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2018-12

霜月雑記2018 - 2018.12.06 Thu

ほんまに忙しかった霜月のこぼれ話小ネタ集、お店の情報とかあれこれ、霜月雑記



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新町二条ギャラリー&ショップYDSさん
本来友禅の工房なのだが、今はすっかりセンスのよいギャラリーとして定着した。



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陶芸家・鶴野啓司さんの101碗展の期間中、毎日それぞれ違う亭主、違うスタイルのふるまい茶付き。各亭主はなんだか見覚えのあるかたばかり(^_^;



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でも私が行った日ははじめまして、の滋賀県で草木染めと織物の作家さんである若い女性・渡邊紗彌加さん(染め織り 祈織)であった。ご自分で染めて織ったというお着物がまた渋くて、若い方が着るとかえってすてき!



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鶴野さんの展示中のお茶碗の中から好きなのを選んで一服点てていただく。

ふるまい茶の亭主は陶芸家、和食料理人、和菓子職人、伝統工芸職人、、、さんだったり、本来お茶を仕事にしていない方ばかり、この展示を始める直前に各方面に依頼したらみんな快諾してくれたとのこと、YDSの若主人の人徳と人脈おそるべし。



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この日のお菓子は若主人のお母上手作りのスイートポテト♪



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第二日赤の近くにあるんで、検診の帰りに行きたいと思いつついつも定休日であわなかったこうそカフェ85、やっと開いてるときに行けたぞ。



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町家をリノベしたはって、お一人様席が居心地良い
こうそ=酵素なんで、発酵食品とかオーガニックとかのお料理(なんていい加減な説明、、、(^_^;)



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こうそランチ!
酵素食品とか興味があるわけではないのだが、発酵食品は納豆をはじめとにかく美味い!私は大好きなのだ(鮒寿司以外)。サラダにかかっていた納豆ドレッシングがとても美味しくて、帰りに一瓶買ってかえったよ。



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円山公園、真葛が原にたつ茅葺きの大きな屋根がシンボルの西行庵
今年最後の保存会茶会〜夜咄



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蝋燭の灯りのもと席入り
とても静かで、燈火の下にみえる、苔の上に散り落ちた紅葉が美しい。



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西行庵の円相床(床の間の壁の部分が円相になっているのは珍しく、茶道検定の教科書にも載ってるよ)は夜咄こそ美しい。水屋の燈火がゆらいで見える。




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今回の席主はかの有名な太田先生!(弘道館主幹、いや和菓子老松のCEO?といったほうが)
道安囲いの小間で濃茶、薄茶をいただく。その間いつもの太田節炸裂!由緒あるお道具の隣にアバンギャルドモダンアート的道具が並ぶのも太田先生らしい。さらにたまたまこの席のお正客が、かのタライ・ラマ師(ダライラマでないよ)、いやがうえにも楽しい一会となったのであった。

お菓子の薯蕷ももちろん老松製、美味しかった!



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お点心で、そのつもりで燗鍋を私のそばにおいてくださった庵主のお母上に感謝、ちょっとほろよいかげんの宵はそのままかえるのももったいなく、数年ぶりで高台寺のライトアップに足を伸ばす。



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ライトアップの見物客はやはり多い。方丈前の広い白砂庭園のプロジェクションマッピングは見事だが、私はあまり好きではない。もっと静かに楽しみたい。




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しかし、鏡のように池にうつる紅葉は感動的だ。


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着物だったけれどエイヤ!っと坂を登って傘亭・時雨亭まで
ここからは京都タワーもよく見える。



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この竹林も好きな場所 



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好きな場所と言えば、ここもすっかりおなじみになった寺町・李青さん。
李朝のアンティークから現代作家のものまで、雑貨や器が買えるのもうれしい。李朝より一世代古い高麗時代の匙をゲット。灰匙にするのだ。



