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2023-12

祇園祭2023〜後祭り雑記 - 2023.07.28 Fri

今年は後祭りの巡行も還幸祭も仕事で見に行けないので、かわりといっては何だが、後祭りのあれこれを。宵山には二回目、またくりだす。


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なかなかの人出、この日役行者山で護摩焚きがあったので、なんとなく山町付近に煙がこもっている(^_^;


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室町の鯉山さんの横で吉田の松井酒造さん(吉田の節分祭の出店はかならず行く)のブースあり。期間限定のソルティーパッションマンゴー(リキュール)のフローズンをいただく。売り子してはるTL友さんにも久々にお目にかかれご挨拶。


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炎天下、この半分凍ったシャリシャリのマンゴー、美味しかった〜♪
(その後走ったのでよけいに汗かいたが、、、(^_^;)



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新町通の南観音山を眺めつつ、新町を南下。


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岩戸山のご町内、鉾立の時に年に一回はかならずおじゃまするthe terminal KYOTOさんに今年二回目訪問することになろうとは。
前祭が終わったあとのご町内は静けさをとりもどしているがここで河井寛次郎の血脈を受け継ぐ河井工房さんの個展と、それにあわせた茶会を開いてくれるのは若い乙女Nちゃんである。



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そういえばNちゃんに数年前、御縁で初めてであったのもここの茶席だった。あれは前祭の宵山で、まわりもにぎやかだったなあ。お道具は河井工房の作品を使って。寛次郎的、民藝的なのもあればアバンギャルドな茶碗もあって(全身梅花皮〜という茶碗、おもしろかった)楽しい。
花入れの桶は台湾でひとめぼれしてかついで帰ったという桶、ご亭主のイメージで楽しいのう。かわいくて凜として、すてきなお茶人さん。


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おみやげにいただいた河井工房二代目の豆皿。
画像がないのが残念だが白の葛焼になにやら牛の角みたいな黄色い砂糖菓子がささったお菓子は「牛頭天王」(八坂神社のご祭神)、なるほど〜。
河井家から拝領されたという民藝のビッグネームの茶杓にしびれた。


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新町をふたたび北上、大舩鉾さんの「凱」(大舩鉾は神功皇后の凱旋の船)を確認。復活したばかりのときに書家さんに書いていただいたこの字を軸装している。(なかなか使う機会ないけど、なにせ祇園祭の時は暑くて茶会しない、、、)


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八幡山はやっぱり双鳩
山鉾には鳥がなにやら関係している(北観音の尾長、南観音の鳩、鷹山の鷹ではなくて雉)


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八幡山のくじが入った箱。
今年は山の二番だったもよう。


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先日来た時はまだ飾られていなかった鷹山のご神体人形、これを拝まなくちゃね。


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この真ん中の樽負(たるおい)さんだけ、鉾のお囃子さんのとこにちょこんと座って、のんきに粽食っているんだよね。


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これが昨年の巡行の時の写真。
知り合いの諫山画伯がこの様子を写した手ぬぐいを拝領品として今年初めて授与、すごくかっこいいので鷹山に買いに走ったが、早くも完売〜〜!


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鷹山のお囃子少年の部
そろいの鷹柄の浴衣がかわいい。鉦叩きから篠笛とグレードアップしていくのね。


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こちらはおじさんバージョン


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2日前にはまだ人形が飾られていなかった浄妙山へ。


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左が一来法師で「上さま」とよばれる。
右が浄妙房で「下さま」とよばれる。
いずれも三井寺の僧兵


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「悪しゅう候浄妙房」の一来法師、宵山飾りではまっすぐ立っているけれど、この左手が浄妙房の頭の上にスポッと差し込まれ、くっついて空をとんでいるようなアクロバティックな配置となる。なので上と下、、なんである。


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時は源三位頼政と平家の宇治川の合戦(ちなみに宇治川の合戦はこののちにもう一回ある)、橋合戦ともよばれ、矢のささった橋桁が。このあと一来はさっさと討ち死にするのだが、一説には一来法師は一番乗りをきめたかったのではなく、自分が前にでることで浄妙房を守ったのではないかと。


