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2023-06

アートを旅するパリ2014〜その7(これでおしまい)・パリ点描 - 2014.08.17 Sun

パリの市街地はどこも絵になる。拾った絵になる景色を一挙大公開〜!


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お世話になった宿近くのコンビニ的お店。コンビニ商品だけでなくこんな新鮮なフルーツまで店頭で販売しているのがうれしい。


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メトロの入り口もなにげにアートしている。


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かつてギロチンで多くの人が命を落としたコンコルド広場に立つランドマーク、オベリスク。ルーヴルの正面に立つ。


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ルーヴルとオベリスクの間を埋めるチュイルリー公園。


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パリッ子にはやりのヴェリブ。ポートからポートへなら、どこからでも借りられどこへも捨ておけるレンタサイクル。土地勘があればこれも便利だろうなあ。


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オペラ大通りからみたオペラ座(ル・パレ・ガルニエと表示されているので、オペラ座ってどこ?ってこの前で尋ねる人もいたりして)



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おのぼりさんなんで凱旋門にも上る(エレベーターはないよ。螺旋階段をくるくると)。凱旋門の上からみたエトワール(星)状の道のひとつ、正面はシャンゼリゼ。



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山も何もないので、エッフェル塔は目立つ。ううっ、、、これをみるとなつかしい不二家のフランスキャラメルを思い出しちゃう。(若い人にはわからんやろうなあ〜)



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黄昏のシャンゼリゼを歩く。といってもパリはこの季節、夜9時ごろまで明るい。


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マカロンで有名なLADUREEのシャンゼリゼ本店。カフェレストランもあるのでここで夕食。


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うふふ、、メニューもおしゃれ。


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食後のお茶にはチョコもついてくる。


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マカロン売り場。マカロンだけでなくギモーヴやパルトドフリュイもあるよ。この雰囲気を見て、マネの「フォリー・ベルジェールのバー」を思い出した。(参考



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外に出たときは9時過ぎ、さすがに黄昏れてきた。それでも町が賑わうのはこれからかな。



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メトロの駅はそれぞれデザインが違う。ここフランクリン・ルーズベルト駅には日本語表記があるが、さすがに中国表記もでてきたなあ。これも時代か。


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ここはコンコルド駅。なんだかおしゃれ。


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宵のカフェ。欧米人はとかく外で食事したがる。こごえるような寒い日も中に入らずストーブつけて外に執着するあたり根性が違うと思ったものだ。


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観光地でよく見かけるエッフェル塔のミニチュア売り。すごいところでは5mおきに店ひろげていて、これで商売になるのかな。売れないとみると下に広げた布でさっと商品をくるんで場所移動、また広げる、、、という移動店舗なんだ(^_^;



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エッフェル塔ですが、なにか?
さすがにここにはのぼらなかった。(東京タワーものぼったことないし)。これはやはり遠景として眺めるのがよい。


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この華々しい装飾もメトロの入り口(ただしチケットを持っている人のみ利用可)


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コメディーフランセーズ。フランスを代表する国立劇団の本拠地。


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ご存じモリエールの系統を受け継ぐ。
ホテルの窓のお向かいがここだった!とはいえ今はヴァカンス、たいていの地元っ子は避暑に出かけて不在、いるのは観光客ばかりの時期なので、劇場もオペラ座も休館中。残念だ。


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アパルトマン。
パリは古い建物がたくさん残って美しい街並みが保存されているが、建物の中は狭く、家賃も高いらしい。


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八百屋さんではさすがフランス料理の本場、ハーブ類も豊富。


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ベリーバスケットを買った。


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窓辺で花を栽培しているアパルトマンも多い。



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あ、ユニクロ。



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う〜ん、ほんまに街角が絵になるなあ。


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お昼にルーヴル裏のラーメン屋でラーメン食べる。ほぼ日本のラーメンと同じ、メンマの味付け以外は。パリでもラーメンは人気みたいでやたらとラーメン屋をみかけた。そうそう、ホテルの近くにはUDON、、うどん屋もあったよ。


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パリで一番大きいデパート、ラファイエット。15年前、ここでバッグを買った記憶がある。あのころは私のバブルであった、、、遠い目。当時は日本人であふれていたが、、、



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現在は、、、ほとんど中国語しかきこえない。


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ロシア人がパリで開いた紅茶の店、といつも解説しているところのKUSUMIティー。ヨーロッパのお土産はいつもこれ。小さい丸缶がおしゃれで小物入れになるのだ。