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いつもすてきな室礼



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あったまるトック(餅)鍋でランチ



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最後は春と秋に、各ジャンルの若いアーティストがつどって作品展+茶会・春秋会をやっている白沙村荘(橋本関雪記念館)の庭園へ秋を満喫しに



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この池の蓮が盛りの時にもここでお茶をいただいた。枯れ蓮も花にまけずおとらず美しい。これは蓮花の徳か。



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(今年8月)




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今年も秋の盛りはそろそろすぎてゆく。
もう一月もしないまに新年だなんて!(;゜0゜)焦る、、、




有職造花〜最初で最後?の雲上流展 - 2018.10.24 Wed



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十月の秋晴れの一日、蹴上の国際交流会館の和風別館へ



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ここで有職造花雲上流の造花展、おそらく最初で最後ではないかといわれる展示へ行きました。

有職造花は平安時代後期頃から、宮中の節会で用いられた儀式花を起源とするそうです。江戸時代、雲上流有職造花師開祖の華林家に初代村岡家が弟子入りし、以後その流れをうけついできましたが、当代の村岡登志一さん(村岡松華堂)が最後の伝承者になりました。(後継者がいないのはどちらの伝統工芸も同じですね(´・_・`) )




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まずは茱萸嚢
お茶をする人にはお馴染みです。9月9日の重陽の節句に飾られます。宮中で、端午の節句に飾られた薬玉をこの日に茱萸嚢にかえるならわしです。中には呉茱萸という漢方にも使われる薬草がはいっていて、厄除けに。
うちにも法輪寺でもらった小さいのがありますが、こんなりっぱなの、掛けてみたいな。




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端午の節句
葉菖蒲と蓬 昔はこれで屋根を葺いて厄除けしました。
すっきりして良い感じです。



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こんな見事な端午の節句飾りもありました。



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これこれ!一番ほしいやつ。
七夕には梶の葉!これもお茶やっている方にはなじみの乞巧奠の飾り。乞巧奠はかつて宮中では大事な節句行事でしたから、こんなのをたくさん掛けていたのでしょう。本物の梶の葉もいいけれど、あれはなまもんだから扱いがむつかしいので。



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上巳の節句(3月3日)は右近の橘左近の桜
お雛様の桜、橘の飾りもありました。




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ところでよ〜く見ると、この五色の糸の撚り方が交互になっているのがわかりますか?
ちょうどヘリンボーンみたいになっているの、芸がこまかい!有職故実ってここまでこだわるのね。



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五節句だけでなく、毎月の花の飾りもあって、これはそのなかの5月、藤の花
いずれもあまりに繊細で美しすぎる。

色味がいずれもはっきりしているのは、かつての宮中や屋敷の中は薄暗いので、そのなかで見せるためと聞きました。舞妓さんが白塗りなのと同じようなものね。あるいは秀吉の黄金の茶室も蝋燭の火でみると艶めかしく美しいのと同じ。



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はじめて知ったのは薬玉にも真行草の三種があること。お茶をやっている人にはお馴染みの真行草。
真ん中の薬玉が真で、宮中で好まれた物、左が行、お公家さんや茶人仕様、そして一番お馴染みの右の丸いものが草、町方の薬玉なんだそうです。なんだか行が一番りっぱにみえる(^_^;




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大きな物ばかりではなく、こんな舞妓さんの髪飾りにでもしたいようなかわいらしいものもあります。



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一つ一つを間近でみると、とてもとても細かい作業で感動します。
特にこの桜のしべや、、、、



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この柳の花!
ほそいほそい絹糸なんですが、これはほんとうにすばらしいです。その先の花粉まで、うお〜〜〜!っと萌えすぎました。



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このような有職造花は絹を手染めするところから始まって、和紙を裏打ちしたり、小さな布片に球形のこてをあてて花弁の丸みをつけたり、ひとつひとつ作るのです。ちょっと気が遠くなるような手作業。当世のはやりではないとて、それだけに当代で後を継ぐ人がいらっしゃらない。あまりに残念すぎます。

