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2019-02

2018大晦日から2019元旦へ - 2019.01.03 Thu

今年の年末年始は、娘孫一家が婿の実家ですごすので、静かな年越しになった。



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大晦日、今年は東本願寺の近くにある料理旅館井筒安さんにお一人様用お節を3つ、お願いした。ここはランチに料理だけでもいただけるし、リーズナブルで美味しい懐石がでるのだ。
受け取りに行くとすっかり迎春の室礼、なかでも見事なこの日陰(苔の1種)は若い衆が山で採取し、F子ちゃん(うちの注連縄を作ってくれた)がこの形にしたもの。こんなりっぱな日陰はそうそう見られないよ。(裏千家の初釜でそういえば、、、)




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大晦日と言えば、やっぱり来てしまう新京極の蛸薬師さん
大晦日の大根炊きをいただかないと。



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夕方だったので、まだあるかな〜と思ったら、どうやらお揚げがなくなったらしい鍋、、、(;д;)



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でもご心配なく、新しい鍋との交換、、というめったに見られない景色をみちゃった。



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今年はこの鍋とあと一つの鍋でもう終わりとか。ああ、大根炊き、どうしてこんなに美味しいのかしらo(≧ω≦)o



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お堂の横のベンチで食べているといやでも目に入る、この標語みたいなのが、毎年楽しいのよね。
ごちそうさま〜♪



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日も暮れてきた頃八坂神社へ
もう白朮火(おけらび)をもらう吉兆縄を売り出しはじめている。



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境内にもお参りの人がたくさん
今年は外人さんがやけに多い。



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白朮火点火は18時なので、まだ燃えていないのを横目で見ながら、、、



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円山音楽堂よこの石畳の道を行く。
さすがに大晦日の夕方、ここを歩く観光客はいない。




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土間にともる灯りはいつもお世話になっている西行庵
こちらでジルベスター土間茶と銘打った除夜釜をされるのだ。

ちなみにジルベスターとは聖人の名前でその聖ジルベスターの日がたまたま12月31日だったことから=大晦日、、、という使われ方をするそうだ。(若奥様は教会でパイプオルガンを弾かれるクリスチャン)



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西行さんと小文法師をお祀りする四畳半でまずお酒とそのあてをいただいて、



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三畳の小間で第九(庵主のお好み)を聞きながら、お善哉。
お餅かと思いきや、なんと中にはいっていたのはお手製、蕎麦がき!
年越し蕎麦を食べ損なっても大丈夫、というご配慮。意外と合うのね、善哉に。



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そして土間にて、若奥様の薄茶のおふるまい、妹のMちゃんもお手伝い。
欧米ではクリスマスツリーってすぐには片付けないらしい。なんだかこの土間にしっくりくるツリー。



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オマケにほぼ最後の客だったので、蕎麦アレルギーの方の為に作っておいたというお手製和菓子までいただいた。今時なかなか手に入らない白小豆の白餡(一般的には白餡は手芒豆)に中に黒豆が一粒、白餡なのにしっかり小豆の味がして、とっても美味しくラッキーであった。(餡から作るという奥様、プロ級!)

帰りには西行庵ご一家(猫のくぅちゃんも含む)と楽しいお話しもできてよい除夜釜になった。感謝です。



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八坂神社にもどれば白朮火はもうともっていて、吉兆縄に火をもらおうとする人だかり。おしあいへしあい。



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おすすめは境内にはいって左手、西側にある白朮火。
こちらの方は例年ほとんど人だかりなし。



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こうやって縄をまわしながら灯が消えないように、持って帰る。昔はこれで雑煮を作る竃の種火にしたというが、持って帰るにもバスは持ち込み禁止だし、竃のある家なんてほぼないし、一体どうするのだろう。だから見てるだけで私はもう火はつけないの。



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孫のチビたちがいないので、紅白歌合戦を何年ぶりかで見たあと、近所の黑谷さん(金戒光明寺)へ除夜の鐘を撞きに行く。



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京都タワーもみえる高台になる。
23時過ぎから鐘撞き整理券配布があって、これもってないとあやうく撞き損ねるとこだった。



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これも例年の如く、順番を待っている間に新年は明けちゃったよ。

若い人は力任せに撞くから、音が割れて美しくないので、私は侘びさびを感じさせる(??)程度の強さで撞いたよ。



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お堂では新年の法要が早速営まれ、読経と太鼓の音をBGMに見る渡海文殊菩薩像(善財童子はじめ4人の従者を従え獅子に騎乗する)はやはり美しくかっこいいなあ。