さて、以下はパッサージュ(屋根つき商店街)めぐり。

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残念ながらヴァカンスなので、お店の多くは閉まっているのがおしいけど、雰囲気はとてもいいよ。今回回ったのはホテル近くのパッサージュばかり。
ギャルリー・ヴィヴィエンヌ、パッサージュ・ジェフロワ、パッサージュ・デ・パノラマ、ギャルリー・ヴェロ・ドダその他。



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こちらの本屋さんはあいている。けれどフランス語は読めないし。


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閉まっている本屋さんの中をのぞく。


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カフェやレストランも。


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パッサージュによって庶民的な雰囲気なところ、ハイソな雰囲気のところ、いろいろカラーがあるのね。



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ここは開いているお店が比較的多い。


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これはミニチュアハウスのパーツのお店。家具のパーツもさることながらこのスイーツのミニチュアがなんともすてき!


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手芸屋さんもかわいかった。手芸が趣味の者には有名なアンカーの刺繍糸がたくさん箱入りでおいてあってびっくり。(アンカー社はイギリスだったがのちにドイツの会社に吸収されたそうだ)


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これは重厚な感じのパッサージュ。



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映画のワンシーンみたいだ。


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さて、パリ最後の夜のディナーはホテル近くの小さなレストランで。


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がっつり肉を食べてエネルギー補充しておく。帰国したらまたすぐに仕事だ。


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かえり道、夜のオペラ座。


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遠景過ぎてカメラにはおさめられなかったが、毎時00分に5分間だけみられるエッフェル塔のシャンパンフラッシュも最後に見ることができた。
ちなみにシャンパンフラッシュとは照明がキラキラ点滅して、まるでグラスの中で泡立つシャンパンのようにみえることからのネーミング。名前まであくまでおしゃれなパリでありました。




アートを旅するパリ2014〜その6・国立近代美術館 - 2014.08.17 Sun

パリの市街地の真ん中。


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最後に行った美術館はポンピドゥーセンターにある国立近代美術館。夜9時半までやっているので行きやすい。


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前衛的なポンピドゥーセンター。設計者はレンゾ・ピアノとリチャード・ロジャース。前者は関空の設計者でもある、と聞くとなるほどな〜と思える。施設としては美術館計画と図書館計画の二つが合体したもの。



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ポンピドゥーがフランスの大統領だった人の名前だと今は何人の日本人がしっているかなあ。


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いきなり前衛的なお出迎え。すべて「開館中」の意味だけれど、こっそり日本語で「営業中」ってのもあるわ。


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館内は広い。すみからすみまで歩くとけっこう足が疲れる。しかも、、、私にはちょっとbeyond understandingな作品ばかりが並ぶので、正直ちょっと疲れた(-。-;)



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絵画はシャガール、ピカソ、マティス、マグリット、ダリ、デ・キリコ、、、そういう時代の作品。ピカソ、マティスあたりからあんまりわからん、、、
オペラ座の天井絵を描いたシャガールの幻想的な絵は日本でも人気だが、それ以前のもっと野獣派的絵はどうもな〜。美術評論家からは叱られそうだけど。唯一救われたのはレオナルド・フジタの数作品。彼の愛した猫も絵の端に登場してたし(^-^)


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他にも彫刻や(若干意味不明の)オブジェ、日本人建築家の設計図室なんてのもあった。



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そこで安藤忠雄の代表作、茨木にある光の教会(春日丘教会)のミニチュアを遠い異国で見たのがうれしかったな。

アートを旅するパリ2014〜その5・モンサンミッシェル - 2014.08.17 Sun

前2回のフランス行きで行けなかった世界遺産へ、今回こそは行こう!
行き方は色々調べたがちと遠いのと交通の便がいまいちわからないので、現地ツアーに申し込む。

片道4時間の長い旅の末たどりついたのは、、、



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そう、みなさまお馴染み、ノルマンディーのモンサンミッシェル!\(^O^)/♪

しかし、ほんまに陸地化してるなあ。イメージとしては↓こうだったのに。


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(ポスター)


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19世紀後半に作られた道路のせいで潮の流れが淀み少しずつ少しずつ泥が堆積した結果なのだそうだ。左下に見えているのが陸地化→駐車場を作る→また陸地化が促進される、、、の悪循環の一端をになった駐車場の跡。


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さすがにそれはまずかろうと以前の景観をとりもどすべく、国は2009年に道路を撤去し、代替の橋を架けることに決める。本設置は来年以降のようだが、仮設の橋がつい最近完成した、とのニュースを聞いた覚えがある。これがその仮設の橋のようだ。

