fc2ブログ
topimage

2023-12

台湾旅行2018〜その3・十分ランタン飛ばし - 2018.10.11 Thu

九份から1時間に1本しかない平渓線の電車で30分ほど、十分(シーフェン)という町がある。



DSC03007.jpg



ごらんのとおり鉄道の両脇にぎりっぎりまで店が建ち並ぶ。



DSC03010.jpg



そして、1時間に1本しかないことをいいことに、観光客は線路内へはいりまくりなのである。



DSC03009.jpg



ここは大きなランタン飛ばしで有名な観光地なのだが、あいにくの大雨、こりゃあかんわ、、、、と思っていたが、大雨でもみんなとばすのだ。
ここに積み重ねられているのが畳んだ状態のランタン。




DSC03011.jpg



びしょぬれになりながらも線路内で飛ばしてる人たち。



DSC03013.jpg



ちょっと他の人のを偵察



DSC03014.jpg



手をはなすと、、、



DSC03015.jpg



なるほど、こんな感じで飛んでいくのね。



DSC03025.jpg



こんなイメージだったけれど、若干違う〜。
まあ、くどいけど大雨なんで、絶対的観光客数は少なかったと思うし。

ちなみにこの絵はがきは旧正月におこなわれるランタン祭りの時のもので、ほんまにすごいらしい。「塔の上のラプンツェル」のランタン飛ばしのモデルになった祭りだ。




DSC03026.jpg



単色もあるが、4色のを選んで4面に願い事を書く。色にはそれぞれ意味があるらしいが、この際無視。年長さんの願いなんてこんなもんよ。



DSC03036.jpg



お店の人が写真撮影をせっせとしてくれるので、飛ばす前にまず一枚。



DSC03018.jpg



熱源はオイルをしみこませた紙。これに火をつけて、、、、



IMG_3013.jpg



ふくらんだところで手を離す。
もちろん線路内(^_^;



DSC03059.jpg



雨にもかかわらず飛んでいった。



DSC03077.jpg



異国の言葉が書かれた、他の人があげるランタンも楽しみながら、、、



DSC03080.jpg



あがるたびに歓声があがるのもまた楽しい。みんな童心にかえっているね。





DSC03012.jpg



このランタン飛ばしの場所のすぐ近くに鉄道の十分駅がある。こんな風に落下しているランタンもあり、燃えたままおちてきて、火事にならないかと心配だったり。



DSC03082.jpg




さあ、一時間に1本の電車が来た!
このローカル線にゆられて、また台北にもどる。

その足で空港へ、そして日本へ。
けっこうタイトな旅であった。子供連れだと時間が普通の1.8倍かかる、という計算で行動せねばならないのも学習。しかし、年々子供は成長するから、来年には1.3倍くらいですむかもしれぬなあ。

楽しい思い出となりますように。




台湾旅行2018〜その2・九份 - 2018.10.10 Wed



DSC02863.jpg



昼過ぎに台北駅から鉄道で



DSC02864.jpg



またしても英語表示より漢字表示を読もうとして、「月台?」ってなに?
プラットホームのことなんね。



DSC02866.jpg



平渓線の急行で約40分



DSC02867.jpg



瑞芳(ルイファン)駅に到着


DSC02869.jpg



さらにタクシーで20分ほど、山道をぐるぐる、一大観光地、九份(ジウフェン)に到着!
ひょ〜!海が見える。

なんでこんな山の中、、、というとここはかつて豊富な金鉱があって、戦前はゴールドラッシュでわいたらしい。戦後閉山したが、レトロな町並みが近年見直されて一大観光地となったとか。




DSC02883.jpg



こんな坂道がずっとあちこちに迷路のようにつらなる。
映画「非情城市」の舞台となってさらに有名になったらしいが、残念ながら、その映画はみたことがない。



DSC02887.jpg



日本では「千と千尋の神隠し」の湯ば〜ばの屋敷のモデルとなったとして有名。
あちこちにカオナシのオブジェがあった(^_^;