需要はまだ、お雛様などの飾りにあると思うのですが、五節句の意味をしらない人もふえた昨今、大きな物は飾られることもなくなったでしょうね。



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この展示のもうひとつのお楽しみは和風館の庭での添え釜。
実は主催者が想定したよりはるかに多くのお客様がこられたので(800人とか)、この日は30分でお茶席がなくなったそうです。私は事前になくなりそう、という情報をゲットしたので、なんとかすべりこみ、無事茶席へ入れました。

このスタイリッシュな点茶盤は金沢の釜師宮崎寒雉さんの弟さんがてがけたもの。



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風炉もそれで、釜は当代寒雉という兄弟コラボ、ご亭主もゆかりの方で。
この風炉、電熱なのですがとっても良い感じです。



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脇山さとみさんのとぼけたお皿には、展示にちなんで桜橘の松露
愛用している和菓子・青洋さんのもの。

さらに、、、



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青洋さんが、今回の有職造花各季節をイメージして作ったという干菓子の数々!
あまりにすてきすぎて、どれも良くて、どれを選ぶかかなり迷いましたよ。なんとか席にまにあって、このお菓子がいただけてしあわせです。





京大吉田寮を残したい! - 2018.08.23 Thu

40年前の在学中からここはすでに魔窟のオーラがただよっていた。




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近衛通りにある京大吉田寮である。当時もちょっと足を踏み入れがたくて、ただここの学食だけは異常に安かったので利用したことはある。
既に何年も前にとりこわされた京大病院西の西寮は友人がいたので、たまに訪れていたが、こんな魔窟感はなかったなあ。

しかし、今この建物が取り壊しの危機にあると聞いて、最近の京大立看問題(京都市の看板禁止令を盾に大学当局がウン十年の伝統ある?京大周辺の立て看を強制撤去して学生との間に攻防がくりかえされている)にもちょっとむかついていた(当局にだよ)私は、この魔窟の見学会に参加したのである。




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竣工は1913年(大正2年)、京都帝大の寄宿舎として建てられた建物である。105年の歴史と言うことになる。設計は山本治兵衛、永瀬狂三となっている。建築様式は当時はやったセセッション様式(幾何学紋様を多用)というらしい。

寮費は数百円、諸経費入れて現在でも月2500円という天文学的(?!)安さである。
今でも150人の寮生が暮らすという。
この9月末までに大学はこの現棟、3年前に建て替えたばかりの新棟から学生の立ち退きを要求している。

いままで、歴史的にも寮は学生自治の場であり、何か問題があれば大学側と議論の場を持って解決してきたのに、いきなり議論を打ち切り、理由もつげぬまま、強制退去を要求してきたのである。




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危機感を抱いた寮生たちは「吉田寮を守りたい」という思いでいろいろな活動をしているが、この吉田寮週末一般公開もそのひとつ、市民と考える吉田寮100年プロジェクトの一環である。

まずはどんなところなのか知らなければ。

学生の案内で約1時間の寮内散歩、寮生のプライベート空間なので写真はNGでのせられないが、いや全くすばらしきカオスというか、東大路のちょいとなりにこんな宇宙があったのか!と思うような感動であった。建築的にも私はすばらしいと思う。これは中身共々壊したらあかんやろう。
(映画「鴨川ホルモー」はここがロケ地なので景色を堪能できるよ。あとこんな記事にも画像あり)



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アルファベットのEの字の縦棒の部分は管理棟、学生たちが集会をひらいたり、思い思いに読書(あ、漫画が多かったけど(^_^;)したりゲームしたり、ピアノ室まであって、薄暗い中、だれかがかなり上手なクラシックピアノひいているこのカオス感!

