師走の北野界隈散歩2015 - 2015.12.28 Mon
ようやく年の瀬もおしつまった感があります。大掃除もそこそこに、私は終い天神の半日を北野界隈で遊びました。

千本今出川からまずは上七軒をめざして歩きます。最初のお立ち寄りポイントは西陣・骨董画餅堂(わひんどう)さん。ここは正統な骨董からこっとう???というようなものまでチマチマと面白い物を売ってはりますが、建物も必見。町家の天井を中途半端にぶち抜いて廃屋感がばっちり。大きな備前かなにかの壺が目の前で売れました(^_^;

その西側にあるのがみたらし団子の日栄堂さん。おばあさんがええ感じでみたらし団子うってます。ここのは餅3つのスタイル。ここで買って天神さんの境内の絵馬堂で食べるのもなかなか乙なのですよ。

もう少し西へ行くと今度は洋菓子の坂田焼菓子店さん。この前千本釈迦堂の大根炊きに来たときは閉まっていたのよね。あまり看板とかだしてはらへんので、気づかずスルーする率高いかも。

上七軒のバス停から北野天満宮の東門へ、お茶屋さんが立ちならぶ石畳の道を歩いて行くと、あ、和菓子の老松さん、今日はあん団子を表で焼いてはる。

さあ、みえてきました、今年最後の天神市(終い天神といいます)のにぎわい。今年は天神さんへはよう来たわ。ついせんだっても大福梅(天満宮の梅林で採れた梅を境内で干したもの。土用干しは壮観ですよ〜)もらいに来たし。

東寺の弘法市(毎月21日)に比べるとやや小さいけれど、歩いてぶらぶらするにはちょうどよいスケール。売っている物も、なんでこんなもんが???と思うような物もおおくて見て歩くだけでも楽しいよ。

山門には来年の干支・申。
そう、あいにくとちゅうでぱらぱら時雨れたので雨宿り。

茶友さんの店での奥で、店から表を見る、という貴重な体験をしたあげく、老松さんの和菓子に抹茶もちょうだいしてしまい恐縮感激。おいしゅうございました。雨で冷えてた体がほかほか。

境内ではこの暖冬でもう開いている梅花があって、季節どうなってるんや〜と嘆くも、、、

ちらりとのぞいた(普段は閉鎖)梅林の梅はちゃんと季節の約束を守っているようでほっとしました。来年の早春、また梅見にいくからね。

帰りに、リスボンでであって京都で再会したカステラ・ド・パウロでパステル・デ・ナタ(ポルトガルの人気のお菓子、エッグタルト)をちゃんと買いました。

最後に立ち寄ったのが最近上七軒南にできたばかりのknot cafe さんへ。ここはもとガレージか倉庫だったとか。マークの二つ輪が”knot"(結び目)表しているのね。(私には二分割卵に見えた^_^;)

高い天井がガレージ感あっておしゃれ〜。

で、驚きの「出汁巻きサンド」!!いただく。出汁巻きはあつあつでとろっとしててパンにこんなに合うとは思わなんだ(◎-◎;)
こちらで売っている千本玉寿軒+nunu chocolates(ブルックリンにあるチョコレート店)コラボの「CHOCO BOURO」、(そばボーロにチョココーティング)ちょっと高めの値段ながらとても美味しくお使いものにして非常によろこばれました。

さて、天神さんの戦利品は、、、苔!一箱500円。

早速庭のハゲハゲになったところに投入しましたが、うまくついてくれるかどうか。
今年も残すところあとわずか、しなければならないことは多々あれど、こんな散歩しててできるわけもなく、怒濤の年末になりそうな予感です。

千本今出川からまずは上七軒をめざして歩きます。最初のお立ち寄りポイントは西陣・骨董画餅堂(わひんどう)さん。ここは正統な骨董からこっとう???というようなものまでチマチマと面白い物を売ってはりますが、建物も必見。町家の天井を中途半端にぶち抜いて廃屋感がばっちり。大きな備前かなにかの壺が目の前で売れました(^_^;

その西側にあるのがみたらし団子の日栄堂さん。おばあさんがええ感じでみたらし団子うってます。ここのは餅3つのスタイル。ここで買って天神さんの境内の絵馬堂で食べるのもなかなか乙なのですよ。

