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2017-08

旅に出ます、、、、の、その前に恒例の六道参り - 2017.08.08 Tue


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お盆になりました。

東山の六道参り。




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ここらへん六道の辻、あの世への道があるとかないとか。

町名ももともと髑髏町(どくろちょう)、縁起悪いので無理矢理なまって轆轤町(ろくろちょう)




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だから幽霊飴なんてのもお似合いの町なんです。




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まずめざすは西福寺


昨年こちらでいただいた祈願銭をお返しに。




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祈願が叶えばお返しするのだが、願いは限りなく、叶った願いもあれば叶わなかった願いも。

だから生きている限りエンドレスに祈願銭を毎年返しては新たにもらう。




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こちら壇林皇后九相図(死んでから腐敗し骨になり霧消してしまうまでの屍体の様子を描いた物、けっこうえぐい)を拝見できるのを楽しみに。

今年は冥土の十王図も。

夕方に絵解きがあったがいまでもやっておられるのかな。



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六道珍皇寺は大賑わい

うちはまだ最近お見送りした人は猫しかいないので、お参りするだけ。

先祖の墓は京都にはないしね。(水ほど薄い縁戚ならいるんだけど^_^;)


恒例の熊野観心十界図も拝む。


先日三井記念の「地獄絵ワンダーランド」展でそういえばたくさん出てたわ。

中世から近世、信仰の普及拡大に努めた「熊野比丘尼」と呼ばれる女性の宗教者が民衆に教えをひろめるために携帯したのがこの図だった、、、と初めて知った。




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それでも手をあわせる。


供養される側にまわるまで、生かされている、それだけですべてよし。




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無事持ち帰った祈願銭。


今年はどんな願いをかけようか。たくさんありすぎていかんわ。(欲張り)




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帰りに下鴨までとんで川口美術さんで開催中の韓国古陶磁探求陶人展へ。

いずれも高麗系テイストの若手作家さんのグループ展。


徳島の中西申幸さんの鳥の絵の器を。


この鳥のように飛んでしばらく旅にでます。


ちょっとしばらくアップお休みです。


皆様もよい夏休みを!

西賀茂散歩〜つづき - 2017.08.01 Tue

二つ前の記事、神光院に続いて西賀茂特集(?)続きです。ここらへんあんまり来ることないからね。



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上賀茂神社の摂社だけれど、場所から言うとぎりぎり西賀茂かな、久我神社。

実はこの神社のことはまったく知らなかった。



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武者小路千家の木津宗匠の献茶式にでかけて初めて知ったようなあんばい。




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御祭神は賀茂建角身命 (かもたけつぬみのみこと)。その娘が賀茂御祖神社(下鴨神社)の御祭神・玉依媛なので、その子の賀茂別雷命(上賀茂神社)のおじいさんになるのね。
『山城国風土記』によるところ、もともと出雲の一族であったものを、神武天皇東征の折、八咫烏の姿で先導をした後、そのほうびとして山城に土地をたまわった、、、、という。

その子孫が賀茂氏、歴代上賀茂・下鴨の両神社の神職をつとめたという、、、いまでも賀茂氏の流れをくむ家は残っているそうで、京都ってこわい。




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これはまったくの余談だが、献茶式でいただいた点心が、予約がないと買えない百万遍近くの中村屋の助六弁当であったのに感激!(きつねのお揚げの味が濃いのが私好み)




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さて、ここから先日の神光院の続きなんだが、そこをさらに西へ、山の方へむかっていくとまず見えてくるのが大将軍神社。

桓武天皇が平安京を造った時に、王城鎮護のため京都の四方に「大将軍神社」を祀ったので、京都には他にも大将軍神社があるが、ここは北方に造られたもので西賀茂大将軍とよばれているそうだ。



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人っ子ひとりいない鎮守の森にかこまれたひっそりとしたお社。御祭神は磐長媛とか。
美人の木花開耶のお姉さんで、天孫(ににぎの尊)に美しくないからといって送り返されたために人間に寿命ができてしまった、、、という神話ありますね。




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外構に守られた檜皮葺の本殿は建築が天正年間、ここへの移築が寛永年間という賀茂一帯では一番古い社殿なのだそうだ。




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ここからさらに西、のどかなヒマワリ畑もある田園風景。




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こちら来迎山西方寺。(ちなみに西方寺は京都にいっぱいある)浄土宗のお寺で、六斎念仏の寺なんだそうだ。 五山送り火の船形万燈籠を管理するお寺。そうか、舟形はこのあたりなのか。




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西方寺が管理する小谷墓地。
いや、いよいよ、だんだんひとけがなくなってきたわ。




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墓地の前に広がる池には睡蓮。




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ここの一角に先日お見せした蓮月さんのお墓があるのだ。




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標識があるので、簡単にたどりつけるよ。
ヤブ蚊にかまれながら、、、