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夜も明けて徒歩圏内の平安神宮へ、今年も初詣で。



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手水舎の水も心地良いくらい温かい元旦であった。



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そして雲一つない快晴
この空のように、この一年、災厄もなく明るく楽しくみんなすごせますように。



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その足でこれまた直ぐ近くの観世会館の初謡式へ(無料です!)
うちの師匠の高砂の謡から始まる片山宗家の舞囃子、仕舞、茂山七五三一門による珍しい狂言小舞、、、客席はほぼ満席という能人口の多い京都。
最後に、狂言師全員が舞台に斜めにずらっとならび、その頂点にすわる片山九郎右衛門師、祝言「四海波」、迫力あったわ〜。

このあと平安神宮へ出演される方が移動、13時から舞殿で式三番なので。




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お開きになってでてくると入り口でお酒と昆布とスルメのおふるまい、うれしい♪



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そして我が家へ帰り、井筒安さんの一人分ずつのお節をいただく。美味しゅう御座いました。それに一人用って、案外便利。
ちなみに京都はお雑煮、白味噌がデフォルトだが、うちは岡山式なのでおすましだよ。あと丸餅で煮餅はいっしょ。






師走雑記2018〜今年も無事暮れていきます - 2018.12.31 Mon

今年もいよいよ残すところわずか、あわただしい年の瀬の京都です。



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25日の終い天神(北野天満宮)


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すごい人出かと思ったら、午前中はそうでもなくて、知り合いのお店などに差し入れなどしつつあれこれ物色。



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謡い本にちょっとひかれる。一冊に4曲とはお買い得かも。




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おお!これは安い!(500円)
お正月飾りに使える仏手柑、一つお買い上げ。これ香りがほんとうにいい。



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天神さんでは思ったほど収穫がなくて(仏手柑以外)、そこに行く手前の骨董画餅堂(わひんどう)さんでちょっと足止め。
お手頃価格から、高めのモノまでお若い店主お二人のセンスがひかる品物と内装。朝鮮系のものが多いのが好み。



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桃山の唐津(無地唐津)がこの値段で?というお買い得の小ぶり茶碗をゲット。
この道の先達に聞いたら、値段相応とのこと。桃山時代のものだけれど、お直しがかなり派手なので、普段使いにしなさいね、とご教示うけました。でも、土の味とか釉薬の味とか、好みなので茶箱にでもいれて楽しもうと思う。




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買ってきた仏手柑は玄関のお飾りに。



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寸足らずの柳を結び柳に苦肉の策で作って、お正月飾り完了!



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玄関外のお飾りは、草木染めと機織りをしているF子ちゃんにいただいたもの。ご自分で綯った稲わらに草木染めの布幣のついた注連縄。シンプルで美しい。



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今年の忘年会のひとつがここ、北観音山の鉾町にある有形文化財無名舎・吉田家住宅
吉田塾参加者の忘年会で、元山鉾連合会理事長、祗園祭後祭復活の立役者である吉田孝次郎先生を囲んでの会である。



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表家作りの大きな町家が今でも使われている姿には(写真は見えにくいけど現役のおくどさん)「日常の生活」の美しさを感じる。



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鍋のためのおかかをかいていたら、半分内猫の1匹が匂いを嗅ぎつけて早速やってきた。町家の構造上、どこからでも出入りできるのだ。



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持参した獺祭スパークリング。めちゃ美味いよ。
ちなみに宴会はおおいにもりあがり、例によって少々お酒をすごされた吉田先生と春画コレクションで若干カオスになったけれど(^_^;楽しゅうございました。
来年、私はこちらでちょっとイベント開催予定。うふふ。長年の念願が叶う。




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もう一つの忘年会は日ごろお世話になりっぱなしのK美術さん主催、恒例の一乗寺・猫町を貸し切りで。今年はK美術25周年とあって、いろんなイベントでお忙しかったことと思う。個展を開いた作家さん達や、お店のスタッフ、私みたいなにぎやかしや常連さんなどで、こちらは上品に楽しく、猫町さんの美味しい食事をいただいた。



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猫町さんのケーキも毎年楽しみの一つ、今年はキャラメルムースのリンゴケーキ、美味しかった〜♪
来年もみなで盛り立てていきたい。今年は市川孝さんの茶車でお茶も点てさせていただいたし、来年も是非〜。