対岸からモンサンミッシェルまで、歩くと10分以上かかる長い長い橋。無料のシャトルバスもあるけど。


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島にはいってすぐの通称「Grand Rue 大通り」という名のせせこましいメインストリートはこれまた世界中の人であふれかえっている。もともとここは巡礼の島、多くの巡礼者が訪れた時代も実はこんなふうにごったがえしていたのかもしれない。


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観光客お約束の名物ふわふわオムレツをだしてくれるレ・テラス・プラール。プラ−ルおばさんが巡礼者に簡単で栄養のある物を食べさせたい、という思いから考案した料理だそうだ。


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卵をこれでもか!というくらい泡立てて泡立ててオムレツに焼き上げる。


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完成品はこれ。
、、、ふつうにオムレツ、卵焼きでした(^◇^;) 滋養はたっぷりよ。


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さて、山を登って修道院に入ろう。

もともとモンサンミッシェルは岩山の島であったのを8世紀初頭から少しずつ建物を建て、数世紀にわたり少しずつ造築を繰り返してできた姿といわれる。なので建築様式もカロリング様式からゴシック様式までさまざまな様式を含んでいるらしい。(ロマネスクとゴシックの違いくらいしかわからん、、、)



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修道院の時代から、14〜15世紀にわたる百年戦争(英仏戦争)時代には要塞(実際砲台などもある)として、またフランス革命の時代には監獄として使われていたそうだ。19世紀末、やっともとの修道院にもどり修道士・修道女がおつとめをされている。


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おもしろいのはここに最初に聖堂を作ったオベール司祭の伝説。夢のなかで大天使ミカエル(フランス語でミッシェル)から「この岩山に聖堂を建てよ」とのお告げを受けたが、華麗にスルー。2回目のお告げもスルー。ついに3度目には大天使もきれて司祭の頭に自分の指をグリグリとねじこんだ。翌朝、司祭は自分の脳天に穴が開いていることに気づいて愕然、あわてて聖堂をつくったんだそうだ。大天使のクセにやることがえげつない。近隣の村にはその穴の空いた司祭の頭蓋骨があるとかないとか。



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これがその大天使ミカエル(ミッシェル)。修道院の尖塔のてっぺんに立っている像のレプリカ。悪魔と戦う天使の姿で描かれることが多いそうだ。これは勇ましい姿だ。


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修道院を出て、外壁をぐるりとまわる石段を海を眺めつつおりていく。少しずつ元の島の姿を取りもどしつつある、、、、というところか。


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ちょうど干潮の時、干潟を渡って島の外散歩の人たちもいる。干潟は砂というよりほとんど泥。気持ちよさそうだなあ、、、。ちょっと降りてみたかったが替えの靴も時間もないので断念。若干の心残り。



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潮の満ち引きの差は15メートル以上あるといわれ、このため、かつては干潟を歩いていて急に満ちてきた潮のために多くの巡礼者が命を落としたという。島の入口には潮の干満時刻を示した表示があり、満潮時には浜に降りないようにと今でも記されているらしい。
そういえば、この話は小学生の時に「世界の不思議」みたいな本で読んだことあるぞ。(私が小学生のみぎりにはまだここは陸地化してなかったのね〜)



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どこまでも山のない空と海。日本ではおめにかかれない風景だなあ。


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干潟にできた亀裂。


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砂の下に大きな空洞ができていたりするので、ガイド無しに歩くのは非常に危険らしい。いまでも「モンサンミッシェルへ行くなら遺書を置いていけ」というのは通用するみたいだ。



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かえり道では美人のお姉さんがいるル・プチ・ブルトンで人気の塩キャラメルソフトを食す。これ日本人に人気なのか、「塩キャラメル」と日本語で書いてあった。人数と押しの強さで負けてる中国人観光客、でも日本人観光客もまだまだ健在(?)



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意外とさっぱり系なのでこれはおいしかった!



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しかし、モンサンミッシェル、一番良いのはなんといっても遠景だなあ。この非対称さは日本人好みかもしれない。早く海に浮かぶ姿をみてみたいものだ、と思いつつパリへまた4時間かけて帰る












アートを旅するパリ2014〜その4・モネの睡蓮・Giverny - 2014.08.16 Sat

オランジュリーでモネの睡蓮の大作を見て、モネの家にあるその睡蓮の池を見たくて、Giverny(ジヴェルニー)行き決定〜!


