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2024-04

信州旅行〜②小諸+上田+諏訪・岡谷 - 2023.08.29 Tue



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秋の気配の佐久の集落、棚田の米も穂がたれてきて、9月には収穫されるとか。


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あぜ道にはたくさんの野草が咲いているが、きれいだなと思ったのは、野蒜(ノビル)。レースみたいな花の上に食用にもなるとか。

さて、佐久からA君の車に乗って小さなエクスカーション。


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ますは小諸
小諸城址であり、島崎藤村の「千曲川旅情の歌」「小諸なる古城のほとり」の世界を堪能できる小諸懐古園

学生の頃に一度来て、数年前軽井沢の茶事の前にウン十年ぶりに再訪、そんなにたたないうちに、また来ることができようとは!


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ここからも浅間山は見えて、富士山も見えるらしいが、どうにも同定できず残念。


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浅間山と反対側の展望台ではこの下を千曲川が流れているのである。

  千曲川 いざよふ波の 岸近き宿に上りつつ 
      濁り酒濁れるを飲みて 草枕しばし慰む  (「小諸なる古城のほとり」藤村)



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草むす古城の石垣

 昨日かくてありけり 今日かくてありなむ この命 なにをあくせく 明日をのみおもひわずらふ
  嗚呼古城何をか語り 岸の波なにをか答ふ 過ぎし世を静かに思へ 百年も昨日のごとし
                  (「千曲川旅情の歌」 藤村)


さて車はさらに北上して、真田六文銭で有名な上田城址(真田昌幸築城)のある上田市へ。
ここへ来るの初めて、思ったよりずいぶん都会でびっくりした。(上田市民のみなさま、ごめんなさい)


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町の一画になんだかおしゃれなレトロな通りが。
北国街道の上田宿として江戸時代栄えた通り、そこをリノベしていくつかのお店が集まっている通りらしい。(北国街道柳町



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織り姫さんが案内してくれたのはそのうちのパン屋さんルヴァン。
なるほど看板も竈にパン種をいれるパン職人さんだわ。


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国産小麦と天然酵母で造ったパンで、東京に出店されているが、オーナーの地元の上田にも、とオープンされたよし、たくさんの方がパンを買いに車をのりつけてはった。



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中は古民家リノベの良い雰囲気で、パンを量り売りされているのも面白かった。買い求めて味わってみるとどっしりしたドイツパン的なパンであった。


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ここの通りは他にもカフェがあり、そちらの看板は茶壺かしら?


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江戸時代創業の岡崎酒造さん、こちらの看板酒は「亀齢」、長生きできそうなお酒である(^_^;


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いいねえ、城下町の風情は。


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さてもう一軒、陶芸家A君たってのご希望で同じく上田のbook&cafe NABOさん。こちらもかつては紙屋さんだったみたい。


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お庭からまわって入店、表からはちょっと想像できない古本の世界が広がる。


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古本がメインだが、新しい本もあり、おしゃれな雑貨もあり、そう、ちょうど京都の恵文社一乗寺店のイメージ。


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カフェもあるので、ここでそれぞれ飲み物をいただきながら、本屋内を散策。


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二階もあるよ。


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あるコーナーではカフェでドリンク頼むとただで持ち帰ることができる古本もあったりする。イベントも色々催されているようで、楽しそう。


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私はサンザシサワーをいただく。クラフトコーラなども美味しそう。好きな飲み物を飲みながら本を読む時間は人生において豊かな時間だよね、、、なんて事を思いつつ。
京都に帰ったら久しぶりに恵文社さんへも行ってみようかな。


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再び佐久にもどって、織り姫さんとっておきの川遊びスポットへ。地元の人しか知らないマイナスイオンたっぷりの滝のそば!


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あたりにはもう秋の草が生い茂る。葛の花も見つけた。


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滝のしぶきを浴びながら、皆それぞれはだしで川へ入る。


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サンダルでなかったので、裸足だとちょっと足底が痛い(^_^;
それでもちょっと長いことつけているだけでキーンとなるような水の冷たさが心地よい。トンボもいっぱいとびまわり、きっとヤゴもこの清流にいるのだろう。


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夜は夜でみんなで信州そばを。
そばがきがあったので、頼んでみたら、京都のそばがきと全然イメージちがって多い!
ふわふわのそばがきをお出汁、おろし大根にて、美味しい〜♪


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この夏多分最初で最後のすだちそばも。
十割そばを堪能。


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一夜明けて佐久と織り姫さんご夫婦とお別れ、一路帰洛の道へ、、、


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と言いつつ、帰り道にある諏訪湖へよりみち。
おお〜! 2年ぶり。2年前は台風直撃でJRが止まって、各停で東京まででて東京一泊で帰ったんだった。


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今日は良い天気だ。諏訪湖も青い。そして、こちらも2年ぶり、サンリツ服部美術館!