そして横の3本棒にあたるところがまた実に長いのだ。はじめてのぞいたこのどこまでも延びる廊下は80mあるという。それが北、中、南と三棟もあるこのスペース感。
しかも間の中庭は、大学が植木職をいれることをながらく拒否しているため、木は伸び放題、しかし、寮生が飼っているアヒルや鶏、シャモなどが憩うなにかしらの秩序がある。
寮生の荷物の中には猫のカリカリもあったので、猫もどうやらいるらしい。

各棟には一箇所自炊できる場所もあり、各棟の東端に、なにやら昔懐かしいトイレの花子さんがでてきそうだけれど、清潔なトイレもある。
廊下には冷蔵庫が多いが、部屋をはみ出した寮生の荷物もあって、これはいったい何に使うのだろう???と思うようなものも。
階段はそのセセッション様式なのか、レトロな感じで良い木材をつかっていると思われる。創建当時は学生さんは本当に尊重され,大切にされたのだ。
帝大の寄宿舎だった頃は、個室だったそうだが、現在では3室を2人で使うとか5室を4人でつかうとか、しているらしい。
北寮だけは昔から木製のベランダもあって、良い雰囲気だ。

見学者のなかに、実際にここの何号室に住んでいた、という方も多く、昭和30年の卒業生、,,という方もいらした。(何歳だろ???)

私らが学生の頃はなんとなく学生運動の巣窟というイメージもあったが、案内してくれた学生さんも、時折すれちがう学生さんもまじめそうな学生で、バンカラ感はほぼない。あ、約1名、いつの時代なんだ?的な角帽かぶった学生さんいたな。そうそう、うちらのころもずっと在学中角帽で通して名物男になってた子、いたなあ、懐かしい。




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こちらは西に隣接する旧食堂。ここで学食だべたんだったかな。ちょっともう記憶があいまい。現在は食堂はもうなくて、イベントやったり週末近隣の住民も参加する学生酒場だったりするそうだ。この日、学生バンドの練習中でなかなかにぎやか。

3年前にこれもレトロで感じの良かった学生集会室(主に部室になっていて、オーケストラの部員がよく練習していた)も壊され、西寮という新棟ができたばかりだが、大学はここの寮生にも退去を要求しているという。それはどういうこと?消防法とか、耐震法とかじゃないでしょう、もう。
つぶしてその後どうしようというのか、まったく見えてこないのが学生をバカにしているのよ。

昔から京大は「自由な学風」というのがうたい文句で、T大の御用学者養成所とはひと味違うぞ、という反骨精神の塊であった。その京大からだんだん自由がなくなって、大学当局のしめつけばかりが目に付く。立て看問題もしかり。あれを迷惑と思う近隣住民はほとんどいないと思うが。あれも長いこと大学の風景の一つであった。

私らのころでさえ、最近の学生はおとなしい、従順になった、といわれていたのに、さらに管理されて小学生か?と思うような授業の出席取りとかより管理になれている学生たちの、京大の学生らしい最後の砦のような気がする、吉田寮は。

寮内見学後は、映像作家・若林あかねさん製作のドキュメンタリー「銀杏並木よ永遠に〜吉田寮が寄宿舎とよばれていた時代の自治」を旧食堂で見る。

齢90ちかい寄宿舎卒業生が、当時の寮母さんを偲んで楽友会館(これも同じ時期の建築)にあつまったときの映像で、かつて寮生だった頃の写真や思い出話を語るというもの。
この映像もとてもよかった。寮食の食中毒問題に、寮生の中の衛生部だった医学部の学生が、いろいろ調査して原因をつきとめ、費用を大学に請求して、改善までもっていったというエピソードが、学生の自治のサンプルとしてとても印象深い。

その自治がいま、こわされようとしている。


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数十年、見慣れたこの景色は失いたくない。

私は寮生だったわけでもないし、在学中足を踏み入れたわけでもないけれど、同じ時代をシェアした者として、また近隣住民としても吉田寮は守りたい。久々に大学時代の(ナンデモカンデモ)権力反対!の血がちょっとさわいだ。だからといって、そのためのアイデアもなく非力なのだが、せめてできることとして、署名運動やカンパは是非協力したい。

