかなりの確率で見たことがある展示物が多くなってくるが、何度見ても美しい物は美しいのだ。
この琵琶の音がBGMで流れているのだが、、、暗い、、暗いわ。夜に聞いたらびびりそう。昼間のにぎやかな宴で演奏するもんじゃない、、、と思ってしまった(^_^;
今回一番印象的だったのがこの左下の刻彫梧桐金銀絵花形合子。
一見サルノコシカケ?と思うような地味〜な合子なのだが、近づいてまじまじと見ると、法相華を立体的に彫りだして、細かい金銀の彩色を施した手の込んだもの。その銀?の葉形の脚がめちゃおしゃれ。裏に「戒壇」の墨書あり、おそらく戒壇院で使われたものであろう、というところも萌えポイント。
葉形の脚と言えば、これも以前に見て感動した、今回も出展の蘇芳地金銀絵花形方几の脚!(参考画像→☆)ブルーと赤の組み合わせの繧繝模様。ほんまに1300年も前の人たちの美的センス・技術を現代人は越えられないと思ってしまう。
ちょっとツボったのは布作面(ふさくめん)
白い布にとぼけたおじさんの顔が描いてあって、目の部分だけくりぬいてある。これをお面のかわりに顔にかけて芸能を披露したのだろう。簡易お面というわけで、こういう発想もあったか。それにしても1000年以上昔の人の落書き的顔に萌える。
これも何回か見ているいわゆる五月一日経。調べたら去年も見てたわ。
光明皇后が亡き両親(不比等・県犬養橘三千代)の供養のため発願した一切経の書写、20年以上にわたり続けられたが未完に終わった写経の一つである。末尾にはいる光明皇后の願文で有名。
藤三娘(とうさんじょう=光明子)の署名の写経も力強かったが、この有名な女性が確かにこの国に生きて暮らしていたのだなと思えるよすが。
ショックなことに今年は英語版の図録がないのだ!
あれ、安くて薄くて場所を取らないのでありがたいのだが。さすがに大きい図録はもう収納場所がないのであきらめ、絵はがきで我慢する。
こちらは八窓庵のある奈良博の庭園、天平コスプレの麗人がお茶をふるまってくれる。ヒートアップした頭をクールダウン。庭園の木々も少し色づいてきた。
お菓子が花食鳥なのも正倉院展やな〜とうれしく頂戴した。
聴雨軒茶会〜野村美術館 - 2023.10.26 Thu

野村美術館のセミナーがコロナ以後なくなって、この碧雲荘そばの疏水分線の小径も歩く機会が減ったのが残念である。
だから、ずっと昔に美術館で開催していた茶会を復活させる試みをされていると知って即申し込んだ。セミナーの時に、事前に呈茶があった懐かしい茶室・聴雨軒にて一席10名の少人数、休館日なので他にだれもはいってこずゆっくりできるのがうれしい。
立礼席を待合に、ここに狩野探幽の珍しいあっさりした絵がかかる。北宋の趙昌(だったか?)の果物図(現存せず)を写したものだとか。
外の露地?を通って席入りするのははじめて。
セミナーの時は八畳として使っていたが、今回は手前の六畳も開放して、ゆったりすわれる。
掛け物は消息、、、読もうとして努力したがちょっとアカン(^_^;
書いたのは十四屋宗伍、珠光の門人といわれる。日付がまさに今日で、なんとぴったり。茶会の日程調整みたいな内容で、宛先は不明。
桂籠に楚々とした秋草がいれてある。
お点前は美術館の職員さん、お道具の説明は館長の谷先生、お道具は美術館所蔵の数々、、という贅沢な会である。中にはガラスの向こうに展示されているのを見たことある道具も。
10人なのでお点前さんが全員に一碗ずつ点ててくださった。
主茶碗は井戸脇。遠目でみたところ形も井戸と違うし、う〜ん、と思っていたが手に取ってお尻(高台)を見たらりっぱな梅花皮、なるほど井戸脇。高麗の伊羅保(和物の写しではない)あり。
半使(はんす・御本茶碗の一)の「いすか」が出てるわ〜!これよく美術館で展示されているし、成書にもよく載っている。<いすか>はくちばしが交差した鳥の名前で、それが銘の由来か?(形がちょっとゆがんでる)といわれている。一見呉器にも見え、その違いはなんですか?と谷先生に尋ねる。呉器よりも半使のほうがはんなり柔らかい感じ、、、なのだそうだ。たしかに。大徳寺呉器なんかごっついもんなあ。
一番いいな〜(ほしいな〜)と思ったのが米量り(よねばかり)。唐津の奥高麗の一種といわれるが、無造作に米びつの中にあってお米を量るのに使われたという小ぶりのコロンとした枇杷色の茶碗。茶だまりの轆轤目は逆のの字。高台内はのの字。これ最近よく見るようにしている。
あとは江戸初期の萩、現代日本や韓国の作家の茶碗など。名前失念したが現代作家の白天目の写しもよかった。かつて唐物とされていたが日本で焼かれたことが最近判明したとか。古陶磁の歴史も時代とともに新たな発見があって変わっていく。
私は、ご本人も存じ上げている村田浩一さんの三島写しでいただいた。
菓子器は安南の鉢。(どうも美術館展示の茶席飾りに展示されていたようだが、本茶席に出張してきてはった(^_^;)
水指は備前種壺
薄器は小島漆古斎、蓋裏に不昧の花押あり。
茶杓が紹鴎の節無。
少人数で聞きやすかったので、他にも高麗茶碗について以前から疑問に思うことのいくつかを谷先生にお聞きできてよかった。しかし結局数を見ないとわかるようにならん、、というところに落ち着くのである。ますます勉強勉強(^_^;
そのあと茶会の客だけでゆっくり展示も拝見。
茶碗の歴史を唐物〜高麗〜桃山〜それ以後〜作陶が本職でない人の手作り、、、、とわけてあって復習復習。
人形手あり。この前酸化が強くて赤くなった青磁と学習したが、これ見るまで忘れとったわ。復習!
