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2023-12

岩戸落葉神社の大銀杏2023 - 2023.11.26 Sun

昨年2回も行って(1回目はまだ早すぎた)すっかり気に入ってしまった景色を見に、今年も。



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場所は周山街道、高雄や高山寺のある栂尾を通り過ぎてさらに北上。
洛中の紅葉は、今年はイマイチだが、このあたりまで来るとさすがに紅葉が美しい。北山杉の里、中川を過ぎて小野郷にたどりつく。(ハンドル握っているので途中の写真が撮れないのが残念)


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わあ〜今年もまた会えた岩戸落葉神社の大銀杏。
X(旧Twitter)で最新情報をチェックしながら行ける日を選んだ。
(実際はもっと黄色です、葉っぱ)


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境内は銀杏の黄金の絨毯。


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お社にまずはお参り。
岩戸社と落葉社が合祀された神社である。(江戸初期に、前者が焼失して後者と合併)
頭に延喜式内とつくのは、927年(平安時代)に延喜式神名帳に載っている神社のうちの一つ、という意味で、、よって起源は平安時代にさかのぼるのである。


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銀杏の落ち葉で黄金の川ができているよう。


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右手にある小さなお社は摂社の落葉姫命を祀る御霊社。色々調べたが落葉姫命ってどういう神様かちょっとわからない。一説には源氏物語の落葉の宮がこのあたりに隠棲したことになっているのが根拠とも。


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この小野郷のあたりはほんとに山の中でなんにもないところである。周山街道を走っていてもしらなければこの神社の場所はスルーするだろう。(ちょっと街道から入る)

昨年来た時は夕刻だったので、だれ〜もいなくてほんまに静かだったが、今年は15時ごろの訪問、何人かのカメラ抱えた人や、びっくりするが外国人観光客も一家できていた。特に一時間に1本あるかないかのバスがとまると何人かが降りてこられるのである。
それでも銀杏の圧倒的な姿におされるのか、一様に静かに景色を楽しんでいる。


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夕陽を浴びて黄金色に萌える銀杏をみたくて昨年より早めにでかけたのだが、山間の日暮れははやいのである。今年もちょっと日陰になってしまっていた。
今度は朝をねらおうかな。


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滞在時間15分くらい。
静寂と黄金色の景色の美しさを堪能する。

<車で高山寺過ぎて10分〜15分くらい>
<JRバス小野郷 1時間に1本くらい>


永観堂2023秋 - 2023.11.23 Thu

いつもこの季節は憂鬱。だってバスにのれないんだもの。うちのヘビーユーズ路線のバスはもろ永観堂を通るから、満員ぎゅうぎゅう、時に通過される。(それでもまだコロナ前ほどではない)


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どんなもんかな、今年の紅葉。
やはりあまりに長引いた酷暑のせいで、いまいち。うちの楓なんか、紅葉する前に枯れて葉っぱをおとしてスカスカ。きれいな紅葉は楽しめそうもない。



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ご覧の如く、青葉の部分が多い。それでも枯れていないだけ、まだましか。


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日当たりとか、種類にもよるのだろうが、ここはまだ青く、、


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ここはけっこう真っ赤である。


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見返り阿弥陀様のお堂前もなんだかな〜。まだ青い。


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お堂前の階段のところもイマイチ。


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池の周辺はなんとか様になっている。


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島の弁天様の周りもかなり紅葉が進んでいる。


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ここはチャリ圏内なので、終了時間間際のライトアップを毎年楽しんで来たが、数年ためして夜よりやはり昼間の方が美しいという結論に達した。


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この臨時茶店周辺が一番きれいだったな。


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秋は大賑わいだが、やはり美しい青楓の頃はほとんど訪れる人がいないくらいなのだ。確かに紅葉は美しいが、是非青楓も見に来てね。そして見返り阿弥陀様を拝もうよ。「永観、遅し〜」



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これは愛用するバス停からもはるかに見える永観堂の多宝塔。
野村碧雲荘もこれを借景としているのだ。
観光客で混雑する負の部分はあるとしても、やはりこんな風景近くに住んでいるのはちょっと自慢(^_^;





今年の中秋ちょっと過ぎた広沢池2023 - 2023.10.06 Fri

ここ数年、中秋の名月は奈良で、十六夜、立待は嵯峨の広沢池の畔で、というパターン。広沢池では茶友さんと数人で楽しんできたが、今年は諸般の事情、あと雨かもしれない、という天気予報のせいで、たったひとりの観(月)?祭りとなった。