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そんなことを考えつつ毎年一枚購入する手ぬぐいは、ここのにした。


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上をとんでいるのが一来法師である。


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浄妙山のご町内、この左手が旧伴家住宅、実はホテルになっているが、この外観、かわらないのがうれしい。


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さて、一夜明けて後祭り巡行の朝、すでに辻回しの場所取りをしている人たちに、お暑いのにご苦労さん、と心で声をかけて仕事にでかけるのであった。後ろ髪ひかれっぱなし。


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そして夜、仕事終わり、遅くに四条京阪の駅をでると、、、はっとした。この静けさ、暗さ。


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四条通商店街は軒並み灯りを消して、提灯を掲げる。
いつもと違う通りの雰囲気に、ああ、もうすぐ神さんがお帰りにならはるのやなあ、、と。(八坂の神様、1週間御旅所と神輿でお遊びして後祭りの夜にお帰りになる)
不信心者のわたしでさえおごそかな気持ちになるよ。


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行こうと思えば深夜の御霊移し、行けないこともなかったが、今年は遠慮して遠くで手を合わせておくわ。神さん、おかえりなさい。楽しい1週間でございましたか?





祇園祭2023〜後祭り宵山あれこれ - 2023.07.22 Sat



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油小路仏光寺の秦家住宅、5月にはこちらでおいしい漬物ひゃくいちをいただいたっけ。


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今年も秦家で好日居さんの中国茶の茶会へ。
後祭りのさなかの鉾町、ここは太子山の会所になるお家ながら前祭が終わった今は静けさをとりもどしている。(太子山は山鉾としては最南端、最西端)


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ウェルカムティーは枇杷の葉を蒸して干した枇杷葉湯を。
江戸時代には担い茶屋で暑気払いに売っていたという。


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昔、安南(ベトナム)では半開きの蓮の花に茶葉をつめてまた閉じて、お茶と蓮の香りを閉じ込めて茶をいれた、、、という。そんな風雅な楽しみに倣って、蓮のおしべと雲南茶をブレンド。

秦さんお手製の甘酒に雲南茶をそそいで生姜をいれていただく。甘酒って、江戸時代は暑気払いの飲みのもだったなんて、初めて知った。



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最後に秦家秘蔵の沈香でいれたお湯を。ああ、沈香や〜伽羅の香りや〜で感激。

秦家では昭和60年代まで家内で奇應丸を作ってはった。その思い出を色々お聞かせいただいたが、できればそのご記憶を記録として残して欲しいなあと切に願う。
また、ほぼ町内手作りの粽のお話、特に粽につける杉(太子山のご神木は松でなく唯一の杉)をいかに青く保つか、が印象に残る。(ちなみに太子山の粽は1000本しか作られないとか。レアものなのだ)



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さて、後祭りに賑わうエリア、大舩鉾の会所のとなりの町家にてお茶を一服いただく。


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コロナ前に一度来たことがあるが、復活されたのね。町内の役員さんの現役のお宅なんだとか。


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大舩鉾の軸に祇園守りの木槿。


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北観音山の吉田家住宅では翌日に控えた某国営放送のリハーサル中。だから残念ながら二階にはあがれない。


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日頃の御縁にてこの日座敷でおよばれ、お囃子を聴きながら。


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北観音山の粽は一般販売されない。(他のグッズも一切売らない)関係者だけに配られるレアものなのだ。


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ありがたいことに一つ拝領した。感謝。


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座敷から表を見るこの景色もありがたし。


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そして次第に暮れていき、祇園囃子も盛り上がる。


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今日はもりもりの檜扇も飾られている。


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秦家でも思ったが、この風情がいつまでも守られることを祈る。
「守るべきは守り、変えていくべきはかえていかなければ、、、」という秦さんの言葉をかみしめる。


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お囃子もクライマックス


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北観音山をあとにして、ぶらぶら山を巡る。夜店がないこの宵山の風情、学生の頃はまだこんなだったかなあ。


