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2013-03

ちょっと遠方SAKURAハンティング〜大山崎山荘 - 2013.03.30 Sat

あまりにもどこの桜も美しくて、あまりにも花の命は短いから、おおいそぎであちこち駆けまわっていたのは去年まで。駆け足すぎて、どの桜ともちゃんと心の対話できないようでは、桜狩りの資格はないわ。だから身内の桜(生活圏内の桜)だけ愛でて、名所は1年に一カ所くらいにしようと昨年心に誓いました。

身内の桜は、その多くを昨日のブログ記事にしました。でも身内で唯一物理的に離れた場所にある桜があるんです。

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毎年恒例、春と秋におこなわれる中国茶会にたびたび訪れ、お気に入りの場所の一つ、大山崎山荘
(ちなみに今年も5月18,19日に中国茶会ありますよ〜)

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山荘入り口あたりの椿。

JR山崎駅からも阪急大山崎駅からも送迎バスがでていますが、私はけっこうきつい坂道を歩いて登ります。登れるうちは自分の足で。

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山荘の門をくぐりしばらく行くと、え?
もう桜吹雪?

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ふりかえれば大きな枝垂れ桜が静かに花びらを降らしていました。その下にたたずむこの幸せ。

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山荘のテラスから見下ろせる位置にある広場の桜。

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少々曇り空で、写真ではきれいな色が再現できないのが残念。

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山荘入り口正面にあるおおきな白木蓮。

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仏様が救いのためにさしのべた手のようにも。

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さて、この山荘、加賀正太郎の夢の跡。
彼は民藝を愛した人でしたので、民藝運動にからんだコレクションを中でみることができます。
この日は河井寛次郎、バーナード・リーチ、ルーシー・リー、それに李朝白磁など。

でも私はまっすぐに2回のテラスにかけのぼります。
そう、山荘の桜もよいけれど、一番見たい桜は、、、、

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山荘のテラスからの絶景はなんといっても木津川、宇治川、桂川の三川が合流して淀川になる一大スペクタクル。

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木津川と宇治川を分ける「背割堤」の桜並木!

2年越しでやっと会うことがかないました。
早速、、、

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この眺めをめでつついただく一杯の黒ビール。
(銘柄はもちろんアサヒ。だって正式名称はアサヒビール大山崎山荘美術館だもの)

これこれ!
これがやりたかったんだ!ヾ(@⌒▽⌒@)ノ
やっと夢がかないましたね。

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ここのお庭にはスミレもたくさん咲いているのです。スミレにふりかかる桜のはなびら。
(ピント外しました!ごめんなさいm(_ _;m) )

一番遠方にある、身内の桜と対話した後は、運よくあいていた阪急大山崎駅前の人気レストランハーミット・グリーンカフェでランチを。
(ようするに昼飯前にビールきこしめしてたわけね^_^; )

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ちなみにHermitgreenとはハチドリの1種だそう。

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1200円のランチセットは前菜、スープ、サラダがついてとてもリーズナブルだし、器も盛りつけもちょっとおしゃれ。この菜の花のテリーヌ、春の香りでおいしかった。

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きれいなグリーンのなた豆(?)モロッコインゲンが春らしくていいですね。




ご近所SAKURA ハンティング - 2013.03.29 Fri

今年は春がいきなり怒濤のようにおしよせてきたので、とくに桜は日々姿を変えるから、1日ちがえばもう別の姿に。だから今日の写真は昨日のものなので、ちょっとマヌケなレポになります。ごめんちゃい。

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ご近所の大好きな景色であるところの岡崎・白川。

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この枝は、夏には螢が宿るのです。

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川に手をさしのべる桜の枝。その下の桜のトンネルをくぐるもうれし。

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下には鳥がくいちぎった花そのまんまの落花。
1〜2週間もすればこのあたりは花びらの絨毯になりますね。

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白川が流れ込んで合流する近代美術館の疏水の畔はこんな感じ。
美術館のカフェ505のテラス席でこの桜を見たいなあ。(競争率高し)

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市立美術館わきの岡崎疏水では今年も桜十石舟が。なんとか開始が桜にまにあったもよう。
昨年は桜が遅くてつぼみの桜を寒さにふるえながら舟からみたっけ。

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疏水の桜を美術館側からみると実は絶好の花見ポイントになっています。ベンチもあるし、どんちゃん騒ぎ、、はできませんが、花見弁当はつかえますね。
今日見たら、もっと満開に近くなっていました。

