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2023-12

仕覆作りに挑戦⑤〜ついに表地裁って縫う - 2023.11.25 Sat

ついに表地に到達。
私が選んだのは船越間道である。なんと縦横がはっきりしていて柄あわせしやすい、、と思ったが、、


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布地のゆがみがまるわかりという短所も。
ここは大事と先生に教えてもらって布地の整地をする。格子状の定規をあてて、布目を整える。まっすぐなようでいて、布はけっこう(特にバイヤス方向)ゆがんでいるので、それを爪と指で正していく。すごく辛気くさい(^_^; でもこれをきちんとしないとできあがったときに縞がよれてかっこわるいのだ。


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整地できたところで極薄の接着芯を貼る。
そして型紙をあてて、縫い代をとっていく。


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ここらへんは裏地といっしょなので、前のノートを見ながら、、、、って自分の字ながら読めないとこも多々。


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裏地と同じくダーツ部分からしっかり本返し縫い。縫い止まりは糸を3回しっかり締める。
縫う部分はそんなに多くない。けれどずれないように、ゆるまないように、老眼でがんばるから、すごく肩が凝った。


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側面を縫って、次回はいよいよ底をつける。
形になる。楽しみ♪
(茶入いれたら入らない〜なんてことがありませんように〜〜〜)



仕覆作りに挑戦④〜裏地を縫う - 2023.11.24 Fri

10月の教室の記事書くの忘れてたので、復習しつつアップしておこう。



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吸い取り紙の分厚いやつに底の大きさを写し取って、きっちり等分の線をいれる。(ココ大事)


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裁った裏地をダーツの部分から縫っていく。本返し縫いで、ゆるまぬように。縫い止まりが特にゆるまぬように留めて返し縫いもわすれずに。


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底とあわせる時の印はきっちりつけて。


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針で穴を開けた底と縫い合わせていく。これは革靴を縫製していくときのイメージだな。


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裏地の底完成!
実際は裏地は内側にくるので、布は反対側に折ることになる。とりあえず茶入を入れてみて、はいらな〜い、、ということがなかったのでホッと安心した(^_^;


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次にいよいよ表地に手をつける。丸いのは底。底にどういうふうに模様を入れるか、検討して決める。


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裂は船越間道、これもキモである模様の入り方を検討して、どこに型紙を置くか決める。
で、ここまで。次回いよいよ表地の裁断にはいる。



仕覆作りに挑戦③〜裏地と底の製図から裁断 - 2023.09.18 Mon

仕覆教室も3回目となった。前回は表地の製図まで(長い道のりやった、、、)


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今回は裏地の製図。
表地より左右1.5mmずつ控える。せっかく製図してもカッターで切断の時につい刃が入りすぎて失敗、もう一回製図からやりなおす。これが面倒だといい加減にするとあとで泣くよ〜と先生。縫うパートは多くない。大事なのは製図!製図!製図!


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そしてついに、、、ついに、、、布にさわれる時がきた!


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製図を布に写し取り、さらに縫い代をつけていく。


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ちなみに裏地はつるっとした平織りの玉虫色(縦糸と横糸の色が違う)の布で「海気(かいき)」という。(「甲斐絹」がなまったものか?)仕覆の裏地に一番適した布で、昔は羽織の裏やこうもり傘に使われたとか。
いろんな色があるので楽しい。端切れのコレクションも同時に始める。私の色は「海松(みる)」、お隣さんの「丹」もコレクション。合う糸の色もチェック。
しかし裂さわると俄然テンション上がるわ〜。


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次に底のサイズを厚手の吸い取り紙に写し取って、円形カッターというスグレモノで切断。
いろんな道具があるんやねえ。


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海記はペラペラなので薄紙をボンド(手芸用)で貼り付ける。そこに切り取った型紙も貼り付けて次回まで、重しをつけて圧迫しておく。


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いよいよ次回は裏地の縫合、専用の針もゲットしたし、楽しみ♪





仕覆作りに挑戦②〜採寸から製図 - 2023.08.19 Sat

仕覆教室二回目(一回目はコチラ

前回はオリエンテーション、カッターの使い方の練習、そして最後に持参した肩衝茶入(採寸しやすい)の計測、まで。


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型紙は普通サイズの肩衝なら8等分なので、8分の1の寸法を計算して、、、


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方眼用紙に写し取っていく。
0.5㎜単位の線なので、線を引くにも、カッターで切るにも気をつかうし、老眼で見えにくいし(^_^;


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8分の1の形にしてカッターで切る。O型の大雑把さが禍して、あわない!とダメだし。残しておくモデルと失敗作と、なんとか合格で3枚作った。


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おお、なんとなく完成形が想像できる型紙になった。次回はこれで布を実際切っていく予定。裂は高価なので失敗は許されんぞ〜。


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最後に底となる部分に目打ちでマーキング。
底の丸い部分はまだどうなるのか想像つかないな。


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で、少々目も頭もお疲れ〜のあと、茶友さんがお宅でお手製ナポリタンと白いカルパッチョ(アーモンドミルクにビネガーのちょっとすっぱい冷製スープ)をふるまってくださったので、すっかりリカバーしてご機嫌で帰宅したのであった。美味しかった!





仕覆作りに挑戦①〜まずは製図のオリエンテーション - 2023.07.20 Thu

(怒濤の??祇園祭が続くので、ここらでちょっと別の話題を)


お茶をやっているといろんな道具に仕覆を作りたくなるものである。
特に茶箱なんかには茶碗や薄器にも仕覆があればなあと思う。裂地は好きだし、自分の好きな布で面白いように作れたら、、、という無謀な野望を長年いだいていた。本も買ってはみたが、独学で作るのは無理っ!という結論に達した。

仕事もあるし、ルーチンに通うのは制約もあるし、、と思っていたら願いは口にだして言うものね。網袋を勉強中のお茶友さんからご紹介いただいて、仕覆教室、早速1回目、行って参りました。


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まずは製図のオリエンテーション。
5Hの硬い硬い製図用ペンシルで0.5mmのところに線を引く練習。0.5mmの誤差が8枚重なると0.5x8=4mmになるから、正確に引かなくては。


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次に重ねた布を切るための練習として、かさねた紙をカッターで切り出す練習。


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単に切るだけではあきるので、こんな紋切りの教材ご用意くださって、これがまためっぽう楽しくて、子供に戻ってたくさん切っちゃった。


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次に持参した肩衝茶入(肩があるので初心者向き)を真横からスケッチ。


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なんということでしょう!
いつも斜め上からしか見てないので、実はこんな形をしてたなんて初めて気づいた〜。


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きちきちに回した紙テープにカーブの部分を短い直線に写し取っていく作業。
これが正確にできないと、完成時に茶入が入らん!という悲劇もある。


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以下、全貌が見えないまま、先生にいわれるがままの作業で、まだ全然消化できていない。茶入は底も真円ではないし、胴の膨らみも場所によって違う。いや〜、大雑把なO型にこれついて行けるんやろか、、、と不安をいただきつつも先生のお励ましで、なんとか頑張ってみるわ。


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さて遠い道のり、完成は1年後かもっと??
でも不器用なりになんとなく楽しい作業ですわ〜。



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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