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こんなときネットは便利だね。行き方やアドバイスをブログなどで調べてまずは市街北西にあるサン・ラザール駅へ。8:20発の列車をねらう。


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ルーアン行きの特急で二つ目の駅、ヴェルノン(Vernon)駅までの切符は、駅に入って右手のこんな緑の窓口っぽいところで買う。ジヴェルニーへ行きたいというと、最近は人気のスポットとなっているので係りの人も慣れたもの。


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駅からジヴェルニーまでのバスの連絡表をくれた。親切。バスは列車と連結しているからいいけれど、列車はなんと2時間に1本しかない!帰り乗り遅れるとたいへんなことになる。


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フランスの鉄道ではいわゆる改札はなくて、こんな機械に切符を通して刻印するのみ。検札はあるらしいが今回はスルーされたし、降りるときも改札無し。なんかゆる〜いところがいいなあ。あ、でもこの刻印はお忘れなく。


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ヴェルノンまで約50分、景色はフランスの田園風景。快適な列車の旅♪


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モネの庭園は開扉前に着いたにもかかわらずすでに長い列ができている。(午後からはもっと長い列になってた。夕陽ねらいか。)ここはパリからドライブでも来やすいらしく、自家用車で来ている人が多い。



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さて、このモネの庭園、彼がまだ売れていなかった43才のときから86才で生涯を閉じるまで愛して手を入れて住んだ場所なのだ。モネの死後、フランス美術アカデミーに遺贈され、一時荒廃したものの有志の手によって蘇り、専属の庭師によって一年中管理されているらしい。(HPただしフランス語だよ)


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まずはすばらしい庭に圧倒される。ガーデニングを一度は志した者ならもうヨダレが垂れまくりだと思う。夏でも湿度も気温も低い欧州ならではと思うが、いったい何種類の花が咲いているんだろう。


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でもひとつひとつよく見ると、私も宝塚の庭で一度は栽培を試みたものばかり。花の名前8割以上は言える。私の方は1シーズンで挫折、失敗した花が多いけれど^_^;
そうそう、原種のフジバカマとおぼしき花もさいていたのよ。日本固有の花だと思っていた。

むこうに見えるピンクの壁の建物がモネのお屋敷。


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花に包まれ、風に吹かれ、虫の羽音を聞き、、、、これはまさに至福のひとときではないか。宝塚ではとうに叶わなかった夢だが。(蚊に刺されるわ、暑いわ、草花は病気にやられるわ、、、、もう)
しかし、モネは自分でガーデニングしてたのかなあ。庭師さんがいたのだろうか。


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園内を流れる小川に沿って歩いて、いよいよ睡蓮の庭へ。


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おお〜!
日本では睡蓮の季節はすぎたが、夏でも冷涼なここではまだ咲いている。


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かたや庭師さんがせっせと花ガラや雑草をお掃除中。

ここからは解説無し。たくさんあるモネの睡蓮の連作の中、どれかひとつはああ、この景色だ、と思うものがあるはず。朝の池、夕暮れの池、青空を映す池、柳の影を宿す池、、、、季節は夏だけだけどね。


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池にさかさまに映る柳。こんな睡蓮の絵、たしかあったはず。


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右手奥、緑色の太鼓橋は日本の橋とも。なにせ浮世絵が好きで、屋敷の壁中コレクションの浮世絵で埋め尽くすくらいのジャポニズムの旗手であったのだから。そういえば、小川にそった小さな竹藪もジャポニズムだし。


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池をどちらの方向から見るか、で光の具合が違う。見ている間に上って強くなってくる太陽光は刻一刻と様相を変える。これは無限の「睡蓮」ができてもおかしくないわけだ。


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モネの屋敷はかわいいピンクの壁と緑の鎧戸という印象派面目躍如のツートンカラー。中の写真はNGだったのでお見せできないのが残念。たとえば、ダイニングは黄色、キッチンはブルーとカラー統一されているのはお見事。とてもかわいい♪ 雑誌「私のカントリー」の愛読者なら泣いてよろこびそうですよ〜。


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2時間に一本のバスをのがさないように注意しながら、モネの庭園をみたあとはジヴェルニーの村を散策。またこれがまことにどこをとっても絵になる。



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こんな村を散策しているだけで印象派の絵が描けそうだわ。(無理だけど)


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光りと影の陰翳がくっきり。空気に湿気がないせいかな。


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一般のお宅もあればB&Bみたいなものもあるようだ。


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ランチは小さなジヴェルニー印象派美術館のカフェで。葡萄棚の下でいただく。日陰はもう涼しいをとおりこして寒いくらいだった。

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村でみつけた小さなブロカントのお店。シルバーのカトラリーが多かった。フランスの民具みたいな物もあったが、いずれも持ち帰るには大きすぎであきらめ。