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お土産に、まだどこにもできていない幻の珈琲山居のコーヒーチケットとコーヒーをもらう。K美術ゆかりの方が来年中に珈琲店を開くご予定、是非実現して、このチケットが早く使えますように。




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年もおしつまって紫野・月日社で恒例のお茶の自主練。真之行台子と大円草、台子濃茶点前をみんなでさらったあとに、為さんのブレンド抹茶テイスティングを。



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ここのところ無農薬、無施肥のお茶を探求している為さん、無農薬ゆえに残るえぐみをどうやって乗り越えるかが課題で試行錯誤中。数年寝かして熟成させたり、他の無農薬・有機肥料のお茶とブレンドしたり。今夜はこれの試飲会みたいなもの。
私の好みとしては、へんに混ぜるより、無農薬・無施肥1種だけが一番。えぐみはほとんど感じなくて、後口に緑の葉っぱの香りが残る。好みはあるかもしれないが、けっこうおいしいやん。量産できないのと万人の口に合うかは疑問なので、流通にはのせられないけどね。




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その後みんなで近所の陶々舎へ。先日孫のお茶のお稽古にきたばかりだが、そのE子先生が除夜釜(ほんとの除夜ではないが)をかけるのにおしかける。



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我々以外にもどこかで出会ったことのある方たちも三々五々集う。こういう若い人のお茶の基地があるってほんとにいいね。
夜咄の留め炭風、和蝋燭の芯を切りながらながらく語らい合った。日ごろの生活はしんどいこともつらいこともあるけれど、こういうひとときがあると思えばがんばれるよ。




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E子ちゃんのお父上がうったという蕎麦で年越し蕎麦とする。一献もあり、美味しかった!



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外にでてみると昼過ぎから降り始めた雪は紫野には積もっている。この冬初めて見る積雪。



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翌朝、我が家の庭も雪化粧、昼にはとけるだろうが。
雪は豊兆、いやしけよごと(いや重け良事)、来年もよい一年でありますように。
皆様方もよいお年をお迎えください。






庭の落ち葉 - 2018.12.16 Sun

これはほぼ1ヶ月前の庭



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紅葉の美しさがMAXでありました。
あ、苔の上にのっているネットは鳥除け。鳥が苔をむしって下にいる虫を食べるのです。



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現在はこのようなお姿に。手前の紅葉はほぼ落葉しました。



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そしてうずたかく折り重なる落ち葉、、、




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降り積もる落ち葉、、

今年は台風の被害で、京都中の寺社の木々が倒れてえらいことになったので、植木屋さんはどこも大忙し。今年は年内にきてくれるかな、、、と不確定要素もあり、ぼちぼち自分で手箒片手に掃除しようか。

一日ではまず無理、少しずつ、一日45リットルのゴミ袋一杯と決めて。しかしこのペースだと何日かかるのかしら、、、(^_^;
そのうち植木屋さんきてくれるかしら。




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今年はひとついいことに気づいた。
いつも鳥に苔が襲われるのは春先だったのに、今年は異常気象?のせいか、秋にもう鳥害あったので、落葉の前にかけた鳥除けネットに、上手い具合に落ち葉がひっかかるのです。このままネットをたたんでしまえば、落葉は一網打尽!掃除しにくい苔の上を掃かなくてよいの。来年もこの戦略でいくか。見た目はまあナンだけれど。



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もちろんネットのないところは掃かないといけないけれど。
しかも紅葉の遅い奥の紅葉はまだこんな感じで、忙中閑あり、愛でるには美しいが、これがまた落ちるんだよね、と思うとちょっとうんざり。



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それでもけなげに寒中がんばっている葉っぱにはガンバレ〜と応援したくなる。



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日ごろ下ばかり向いて庭作業をしているので、ふとした拍子に顔をあげると、もう梅に蕾がついてるのに気づく。着々と春の準備をひそかにしている植物。



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裏庭では水仙がもう花さき、、、




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去年鉢植えで購入した蝋梅のつぼみも、はじめて我が家でふくらんだ。

、、、、と、冬の前にもうその先の春を思う、日ごろ作業ばかりでできない庭の鑑賞をゆっくりと、、、

、、、というわけで、庭の落ち葉掃除はちっともすすまないのです。(植木屋さん、HELP〜!)