もう少し西へ行くと今度は洋菓子の坂田焼菓子店さん。この前千本釈迦堂の大根炊きに来たときは閉まっていたのよね。あまり看板とかだしてはらへんので、気づかずスルーする率高いかも。

上七軒のバス停から北野天満宮の東門へ、お茶屋さんが立ちならぶ石畳の道を歩いて行くと、あ、和菓子の老松さん、今日はあん団子を表で焼いてはる。

さあ、みえてきました、今年最後の天神市(終い天神といいます)のにぎわい。今年は天神さんへはよう来たわ。ついせんだっても大福梅(天満宮の梅林で採れた梅を境内で干したもの。土用干しは壮観ですよ〜)もらいに来たし。

東寺の弘法市(毎月21日)に比べるとやや小さいけれど、歩いてぶらぶらするにはちょうどよいスケール。売っている物も、なんでこんなもんが???と思うような物もおおくて見て歩くだけでも楽しいよ。

山門には来年の干支・申。
そう、あいにくとちゅうでぱらぱら時雨れたので雨宿り。

茶友さんの店での奥で、店から表を見る、という貴重な体験をしたあげく、老松さんの和菓子に抹茶もちょうだいしてしまい恐縮感激。おいしゅうございました。雨で冷えてた体がほかほか。

境内ではこの暖冬でもう開いている梅花があって、季節どうなってるんや〜と嘆くも、、、

ちらりとのぞいた(普段は閉鎖)梅林の梅はちゃんと季節の約束を守っているようでほっとしました。来年の早春、また梅見にいくからね。

帰りに、リスボンでであって京都で再会したカステラ・ド・パウロでパステル・デ・ナタ(ポルトガルの人気のお菓子、エッグタルト)をちゃんと買いました。

最後に立ち寄ったのが最近上七軒南にできたばかりのknot cafe さんへ。ここはもとガレージか倉庫だったとか。マークの二つ輪が”knot"(結び目)表しているのね。(私には二分割卵に見えた^_^;)

高い天井がガレージ感あっておしゃれ〜。

で、驚きの「出汁巻きサンド」!!いただく。出汁巻きはあつあつでとろっとしててパンにこんなに合うとは思わなんだ(◎-◎;)
こちらで売っている千本玉寿軒+nunu chocolates(ブルックリンにあるチョコレート店)コラボの「CHOCO BOURO」、(そばボーロにチョココーティング)ちょっと高めの値段ながらとても美味しくお使いものにして非常によろこばれました。

さて、天神さんの戦利品は、、、苔!一箱500円。

早速庭のハゲハゲになったところに投入しましたが、うまくついてくれるかどうか。
今年も残すところあとわずか、しなければならないことは多々あれど、こんな散歩しててできるわけもなく、怒濤の年末になりそうな予感です。
大根だき2015〜千本釈迦堂 - 2015.12.12 Sat
この季節は大根だき食べたくなる。もともと12月8日の成道会(お釈迦様が悟りをひらかれた日。禅宗では臘八会とも)にあわせた行事で京都でもあちこちでおこなわれるが、行きやすさを考えるとやっぱり西陣の千本釈迦堂(大報恩寺)だなあ。

ここの大根だきいただくのは2年ぶり。(昨年はどこへもいけず)お昼頃行ったらすでに長蛇の列。

並んだけれど、大根だき授与はスムーズに手際よくおこなわれているので行列の進行はわりと早い。

並んでいる間に門の上の見事な紅葉をながめたり、、、、(今年はおおかたの観光客が帰らはったあとがきれいだったんよ。)

境内の大銀杏を眺めたり、、、飽きなかった。

境内のあちこちで大根はいただける。(お持ち帰りもできる)
しかし大根だきはさっぶ〜い中、ほかほかの湯気を楽しみながらはふはふほおばるのがお約束だが、なんということか今年は暑いくらい(^_^; 風情はいまいちながら、中風封じの御利益はいただかないと。

春には見事な枝垂れ桜の花を咲かせる阿亀桜も人が大勢なので、擦れていたまないように枝をところどころくくってもらっている。

いつもはほとんど他の人に出会うこともない境内もお堂もこの日ばかりは賑わっている。
ちなみにこの金堂、国宝なんだよ、知ってた?13世紀に建てられた洛中最古の建築。ありがたやありがたや。

