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2017-10

好日居・茶ノ教室夜会〜長月の頃2017 - 2017.09.16 Sat

好日居さんの茶ノ教室
本日は長月の頃

長月と言えば7日の白露から9日の重陽の節句、20日の旧八朔そして秋のお彼岸と、めまぐるしい。気温もあがったり下がったり、からっとした天気が続くかと思えば台風も来る。
着物も初旬は夏物、下旬は単衣、中旬が一番の悩みどころ、帯はもっと悩む、、、(そんなに持ってないし)





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今夜の好日居はジャックされてます(^_^;
常連さんの「さすらいのギタリストならぬギ茶リスト」さんが台湾土産の中国茶の茎茶という珍しいお茶を煎れてくれました。彼は庸軒流の茶道も始められた由、これからもおつきあい願いたい。

テーブル中ほど右手にあるお菓子はこれもお土産、味噌煎餅。



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台湾で有名で、一人2袋までしか買えないお煎餅だそうだが、この味は、、、なにか、、どこかで、、、
ああ!そうだ!伏見稲荷のお狐さん煎餅、もしくはおみくじ入り煎餅の味や!むしろ日本人が伝えなのかもね。





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そしてそのくだんの茎茶はみたところ縮れて曲がってかりんとを小さくしたような感じ。
味はちょっと個性的なんだが、飲んだあとの茶杯を匂ってみると、これがまた高級烏龍茶に遜色がないのがビックリであった。煎れたあとの茶葉というか茎はちゃんとまっすぐになって、かりがね、または茎ほうじ茶っぽかった。

ギ茶リストさんのエクストラの茶会、ちょっともうけた気分です。




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ここからが本当の茶教室。
まずは蕎麦粥をいただく。これに朧昆布、梅干し投入。胃に優しい美味しい。




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場所を奥に移して、今夜は怒濤の(?)烏龍茶三連発。

福建省・安渓鉄観音
台湾・凍頂烏龍茶
安南・宝品烏龍茶


中国、台湾、ベトナムの烏龍茶飲み比べ。
常連さんばかりなので順番に煎れあいっこしながら飲み比べる。

烏龍茶は微発酵の青茶なのでその香りが信条、特に空になった茶海に残る香りのうっとりすること!これこれ!これが好きで中国茶にはまったのだもの。





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お菓子はドライフルーツ、ナッツ。
デーツ(棗)が果肉がしっかりあっておいしい。こういうのをつまみながら、何煎もお茶をいれておしゃべりして楽しむ現地の人たちの姿が想像できるようだ。

で、私的にナンバーワンは(甲乙つけがたいながら)台湾の凍頂烏龍茶。なんとなく上品なんだよね、香りが。でもこれは人好き好き。




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さらに場所を移して奥の間で最後の菊花茶とそのブレンド。

先日も菊花茶をいただいたが、小菊を干した物で、お湯を注ぐとほんとうにさわやかな菊の香りに満たされる。まずはそのまま菊花茶を堪能、そして、今日いれた他のお茶、普洱茶などとブレンドしてどんなに味や香りが変わるかの実験。

ブレンドするとまるで別物の茶にかわることにびっくり。
そして意外や意外、一番合う、、、と思ったのがクセのある普洱茶とのブレンド。どちらの特徴も引きたてあって、別次元のおいしさとなっておりました。

こういう多彩な茶をたのしめるのが、中国茶のおもしろいところでありましょうね。
(もちろん、上等な煎茶や玉露もまけてないよ)




好日居・茶ノ教室夜会〜七夕2017 - 2017.07.11 Tue



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恒例の好日居・茶ノ教室夜の部。





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雨が降ったあとの坪庭の緑がしっとり。




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ウエルカムティーは奥の大谷石の床の部屋で。




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梅の蜜をそそいで、そのあとによく冷えた水出し烏龍茶をそそぐ。

このフラスコ、いいね、といったらiichikoの瓶なんですね。(グッドデザイン賞を受賞しているボトルなの)

ほんのり梅、ほんのり烏龍茶。
わざとかきまぜずに甘さのグラデーションを楽しんで下さい、と。




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さて、最初のお茶はめずらしい茯磚茶。モンゴル地方などで愛飲されているとか。
黒茶なのでプーアルの仲間なのだけれど、製法が微妙に違うらしい。このブロックを割ってみると、黄色い点々のようなもの、これが金花菌とよばれる茶を発酵させる菌なのだ。




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早速いれてもらう。





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プーアルほどクセがなく、烏龍茶との中間くらいのイメージ。あとでほんのり甘いくらいの飲みやすいお茶。




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本日の花はムクゲかな。
このすてきな花入は印度のオイルポットなのだそうだ。(グランピエにて購入とか。いかねば)





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そして点心は、先日好日居さんが行かれた西安、その西安風の甘酒粥。
なかに棗やら,マンゴーやら、クコやらたっぷり入って、「飲む点滴」といわれるほんのり甘い麹とあいまって、美味しいやら滋養がつきそうやら。




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お菓子も西安土産をたっぷりと。
特にびっくりするのはサンザシ!