霜月雑記2018 - 2018.12.06 Thu

ほんまに忙しかった霜月のこぼれ話小ネタ集、お店の情報とかあれこれ、霜月雑記



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新町二条ギャラリー&ショップYDSさん
本来友禅の工房なのだが、今はすっかりセンスのよいギャラリーとして定着した。



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陶芸家・鶴野啓司さんの101碗展の期間中、毎日それぞれ違う亭主、違うスタイルのふるまい茶付き。各亭主はなんだか見覚えのあるかたばかり(^_^;



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でも私が行った日ははじめまして、の滋賀県で草木染めと織物の作家さんである若い女性・渡邊紗彌加さん(染め織り 祈織)であった。ご自分で染めて織ったというお着物がまた渋くて、若い方が着るとかえってすてき!



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鶴野さんの展示中のお茶碗の中から好きなのを選んで一服点てていただく。

ふるまい茶の亭主は陶芸家、和食料理人、和菓子職人、伝統工芸職人、、、さんだったり、本来お茶を仕事にしていない方ばかり、この展示を始める直前に各方面に依頼したらみんな快諾してくれたとのこと、YDSの若主人の人徳と人脈おそるべし。



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この日のお菓子は若主人のお母上手作りのスイートポテト♪



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第二日赤の近くにあるんで、検診の帰りに行きたいと思いつついつも定休日であわなかったこうそカフェ85、やっと開いてるときに行けたぞ。



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町家をリノベしたはって、お一人様席が居心地良い
こうそ=酵素なんで、発酵食品とかオーガニックとかのお料理(なんていい加減な説明、、、(^_^;)



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こうそランチ!
酵素食品とか興味があるわけではないのだが、発酵食品は納豆をはじめとにかく美味い!私は大好きなのだ(鮒寿司以外)。サラダにかかっていた納豆ドレッシングがとても美味しくて、帰りに一瓶買ってかえったよ。



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円山公園、真葛が原にたつ茅葺きの大きな屋根がシンボルの西行庵
今年最後の保存会茶会〜夜咄



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蝋燭の灯りのもと席入り
とても静かで、燈火の下にみえる、苔の上に散り落ちた紅葉が美しい。



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西行庵の円相床(床の間の壁の部分が円相になっているのは珍しく、茶道検定の教科書にも載ってるよ)は夜咄こそ美しい。水屋の燈火がゆらいで見える。




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今回の席主はかの有名な太田先生!(弘道館主幹、いや和菓子老松のCEO?といったほうが)
道安囲いの小間で濃茶、薄茶をいただく。その間いつもの太田節炸裂!由緒あるお道具の隣にアバンギャルドモダンアート的道具が並ぶのも太田先生らしい。さらにたまたまこの席のお正客が、かのタライ・ラマ師(ダライラマでないよ)、いやがうえにも楽しい一会となったのであった。

お菓子の薯蕷ももちろん老松製、美味しかった!



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お点心で、そのつもりで燗鍋を私のそばにおいてくださった庵主のお母上に感謝、ちょっとほろよいかげんの宵はそのままかえるのももったいなく、数年ぶりで高台寺のライトアップに足を伸ばす。



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ライトアップの見物客はやはり多い。方丈前の広い白砂庭園のプロジェクションマッピングは見事だが、私はあまり好きではない。もっと静かに楽しみたい。




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しかし、鏡のように池にうつる紅葉は感動的だ。


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着物だったけれどエイヤ!っと坂を登って傘亭・時雨亭まで
ここからは京都タワーもよく見える。



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この竹林も好きな場所 



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好きな場所と言えば、ここもすっかりおなじみになった寺町・李青さん。
李朝のアンティークから現代作家のものまで、雑貨や器が買えるのもうれしい。李朝より一世代古い高麗時代の匙をゲット。灰匙にするのだ。



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いつもすてきな室礼



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あったまるトック(餅)鍋でランチ



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最後は春と秋に、各ジャンルの若いアーティストがつどって作品展+茶会・春秋会をやっている白沙村荘(橋本関雪記念館)の庭園へ秋を満喫しに



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この池の蓮が盛りの時にもここでお茶をいただいた。枯れ蓮も花にまけずおとらず美しい。これは蓮花の徳か。



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(今年8月)




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今年も秋の盛りはそろそろすぎてゆく。
もう一月もしないまに新年だなんて!(;゜0゜)焦る、、、




有職造花〜最初で最後?の雲上流展 - 2018.10.24 Wed



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十月の秋晴れの一日、蹴上の国際交流会館の和風別館へ



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ここで有職造花雲上流の造花展、おそらく最初で最後ではないかといわれる展示へ行きました。