もしご賛同いただければ、ネットで署名もできます。
    →ネット署名




荒ぶる鴨川〜七夕の大水害に思う - 2018.07.10 Tue

先週末の未曾有の大雨はほんまこわかった。京都もこわかったが、郷里の岡山、高梁川の氾濫でほとんど一つの町が水没したニュースを見た時には衝撃をうけた。他にも広島や九州、四国の被害もひどい。もとの生活をとりもどすのにどれだけの時間がかかるかと思うと、なにもできない身であるゆえにほんとうに心がいたむ。一日も早い復旧を。そして大勢の犠牲者をだしてしまったこと、ただただご冥福をいのるばかりである。合掌



身の回りだけであるが、長年京都に住んでいる人に、こんな鴨川みたことがない、と言わしめるほどの大雨の記録を残しておこうと思う。




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二条大橋からの鴨川
いつも歩いている河川敷が水没、そして濁流、大きな丸太なども流れてきて橋脚にぶつかるのもこわい。




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お向かいはリッツカールトン
やっぱりおるな、近くまでいっているヤツ。自然災害のこわさをしらんというか、、、




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ちなみにこれは平時のだいたい同じ場所。




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6日はスマホのエリア警報が鳴りっぱなしであった。それもだんだん左京区花脊〜久多〜修学院〜と岡崎に近づいてくるやん、と思ったらとうとう吉田学区、岡崎学区にも避難勧告。ただここまでくると京都市全域に警報が出ている感じでどこへ避難してもいっしょかな、と思う。

この図は京都府がだしている鴨川・高野川氾濫時の浸水予想図。京都府は100年に一度の水害でも大丈夫なように,,,云々と書いているが、まさにその100年にあるいはそれ以上クラスの大雨が降るとは思っていなかっただろう。




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鴨川はこんなで、警報なりまくりだが、皆さん冷静、バスも普通に動いていた。所用で高野川、出町の鴨川を渡ったが、ほんまに今までみたことのない増水のしようで、これが氾濫したらどうなるのかと、かなりどきどき。

桂川の方はもっとひどくて、嵐山の吉兆の前あたりの道路も冠水、通行止めになっていた。ここは数年前にも渡月橋冠水か?!の大きな水害があって、今回はそれよりもひどい大雨だったにもかかわらず、その後対策〜川の浚渫、渡月橋の水深深くするなど〜をきっちりねったらしく大事にいたらなくてよかった。

阪急電車は桂川と鉄橋がすれすれに近いくらいだったらしいが、がんばって動いて、遠くから見ると「千と千尋の神隠し」的な幻想的景色になっている、という画像をTLで見た。(こんな感じね)

桂川上流の日吉ダムではクレストゲートと言って、100年に一度、あるいは一生使うことないやろ〜と言っていたダム貯水量限界のときにのみ開けるゲートをあけて放水を開始、一時的に桂川はさらに増水したが、絶妙の職人技ゲートコントロールで決壊を防いだという。詳しいダムの放水量コントロールの仕組みはわからないが、cm単位の神業であったという。





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右手の川床もやばそうだが、もっと南の四条、五条あたりの川床は足がすっかり水につかっていたらしい。三条の先斗町歌舞練場の裏では護岸がついに壊れて土がむきだしになった、とニュースでも言っていた。しかし、逆にそれだけですんだというのは治水工事の勝利かもしれない。








かつて白河上皇も嘆いたままならぬモノ、山法師、双六の賽と鴨川の流れ。その鴨の暴れ川も今はなんとかコントロールできるようになったのね。油断はできないけれど。

それにつけても地方の川氾濫、洪水は、地形や川の規模、町の広がりなど、京都と単純に比べることはできず、被害状況を見聞きするにつけ、言葉を失う。一日も早い復旧を祈念する。





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この濁流の鴨川であるが、雨のやんだ8日には水はまだ濁ってはいるものの、水位はかなり下がって通常より少し多いくらいになって、普段の顔をとりもどしつつあった。