サンザシと言えば中国では長い串に挿したのを道端で売っていたりするが、このサンザシは熨斗梅みたいにのしたものをコイル状に巻いてある!

つまみだして鋏で切っていただくのもこれまた楽しい。





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二番目のお茶は蒙頂黄芽。
一芯一葉を摘み取って作る黄茶の種類で、製茶量が少ない貴重なお茶なんだそうな。
一見竹葉茶に似ているけれど、これはちょっとこうばしくて、トウモロコシの香りかな。




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つぎに罐々茶。
これは最初に飲んだお茶をことこと煮詰めたもの。どんなに渋くなるのだろうと思いきや、全然渋みも苦みもなくて、クセがとれてまろやかになるこの不思議。




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三番目のお茶は、参加者の多数決により、単層鳳凰茶をいれてもらう。
蜜香!
まさにこれぞThe 中国茶! 最高峰だね〜。






吉田山大茶会2017 - 2017.06.08 Thu


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今年も吉田神社でくりひろげられる吉田山大茶会。




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主に中国茶だが、ほかにも日本茶とか、韓国茶とかモンゴル茶とか,珈琲とかいろいろ。



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あちこちに茶席がもうけられているので、どこに入ろうかと迷って、、、、迷う必要ありませんでした(^_^;
どこも人気で予約時間がずいぶん先とか。





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こちらは昨年いい雰囲気で、参席させてもらった奈良で出張茶館をしている囍茶さんの席。
雰囲気は好日居さんに似ているかな。こちらも予約いっぱいで、、、





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そして今年もでているかな〜と気になっていたトラック茶席!!
ありました、ありました!




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トラックの上に作った即席炉にはちゃんと炭がはいってる。
こちらも入席3時間先、ということであきらめた。
朝早くにきて席入りできたという知人に聞くと、このご亭主はサラリーマン時代にお茶を習ってその魅力にどっぷり、そのお茶を生かせる仕事ということで庭師になったんだそうだ。(普通逆の話はよく聞くけどね、、、)




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でもほんと、すてきな茶席。お客さんは椅子で楽だし。
この地下足袋がツボでした(^◇^;)




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他にもお茶の葉を飾った土佐茶のブースとか、昔懐かし飴細工の屋台やら、、、




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無農薬のお茶も。
これはやはり少しクセがある感じ。でもおいしくいただける。
(鴨茶の為さんの無農薬茶はちょっと苦かったが、、、、^_^;)
最近は無農薬、あるいは自然農のお茶栽培も増えてきたような印象。むつかしいこともいろいろあるのだろうけれど。




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これは韓国茶の席。
室礼が李朝っぽくてええわ。





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京都では中国茶といえば岩茶房さん。今年も茶葉を販売されていたのでさっそく何種類かゲット。
しかし、、、大紅袍20g7000円とは!さすがに手がでない。





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結局20分ほど待って入れたのが、この好茶(ハオチャ)工房さんの席。




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席毎にいれるお茶の種類がかわるようです。
私の席はこの苺ベースのフルーツ茶「草苺水果茶」。
入れる前から苺の甘い匂いが。



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薄紅色はハイビスカスの色。




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ハイビスカスの酸っぱさと苺を初めとしたフルーツの甘さが良い感じにミックス。
器は今中国ではやりのガラスを埋め込んだ磁器。昔は蛍といって釉薬の透け感だったけれど、もろに透けるガラスを好むってところが中国らしい。




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で、けっこう散財したよ。
宮崎のお茶で作った紅茶がテイスティングでとても美味しく、これはゲットしました。

ちゃんとした茶器で、ゆっくりとした時間にいれて楽しもう。





銀月サロン・新緑茶会〜銀月アパートメント - 2017.05.26 Fri



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北白川の疏水べり、映画のロケにもよく使われる築年数不明の銀月アパートメント、見えてきた。
つい先月は枝垂れ桜が美しかったが、今はもう緑がまさに生い茂るという感じ。




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緑の一番美しいこの時期に、おなじみ銀月サロン新緑茶会へ。





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これはちなみに一月ちょっと前のアパートメントの入り口。あっという間に季節はうつっていくものだねえ。




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アパートメントの古い木の階段を登って、玄関のすぐ上の二階の部屋が銀月サロン。桜の頃は窓から枝垂れが手の届くところにあって、それは美しかった。





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あの時薄紅色だった光と影は、今は緑に。





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ウェルカムスイーツは、水ようかんみたいなのと、中国でお茶うけによくだされるというサンザシのタブレット。これは意外と硬くて口の中でとかすようにしていただく。ちょっと甘酸っぱい。中国ではサンザシはよく細長い棒に挿して売られていたわね。




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今日のテーマは新緑にちなんで緑茶。

最初のお茶は、レアなものでなかなか日本では入手が困難という太平猴魁と言うお茶。茶葉から筋をとりのぞいてぺらぺらに薄くした茶。初めて見た、こんな茶葉。





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このお茶は中国茶トップ10にはいっているそうで、清朝の頃より最も高級な中国茶の一つだとか。産地は安徽省・黄山市 猴坑地方。





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これにお湯をそそいでふわ〜っとペラペラだった茶葉がほどけていくのも美しく楽しみ。
お茶はまさに緑茶。私には煎茶のように思われた。ただし、これも一煎目、二煎目と味、香りを変えていく。





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テーブルに飾られた花はどれも疏水縁で摘んだ雑草なのだが、それがまたきれいで茶席に似つかわしい。




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次にいただいたのは宇治田原の播磨園という茶園の無農薬煎茶の荒茶。新茶の釜炒り茶だ。これは慣れた味ながら、どこか玉露を思わせるグルタミン酸テイスト。ブレンド前の荒茶なのでややワイルドな味。





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三種目は烏龍茶の一種、阿里山茶。このように茶葉かくるくる丸めてあるのが特徴。良い物は一般的に粒が大きく,茎がついているのだそうだ。




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やはり香りの良さは絶品で私はこれが一番好きだ。中国茶らしい中国茶。茶碗に残る香りを聞香するのも楽しみ。





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ここに来る楽しみの一つである点心は今日は皮からつくった水餃子入り台湾火鍋。これにお手製豆板醤を投入、あつあつのほかほかで美味しい。汗がでてきて、そのあと体がす〜っと涼しくなる。
それから台南風烏賊粽。中華粽って好きだわ。





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デザートは豆花(ドウファ)。原理はほぼ豆腐なのだが杏仁の香りもしてさわやかなお菓子。




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小さい杯で何回もちまちま飲んで、食べておしゃべりして、、、なんと楽しい美しいひととき。(お仕事しているおとうちゃん、ゴメン(^_^;)





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最後に一番お気に入りだった阿里山茶をお持ち帰り。おうちでまたちびちび入れて一人楽しむんだ。




白茶を自分ちの茶葉で作る - 2017.05.02 Tue

今日は八十八夜(立春から88日)、それにふさわしい茶摘み(?)のおはなし。



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毎年うちの坪庭でも茶ノ木が新芽をだす。とはいえ煎茶製法の殺青(摘んですぐ蒸したり炒ったりして加熱して発酵をとめる)、捻揉(もみこむ)はうちでは無理だし、両手にほんのひとすくいしか採れないし、もったいないなあ、、と眺めていたのだが。

昨年人から聞いたのは中国茶の白茶なら簡単に作れるよ、というはなし。
白茶は摘み取った茶葉を萎凋させる微発酵茶、天日にそのまま干すだけでできるという。




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摘み取った新芽の茶葉。
きれいな浅緑。

ちなみに煎茶などは無発酵の緑茶、紅茶などは完全発酵茶、青茶(烏龍茶など)は半発酵茶。




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この新芽を2〜3日天日に干してできたのが左側。右の茶色いのは市販の白茶。
この段階で,乾燥しきってかなりパリパリ。




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早速いれてみた。

おお〜間違いなく白茶の味わいや!
中国茶独特のよい香りもする。味はほのかに甘い。市販のやつと遜色ない、、、といったら言い過ぎか。

しかも5〜6煎いれてなお美味しく煎れられる。


同じ茶ノ木の葉なのに、普段飲んでいる緑茶類とどうしてこんなにちがうのか、不思議でしかたない。発酵の力はすごいのだな。昔はそこらの野原にはえていたであろう茶ノ木。それを飲用にしようと考えた人はほんとに偉い。
そしてその後の製茶方法は大陸日本を問わず、多くの人が研究して編み出した成果。その恵実を労せずして味わえるというのはしあわせなことだ。





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茶をいれたあとの茶葉は市販のものより青く、翡翠色。これもまた美しい。



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