DSC02892.jpg



細い斜面になった道の両脇は食べ物屋やお土産物屋がところせましと並ぶ。



DSC02893.jpg



観光客は主に台湾、中国(今外交問題あるけど)、韓国そして日本から。



DSC02894.jpg



うちらの世代にはどこか懐かしい夜店的風景。



DSC02895.jpg



どこまでも続く商店街


DSC02900.jpg



食べ物を食べ歩きしたり、買い物したり、、、



DSC02907.jpg



夜景がいっそう「千と千尋」みたい。



DSC02919.jpg



ここはかつて鉱山の男たちが楽しんだという映画館の跡をレストランにした店
二階で夜景を見ながら、これもはずせない小籠包を食べる。



DSC02921.jpg



夜はさらに更けて赤い提灯が美しい時間帯、観光客の数はまだまだ減らない。



DSC02923.jpg



どこかの茶藝館でお茶をのみたかったので、こちらのお店に。



DSC02925.jpg



阿妹茶酒館

「非情城市」の舞台となっただけあって、外観も中もなかなかステキだ。



DSC02932.jpg



あ、こりゃますます「千と千尋」だ。



DSC02933.jpg



こちらの棟で中国茶を
ここからは夜の海の展望がのぞめてそれもすてきであった。



DSC02945.jpg



4種のお茶菓子に、、、



DSC02952.jpg



阿里山烏龍茶
一煎目はお店のおばちゃんがいれてくれたが、あとは足元にある大きな火鉢にかかった土瓶からお湯をついで、何煎でもいけるのだ。



DSC02962.jpg



九份の夜はもう赤提灯のめくるめく世界



DSC02968.jpg



九份に泊まって、一夜明けると朝は大雨
まだ観光客の姿がまばらで店もあまり開いていなくて、昨夜の喧噪がうそのようだ。



DSC02989.jpg



朝は商店街以外の迷路のような通りを散策。



DSC02995.jpg



なんか郷愁をそそる建物だなあ。



DSC02997.jpg



ここに住み着いた若手陶芸家さんもたくさんいるらしく、あちこちに陶芸ショップもあった。



DSC02998.jpg



ここで朝ご飯を食べようとおもったが、どこも開いていない。



DSC02999.jpg



厨房に声をかけたが、お店の人もいない。



DSC03000.jpg




たまに開いている店があり、ここの試食のパイナップルケーキが美味しかったので、お土産に買う。




DSC03006.jpg



このあとゲリラ豪雨的な大雨におそわれ、雨宿りをしたのが、その名も「非情城市」というレストラン。まだ開いていないけれど、良い雰囲気だ。



IMG_2988_2018100923220717f.jpg



これで九份をあとにするのだが、ここの景色の中での一番のお気に入り。
入りたいのに、ダメとか待て!といわれてこの姿勢でずーっとけなげに待っていたわんちゃん(*^_^*)




台湾旅行2018〜その1・故宮博物院 - 2018.10.10 Wed

連休を利用して台湾旅行、、、、といいてもたかだか二泊だし、孫1号を連れての旅なので、ピンポイントねらいの旅である。(できれば後日ゆっくり大人だけで行き直したいわ〜)




DSC02766.jpg



台北桃薗国際空港
浸水の被害の跡もなまなましい関空から二時間半、ほんっと近いのな。



DSC02859.jpg



おりしも10月10日(辛亥革命の始まった日=共和制の中華民国建国)は台湾の建国記念日(国慶節)なんで、こんなプレイベントそしてのパレードがくりひろげられていた。



DSC02861.jpg



バイクの連隊がなんかかっこいい。



IMG_2981.jpg 




さて、とりあえず一番行きたかった国立故宮博物院
ここははずせないでしょう。



DSC02823.jpg



朝の8時半に入館したので、中はわりとスムーズにはいれたが、帰る頃には団体さんでいっぱいでえらいことになっていた。なんでも早めがおすすめ。



DSC02828.jpg



ここの荷物入れのロッカーがおしゃれ♪



DSC02782.jpg



最近日本にも来た翠玉白菜、これはここの超目玉である。(ミュージアムグッズも白菜グッズだらけ〜)

日本で見損ねて、やっとみることができたが、意外と小さいのね。でもなんという精巧な美しさ。
へばりついているキリギリスとイナゴもばっちり見たわ。玉のこの色の部分を探り当てて彫った職人の超絶技巧!

この博物館もヨーロッパなみで写真OKなのがうれしい。



DSC02783.jpg



お!東坡肉!
と言いたくなる肉形石
よくこんな天然石、見つけたねえ。そしてよく肉を連想したねえ、、、



DSC02792.jpg



さてさて、孫の年長児さんは早くも飽きてきて、走り回るし、それをなだめつつ拝見するのはけっこうたいへんだった。要所要所しか見られんなあ。



DSC02798.jpg



この玉もまたまた超絶技巧。これ以上の精緻な物もたくさんあったが、そういうわけで、じっくりとは見られなかった(^_^;



DSC02799.jpg



翠玉の衝立も灯を透かしてみるとさらに美しい。
歴代皇帝のコレクション、こんな調度に囲まれて暮らしていた時代に思いをはせる。

もとより中国の紫禁城にあったもので、戦争やら内戦やらで海を渡った数奇な運命の宝物。
中国(中共)から返還要求もあるらしいが、そこは政治的問題、なかなかむつかしい。



DSC02802.jpg



特別展は香道具



DSC02806.jpg



これは金属の重香合で、香の道具もここ、中国から日本へわたってきたもの、道具がなじみのある。



IMG_2977.jpg 



日本の香道具とほぼ同じ。



DSC02807.jpg



個人的には青花(染付)の焼物をみたかった。
これらは14〜15世紀のもので、日本で人気の古染は17世紀だから、それよりかなり古い物になる。


DSC02810.jpg



やはり宮中で使われたのだろう、端整な美しさ。ときどきぽとっとコバルトの釉薬が液だれして濃くなっているところがツボ。



DSC02813.jpg



これもちらっと見たよ。
唐代の傭立女傭。正倉院の鳥毛立女図の原型だなあ〜。



DSC02767.jpg



もとより中国語はさっぱりわからないので、英語の表示をさがすのだが、つい漢字の方を読もうとしてしまう。そのあげくだいたいわかるものもあれば、なんだこれ???と首をひねるものも多く、英語を読んでようやく納得。最初から英語表示をよめばいいのに、同じ文字を使う民族のさがかしら。



DSC02819.jpg



このお持ち帰りもわかるようでわからないよねえ。



DSC02776.jpg




これはわかるけどね〜ヽ(´∀`)ノ




NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (14)
茶の湯 (394)
茶事(亭主) (84)
茶事(客) (176)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (94)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (109)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2023 (32)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (14)
美術館・博物館 (144)
奈良散歩 (132)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (60)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (11)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
有田2022 (1)
熊野三山巡り (2)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (5)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR