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2023-06

鴨茶〜組み立て式コンパクト涼炉にて - 2023.05.15 Mon


バスケットに鴨茶道具一式入れて鴨川へ



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今回もとめたばかりのこれを使いたかった。
このコンパクトな箱に入っているのは、、、、


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これだっけ、、、これを組み立てると、、


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こんな感じになる。中にアルコールランプをセットすれば涼炉のできあがり。
池半さんでもとめた。


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市川孝さん作の煮茶器をセットしてお湯をわかす。ポットのお湯もいいけれど、例えば中国茶など熱々のお湯が望ましいときに、これが役立つ。


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茶籠よりよりいだしたる抹茶セットを展開。
クロスは水円舎からもとめたもの
茶碗は浅井慶一郎君の
茶籠はネットで買った古物


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あとは鴨川があれば完成

豊かな一人時間がしあわせ。



千手悲願〜菊池克・陶迦葉 - 2023.04.20 Thu

九州は仏の国・国東半島の陶迦葉・菊池克さんの作品は好きで以前からちょこちょこ求めていた。前回下鴨・川口美術の個展の際、筆架にぴったりな仏手を求めたのだが、なんと今回、ほぼすべて、仏手!という壮観な展示の個展となった。
(川口美術での展示のようすはコチラ



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「千手悲願」
(篆刻家・稲垣華扇のゴム判子

千手千眼観世音菩薩手
「菩薩手を1000手作る」そんな思いに菊池さんが突き動かされて仏手を作り始めたのは、国分寺はじめ奈良時代からの古刹が散在する国東半島と無関係ではないと思った。(国東は学生の頃何回も旅した場所なのだ)


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そして最初の100手が川口美術にそろった。私が求めたのは七拾参番(No.73)
1000手までいくにはどれほどかかるのかしらと思いながらもその時には、二桁のを持っている、と自慢できそうな。


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入っていた小さなリーフレットを開くと、、


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千の手を悩み苦しむ人々に差し伸べ掌の目でもれなく衆生を見守る千手千眼観世音菩薩
(慈眼視衆生 福寿海無量 是故応頂来   「観音経」より)


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右手は以前もとめたもの、新しく求めたのが左、掌にこちらだけ眼がある。
半分かくれ申し訳ないがそれを入れる桐箱に推されている印は「菩薩手」、これも篆刻家・小朴圃の作。


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左手はいろんなバリエーションの中から、筆のおさまりがいいのを選んだ。


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桃の小硯も菊池さんの作品


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そして現在はかくの如く筆硯台の上におさまられたのである。

何年かかるかわからねど、無事千手を完成されますようお祈り申し上げる。南無観世音菩薩。


桜月雑記2023 - 2023.04.10 Mon

桜月のあれこれ


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まずは岡崎疏水十石舟
四月のあたまあたりの頃


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上から見る方がきれい、と偉そうに言っていたが(^_^; ご近所だし、孫2号にせがまれて乗ってみるとけっこうきれい。水面に近い感じがこれか。夷川ダムでUターンして15分くらいの旅。


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終点近くの琵琶湖疏水記念館へも久々に行ってみると、なんとカフェができているではないか!その名も<そすいカフェ>。3月1日オープンのできたてほやほやだった。


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疏水の桜並木を眺めながら桜ソーダを飲んでるとこ。景色も良いし開放的だし、これからはやるだろうな。(ただし暑い時期は疏水の水の匂いがちょっと、、、)


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疏水記念館ではインクラインへもいったので興味津々でお勉強中。この大事業の監督を弱冠21歳でなしとげた田辺朔郎の名前を覚えたそうだ。(来年まで覚えているかしら?)


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ここの3Fが意外に眺めが良いことを発見!しかも他に人来ないし。


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夜桜で浮かれる祇園町の喧噪の中、貴久政さんへ、お茶と道具を語れる友人とご飯。


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最近の割烹はコースしかないところが多いのだが、ここはアラカルトでお腹にあわせて適宜注文できる昔ながらのスタイル、うれしかったわ〜。学生時代を思い出して(もちろん一杯飲み屋的なとこしかいけなかったけれど)
で、久々に大人になってから美味しさにめざめたところの鯛のあら炊き!


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大将にお酒をついでもらう。
さて、あら炊きの美味しい煮汁はとってもらっておいて、最後のご飯にぶっかける、ということまで許してくれるのはなんてありがたい。


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友人おすすめのだし巻きもふわふわで美味しい。秘訣を知りたい。
茶の湯の話、道具の話、裏話、ときにちょっと悪口(^_^; 会話もとぎれることなく続く。


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お品書きにはデザートがなかったので、甘いもん食べたいけどな〜とつぶやいていたら、さっとこんなん出てきた!お仕着せのメニューではこうはいくまい。ありがとう!貴久政さん。また誘ってね、Sさん。


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祇園と言えば、昨年もおじゃましたM先生の白川沿いの別邸にて桜の宴。白川の向こうを歩く夜桜の花見客に眺められるという垂涎のポジションを一夜のみ。M先生の人脈は脈絡がなくて広くて楽しい。ちょっと存じ上げている修二会の童子さんとまで出会えるとは!修二会話で盛り上がれたのが最高。



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さて、春休み中の孫二号、御所で弁当とお茶を。
(ちなみに一号はだんだんじじばばの相手をしてくれなくなるお年頃、三号はチビすぎて)


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茶籠でお茶
E先生のご指導のよろしきを得て、手つきがいい。


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茶籠にもふわり桜のはなびら


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そしてお雛様もかたす。また来年。


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お雛様がいなくなったあとで、またお茶。


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楽しいねえ。で、満足して帰って行った。二号もいつまで相手してくれるかねえ。


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今まだ4月はじめだよね?と自分に念をおしてたずねた、あまりに早い露草の開花。今年は4月とばして5月みたい。


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今年も届きました!二月堂修二会の御壇供(おだんく)
修二会の期間中二月堂の内陣に山高く積み上げられているお餅で(上七日と下七日で入れ替える)、終わった後に関係者に下賜されるもの。真空パックでくるが、表面に行法中の灯明の煤がついているのがお値打ち。


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いただこう。しかし、、、固い、、、まあ1週間もおいてあると水分はかなり抜けるから。
(表面の黒いのが煤)


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電子レンジでチンしてみたが、やっぱり固い(^_^;
美味しいとは言わぬが、あの二月堂の空気と灯明にさらされて、観音様と練行衆といっしょに過ごしたお餅とおもえばありがたや〜。




蓮の植え替え2023〜BIGな鉢 - 2023.03.26 Sun

ソメイヨシノが咲く頃に蓮は植え替え、、というが今年は桜が早すぎてあわてた3年目の我が家の蓮である。


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ご覧のように根が回りすぎて全体的に浮き上がり、土がこぼれるという状況で、そのせいかどうかワカランが昨年は薄紅色数個、白1つしか咲かなかった。葉っぱはすごく茂ったけれど。

一昨年は薄紅豊作、白咲かず、であったので昨年のゴージャズ八重咲き白はうれしかったなあ。今年こそ!豊作を祈って大きな鉢をネットで買ったところ、、、、思ったよりでかくてびびってしまった。(右上)


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これは一昨年の薄紅


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これが昨年のたった一輪の白である。


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さて、まず薄紅さんから鉢をひっくり返す。
水面から見ると枯れた茎ばかりで生きているのかと心配だったが、蓮根はぷりぷりと生きが良い。
根は下へ下へともぐりこんでいくので、一番底が一番太くて新しい。



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先端を切って、これにしよう。


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大鉢に投入。


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白さんの方はもうすごい根の張りよう。


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よさげなのが3本もとれたが、またわさわさ繁殖するのは目に見えているので、一本だけ選ぶ。


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土をかぶせて水をいれる。毎日いれかえるとあふれるくらいになるからとりあえずこのくらい。

、、、しかし、こんな重たいのどう動かせば〜〜〜(´・_・`)
はじめから下に台車をかませるとよい、と聞いたのはあとから。もっと早く教えてよ〜。

とりあえず、今年の開花は如何。



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庭のすみで花をさかせたシラユキゲシが笑っておった。




久々の朝の御所茶〜出水の小川で梅見つつ - 2023.03.16 Thu



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ここのところの暖かさ、、いや暑さ?にいっせいにほころんだ梅を見つつ朝の御所茶を出水の小川で。(出水の小川・御所西南の人工の小川、里桜の名所でもある)


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梅の木の下でシートを広げ、それぞれ持ち寄りで。なぜか自然に分担ができてしまうのが不思議〜。
おにぎり、サンドイッチ、だしまき、香物、打ち合わせしたわけでもなく、このバランスの良さよ。私は主に酒部(^_^; 奈良より持ち帰りしぶと饅頭(萬萬堂良則)もあるよ。


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翡翠豆もきれい♪
春の味覚


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ミニおはぎと桜餅は某○城○井のものなだのが、この吉野塗りの小さい縁高にいれると、すごくグレードアップする。(もちろんそのままでも美味しいよ)


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お菓子もいただきつつ茶箱女王の新しく組んだ茶箱ご披露。御自作の仕覆や古帛紗、茶杓袋もあって、茶箱ってやっぱり楽しいな。茶碗もマイ茶碗それぞれ持ち寄り。


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茶箱はなんと紙製!

きりっとした抹茶はご存じベルギー人T先生のブランドtea craneの「awareness」、日本名を「即今」。直訳では「覚醒」だからえらく禅的な命名だわ。



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お次はナッツをつまみながら中国茶を何煎でも。
杯がばらばらなのもいいね。チャフーは私も好きな土本夫妻のだ。



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朝8時から初めて9時半には解散、まだまだ一日楽しめる時間にお開き、これもまたよし!



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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