有職造花は平安時代後期頃から、宮中の節会で用いられた儀式花を起源とするそうです。江戸時代、雲上流有職造花師開祖の華林家に初代村岡家が弟子入りし、以後その流れをうけついできましたが、当代の村岡登志一さん(村岡松華堂)が最後の伝承者になりました。(後継者がいないのはどちらの伝統工芸も同じですね(´・_・`) )




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まずは茱萸嚢
お茶をする人にはお馴染みです。9月9日の重陽の節句に飾られます。宮中で、端午の節句に飾られた薬玉をこの日に茱萸嚢にかえるならわしです。中には呉茱萸という漢方にも使われる薬草がはいっていて、厄除けに。
うちにも法輪寺でもらった小さいのがありますが、こんなりっぱなの、掛けてみたいな。




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端午の節句
葉菖蒲と蓬 昔はこれで屋根を葺いて厄除けしました。
すっきりして良い感じです。



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こんな見事な端午の節句飾りもありました。



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これこれ!一番ほしいやつ。
七夕には梶の葉!これもお茶やっている方にはなじみの乞巧奠の飾り。乞巧奠はかつて宮中では大事な節句行事でしたから、こんなのをたくさん掛けていたのでしょう。本物の梶の葉もいいけれど、あれはなまもんだから扱いがむつかしいので。



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上巳の節句(3月3日)は右近の橘左近の桜
お雛様の桜、橘の飾りもありました。




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ところでよ〜く見ると、この五色の糸の撚り方が交互になっているのがわかりますか?
ちょうどヘリンボーンみたいになっているの、芸がこまかい!有職故実ってここまでこだわるのね。



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五節句だけでなく、毎月の花の飾りもあって、これはそのなかの5月、藤の花
いずれもあまりに繊細で美しすぎる。

色味がいずれもはっきりしているのは、かつての宮中や屋敷の中は薄暗いので、そのなかで見せるためと聞きました。舞妓さんが白塗りなのと同じようなものね。あるいは秀吉の黄金の茶室も蝋燭の火でみると艶めかしく美しいのと同じ。



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はじめて知ったのは薬玉にも真行草の三種があること。お茶をやっている人にはお馴染みの真行草。
真ん中の薬玉が真で、宮中で好まれた物、左が行、お公家さんや茶人仕様、そして一番お馴染みの右の丸いものが草、町方の薬玉なんだそうです。なんだか行が一番りっぱにみえる(^_^;




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大きな物ばかりではなく、こんな舞妓さんの髪飾りにでもしたいようなかわいらしいものもあります。



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一つ一つを間近でみると、とてもとても細かい作業で感動します。
特にこの桜のしべや、、、、



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この柳の花!
ほそいほそい絹糸なんですが、これはほんとうにすばらしいです。その先の花粉まで、うお〜〜〜!っと萌えすぎました。



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このような有職造花は絹を手染めするところから始まって、和紙を裏打ちしたり、小さな布片に球形のこてをあてて花弁の丸みをつけたり、ひとつひとつ作るのです。ちょっと気が遠くなるような手作業。当世のはやりではないとて、それだけに当代で後を継ぐ人がいらっしゃらない。あまりに残念すぎます。

需要はまだ、お雛様などの飾りにあると思うのですが、五節句の意味をしらない人もふえた昨今、大きな物は飾られることもなくなったでしょうね。



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この展示のもうひとつのお楽しみは和風館の庭での添え釜。
実は主催者が想定したよりはるかに多くのお客様がこられたので(800人とか)、この日は30分でお茶席がなくなったそうです。私は事前になくなりそう、という情報をゲットしたので、なんとかすべりこみ、無事茶席へ入れました。

このスタイリッシュな点茶盤は金沢の釜師宮崎寒雉さんの弟さんがてがけたもの。



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風炉もそれで、釜は当代寒雉という兄弟コラボ、ご亭主もゆかりの方で。
この風炉、電熱なのですがとっても良い感じです。



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脇山さとみさんのとぼけたお皿には、展示にちなんで桜橘の松露
愛用している和菓子・青洋さんのもの。

さらに、、、



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青洋さんが、今回の有職造花各季節をイメージして作ったという干菓子の数々!
あまりにすてきすぎて、どれも良くて、どれを選ぶかかなり迷いましたよ。なんとか席にまにあって、このお菓子がいただけてしあわせです。





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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