安南染付もいいな。底は、ほぼかならず茶色に塗られているのだがこれを<チョコレートボトム>ということを学習。なるほどのネーミング。
黄瀬戸の茶碗ももちょっと近くで見たかった。(茶席飾り展示)
お土産に作品図録まで頂戴して、なかなか充実の茶席であったわ。年に何回かされるようなのでまた行こうと思うのである。
碧雲荘の前の御屋敷通。
この日はまた夏がもどってきたか?!と思うような日だったが、あたりに金木犀の香りがただよい(例年より2週間ほどおそい)桜の葉は紅葉し、なんとなく秋の1日。
東美アートフェアからの東博<やまと絵>展 - 2023.10.24 Tue
東京
この秋はなんだかよく上京している。

東京駅は直結地下鉄駅がないので、限りなく長い地下を歩かないとたどりつかない。やっとこ丸の内口から大手町地下鉄駅までの道順覚えたぞ。
三田線、、、まあ<みたせん>なんだが、関西人は絶対<さんだせん>って読むわ。私も心の中ではさんだせん、さんだせん、、と繰り返しながら地下鉄に無事乗車。
ついこの前初めて東茶会に来たばかりで、ふたたび東京美術俱楽部、<東美アートフェア>に眼福をもらいに。あくまで眼福、、、だって値段が一桁違うんだもん。見るだけ。
東京のビルの2Fとは思えぬこの露地にまた出会えた。前回東茶会では薄茶席であった大広間に特に念入りに高そうな物ばかりのブースがならんで圧巻。中にはゼロ8桁いくものもあったり。
買えぬまでもこんな美しい物、萌えるもの、をたくさん、しかも手に取って見せていただくありがたさ。道具の相場の勉強にもなる。相場より安いものに手をだしたらアカンとかね。
あまりにたくさんの素敵なものの洪水にちょっとお腹一杯すぎる。ひっかかるブースが多すぎて。数人の顔見知りにであったり、知り合いの古美術商のとこで道具談義したり、戦利品はなくとも楽しい時間を過ごせたなあ。
すでにお腹一杯なのに、せっかく東京に来たのだし、東博のやまと絵展に上野まで足をのばす。(ちなみに会期中土日祝は事前予約が必要)
最初に気合い入れて見過ぎると、中盤の見応えあるパートまでに疲れてしまうよ、というご忠告をいただき、最初の方はさらっと見るつもりが、ひっかかってしまって。
久々に「御堂関白記」がでてた。ちょっと変体仮名が読めるようになったので、ついつい読もうとしてしまうので時間かかってしょうがない。
春日大社に奉納されたとおぼしき蒔絵の箏がすばらしい。(meet Nara in Tokyo)
蒔絵の変形波紋が、箏を収納するように立てると岩に見えるというこの意匠!
(あ、スカイツリーここから見えるんや。年代的に東京タワーの方が好き)
さあ、ここから怒濤の中盤、やっぱり人気なので見る行列は10秒に1cmも進まない感じ。
見たかった平家納経。以前京博の国宝展にでているのと違う巻みたいだ。(展示時期によって入れ替えあり)
さてさて信貴山縁起絵巻!教科書にのっているこれも「飛倉」の巻。とても1000年も前の人が描いたとは思えない漫画的人物群像。時にくすっと笑ってしまうような表情の人も。
伴大納言絵詞! 漫画「応天の門」を愛読しているので感慨深い。
国宝「病草紙」も再見。目の治療と言いながら目を潰しに来る藪医者(^_^;
来た!鳥獣戯画!これもここ東博で見たよな。(立ち止まらないように動く歩道に乗ってみるという、、、(^_^;)
ここらへんでもう疲れてくるが、まだまだ敵はおしよせる。
三十六歌仙佐竹本も、人気の小大君、小野小町がでていたが、かるくさっと見。ちょっとギブアップで、あとはさ〜っと流してしまった。これじっくり全部見るには相当体力気力いるよ。それほど圧巻。
外に出るとあたりはもう暗くなっている。(週末なので〜20時までだった)
この夜の東博旧館の景色は初めてみるが、良い雰囲気だ。
明るいうちは屋台がたくさん出て南米系のイベントがあった広場も静まりかえる。このまま東京をあとにする。
図録を買おうとしたが厚さ3cm以上あったので、さすがにうちの書庫にはヘビーだからあきらめて、やはり出展されていた真珠庵蔵の百鬼夜行図の一番好きな琵琶の付喪神のキーホルダー買って帰った。