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月の名所の広沢池。はい、暗くてなにも見えませんね(^_^;


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撮影条件変えてみたが、なんとなくあの辺り、分厚い雲の向こうに月、でてるんだろうなあ、、くらいしか。

↓これは昨年のほぼ同じ時間、同じ場所から見た月。こんな風に見えるはずが〜〜


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一人でさびしく灯りをともしてお茶。
今宵は月という友もなしに、、、


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いつもの茶籠にお湯はポット。野点用のコンパクト熱源も使いたいのだが、ここで蝋燭以外の火使ってるのOKなのかどうか不明なので遠慮した。


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月は見えないが、虫の声、たまに池に飛びこむおそらくウシガエルの音や声、街道を行く車の音とか、静かに楽しむ。これもまた楽しき。


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多分、あの明るいところに月、想像で補うのだ。


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広沢池から帰る道すがら、車の中から、、、あ!あれ!


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おお〜っ!
十六夜の月!とにもかくにもここで見ることができるとは!
雨の予報はどこへいった??




宇治川鵜飼 - 2023.09.24 Sun

「鵜飼い 数をつくしてひと川浮きてさわぐ、、、」 (蜻蛉日記)


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平安貴族もしたという鵜飼い遊びを我もと、、宇治へ。

実は毎年行こう行こうと思いつつ、いつのまにか9月になって、天候悪くて中止とか、それっきり、、、で10数年、今年はぎりぎり9月ではあったがついに滑り込み。(9月30日までだがもちろんハイシーズンは7,8月)


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宇治川は今日もご機嫌で流れが荒い。

鵜飼いは17時受付、18時過ぎ(7,8月は18:30)乗船、早くに受付したが、さすがに9月、ややオフシーズンに入っているのもあり、さらに雨模様でもあり、船は2艘だけ、10数人、しかも半分インバウンド、という感じ。(周辺の店はこの時間ほとんど閉まっているので早めの夕食がオススメ)


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乗船前に舟乗り場近くの鵜舎へ。
鵜飼いに働くウミウたちを見ることができる。小屋は半分が野生の鵜、半分がここで孵った<ウッティー>たちだ。(国内で初めて産卵・人工孵化・育成に成功)
ペリカンの仲間というが、たしかに思ったよりでかくて口がペリカンっぽい。


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さて、舟に乗っている間、もうしのつくといっていいほどの雨で、屋根はあるものの、しぶきがはいってくるのなんのって、、、


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いつも福寿園の抹茶ソフトを食べているところの川沿いの道には灯籠がならぶ。


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客舟に遅れてやって来た鵜飼い船、宇治には女性の鵜匠さんが3人もいらっしゃる。今日も若い女性の方、雨にずぶ濡れになりながらまずは宇治の鵜飼いの説明など。


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宇治川の鵜飼いは平安貴族のお遊びでもあったようだが、その後貴族の没落とともに衰退、大正15年に復興されたとか。


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かがり火に集まる魚を捕る鵜。かなりの頻度で捕まえていた。鵜呑みにする前に綱をたぐり寄せられて魚を吐かされるのだ。


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魚を吐かせているところ。大物もいれば小物のことも。ちょっと鵜、かわいそう、同情してしまうわ(^_^; しかし野生の鵜のような自由はないが、食いっぱぐれることも天敵(猛禽?)に襲われることもない。動物にはどっちがええやろか、いつも悩むわ。


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川面にかがり火が映って美しいが、実は大雨がふっていて、舟から水をかいだす係の人も乗っていた。

嵐山の鵜飼いは学生の時に行ったことがある。ハイシーズンだったので川面にはたくさんの舟が出ていて、かがり火が昼のように明るかった記憶が。しかしこの初秋のわびた感じ、もの悲しい感じの方が好きやな。場所も都をちょっとはなれた宇治、宇治十帖の宇治である。



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びしょぬれになりながら鵜をあやつる鵜匠さん、真剣なまなざしが美しい。


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鵜も大雨の中(あ、どのみち濡れるか、、(^_^;)がんばる。けなげ。

「おもしろうてやがて悲しき鵜飼いかな (芭蕉)」

の、気持ちがちょっとわかる。あれは長良川の鵜飼いであったが。


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そういえば先だって岐阜の茶事では長良川ならぬ和良川の鮎をしこたまいただいたっけ、、、
残念ながら宇治川でとれるのは、主に鮒や、なんとブラックバスが多いのだとか。