行列にならんでいる間に献灯にこんな名前もみつけちゃった!
懐かし〜な〜。大学時代によく聞いた名前だわ。毀誉褒貶の激しい人だったけれど。(この名前でぴんと来た人はそれなりに古い人です)

さあ、いよいよ順番がきた。大根はこんな大きな鍋でドラム缶で炊いている。

こんなにたくさん炊いたらそりゃおいしいよね。一生懸命ご奉仕してくれているのはご近所の方々だろうか。

でっかい大根3きれとおいしいお揚げさん。最高。おいし〜!大根は大きいが完食。

大根だきは本来丸い大根である聖護院大根が使われていたが、生産が追いつかなくなって、食するのは普通の大根。ただし御利益ありそうな梵字を書いて(中風封じらしい)売られている生大根は聖護院大根。これを持って帰ってお家で食するのだ。でもきっとここで大鍋で炊いた大根の方がおいしいと思うよ。

境内の床机をカバーする毛氈のいれものが「聖護院大根」だ(^_^;
境内の奥ではちいさな手作り市も開催されていた。

阿亀桜の名前を献上した大工の女房、お亀さん。
悲話が伝わるが、現代ではどれだけの人が共感できるやら。(夫の名誉を守るため自害した)
さて、師走の京のイベント、ひとつこなしたぞ!
中風(卒中)になりませんように〜。
<おまけ>
毎朝落ち葉一つ無いように掃除に励んでいるのに、、、、、

たった一晩の嵐でこんなことに〜(>_<)

11月は全然赤くならなくて、やっときれいに色づいたと思ったらもうお別れですか〜?今年の紅葉。

ここの大根だきいただくのは2年ぶり。(昨年はどこへもいけず)お昼頃行ったらすでに長蛇の列。

並んだけれど、大根だき授与はスムーズに手際よくおこなわれているので行列の進行はわりと早い。

並んでいる間に門の上の見事な紅葉をながめたり、、、、(今年はおおかたの観光客が帰らはったあとがきれいだったんよ。)

境内の大銀杏を眺めたり、、、飽きなかった。

境内のあちこちで大根はいただける。(お持ち帰りもできる)
しかし大根だきはさっぶ〜い中、ほかほかの湯気を楽しみながらはふはふほおばるのがお約束だが、なんということか今年は暑いくらい(^_^; 風情はいまいちながら、中風封じの御利益はいただかないと。

春には見事な枝垂れ桜の花を咲かせる阿亀桜も人が大勢なので、擦れていたまないように枝をところどころくくってもらっている。

いつもはほとんど他の人に出会うこともない境内もお堂もこの日ばかりは賑わっている。
ちなみにこの金堂、国宝なんだよ、知ってた?13世紀に建てられた洛中最古の建築。ありがたやありがたや。

行列にならんでいる間に献灯にこんな名前もみつけちゃった!
懐かし〜な〜。大学時代によく聞いた名前だわ。毀誉褒貶の激しい人だったけれど。(この名前でぴんと来た人はそれなりに古い人です)

さあ、いよいよ順番がきた。大根はこんな大きな鍋でドラム缶で炊いている。

こんなにたくさん炊いたらそりゃおいしいよね。一生懸命ご奉仕してくれているのはご近所の方々だろうか。

でっかい大根3きれとおいしいお揚げさん。最高。おいし〜!大根は大きいが完食。

大根だきは本来丸い大根である聖護院大根が使われていたが、生産が追いつかなくなって、食するのは普通の大根。ただし御利益ありそうな梵字を書いて(中風封じらしい)売られている生大根は聖護院大根。これを持って帰ってお家で食するのだ。でもきっとここで大鍋で炊いた大根の方がおいしいと思うよ。

境内の床机をカバーする毛氈のいれものが「聖護院大根」だ(^_^;
境内の奥ではちいさな手作り市も開催されていた。

阿亀桜の名前を献上した大工の女房、お亀さん。
悲話が伝わるが、現代ではどれだけの人が共感できるやら。(夫の名誉を守るため自害した)
さて、師走の京のイベント、ひとつこなしたぞ!
中風(卒中)になりませんように〜。
<おまけ>
毎朝落ち葉一つ無いように掃除に励んでいるのに、、、、、