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桜だけではなく、ご近所の前栽の卜半(ぼくはん:別名・月光椿)、まちにまっていました、咲きました!これは茶花で、開いた花を使ってもいいとされる(たぶん)唯一の椿なんです。

さて、こちらもやきもき待っている碧雲荘のお向かい、清流亭(南禅寺近く)の枝垂れはどうでしょう。

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手前のソメイヨシノは咲いていますが枝垂れはまだとうぶんやきもきしないといけないみたいです。
そのまま哲学の道へでました。

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大豊神社(狛犬ならぬ狛鼠がいる神社です)の参道の桜は見頃。

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疏水に面した桜はまだのよう。そのかわり雪柳がすごい。
雪柳の小さな白い花弁の花筏もすてきですね。

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哲学の道に意外と多く植わっているミツマタも咲きました。
フェルトのような質感が好きです。

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どこからともなく佳い香りが漂ってくると思ったら、近くのお家の沈丁花の大きな木が。

哲学の道からはなれ、白川通りを横断すると、ここにかくれた桜の名所があるんですよ〜
( ̄∇ ̄o)b

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ここは錦林車庫のま裏、白川沿いの小径。ご覧の通りだ〜れもいないので、独り占め

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でもご近所の方々にはこよなく愛されている桜並木のようです。
あとご近所バージョンでは細見美術館の北側の一本だけある枝垂れがたのしみですが、これは夜のライトアップにとっておくことにします。

  

海老しんじょうを作ってみた - 2013.03.28 Thu

真薯(しんじょ・しんじょう)は「糝薯」「真蒸」「真丈」といった表記もされ、茶事懐石のメインディッシュともいうべき煮物椀によく使われます。
基本、魚のすり身にえびや、かに、はまぐりなど、混ぜる物をかえて蒸して作るもの。それに薄めの出汁をはって供するのが一般的。

先日の茶事では瓢亭さんのしんじょうに負けて(?)幻になった手作りえびしんじょうですが、はじめてそれらしいものができたので、ちょっとアップしてみました。

ちなみに瓢亭さんの煮物椀はこちら。

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しんじょう自体はそれほど複雑な料理ではないのですが、何が一番の問題かと言えば、魚のすり身の入手なんです。普通のスーパーで売っているのをいまだ見たことがありません。さりとて自分ですり身をつくるのはちょっとむつかしそう。

そこへ料理のエキスパート・ひいらぎ様からナイスな情報をいただきましてでかけたのは錦市場。

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ちょうと市場の中ほどになるでしょうか、北側に丸亀さんというかまぼこやはんぺんなどの練り物を売っているお店があります。

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(京都だけれど、丸亀。創始者が四国出身だったのかしら〜??^_^; )

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お店の壁に、よ〜く見ないと見落としてしまうこんな張り紙。

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すりみ 100g 240円!

よいお店を教えていただきました。\(*T▽T*)/ワーイ♪

買ったのは100gだけですが、これに海老をまぜ、山芋をませ、フードプロセッサーですり混ぜるとけっこうな量になります。
蒸すこと約10〜15分。

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海老の部分がきれいな桜色になったらできあがり!
残念ながらお客さまにはだせなかったので、もりつけ写真はありません。
結局は我が家の晩ご飯のおかずとあいなりました。
出汁はがんばって昆布と鰹でひいたので、しかも山芋の分量がよかったのか(全く適当にまぜたのだが、、)ふわっとして、われながら上出来でありました。
(まあ、ふだんの料理のレベルがアレなんで、、、(・・。)ゞ )

これからしんじょうは手作りしようと思っておられる方に、ちょっと耳寄り情報を伝達いたしましたよ。( *^)/☆

デザートはお土産にいただいた、富山五郎丸屋さんの銘菓・薄氷の桜バージョンです。
上品な甘さ、くちどけの干菓子の名品ですねえ。

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桜始開の茶事 - 2013.03.25 Mon

七十二候の桜始開(さくらはじめてひらく)の候、我が家にて茶事を。

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そらいろつばめ様ご夫婦、我が家の設計をしてくれた建築士のI君をお招きして、水屋はいつもかけつけてくれる茶友Wさんにお願いして。

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今回は準備期間中に公私にわたる用事がてんこ盛りだったので、短時間に準備を整えるのはけっこうハードでしたわ。