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絶対に長野から外へはださない!という国宝茶碗・光悦の「不二」を所蔵している美術館。残念ながら2年前も今年も不二には会えなかったが、鼠志野のいいのや、織部やら、古九谷やら、祥瑞やら、思いがけずお茶脳が覚醒してしまった。(伯庵茶碗について、聞いたことあるような、ないようなだったが、ここでしっかり学習)

いつかここで光悦の不二を見たいなあ、、、


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最後、岡谷にて、諏訪湖や天竜川でとれるウナギを使ったうな重、一時間待って食しました!んまかった!(岡谷・うなぎの天竜

(後ろの席にいたレンタサイクルのお兄さん、ウナギの蒲焼き、白焼、それにうな重を召し上がっていたとか。よっぽどウナギ、お好きなのね(^_^;)







信州旅行〜①織り姫さんの仕事場にて - 2023.08.27 Sun

この夏かねてより行こうと相談していた信州へ。
京生まれ京育ちながら、1年前この地に根をおろすことにした若き織り姫さんちを訊ねて。
ドライバーは陶芸家のA君である。(片道6時間、ほんまお疲れさま!)



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浅間山〜♪

、、、暮れゆけば浅間も見えず
歌哀し 佐久の草笛 、、、(小諸なる古城のほとり・島崎藤村)

その佐久へ。


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35℃越えの京都を思えば楽園ですわ、この涼しさ!
日の入りともなればさらに涼しく、虫の声もすだいてまさに秋。


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織り姫さんは、草木染めの志村ふくみさんのお手伝いをされていたお弟子さん。
このあたりは市街地より離れた農村の集落、ここの古民家で草木染めをし、機(はた)を建てて、布を織っているのである。
かねてよりお願いしていた草木染めの紬の反物、今まさに機にかかっている。この縦糸を準備するのが一番大変な作業ではなかろうか。


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すごく複雑な文様をお願いしてしまったので、その設計図も複雑。
アトリエシムラの機織りワークショップに行って、反物を織った経験はあるのだが、横線しか模様がでない単純な作業だった。反してこれはちょっと複雑すぎて理解できない、、、(^_^;



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すでに染め上がった紬糸。
藍は自分で藍建て(植物の藍を発酵させて染料にする。温度管理が難しいらしい)したもの。
黄色はクチナシの濃度のグラデーション、紫は紫根、緑は藍とクチナシ。

草木染めの不思議は、あんなに緑豊かな草木が原料なのに、緑色だけは単一材料では作れないこと。



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これが難しい縦糸の染め。
絣もそうだけれど、文様にあわせて縦糸を張るのが一番大変な作業ではなかろうか。


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最初出会ったときはまだ20代前半のお嬢さんだったが、突然アルスシムラ(志村ふくみさんの学校)へ行く!と決心されてから、あれよあれよ、内弟子期間を過ぎて独立、結婚してから縁あって信州佐久でアトリエを構えることに。見事な職人さんのできあがり、よく決心したねえ。



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京都にいるときは少し線が細い感じだったのに、信州の環境にすっかりなじんで健康的な印象に変わったのもいいな。緑も豊か、水も豊かで空気もきれいで、ご近所の農家老夫婦ともなかよくおつきあいされていて、お料理好きのご主人もいて、つい母親目線で安心したわ〜。


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アルスシムラの卒業制作でも、他の生徒さんがふくみ先生をなぞっているような感じの作品が多かった中、一人異彩をはなっていた織り姫さん、あれ見たときほんとに彼女の才能を確信したのだ。
さて、この着物、完成した暁にはこんな感じになる。できあがりが楽しみや〜。(それにしても複雑なデザイン(^_^;)


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夜は帰宅されたご主人と一緒にみんなで晩ご飯。
料理好きのご主人が目の前でマヨネーズを自家製でちゃちゃっとつくらはったのには驚いた。そして織り姫さんが手伝いにいっている有機農家のお野菜、これがまた美味しい。トマトがもう絶品!甘くて甘くて。契約したお客さんにしか売っていないのが残念。


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織り姫さんお手製のラタトゥイユも、このトマトをたっぷり使っているので、ほんま美味しかった!


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ごちそうさまして、外に出ると肌寒いくらいで、虫の音も。あたりはほぼ真っ暗、月も星もよく見える。ああ、信州に来たんやな〜としみじみ。





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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