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蓮月さんをしのんで手をあわせる。
あなたが短くない時間を住まいした岡崎から参りました。


この墓地のそばから裏道をとおって正伝寺に向かう道。



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ここもだれにも会わずちょっとどきどき。

ぱっと開けた土地が見えたのでのぞいてみると、、、、ありゃ!これはどう見てもゴルフ場!
ちょっと雰囲気こわすな〜。




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観光客ぎゅうぎゅうの嵐山よりよほど良い感じの竹林の径もあるよ。(お墓が苦手な人にはお勧めしない。)




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法雲寺の大きな観音様の立像を(平成の建立)眺めつつ、やっとたどりつく正伝寺(正伝護国禅寺)。




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臨済宗南禅寺派の禅宗のお寺で、創建は鎌倉時代にさかのぼるという。



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伝・小堀遠州の「獅子の子渡し庭園」
この中央あたりに比叡山の借景があるというが、、、、、、残念ながら小雨もようでまったく見えない、、、

とても静か、、、

他にはだれもいないだろうと思ったらお一人参拝の方がおられた。




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方丈の広縁の天井は伏見城の血天井といわれる。これも京都市内各所にある。




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庭園の一画に「正伝寺」と刻んだ石が。なにか歴史的いわれがあるのだろうか。

本堂には狩野山楽の襖絵もある。




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雨もぱらつくことだし、ここでしばしのんびりすごすのもまた善き哉。




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これだけを行き帰りずっと歩いた。

ごほうびに?賀茂街道に出る直前にある干琥珀がおいしい霜月さんによって帰ろう。




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ほんまにここの柚子蓼干琥珀は甘ったるくなくて、さわやかで美味しい。琥珀の中ではピカイチだと思う。
年末にはこれまた絶品の甘酒琥珀がでるので、今年は忘れずに買いにこなければ。



きゅうり封じ〜西賀茂・神光院 - 2017.07.29 Sat

上賀茂神社の、賀茂川をはさんで西側のエリアは西賀茂とよばれる。元来豊かな農地だったらしいが、昨今はすっかり住宅造成がすすんでいる。

西賀茂ときいて一番に思い浮かぶのが、太田垣蓮月尼の終の棲家だったこと。

我が住む岡崎にも蓮月さんは長いこと住んで粟田焼なんか焼いていたのだが、引っ越し魔でもあって、ついには西賀茂を最終の地と決めはった。




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その蓮月さんゆかりの西賀茂神光院では土用の丑の日あたりにきゅうり封じがおこなわれる。



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きゅうり封じ、きゅうり加持は中国、朝鮮、日本で広まった庶民信仰で、夏においしく栄養価が高い「きゅうり」に、疫病、厄難を封じ こめて、夏を無病息災に過ごすために、特に土用の丑の日ころにおこなわれるご祈祷。





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日本では特に弘法大師がきゅうりに疫病を封じて病気平癒を祈願したという伝説に基づき、真言宗系の寺院でおこなわれるらしい。ここは弘法大師自らが自分の姿をうつした、といわれる木像もあって、「西賀茂の弘法さん」とよばれるお寺さんなので、むべなるかな。




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きゅうり封じは、きゅうりを食べるのかと思ったら、そうじゃないのよ。祈願者の名前と病気を書いた紙できゅうりを巻いて、水引でしばって供え、ご祈祷がおこなわれる。終わったら、きゅうりを持って帰り悪いところをさすってきゅうりに病気を封じ込め、庭に埋めるとよいのだそうだ。





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しかしながら幸いにも私は現在健康である。よって代参可能と言うことで昨年大病をした母の名前を書いてご祈祷をお願いした。お堂にすわって読経を聞いていると蒸し暑さも一瞬わすれる。





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昨今はマンションなので庭がない家庭も多く、わたしも実家まできゅうりを送るわけにはいかず、まとめてこちらに封じて埋めてもらうことにする。



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加持が終わって境内を散策するにここは緑が多く、花も多い。今の季節ヒメヒオウギの花が美しかった。




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蓮もあるよ。



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池の中にたつ小さなお社。けっこう見所は多い。




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こちらが境内にある蓮月さん隠遁所、「蓮月尼旧栖之茶所」こと蓮月庵、茶室だったそうだ。




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現在は土間になっていて当時をしのばせるものはあまりないが、激動の時代の中、過酷とも言える人生を生き抜いた蓮月さんの最後の安息の場所であったのだろうかと思いをはせる。





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、、、と、境内の片隅で目があってしまった。





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かなり警戒して固まっている三毛のお嬢さん。べっぴんさんやね。蓮月さんのこと思い出しながら出会ったのもなにかのご縁、勝手に蓮月ちゃんと命名しよう(^∇^)ノ