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水と火と、ついでに雨と人と鵜、なんとか今年見に来ることができてよかった。


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小一時間のページェントは終わり、舟も帰路につく。川風が心地よいと書きたいところだが、なにせ大雨、涼しくはあった。でもおわりかけになるとすっきり雨が上がってしまうと言うこの不思議。



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舟からあがって宇治川をふりかえる。鵜たちも今夜のお仕事終了、ご馳走をもらって鵜舎へかえるのだろう。お疲れ様〜。


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この灯籠にはそれぞれ源氏物語の各巻の代表的場面が描かれている。さすが源氏物語の町、宇治、そういえば来年の大河は紫式部が主人公だったなあ。また宇治もさらに脚光を浴びるのかな。



旧任天堂本社本社・丸福楼②〜レストラン編 - 2023.09.16 Sat

さてこの丸福楼のレストランであるが、宿泊客も外から入る。朝食は宿泊客のみだがディナーは日にち限定で一般の人も予約ではいれるという。


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イタリアンレストランの名前はそのものずばりcarta(カルタ!)


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なんでも料理研究家で有名らしい(すんません、存じ上げなくて)細川亜衣さんプロデュースのレストランだそうだ。インテリアや器も手がけられたそうで、モダンシンプルなセンス。
(ちなみに細川護熙さんの息子さんのお嫁さんらしい)


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ドリンクも色々選べるので、まずはビール、、じゃなくて私のばあい常にまずは日本酒。京丹後のお酒をいただく。あとはなんだかんだでワイン飲んだりリキュールのんだり、かなり飲みましたね〜。


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最初のお皿はドーナツ、、、??
と思ったら、たしかにドーナツだけれど味噌だれが仕込んであるという。これはおやつと言うよりおかず、もしくはアテやね。


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かぼちゃのスープとあったので、どちらかというと甘い系の味を予想していたら酸味がきいてさわやか。トマトをあわせてあるんだ。これ面白い組み合わせ、今度ためしてみよう。


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カプレーゼ。
私カプレーゼというおしゃれなものを知らなくて、これも???だったのだが、一般的にはトマトとモッツァレラとバジルを切ってはさんだものなのね。でもこれは意表をつくカプレーゼ。さわやかトマトの効いたソースの下にとろとろのチーズがかくれている。



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ツナサラダ。ツナとグリーンベジタブル、上にのっている梅のジュレがおしゃれ。


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とろけるようなローストビーフの下には酸味のきいたコーンとかお野菜がかくれていた。


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そして一番感激、驚きのカツカレーはなんと鱧のカツ!びっくり、鱧の天ぷらよりも美味しいかも。焼野菜にご飯は黒米、ソースアメリケーヌっぽいカレー、美味しくて、これを完食した頃にお腹もそろそろ好い加減にいっぱいになる。



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デザートはババロア、これもただ者ではないと思っていたらメロンのソースに桃のシャーベットというダブルフルーツ風味。


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最後はレモングラスのハーブティーで〆。
堪能しました。できたらまた宿泊は無理でもご飯だけは食べに来たいなあ。


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食後ふたたびライブラリーにもどって、、、


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付属のバーで一杯、、、、え?バーテンダーさんいない???


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と思ったら、各自自分で用意されたグラスやお酒でカクテルを作ってね方式だった!!
みんなわいわい言いながら、ドリンクを作るのを楽しんだ。こういうのもいいわね。


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ちなみに私はGlenfiddichを見つけたのでこれを。氷が大きすぎて入らなかったけれど、飲んでいるうちにコロンと中へ。う〜ん、ガラにもなくおしゃれな飲み方しちゃった(^_^;

帰り道は夜の丸福楼を堪能。


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昼間見たときとまた雰囲気が変わるのが面白い。


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夜のホテルは不思議な妖しい世界。


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外の廊下を通り抜けて、、、


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クラブ棟の照明にクラブマークがついているのに気づいた。


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フロントも


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玄関も別世界。
また新しい旧五条楽園のランドマーク。


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夜の界隈をそぞろ歩き、ちょっと前までは絶対できなかったエリアを。あら?ボイラー?と思ったら、、


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あ〜サウナの梅湯さん!
若い人が廃業寸前の銭湯を買い取って奮闘、今では外国人観光客にも人気の銭湯だ。
5年前、若い友人達と、梅湯ツアーなるものを企画して入ったのが懐かしい。


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そこをつきぬければ、もう鴨川!



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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