たった一晩の嵐でこんなことに〜(>_<)

11月は全然赤くならなくて、やっときれいに色づいたと思ったらもうお別れですか〜?今年の紅葉。
伏見稲荷・松の下屋 - 2015.12.08 Tue
久々の伏見稲荷である。

初詣の大賑わいは知っているが年末のこんな時なのに、こんなにようさんの人がお参りしているとは!!いままでこんなんしらん。半分以上は中国からの観光客だと断言できる。(中国語しか聞こえんかった)

本殿でのお参りもそこそこに、今回の目的は、、、

今年6月からはじまったこれである。
境内にある呈茶所・松の下屋。ただし土日限定なのでご注意を。

ここは先代の宮司さんまで実際にお住まいだった社舎とでもいうか。大正時代の建物らしい。

ここでお茶を提供しているのは伏見で名高い椿堂茶舗さん。ここの付属の日本茶カフェ竹聲(こちらに記事あり)は雰囲気も出てくるお茶もレベル高いよ。

奥の座敷の前に広がる美しい景色。これを眺めながらまずは一服。

もちろん抹茶もいただけるが、お茶の味はやっぱり煎茶で確かめたい。この日のお菓子はきんとん「水仙」。(御製は、、、聞くの忘れた) 私の好みよりやや薄めながらおいしくお茶を頂戴する。

となりの座敷にあった猫間障子。(猫が細いところを歩くことができるが如く、細い桟に二枚障子がはいっている)このネーミング、好き。

一服した後はお庭を散策。ドウダンツツジの紅葉が美しい。

宮司さんの宿舎ともなると寺院の塔頭くらいの広さがある(600坪あるらしい)。これの管理の大変さを思うと、ご当代がたぶんもっと便利なところへでていかれたのもわかるような気がするが、ちょっともったいない。

邸内には洋風の応接室などもあって、大正〜昭和初期の町家の造りみたいだ。おのずと寺院建築とはちがうような。だって神社だもんね。

おお〜!
こちらでは楓もしっかり紅葉していた。(今年の京都のもみぢは平均するとできがよくなかったが)

庭の小高い築山には茶室棟もちゃんとあった。扁額は瑞芳軒と読める。

こちらは吉野窓のある広間。

こちらは四畳半の小間。
それほど特色のある茶室ではないが、十分使えるのでそのうち茶室貸し出しなんかもあるかもしれない。裏に回ると少し痛んでいたので、心配。こういう建物は使わないとどんどん悪くなる。

庭園内を流れていたとおぼしき小川はすでに干上がっていたが、紅葉の落ち葉の川ができていて、これはこれでまた風流。
土日だけ。16時までですが伏見稲荷へお越しの節はぜひこちらもお見逃しなく。
<おまけ>

京阪電車の伏見稲荷駅はお稲荷さん仕様。いつみても萌えるわ。

初詣の大賑わいは知っているが年末のこんな時なのに、こんなにようさんの人がお参りしているとは!!いままでこんなんしらん。半分以上は中国からの観光客だと断言できる。(中国語しか聞こえんかった)

本殿でのお参りもそこそこに、今回の目的は、、、

今年6月からはじまったこれである。
境内にある呈茶所・松の下屋。ただし土日限定なのでご注意を。

ここは先代の宮司さんまで実際にお住まいだった社舎とでもいうか。大正時代の建物らしい。

ここでお茶を提供しているのは伏見で名高い椿堂茶舗さん。ここの付属の日本茶カフェ竹聲(こちらに記事あり)は雰囲気も出てくるお茶もレベル高いよ。

奥の座敷の前に広がる美しい景色。これを眺めながらまずは一服。

もちろん抹茶もいただけるが、お茶の味はやっぱり煎茶で確かめたい。この日のお菓子はきんとん「水仙」。(御製は、、、聞くの忘れた) 私の好みよりやや薄めながらおいしくお茶を頂戴する。

となりの座敷にあった猫間障子。(猫が細いところを歩くことができるが如く、細い桟に二枚障子がはいっている)このネーミング、好き。

一服した後はお庭を散策。ドウダンツツジの紅葉が美しい。

宮司さんの宿舎ともなると寺院の塔頭くらいの広さがある(600坪あるらしい)。これの管理の大変さを思うと、ご当代がたぶんもっと便利なところへでていかれたのもわかるような気がするが、ちょっともったいない。