ちなみに、蓮月さんのお墓はここよりさらに西の小谷墓地にある。




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ひっそりと、静かに、蓮月さんらしいお墓であるなあ。





極楽観蓮会〜法金剛院2017 - 2017.07.13 Thu



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蓮の季節の双ヶ丘なる法金剛院
久しぶりにおとなう




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今年も蓮の花の盛りを迎えようとしている





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鉢に咲く種々の蓮花も美しいが、池の蓮を見るのが好き
泥水から顔を出していることが信じられないくらいに清い色だ





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合掌の形の蓮のつぼみ




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池の大きな蓮の葉を下から見上げて透かして見る楽しみ





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蓮の台(うてな)には極楽浄土へ往生した人がすわるという
蓮の葉の裏から極楽はのぞけないものか
そこに亡き縁者の面影をさがすのもまた





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両手の掌を開いた蓮花

ここにくると5年前に亡くなった幼い友だちのことを思う




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天寿国繍帳では極楽浄土に生まれ変わった往生人は蓮の花だったか、葉だったか、傘のようにかざしてふわふわしている

きっとあの子もそんな風にすごしているにちがいない





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いちどひらいた指は複雑な印をむすぶ





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つぼみにとまる生命




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少し花開く乙女





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あでやかな佳人




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つま先を紅に染めた




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日傘をさす貴婦人




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散華もまた美し




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持ち帰りたき極楽のひとひら





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朝の静かなお堂は、外の酷暑にもかかわらず、涼やかな風が吹き通って、ひとときの爽気

そういえばここを再建されたのは、西行の思い人でもあったといわれる、玉のように美しい待賢門院璋子(たまこ)様であったな





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今年も蓮の実を一本いただいてかえる

我が家の極小の極楽




水無月雑記2017 - 2017.06.26 Mon



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この季節の楽しみの一つが建仁寺両足院の半夏生。
半夏生がほんとうに半夏生(雑節・今年は7月2日)の頃に白くなる時に一般公開。
しかも臨池亭では毎日呈茶があります。




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この日は桜の季節、ここで桜の茶事をひらいてくださった遠州流の方がご担当。
御道具は飾り置きながら、やはりええものがでてます。ああ、垂涎の古染の水指、、、、




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それにしても時をあやまたず、白くなる不思議な植物もあるものです。





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ちなみに先日の茶事のためにゲットした御菓子丸さんの「半夏生の宝珠」、一般公開の時だけ両足院で手に入るもの。これは大人気で、早く行きすぎると届いていない、遅すぎると売り切れ、、、という非常に難度の高い(?)お菓子。でもそこまでしてゲットする価値のある美しいお菓子です。透き通った琥珀の中にひそむ緑はピスタチオ。



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北観音山の吉田家住宅。
今年度の吉田塾、はじまりました。



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私の京町家好きはここ(と杉本家住宅、秦家住宅)から始まった、というくらい大好きな場所も室礼がすっかり夏座敷。
その中でこの日のテーマは夏の帷(かたびら・裏のない麻の着物)。

吉田さんの数あるコレクションの中から元禄時代の麻の友禅の小袖。袖から景色が透けて見える様はなんと夏らしく美しいことか。




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奈良の旧家からみつかった「神君(家康)拝領」の箱書きのある、子供用振袖。
将軍家ゆかりの子供がまとったであろう夏用の麻のもの。惜しげもなくさわらせていただけるのがありがたい。




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こちらの玄関には茶事で使う銅鑼が!
(来客がこれをならすらしい。奥に入るとピンポンは聞こえないのね)




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この町家には内猫、外猫、たくさんいるのだが、走り庭の奥にいるのをよんでみたら近寄ってきて、水屋の上からこちらを監視。そして誇り高い横顔をみせる。





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夕まぐれの北大路橋の賀茂川にて為さんの鴨茶中。




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この日の夕空はおそろしいまでに美しかった。




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為さんのお茶や手作りお菓子をいただきながら、初めましての人、よく会う人、いりまじって夜のとばりを待つかはたれどき(彼は誰時)。




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とっぷり陽もおちればランプのあたたかい灯火下にて。
よきうるわしい宵をすごす。





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紫野泉堂町の和菓子・青洋さん。
月に2〜3日のみの開店。




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運よく早くに行けて、今日は生菓子も選び放題。(いつもは売り切れ続出)




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今回のチョイスは「雷轟」

酒粕がほんのり香る錦玉。色が複雑でまた美しい。




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それから左の「雨跡」
きなこの浮島。壁にできた雨のしみ。

右の「驟雨」
雨粒がつきささる感じのこなし。


3つ全部、ひとりで食べてしまった、、、(人にあげるのもったいなくて)




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最後に叡電。

森見登美彦さんの「有頂天家族2」のアニメ、ただいま放映中。
これを見たり、原作読んだ方なら叡電との関係にニヤリとされることうけあい。

合い言葉は「ニセ叡電」(^_^;



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