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バス停近くにはモネの小径といって、彼が好んで散策したであろう小さな川沿いの道がある。ここは爽やかな風が吹いて、柳の葉ずれの音が心地良く、何時間でもじっとしていたいと思えた。まさにモネの睡蓮はこの天国から生まれたのだなあ。


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小径でみつけたエスカルゴ。お前か、葉っぱをこんなにレース状にしたのは。




アートを旅するパリ2014〜その3・モンマルトル散策 - 2014.08.16 Sat

エコール・ド・パリ(パリ派)の前半、画家や文士たちが活躍したモンマルトルの丘を訪ねた日はあいにくの雨。ところでモンマルトルって『Mont des Martyrs(殉教者の丘)』という意味だったのね。


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ランドマークのサクレ・クール寺院はパリの市内のどこからでも見える。青空に映える白い寺院の写真を撮りたかったのだが、なんだかおどろおどろしいイメージになってしまった。



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市内どこからでも見えるから、ここからは市内がよく見える。


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ちょうど日曜日でミサの最中、多くの信者で埋め尽くされた内陣にははいれなかった。正面ドームには大きなキリストの絵、心臓のところから光りがぴか〜!、、、サクレ・クールって「聖・心臓」っていう意味だから。ろうそくを献灯しておいた。クリスチャンではないけどお盆だしね。



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寺院をあとにしてモンマルトル散策。
コルト通り、このあたりはゴッホやルノワールがアトリエとして使っていた館もある。作曲家のサティの家もさがしたが、みつけられなかった。狭い道が迷路のようにあちこちに走っているのでオリエンテーションがつきにくいったら、、、


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たくさんの似顔絵描きさんたちがお仕事中。


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19世紀モンマルトルにあった有名なキャバレー、ポスターの黒猫が有名なChat Noir(シャノワール:黒猫)は残念ながらもうここにはない。ロートレックなどの当時新進気鋭だった画家たちが集ったという。これはそれにひっかけた店名でキャバレーではありません(^_^; お土産物屋さん。(参照


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モンマルトルといえばゴッホ、マティス、ルノワール、ロートレック、ピカソ、などが活躍した場所だが、私のイメージとしてはやはりユトリロ。それも「白の時代」といわれたモノトーンに近い風景画。
こんな感じかな?


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ここもいい。雨で陰惨なカラーが特にユトリロ。

ユトリロの白の時代は、彼のアル中と精神病がひどかった時代とオーバーラップするというのはなんだか象徴的。天才とナントカは紙一重というが。


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ランドマークの「壁抜け男」のオブジェ。マルセル・エイメの小説『壁抜け男』の主人公らしい。読んだことはないが、壁すり抜け能力を持つ男が恋をしたためにその力がだんだんなくなってきて、とうとう中途半端に壁に捕まってしまったという悲劇、、、だそうだ。なんとも(^◇^;)


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さあ、ルノワールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」の画題となったムーラン・ド・ラ・ギャレット。かつてはダンスホールであったが今はレストランとして外観だけ昔のままのようだ。残念ながらあの絵のような場所を想像するのは困難だった。


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ルノワールだけでなく、モンマルトルで活躍した画家、ロートレックやゴッホなども描いている。


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迷路のような細い小路から、シンボルの風車があちこちから見えるのがポイント高い。


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さて、ふたたびユトリロの(私的に)モンマルトルを歩く。



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ここにかつて「洗濯船(Le Bateau-Lavoir)」と呼ばれる安アパートがあった。(現在残るのはこの入り口のみ)

パブロ・ピカソがここに住み、モディリアニらの貧乏な画家達もここに住み、アトリエを構え、制作活動を行った場所。アポリネール、ジャン・コクトーなどの文士、マティスらもここに出入りし、当時の芸術の梁山泊の様相を呈していたらしい。1914年、ピカソがモンパルナスに引っ越すまでは。



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またまたユトリロのモンマルトル、アゲイン。


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壁のプレートによると1886〜1888年まで、ゴッホとそのよき理解者であった弟のテオが住んだアパート。


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ここまで歩いてブーランジェリーで一休み。実はこの近くに映画「アメリ」の舞台になったCAFE DES 2 MOULINSがあると知ったのはホテルに帰ってから。惜しいことをした〜〜!!(>_<)ゞ



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しかし、パリのカフェオレは、、、ボウルがデカイ、、、



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そのままメトロのブランシュ駅に降りてくる。このあたりは東京でいえば歌舞伎町、、、といったところらしい。ご存じムーランルージュは駅の目の前。



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