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八幡山の鳩


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毎年これだけは拝んじゃう鯉山の鯉。


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あちこちの屏風祭、町家の奥までいれてもらって、光琳の絵を応挙が写したものとして八幡山町に伝わる百花図屏風、これは初めて見るな。


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室町通りの高張り提灯


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黒主山の大伴黒主
謡曲「草紙洗小町」では悪役だが、こちらの黒主は謡曲「志賀」の方、宇多天皇の石山寺行幸に歌を献上した思い出を語るがごとき。


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浄妙山の細い通り、このそばにある大きな表家造りの町家が売りに出たときはあまりに残念と思ったが、後にできたホテルが外観だけはそのままにしてくれているのはありがたい。


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鉾町のあちこちにともる奉灯がゆかしい後祭りの宵山である。



祇園祭2023〜後祭大舩鉾曳き初め〜山建ての鉾町 - 2023.07.21 Fri

仕事で今年は鉾立てが見られない。せめて曳き初めに行きたい、と炎天下(前祭巡行日よりまし)にくりだすが、北観音山も南観音山も鷹山も大舩鉾もみんな15時曳き初めとな(゚д゚)


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どうしようと迷って結局大舩鉾にした。
凱旋の船、巡行のしんがりをつとめるこの鉾が復活したのは9年前、その最初の曳き初めに参加したのが自慢?である。


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屋根では大工方がスタンバイ。
持ってるのはモップちゃうよ、これで当たりそうな障害物を除けるのだ。


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曳き初めの前に塩で綱を清める。
神様につながっているから、またいじゃいけないのは周知のルールだが、またいでどやされて(あげくにどつかれてる)おっちゃんがいた。(いや、そこまでせんでも、、、)


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幼稚園のおこちゃまも参加。


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まずは四条まで北上、これはショートなのでまずは見て撮影だけ。
昨年は船首が龍頭だったが、今年はもっと古い大金幣。(これは一年交替なのだ。舩鉾の鷁首とあわせて龍頭のときは 龍頭鷁首の組み合わせ)






出発の動画。


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ねらうのは四条から高辻まで、けっこうな距離を引く二回目ねらい。
ゴブラン織の艫はまだついていない。


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引き綱を鉾の下からくりだして道に並べる。ここで私もスタンバイ。


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けっこうぎゅうぎゅうなので、前や後ろの人の足を踏んだり踏まれたり、、、
法被の「四」は大舩鉾の四条町の印。


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紋付き姿の役員さん。


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がっつり結構本気で曳いたので、しかも高辻まで長い(まあ400mですけど、、(^_^;)から、筋肉痛だわ。


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でも復路も曳く!
こんどは金幣が先頭。(この復路が人が少なくておすすめ)


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綱を持つ思いはひとそれぞれ。


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縁起かつぎでもあり、祈りでもある。


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そして会所へお帰り。
この会所も大舩鉾が復活してからの開設だったなあ。良い感じの町家である。

四条通の向こうでも南観音山が曳き初めを終えたもよう、せっかくだから行ってみよう。


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南観音山
ここはうちを建ててくれた大工さんもかんでいる。お忙しそうだから、軽く挨拶をする。



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南観音山はこの色っぽい飛天が目印なのよね。


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今年の松取り式(南北観音山でどちらの松をとるかくじで決める)は南観音山が先に選ぶ権利を得たもよう。そして松の上には白鳩人形。これは数年前までは今の北観音の尾長鳥であったが、昔の記録(18世紀後半の祇園御霊会細記)では逆になっており、数年前元に戻したもの。


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お次は北観音山

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北観音といえば吉田家の屏風飾りと二階から飾られる朝鮮毛綴だよね。


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室礼は完成していたが、まだ檜扇の大鉢は飾られていない。


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北観音のお囃子方さん。


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そしてこちらも元にもどった尾長鳥。下からはちょっと全貌がわからんなあ。


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というので、数年前撮った、鉾立て前に松にくくりつけられている画像をおいておく。


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北観音の飾り金具に「祇園守」があるからお見逃しなく。


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新町の高張り提灯前にもたくさんの人出がもどってきた。


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きょう山建ての八幡山、向かい合った八幡様のお使い、鳩がシンボル。