水無月雑記2018 - 2018.06.29 Fri

気づけば水無月も過ぎてゆき、一年の半分が過ぎる。夏越の祓も明日だね。
今月もこぼれネタをまとめて。




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新町六角の吉田家住宅。
鉾町でありながら周辺から町家が消えていく界隈で、今年、京都市に寄贈するという手段でこの家を守ろうとされたのは吉田家ご当主、山鉾連合会の理事もつとめられた吉田孝次郎さんだ。




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この美しい町家を残すために管理運営を委託されたNPO法人うつくしい京都さん主催の篠笛の夕べに参加。




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会場は二階の板の間。音響がとてもいい。
先代はここでお能とか楽しまれたのではないだろうか。ここの脇床にはお謡いの本が山とつまれている。




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篠笛はシンプルな構造の横笛。
複雑な能管とはちょっと違う。演奏されるのは趣味が高じて篠笛の演奏をされているセミプロの方。




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ひとしきり二階で演奏を聴いた後は、それぞれ思い思いの場所で飲み物を飲みながら二階から響く篠笛の音を楽しむ。私は坪庭の縁側に腰を据える。




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町家でビール、最高!




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しまいには吉田御大が能管をだしてこられてひとしきり祗園祭のお囃子を。
神をおろすという能管の音はやはり篠笛よりよいなあ、、と思う。




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下鴨の川口美術で伊賀の柳下季器さんの陶展。
庭の片庇でF太朗君のお茶席。
柳下さんのお名前にひっかけて、柳を一枝、雨もあがり涼やかな川べりのよき茶席




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愛信堂さんの水無月、夏越の祓に先駆けていただく。




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minimalistの茶席
美しく楽しかった。




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で、ここに立てかけてあったこのブルーシートにつつまれたシロモノは、、、




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翌日祗園楽々でこれになった。
祗園に出現した茅輪くぐり、毎年の恒例行事になりつつある。



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神折敷をつかった茶箱点前のF太朗君、連日の茶席、ご苦労様です。
彼の美意識全開だ。



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お茶友のTさんとMちゃんと日本酒女子会!



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オヤジが行くような居酒屋とちがってオサレよヽ(≧∀≦)ノ
日本酒食堂しずく




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3人で5〜6種の日本酒を楽しむ。
全員ほぼ一致のお気に入りは大阪の蔵元秋鹿酒造の「奥鹿」であった。




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ジビエ〜鹿肉、うまい。
お茶の話が主であまり女子会っぽくない、中味はオヤジの女子会、これがまた楽しい♪
また飲みに食べにいこうね!




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京都国立近代美術館で開催中の横山大観展前期

みたかった「無我」は7月3日から8日までのわずか6日間、短期決戦だわ。
重要文化財の「生々流転」は半分、、、いや三分の一くらいしか展示されず。まあ全長48mだから全展示はここでは無理よね(^_^;




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こちらの富士山は後期の展示



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しかし、人物に関しては大観は上手いのか下手なのかようわからん。特に大きな図柄の女性はやけに目鼻立ちくっきり。むしろこんな感じのゆるい絵の人物の方が好きやな。
能の仕舞もやったところの「菊慈童」が美しくて,萌えた。


最後にうちの庭で咲いた花などの画像をならべてみる。




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今年豊作だった(昨年は2〜3輪しか咲かなかった)ガクアジサイ
光藤佐さんの瑠璃釉ボトルに




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茶花には向かないが、色の鮮やかさが自慢の西洋アジサイは、神戸グラッパ(葡萄の焼酎のようなもの)のブルーボトルに




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生命力旺盛な半夏生は地植えして2年目、かなりわさわさに茂った。
透明ガラスのミニボトルにて



さて、今年の前半みなさまいかがお過ごしでしたか。
私は愛猫を亡くしたり、孫が生まれたり、義母が急逝したり、物理的にも感情的にも忙しい上半期でした。
残り半年、またがんばりましょう。






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