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体力的にきつ〜、、、と初めて感じましたが、それでもひとつひとつ道具を出してならべていって、使う場面を想像して、お客さまの反応も想像して、、、るとフンフン♪鼻歌もでようというもの。

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石垣張りの茶室の障子。美しいな。
以前これを見て、「へたな障子の張り方してるわね〜」とおっしゃった方がおられましたが(^_^;
これはわざと継ぎ目を見せる茶室独特の張り方なの。

今回はまもなくせまった次の茶事と道具・趣向でかなりかぶるので、ネタバレしないように内容はちょっと秘密。
後日まとめてアップしますわ。(←ほんとは見せたくてうずうずしてる、見せたがり)

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今回も水屋のWさん、大活躍。良い仕事をしてくれました。火の管理はもうすべておまかせ。こんなふうに頼ってばかりなので、自分で火入れの灰型が、、、、(^_^;

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初炭もちょっとした御趣向。ともあれ薄暗い茶室で見る炭はとても美しい。
ここでおおっと!!
大きなミス!
さあ、枝炭つぐぞ〜、、( ̄▽ ̄;)!! え、、枝炭がない!組むのを忘れてた!

、、、、ないまま、すませちゃいました。おほほほ、、、

気をとりなおして、全然粗飯じゃない懐石を。

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今回はお花見気分にふさわしく瓢亭さんの三段弁当。(いつかこれ、とってみたかったんだ)
この三段をばらすと、

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一子相伝・瓢亭卵もちゃんとはいっています。この三段のなかに、焼物も八寸にふさわしい肴もぎゅっとコンパクトのつまっています。カラスミやそら豆もそれだけでおいしいけれど、ひと味くわえてあるのがさすが瓢亭。おいしかった。(←アンタ、亭主なのになにのんびり食べてんのよ!)

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三段に煮物椀、向付がついていました。最初汁物はないと思っていたので、われながら快心のできと思ったえびしんじょうを朝から作っていたのですが、、、、瓢亭に負けました。(あたりまえ)

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八寸は自分で用意しましたが、、、ここでもミス!
自分の分をいれてなかった!正客さん、???なお顔。
千鳥の盃もなんだかうろ覚えで、文字通りヨッパライの千鳥になってしまいましたねえ。

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この繊細な美しいお菓子は昨年末の年の瀬茶事で、大好評だったお菓子を作ってくれた北白川・山もとさんのきんとん。
なかは漉し餡であの桜餅の香りがほんのりして、ここ数年でいただいた中で最高のおいしさだった!と絶賛しておきます。銘はとくになかったので「花」と陳腐ながらつけさせていただきました。

中立のあとはいよいよ濃茶。茶入に茶を入れるとき、重さを量っていれるようになって、練り加減がずいぶん進歩したなと自画自賛。
炭は初炭のあと全くいじっていないのに関わらず、ちょうど濃茶のころにしゅうしゅうと松籟を聞かせてくれるようになり、茶事の湯相のタイミングはよくできているものだなあ、と感心します。

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後炭も今度は枝炭を忘れずに。
ただし、管炭・割管といっしょには、ついにはさめませんでした(T▽T;)
炭がまだいじらなくていいほど勢いがよかったので、輪胴は使わず。

水屋のWさんが、ご自分で昨夏作られたご丹精の湿し灰をもってきてくださったので、これをつかいました。炉の中にいれるとみるみる乾いていく様が、良い感じ。これがほんとうの湿し灰なんですねえ。(私はなかなか自分では作る根性がなくて、、、、(・・。)ゞ

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薄茶の干菓子は末富さんの貝づくし。
煙草盆もでて、ここからはおしゃべりをしながら。そらいろつばめ様ご夫婦はとっても楽しくて博学で、広いご人脈をおもちなので、お話しがとてもおもしろく、亭主、楽しませていただきました。
ちなみに茶室の構造・材料については亭主ではなく、I君に講義を一任(^_^; 数寄屋建築の専門的なお話もまじえて。

気心のしれた主客、今回の茶事をひとことでいうと「楽しかった〜っ!」でした。
ぴりっと主客が知的バトルを繰り広げる茶事も緊張感があっていいな、とは思うのですが、やっぱり楽しい茶事はよいではありませんか。

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帯には繭玉とさりげなくしだれ桜。

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皆様がお帰りになったあと、暗くなって外回りのお片付けの頃、茶室からもれる灯り、これを見るのがとても好きです。




梅・桃・桜 - 2013.03.22 Fri

梅は2月、桃は3月、桜は4月のシンボル、、、、のはずが、今年は全部いっぺんに花見ができる年とあいなりました。
それってどうなの?

御所を、今出川御門から南下して季節をさかのぼってみましょう。

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まずは近衛池に枝をさしのべる糸桜。

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近衛邸跡の糸桜は、今年も他の桜にさきがけてほんのり夢見るように咲きました。

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  今年また めぐりあひたる 糸桜 ひととせを無事に生かされつるかな

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  やはらかな 桜の雨のふりそそぐ 去年(こぞ)も今年もこの道をゆく

う〜ん、桜は凡人をも歌人にかえる(´~`ヾ)
(ま、できはともかく、、、)

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夕刻は人のすがたも少なく、、、

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なのでちょっと失礼して花より団子、、、ならぬ志津屋のクリームパンをd( ̄∇ ̄*)ゞ


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中立売御門よりさらに南下すると、やっと桃が咲いているのにであえました。

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御所の桃林は白い桃の花が多いのですが、お雛様のお飾りの桃はやはりこの色。

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お雛様の節句は、やはり旧暦でないと桃は似合いませんよね。
私の実家の岡山でもお雛様は4月でした。

なのでうちではまだお雛様、飾っております。

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孫娘の初節句。(そのためにわざわざ帰省)

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ついでにやらせの着物着せて。
やらせなので、肩上げも安全ピンで手抜きです。ちなみにこれ、初宮参りのために白生地から誂えてもらった手描き友禅。
七五三の時には、ちゃんと肩上げしてあげよう。

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桃林の南には梅林。散りかけが多いですがまだまだがんばっています。

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おお〜!槍梅は紋様として有名ですが、これこそ本家・槍梅!

さらに南下、下立売御門の近く、出水の小川の前に、、、

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ここにも夢見るような出水の桜。

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桜色に包まれたよい気分のまま、、、、桜色の帯締め、井澤屋さんで買っちゃた。
(⌒・⌒)ゞおほほほ、、、






茶庭の春 - 2013.03.20 Wed

苔が一番生育する春が来た。

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杉苔も若い緑色が目立ってきた。

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名前は不明ながら、このビロードのような苔、大好き。ただし、この冬、食料が乏しくなった鳥たちがこの苔をひっくり返し虫をつつくので、えらい被害をうけた。空からくる侵入者にはお手上げ。

ぼちぼち茶庭の手入れをしていかんと、いざというとき荒れ放題、、ということになりかねん。というわけで庭で作業開始。

うっ!
きた、きた!この匂い!
なんとなく田舎の汲み取り式トイレを彷彿とさせるこの匂いの犯人は、これ。

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ヒサカキがもう花をつけていたんだ。
「探偵!ナイトスクープ」によると、「インスタントの塩ラーメンの粉末スープのにおい」とか。なるほどな〜。納得。

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梅ももう散ってきた。だってもう桜が開花しているというし。桃の花はどこの時期で咲いたんだろうか?

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ちりかかる花びらは美しいけれど、花びらの掃除はやっかい。
(だれや?塵穴に蜘蛛の巣はらせとんのは。)

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さて、庭に何本かある楓の芽もあっというまにふくらんできた。

ん?
庭の砂利のところになにやらカイワレみたいなものが、、、?

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こ、、これは、楓の双葉ではないか。
カイワレだらけになるといけないので一本一本ぬいていたら、、、

げげっ!!

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団体さんで生えとるやん、、、
しかもご丁寧に杉苔の中に。
昨年秋に振りまかれた楓の種が春がきたんでいっせいに芽吹いた模様。

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中には本葉の楓の葉っぱまででているのも。
ちなみに右下、足元におちてるのが楓の種子の殻。遠くまで飛べるようにプロペラ付き。

茶庭が楓だらけになっても困るので、小一時間かけて、チマチマ抜きました。けっこう楽にぬけるので、それはそれで楽しくないこともない作業でしたが、この両手一杯の双葉、、、食べられへんかな?
見かけはカイワレによう似てんのやけどな。

見苦しくない程度に茶庭を整えた後は、労働報酬を自分で自分に。

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むふふふ。

二條若狭屋のちょっと早めの「爛漫」と本家駿河屋の「春の水」。
爛漫のほうは栗あんとめずらしく、春の水はこなしでなくて、好きな練り切りだったので、とてもしあわせ。

しかも〜〜、、、
一昨年から手に入れようとしてなかなか機会がなかったこちらをついにゲット!

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紫野源水の桜の有平糖。

ひとつひとつが宝石みたいで、口に入れるのがもったいないのが欠点ですがねえ。


裏千家近畿地区大会記念茶会 - 2013.03.18 Mon

一昨年の震災で中止になった裏千家近畿地区大会第50回の分と合同で第51回が京都でひらかれました。

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この手の会合は、ほんに末端も末端の私のような弟子にはあまり関わり合いがないので、なるべく避けていたのですが、今回いろいろと事情がありまして( ̄ω ̄;)、参加させられるはめにさせていただきました。

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会場は宝ヶ池の京都国際会議場とお隣のグランドプリンスホテル。

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この国際会議場はいつみても「ガンダム」だなあ。

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ここは学会でよく来ているので、いつもはじみ〜なスーツのおっさん、おばさんがうようよしている姿ばかりが印象にあるのですが、この時ばかりは艶やかなお着物姿がた〜くさん。
なんだか違和感を覚えつつも、きれいな着物姿を拝見するのは楽しいですね(⌒-⌒)

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ここからの宝ヶ池の眺めもいいのです。桜の季節はもっとすばらしいの。

さて、大会の方はさておき、レセプションの立礼茶会と翌日の大徳寺での記念茶会はとても楽しめました。

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ホテルの広いバンケットルームでは学校茶道部や青年部のメンバーが各テーブル毎に趣向をこらして立礼席を。
まあ、すごい人です。とても茶道人口が減っているとは思えないくらい。そんな中で横浜の茶友と同じテーブルになったのは奇跡的な確率だと思うわ。

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私たちが座ったテーブルは、とある学校茶道部の高校生のお嬢ちゃん方のお席。室礼はインド更紗のようなテーブルクロスに茶器はタイのベンジャロン焼、建水はカンボジアの銀製、茶碗は安南(ベトナム)にトルコ製。
テーマはズバリ「Asia」ね。

高校生くらいの若いうちに茶道に触れる機会があったお嬢さん方は、一時お茶から離れてもまたいつか懐かしくて茶の世界にもどって、さらなる深みをめざす人も多いのではないかしら。かくいう私も大学の時の経験が忘れられず舞い戻りました。若い頃の経験はほんとに一つも無駄がないように思います。

さて、翌日は場所を大徳寺に移して。

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参加者が多いため、会場の塔頭もコース分けして時間も分けて設定されたようですが、結局どこへいっても長蛇の列の大盛況でしたが。
私のコースは濃茶席・総見院、薄茶席・三玄院、+点心席(瑞雲軒)でした。

まずは比較的すいていそうな薄茶席から。
お雛様の室礼で、釣り釜、徒然棚、雪洞に見える青磁の水指など。やっぱり目が釘付けになるのは高麗の蕎麦茶碗。平茶碗に似た形で、なぜ蕎麦、、といわれるかは諸説あるようです。とても渋い(* ̄∇ ̄*)いいっ!

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待合で見た襖ですが、きらきらの雲英の桐文唐紙なのに、その上に絵が描いてある感じが異様で、これは見覚えあるぞ。かの等伯が、住職が不在の時に勝手に襖に絵を描いた、というあれに似てる、、、と思ったら、やっぱりあれはこの三玄院の話だったのね。後で調べてわかりました。(でも多分おいてあるのはレプリカかな)

ちなみに庭にあるこの「無量寿の塔」は淡々斎が裏千家物故会員の慰霊のために建立したもの。揮毫は後藤瑞厳老師。宗旦が幼い頃、この三玄院で喝食をしていたこともあり、千家ゆかりの塔頭なのですね。

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三玄院の庭でみつけた蕗の薹。
ここには石田三成や古田織部の墓もあるのです。

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濃茶席の総見院では、ならびました。1時間余。門からあぶれて、しかも春のけっこう強い陽射しにあぶられながら。(@Д@;

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総見院は、秀吉が総見院様こと信長の菩提を弔うため建立し、葬儀を大々的におこなったところ。(その実、権力デモンストレーションだったため、信長の遺灰すらなかったという有名な話あり)
ここはいつもは非公開ですが、よく特別公開されるので、なんどか行ったことがあります。加藤清正が朝鮮から持ち帰った石で作った井戸とか、秀吉遺愛の樹齢400年の侘助などけっこう見所あります。

こちらも高麗の呉器がでてましたね〜(*T▽T*)、、、渋いっ!!いいっ!!
濃茶席ともなると、点てだしのお茶碗も黒織部だとか、刷毛目とか渋、渋、、、のオンパレードでうれしいな。
どうしてもきれいな色絵には目がいかんのよ。

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お菓子は末富さんのきんとん。柳の芽の色、ほんのり淡い桜色、季節の色ですねえ。目にもごちそう。例によってボリュームもたっぷり。

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瑞雲軒では点心をいただく。

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たん熊北店さんのものと、井傳さんのもの。中味はほぼいっしょだと思うけれど、同行者の話では卵焼きのふわふわ度がちがう、とのこと(^_^;
けっこうボリュームあって完食できず。

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また三千家の菩提所でもあり、利休さんの眠る聚光院の墓参もできたようです。(時間なくてスルー)

晴れやかな陽光の下、大徳寺の塔頭をぶらぶらめぐりながら、お茶をいただく、、、う〜ん、毎日がこんなだといいのに♪ヘ(゚∇゚ヘ)



社中で茶飯釜の茶事 - 2013.03.15 Fri

先日某寺院での月釜、先生がご奉仕され、私たちは水屋お手伝い。その慰労ということで、数日間にわけて茶飯釜の茶事に社中をお招き下さいました。月釜の後片付けもおわらないことと心配申し上げつつも、なんだかウキウキうれしいです。ありがたいです。

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茶飯釜の粥茶事を先月じない町の峯風庵さんのところでしたばかりなので、全体の流れはだいたい把握。

席中で、同じ釜で飯も炊けば、茶も点てる、というわびた茶事なのでフォーマルなルールはありません。和気藹々と月釜をふりかえりながら、なじみのお社中の方々と時をともにするのにぴったり。

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堂庫のかわりに旅箪笥のなかに、しゃもじや火吹き竹、信玄袋にはいった米、飯椀などおさめられていて、なるほどこういう使い方もできるのねと感心。
いつもより多目についだ炭に、かわるがわる火吹きで酸素をおくりこみ火を熾します。お若い方は火吹き竹、「はじめて見た!」と。(私はぎりぎり?知っている世代です^_^;)

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お米のたける香りもまた楽しむので、お香はたきません。
赤子泣いても蓋とるな。
たけるまでのしばしの時間、先輩がなんと短冊と筆ペンをそれぞれに用意してお持ちになっていました。

え?

ここで歌を作れ、と?
なんて、みやび、、、なんて言ってる場合ではなくて、ない歌心をしぼって、みなさん苦闘。
苦悶の末、駄歌をしたためましたが、今度は筆の字がひどすぎ〜、、、(>_< )


この日はとても火がうまくおこって、この連日の茶事ではじめておこげができたそうです。(もちろんこのおこげは湯斗の焦がしになりました)
懐石も先生の心づくし、あちこちからいろいろな食材も取り寄せてくださったそうで、とてもおいしくいただく。

後座は、席入りすると空の花入がかけてあったので、花所望だな、と。花をたくさんお持ち下さった方がおられたそうで、お稽古ではやったことがあるものの、茶事の中でこういうふうにさりげなくとりいれられるのか、と理解できました。
そうそう、茶杓荘りも茶事のなかでみせていただきました。

こういう茶事ができるようになるにはあと何年かかるのだろう、というか寿命がつきるまでにできるのかしら???と思いましてゴザイマス。(^_^;

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当日の着物は、鮫小紋に松葉の江戸小紋・桜鼠、帯は橘。
一応左近の桜、右近の橘、お雛様にちなんでみたんですけど〜σ( ̄∇ ̄;)




疏水分線の小春〜野村美術館 - 2013.03.13 Wed

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疏水べりの桜の木は、つぼみはまだ硬いけれど、枝がほんのり桜色なんだね。その色がどっと吹き出す花の季節まであと一息。

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南禅寺界隈の某お屋敷の中に、東山をしょって立つ、見事な紅梅をみつけた。

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紅枝垂れが美しい碧雲荘と清流亭の間道、こちらの桜も枝がほんのり桜色。

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振り返ってみる。夏も秋も冬でさえ大好きなこの道。いわんや春においてをや。

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碧雲荘の脇の疏水分線。こちらも季節毎に違う顔を見せる大好きな散歩道。
ここにはね〜、あるんですよ、これがたくさん、、、(〃 ̄∇ ̄)ノ

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ちょっとまわりの景色にとけこんでめだたないですがね。

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これ、頭だけ出した状態の土筆ん坊です。
もう数日したらこのあたり、土筆でいっぱいになるかな。

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摘んでちぎるとさわやかな春の香りのするヨモギも豊作。摘んでかわかして、和風ポプリにでもしようかな。お風呂もいいかも♪

こんなふうに遊びながら疏水縁を歩いて、たどりついたのはこちら。

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野村美術館
今の展示は、お楽しみ♪でお楽しみ♪でしょうがない「茶人のあそび心 形物香合番付の世界」!

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と、入り口の前にたたずむ方ひとり。
なぜ中に入らないのかな〜?と思ったら、、、、

「閉館」!!の札が∑( ̄[] ̄;)!

うそうそ!きっちり午後4時で閉まるのね〜〜(ノ_・、)
疏水べりで遊びほうけてたばっかりに5分、、5分まにあわなかった!

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、、、、というわけで、香合の世界はまた今度ということに。しかたないので、帰りの道も疏水べりで遊んで帰りましたとさ。


(野村美術館の最終入館時間は午後4時です。4時半ではありませんのでご注意を!)

修二会2013・その3〜日中上堂 - 2013.03.10 Sun

昨夜、鹿たちのねぐらだった場所は朝には、

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もうおでかけのようだ。出払っている。

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東大寺ミュージアム〜二月堂へ行く道すがら、飛火野で鹿たちがたむろっているのをみつけた。
どうやらこれから鹿寄せをやるらしい。ホルンをもったお兄ちゃんが時計を見ている。
10時ちょうど、ホルンを森に向かって鳴らすと、、、、、

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来た〜〜!!
どどどどっ、、、、=3 =3 =3
森の奥から、送れてはならじと一目散にかけよる鹿。でも一列なのは見事だなあ。

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あとは兄ちゃんの撒くドングリめざして混沌状態。どさくさにまぎれて私の腹をどつく鹿(左下の頭だけ写ってるやつ)( ̄曲 ̄)#

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ミュージアムで、かつて法華堂=三月堂におわした日光・月光菩薩に再会。お勉強した後、、


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再び二月堂へ。

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二月堂周辺には、お水取りの頃いつも満開をむかえる馬酔木が今年も。

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午前中に仕上げられた、12日につかう籠松明がならぶ食堂(じきどう)前、松明をしばる蔓をもぐもぐ食べる鹿も追い払われることもなく。

中では食堂作法といって、一定の式法にのっとって長い祈りと共に練行衆が1日1回の食事をされているはず。
ここでしばらく待ちましょう。

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と、北側の門があいて、童子たちが飯器や角樽を運び出しはじめる。どうやら食堂作法がおわったようだ。

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南側の門から練行衆方が出てきて、生飯(さば)投げを。
食事の中から残しておいた生飯は鼻紙に包まれて、閼伽井屋の屋根になげられ、鳥獣にも食を施す。

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ピッチングスタイルはさまざま。ナイスピッチング!

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この後練行衆は参籠所へもどり、日中行法の準備をされる。お手洗いにいく練行衆をちらっとお見かけしたが、紙衣(かみこ・和紙で作られた修二会の間練行衆がずっと着用する衣)は灯明の煤で黒く汚れ、激しい五体投地のゆえか、ところどころ破れている。
そして身支度を整え、日中上堂へそなえる。
日中とは、六時の行法とよばれる「日中・日没・初夜(お松明が先導)・半夜・後夜・晨朝」のひとつ。

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お堂に先回り。

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聴聞の方々。

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お松明をゆりうごかす欄干の角のあて木は、長年の使用に松明の形にえぐられている。
一体何本のお松明を受け止めたのだろう。

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童子を伴って上堂される練行衆方。
童子たちは手に丸や四角の版木を捧げ持っている。この日は牛玉日、すなわち内陣で牛玉(ごおう)札と陀羅尼札を刷る日なのだ。