邸内には洋風の応接室などもあって、大正〜昭和初期の町家の造りみたいだ。おのずと寺院建築とはちがうような。だって神社だもんね。

おお〜!
こちらでは楓もしっかり紅葉していた。(今年の京都のもみぢは平均するとできがよくなかったが)

庭の小高い築山には茶室棟もちゃんとあった。扁額は瑞芳軒と読める。

こちらは吉野窓のある広間。

こちらは四畳半の小間。
それほど特色のある茶室ではないが、十分使えるのでそのうち茶室貸し出しなんかもあるかもしれない。裏に回ると少し痛んでいたので、心配。こういう建物は使わないとどんどん悪くなる。

庭園内を流れていたとおぼしき小川はすでに干上がっていたが、紅葉の落ち葉の川ができていて、これはこれでまた風流。
土日だけ。16時までですが伏見稲荷へお越しの節はぜひこちらもお見逃しなく。
<おまけ>

京阪電車の伏見稲荷駅はお稲荷さん仕様。いつみても萌えるわ。
大山崎山荘〜2015・秋 - 2015.12.04 Fri
今年は長雨やら昼間暑かったりで京都の楓の紅葉はあまりよくない。赤くなる前に枯れて散ってしまう、、、という感じで。そこで足を伸ばして大山崎へ。少しは京都市内よりましかなと期待しつつ。

天王山のつま先立ちの坂をのぼって(駅から送迎バスもあるけど)大山崎山荘美術館へ。ここは紅葉の名所でもあるのだが、以前春と秋に中国茶会が庭園のあちこちでひらかれていてよく足を運んだ大好きな場所なのだ。

静かな庭園。残念ながらやはりここも例年ほどではないが、それでも十分楽しめるだけの景色。

山荘を見上げる角度で。

それなりに紅葉しているがまだまだ緑の木もめだつ。

しばし小川あり滝あり、の広い庭園を散策。

これはお気に入りの枝垂れ桜で、春には美しい花をみせてくれる。また来年の春にも来なくちゃ。

山荘の入り口の前を流れる小川には、、、、
やまかはに 風のかけたるしがらみは、、、、、ほんとうに流れもあえぬもみぢ葉であった。

おなじく山荘の前にある春にまず咲く木蓮の木も、早くも春の準備万端。

紫陽花は木のままドライフラワーになっている。

この広い庭園にいくつかの茶室が散在していて中国茶会で使っていたのだが、今では非公開。

庭園で一番きれいだった紅葉。

さて、山荘の中に入ってみよう。ここをほとんど自分で設計して何年もかけて作り上げた加賀正太郎の夢の跡。

この大山崎の広大な土地に壮大な庭園と邸宅を作ろうと、まず最初に正太郎が作った栖霞楼が右手に。ここに登って土地を見晴らしながら建物のプランを練ったという。

建物の内部もすごいのだが、実は何回も行っていたのに見逃していた見所をご近所の聴竹居とセットで探訪するツアーではじめて知って、目からウロコであった。

とくに暖炉の上部の石板は必見よ。後漢時代のものなんだからね。

照明に到るまで加賀正太郎デザインのこだわりよう。

山荘の二階のバルコニーからは、木津川、桂川、宇治川の三川合流地点が見晴らせる。八幡の背割り桜の並木も遠景に見え、桜の頃はとりわけ美しいが、微かに残った桜の葉の紅葉が仄かに色づいて見えた。

さて、そしてお約束のバルコニービール。
なにしろ現在ここを所持管理しているのはアサヒビールだからね。
う〜ん。やっぱりここまできて正解だったかな。

天王山のつま先立ちの坂をのぼって(駅から送迎バスもあるけど)大山崎山荘美術館へ。ここは紅葉の名所でもあるのだが、以前春と秋に中国茶会が庭園のあちこちでひらかれていてよく足を運んだ大好きな場所なのだ。

静かな庭園。残念ながらやはりここも例年ほどではないが、それでも十分楽しめるだけの景色。

山荘を見上げる角度で。

それなりに紅葉しているがまだまだ緑の木もめだつ。

しばし小川あり滝あり、の広い庭園を散策。

これはお気に入りの枝垂れ桜で、春には美しい花をみせてくれる。また来年の春にも来なくちゃ。

山荘の入り口の前を流れる小川には、、、、
やまかはに 風のかけたるしがらみは、、、、、ほんとうに流れもあえぬもみぢ葉であった。

おなじく山荘の前にある春にまず咲く木蓮の木も、早くも春の準備万端。

紫陽花は木のままドライフラワーになっている。

この広い庭園にいくつかの茶室が散在していて中国茶会で使っていたのだが、今では非公開。

庭園で一番きれいだった紅葉。

さて、山荘の中に入ってみよう。ここをほとんど自分で設計して何年もかけて作り上げた加賀正太郎の夢の跡。

この大山崎の広大な土地に壮大な庭園と邸宅を作ろうと、まず最初に正太郎が作った栖霞楼が右手に。ここに登って土地を見晴らしながら建物のプランを練ったという。

建物の内部もすごいのだが、実は何回も行っていたのに見逃していた見所をご近所の聴竹居とセットで探訪するツアーではじめて知って、目からウロコであった。

とくに暖炉の上部の石板は必見よ。後漢時代のものなんだからね。

照明に到るまで加賀正太郎デザインのこだわりよう。

山荘の二階のバルコニーからは、木津川、桂川、宇治川の三川合流地点が見晴らせる。八幡の背割り桜の並木も遠景に見え、桜の頃はとりわけ美しいが、微かに残った桜の葉の紅葉が仄かに色づいて見えた。

さて、そしてお約束のバルコニービール。
なにしろ現在ここを所持管理しているのはアサヒビールだからね。
う〜ん。やっぱりここまできて正解だったかな。
船岡山〜建勲神社 - 2015.11.24 Tue

今宮神社は、あぶり餅に惹かれてけっこう足繁く訪れているが、お向かいの船岡山にはまだ登ったことがない。

船岡山は北区の西の方にあるこんもりとした丘で、平安京の造営時に四神相応の北=玄武にあてられた由緒ある?場所。
北大路通りには船岡山にある「建勲神社参道」の石柱がたっており、学生時代からよく見ていたのだが、あまりご縁がなくて。
今日は時間もあるし、近くに来たので行ってみよう。

山に登ろうと一足踏み入れると、すぐムッと山と水の匂いと冷気。これは左京区で言ったら吉田山だな。山に神社も(吉田神社)あるし。
ここは(京都人が先の大戦という^_^;)応仁の乱の時に西軍が陣をはった船岡山城の跡でもある。(「西陣」の名前の由来ね)

船岡山の三角点のある場所は公園になっており、まあ、眺めのよろしいこと!
こちら左大文字!

少し遠景になるが大文字(左京区の方)。
ここは8月の五山送り火のときのベストスポットでもあるんだそうな。この日は人っ子ひとりいなかったが、当日はすごい人出になるそうな。

市中の眺望もある。

さらにはるか遠景に京都タワーも。

さて、船岡山にある建勲神社。ご祭神はなんとあの織田信長!
ちなみに「別格官幣社」とは国につくした人を祭神として祀る社格。(もともと神様でない)
船岡山はかつて秀吉によって信長の廟所としてされてはいたが、のちに明治天皇によって神社建造が定められ明治3年建てられたのだそうだ。なぜ信長が神格化?と思わないではないが、日本が長いこと侵略をうけなかったのは信長による天下統一のおかげ、ということらしい。

境内に入ると「人間50年 下天のうちを くらぶれば、、、」の有名な「敦盛」の一節が。

ご覧の通り静かな境内だが、信長が入洛した10月19日は毎年船岡大祭がおこなわれ火縄銃の演武などもあり、たいそうにぎわうのだそうだ。「敦盛」の仕舞も披露されるらしい。

境内のあちこちにさすが織田家の木瓜紋。お参りして帰る。
船岡の名前は通りの名や船岡温泉などの地名でなじみはあるものの、ついぞいったことのなかった船岡山、やっと行くことがデキマシタ。
<おまけ>

大徳寺塔頭玉林院前にある皐蘆庵茶補さん。ここの葦簀遮光の濃茶、まろやかで愛用している。ここのお兄さん、自分で茶園をもっていて茶を栽培していて碾茶もここで挽いている。日本茶カフェとしてもいい雰囲気で利用できるのでオススメ。