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2023-10

ポルトガル中部〜北部紀行2017〜その2・ブサコのポウサーダ - 2017.08.16 Wed

イベリア半島を旅するならスペインのパラドール、ポルトガルのポウサーダに是非とまりたいもの。
古城や修道院などの歴史的価値のある建物を改修した国営ホテル、ゆえに辺鄙なところにあるので、レンタカーかツアーでないと苦しい。





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今回コインブラ観光の拠点として、ちょっと距離はあるがブサコ国立公園内のポウサーダ、パレスホテル・ブサコに宿泊。ポルトガル最後の王様が離宮として建てた城だが完成直後の1907年、王政廃止になったため、使われることはなかったという。

一見中世の修道院風だが、けっこう新しい。




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回廊は美しいアズレージョで飾られる。




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歴史的なテーマがあるようだが、外国人にはよくわからない。




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重厚な内部もまるで修道院。(ちがうけれど)




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これこれ!
階段のアズレージョ!

ポルトガルやスペインのパラドール、ポウサーダの案内、ガイドブックに必ずこの写真でてる。(スペインへ旅行した40年以上前から)ここだったのか!





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庭園も広く、早朝の散策などしゃれこむのも。




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ここは標高が高いので、朝夕はもうすっかり秋の気配。




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これはたぶん、百日紅。
気候が日本とかなり違うので紫陽花もまださいていた。




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大きなドングリはこれも稔りの季節が近いことをしらせる。




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日だまりのコーナー。
ここで1日ひがな本でも読みたいが、旅人はそうもいかず、、、




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夜はテラス席でご飯食べた。外から中の食堂が美しく見える。ほんまにここは宮殿や、二夜の夢やけど。





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しかしとっても寒くて、、、最後は中へ入らせてもらった(^◇^;)

欧米人はほんま寒さに強いのう。






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翌朝は車でクルスアルタ(高い十字架)の展望台まで。
だれもいない。



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ここで恒例の茶籠を開いて、、、




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茶を点てた。




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ほんまに地平線丸い。山がないのう。
天地人に一服献上。




ポルトガル中部〜北部紀行2017〜その1・谷間の真珠オビドス - 2017.08.16 Wed

前にポルトガル、主にリスボン中心の旅をしたのは5年前だった。

あのゆったりのんびりした雰囲気が好きで今年は再びポルトガル、主に中部から北部をレンタカーで回ることにした。



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リスボン空港でレンタカーを借りたのだが、,,空前の観光シーズンで世界からおしよせる観光客であふれ、予約していたにもかかわらず1時間半待たされた。(レンタカー借りるなら田舎の都市で借りた方がよさそう)




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とにもかくにもスタートは遅れたがまずはリスボンから北へ、谷間の真珠といわれる小さな美しい町・オビドスへ。
まわりをぐるっと城壁にかこまれた町で、ご覧のようにローマ時代の水道橋も残る歴史の古い町。




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ポルタ・ダ・ヴィラ 美しい町の門。
建築はイスラム時代、確かにアラブ風。アズレージョの装飾は18世紀なんだそうだ。
イベリア半島はイスラムとキリスト教文化圏がごっちゃになってしかも残っているところがすごい。




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上からの俯瞰。
なんてまあきれいな町並みだ。




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町は12世紀、イスラム支配からとりもどされ、13世紀の王様が王妃イザベル(イベリア地方の王族のイザベルさんはあまたいらっしゃる)にプレゼントしたそうだ。だから19世紀まで代々王妃の直轄地であった。確かに王妃様が好みそうなかわいい「真珠」。




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町を取り囲む城壁は登って一周することができる。40分ほどだが、、、、




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私は高所恐怖症なのでさわりだけ。




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だって10m以上あるのに手すりないのだもの。



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おまけに下の石は長年の使用でつるつるだし、上は風がキツイし、、、




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確かに眺望はすばらしいけれどね。




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さて、地に足をつけて、、、
ここの名物ジンジャはためさなければなるまい。




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チョコのカップへいれてくれる。
サクランボのリキュールなんだがこれがけっこう強い。




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チョコといっしょに食べるとまさにチェリーボンボンですわ、これ。




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あとはぐるっとまわってもたかが知れている小さな城壁内の町の景色ハンティング。
ポルトガルはコニンブラガ焼とか焼物もけっこうさかん。




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アラブ風の窓や、、、




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南欧独特の日なたと日陰のきっぱりとした陰翳とか楽しむ。




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朝晩は寒い位なのに日中は30°越え、ただし湿度ほとんどないので日陰の涼しさときたら!

ただ乾燥に鼻粘膜がカピカピになって旅行中往生したが。




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ちなみにポルトガルはコルクの産地として有名。
このペンダントは紐の部分がコルクなのだが、5年前にリスボンのギャラリーで買った物。今回再びポルトガルに行くにあたって里帰りさせた。




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