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去年、巡行復活を果たした三条通の鷹山。
巡行できるまでの数年にわたる長い道のり、関係の方々のご苦労を垣間見ているので、ほんまによく復活されたなあとしみじみ。昨年は最初の鷹山の出陣多くの人と押し合いへしあいしながら拝見して感涙にむせんだわ。(おおげさか(^_^;)


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こちらには新調された雉の人形が乗る。鷹山だから鷹かと思うが、その獲物であるところの雉である。(鷹はご神体がすでに腕にとまらせているので)


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三条通に別れを告げて南下


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数年前、桜を時代考証的に山桜に変えた黒主山


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ここのキーヤンの鯉のタペは、これも祇園祭の風物になった。


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向こうに「悪しうそうらえ浄妙房(宇治川の合戦)」の浄妙山


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向こうに見えるは役行者山
宵山には護摩焚きや山伏問答が行われる。


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そして大好きな鯉山


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疲れて最後はここ。
旧明倫小学校の一階の前田珈琲、これもルーティン化しとるな。


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メニューが昔の出席簿的なのがミソ


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そしてなぜか毎年バタフライピーティーを頼んで、


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レモン汁をいれてリトマス試験紙遊びをするのが恒例だなあ(^_^;



祇園祭2023〜前祭山鉾巡行の朝〜ちょっとだけ熱暑の巡行見る - 2023.07.19 Wed

17日前祭巡行の朝


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6時半ころの綾小路通り室町、鶏鉾さんもまだしずか。それでも山鉾巡行を楽しみにしている人の姿が三々五々、すでに辻回しの最前線になるあたりには場所取りの人が数人ではきかない。みんなすごい体力だなあ。学生の頃はそれやったけど、もう無理、しかもこの日は絶対気温38度越えたと思う。


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綾傘鉾では稚児のお父さん方、巡行の方、お稚児さん、順番に着付けしていく。7時をまわったころからすでに暑い。


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鉾の準備も着々と。
せめて曇ってくれんかなあ、、という願いもむなしく、ご覧のように雲一つ無いぴっかぴかの晴れ!


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綾傘鉾の準備は整ったようだ。若者たちが頑張る。
祇園御霊会の古い形態を残す傘鉾、今年のくじ引きで傘の二番(傘は四条傘と綾傘の2つのみなので、7番目か15番目と決まっている)、トータル15番。


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9時の出発前に全員で巡行組が大原神社に詣でる。


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棒振りの方、この暑い中、こんな厚い衣装でしかもすごい運動量、いくらプロとは言え熱中症にお気をつけやす。


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副使の二人、今年は少年ふたり。ちなみに正使(くじ改めをする)も中学生(か高校生)。裃がかっこいい。腰には熱中症対策のボトルホルダーを全員つける。


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こちらは大人組、やはり粽を背中に。


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大原神社で出発前のお稚児さん6人と、そのお父様方。
暑いね〜しんぼうだよ〜、がんばれよ〜
子供には過酷な暑さと距離、心の中で声援を送る。



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一文字笠
殺人的な暑さに途中熱中症で救急搬送されたスタッフもいた。(大事にはいたらずヨカッタ)


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さあ、出発!

しかし、四条通をはさんでお向かいの菊水鉾の辻回しでかなり待機せなならんのが例年らしい。


これを見送った後、雑用係としてはちょっと時間ができたので巡行を見に走る。


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綾傘鉾に一番近い鶏さん、この前の講座で赤い笠(鶏のとさかを表す)を見たら鶏と思え、というのを思い出した。みなさんも、覚えておいてね。

その出発の動画、貼っておく。





エンヤラヤ〜の3回目で曳き始めるのがミソ。


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四条通をはさんで、向いの菊水さんが見える。


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この榊の形は放下鉾さんやね、新町通。
洛中の南北の通りの名前は祇園祭で覚える。


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そして大好きな舩鉾さん。
その勇姿!いざいざ出航!


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ご自慢の艫には螺鈿の飛龍(寸足らずの龍みたいな、、、)


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船首には金色に輝く鷁(げき)
(大舩鉾の龍頭とあわせて 龍頭鷁首)


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舩鉾が北上して大舩鉾(後祭)の会所の前をとおる時に声援をうける。なんか良い絵だ。
向こうに見えるのは放下鉾、辻回し中のようね。


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暑い、、、この雲一つ無い無風の炎天下、舩鉾の幡もたなびかず、、、


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いよいよ最初の新町通から四条通への辻回し。積んである竹板をもちだし、、


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地面に並べ水をかけて、車輪のすべりをよくする。





辻回しの最終段階の動画アップ。


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さあ、東へ。


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お次はの放下鉾
みんな御池通とかの辻回しみたがるけれど、この細い通りから回す方が迫力あって好き。


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辻回し成功後、四条通を東進する。


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背中に御幣付き榊をさすのは蟷螂山。


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その姿で人気の、私が大学生の頃復活した蟷螂山。この大きなカマキリが動くのだ。


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岩戸山の上には天逆鉾(あめのさかほこ)を持つ国生みの最中の伊弉諾尊(イザナギノミコト)。


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ぎしぎし回る車輪につきそう車方さん。かなり高齢の方もおられるが、この猛暑のなか、おつかれさまです。


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最後に舩鉾の帰還を最後まで見て、会所にいそいでかえるのであった。


ああ、、若干暑気あたり、、、昔はもっと元気やったが、年々しんどくなるわ。おかげでこのあと家でクールダウンしながら爆睡、起きられず、神輿も久世の駒形稚児も見逃したのであった、、、、(^_^;(^_^;(^_^;





祇園祭2023〜前祭日和神楽〜函谷鉾提灯落とし! - 2023.07.18 Tue

宵山も最高潮の人出と熱気にあふれるころ、21時からお囃子のある山鉾は明日の巡行の日和を願って日和神楽を繰り出す。


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綾傘鉾も棒振り踊りを従えて、壬生六斎の方々のお囃子で出発。


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つきそう人たちはそろいの浴衣に粽と団扇の粋な姿である。


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お囃子が始まり、会所を出発。
あまりの人出に身動きできず、ほとんど会所にこもりっきりで、前祭は行きたい所にほぼ行けずじまいだったが、このときばかりは会所をでてあとをついて行く。(御旅所までやけど(^_^;)


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綾小路から室町、鶏鉾さんの横を通って、、


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四条の大通りを行く。


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両脇によける群衆の間を通り抜けるのは大名行列みたいで、実はちょっと気持ちがいい(鼻持ちならんと言うなかれ、これが楽しみじゃ、日頃そんなシチュエーションはないしな)


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四条京極にある御旅所には、どこの日和神楽も立ち寄る。綾傘はここで棒振り踊りを奉納するのだ。
ここに八坂の神さんはまだおられない。巡行の夜、神輿でおわたりになる予定。





棒振り踊りのクライマックスの一つをご覧あれ。


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このあと、神楽は宮川町の花街なども回る長い道のりを行き23時頃の帰還となるが、私はここで失礼する。(ちょっと歩き通す元気がないのと、提灯落としを見たいと言う野望で)
お見送り〜。

四条烏丸近辺で、他の山鉾の日和神楽をお見送りする。
日和神楽コレクション。


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月鉾さん来た〜。


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子供棒振り踊りのある四条傘鉾さん

ここらへん毎年来る順番が違うみたいね、と去年の記録を見つつ思う。


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菊水鉾さん
今年は熱暑の中(多分37℃越え)1時間も並ぶ根性なく、茶席は行けず〜。


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お目当ての提灯落としの函谷鉾さん。
他の以西の鉾の日和神楽全部がでるまで待機、最後に提灯落として出発される。他の鉾の日和が通るたびにお囃子をとめてお見送りするの良い感じ。


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鶏さんが行って、、、


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放下鉾さんが行き、


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舩鉾さんが行き、そろそろかな、、、とスタンバイ。





やった〜!
今年も撮れた、提灯落とし〜!(ちなみに今年は22時頃だった)

函谷鉾さん、おつかれさま〜!



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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