局にはいると昼間なので外陣だけはよく見える。ここでしばし行法の一部を拝見し、声明を拝聴す。
目の前で五体投地を、数えられただけで20回以上、ひとりの練行衆がされる。
い、、、痛そう。やはりはげしい行法なのだな。
内陣に撒かれる白いハゼ(餅米を殻ごと炒ってはぜさせたもの)、これをたびたび外陣へ掃きだし、掃除をするのも行法のひとつとか。

この日は春の陽気で、こころもち、練行衆方の顔もほころんでいるようだ。

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茶所の上にある、遠敷神社は修二会の守り神。(修二会の最初と最後に練行衆がお参りされる三社=興成神社・飯道神社・遠敷神社の一つ)

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こうして二月堂をあとにして帰路につく。

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玄関に飾ったお松明の燃えさしの焼けた杉の香に、この1日を静かに思い返す。

東京文化財研究所の佐藤道子さんといえば、著書「東大寺修二会の構成と所作」は修二会の研究の金字塔といわれているが、お堂にはいることさえかなわない女人が、このようなすごい研究をしてしまうことに感動する。
上記の本はさすがに4巻もあって、しろうとが手をだすのはむつかしいが、この本は新書くらいのサイズで、とても読みやすく、これでいろいろ勉強させてもらった。参考まで。

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12日深夜、いよいよ今年のお香水が閼伽井屋の若狭の井からくみだされる。
かなたより、思いをしばし馳せる。

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修二会2013・その2〜礼堂に香水を参らせ - 2013.03.09 Sat

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「こんな真夜中にまたおでかけですか?」 (鹿)

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深夜の参道はどこか異次元の世界につながっている。

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二月堂では半夜・後夜の行法がおこなわれているはず。

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それにしても人っ子一人であわない。
闇にたむろするのは鹿ばかり。

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お堂の外まで来て、外陣の外側の局(ここまでは女人でも入れる)への扉の前に20〜30足の靴があるのを見て、中にお参りの人がいるのがやっとわかる。

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局に入ると、いままさに外陣と内陣をへだてる戸帳がきりきりと独特の作法で巻き上げられている。
(巻き上げるのは兜巾、篠懸の格好を許された堂童子)
たくさんのお灯明が燃え明るいので、はっきりと内陣の須彌壇の前に山型に積まれた壇供の餅が見える。
これから走りの行がはじまる。

  「南無頂上 南無頂上 南無頂上」
      「南無最上 南無最上 南無最上」

差懸を脱いで、袈裟のすそをからげて、三人の練行衆が須彌壇のまわりを走る。
天上での1日は人間界の400日にあたる。少しでも天上界に近づかんと、走る、走る、、、

順番に走りの列をぬけて外陣にとびだし(このために戸帳をあけておくのね)五体板(五体投地をする板)に膝を3回打ってはまたもどる。

トーン、トントン

一体何回回るのだろう、、、と思った頃に鈴の音と共に終了、戸帳はまたもとどおり巻き戻され、内陣は見えなくなる。
かわりに、揺れ動く戸帳にうつる練行衆のゆらめく影がなにやら幻想的。

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「礼堂に香水を参らせ」

局の聴聞客がいっせいに格子のあいだから手を差し出す。
香水は練行衆に授けられた後、聴聞客にも杓でさずけられる。
暗い中なのでなんともはっきりは見えないが、唐金の杓のようだ。
一滴くらいだろうと思っていたら、片手にあふれるほどいただく。

口に含めば、ほんのり甘い。まさに甘露の一滴。(練行衆はお昼の食堂作法のあと、一滴の水も飲んでいないのでわれわれ以上に甘く感じるらしい)
ちなみに聴聞客に授けられるのは昨年くんだ香水。(練行衆には根本香水といって何年も汲み足してきた香水が授与される)

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声明がしばらく続く。
声明は音楽的とよく言われる。でも「音楽的」だけでは表しきれないものにあふれている。グレゴリオ聖歌のようでもあり、はるかチベットの読経にも聞こえ、聞く人をトランス状態に導くようななにか、、、

   南無観自在 南無観自在 南無観自在、、、、、
       南無観  南無観  南無観  南無観、、、、、

ときに練行衆全員で、ときに一人の声にたたみかけるように、みなさん、よいお声をしていらしゃる。

この日は法会の後半=下七日の初日にあたり、本尊が前半の大観音からかわって、後半の小観音が出御・後入される。

実忠和尚、摂津国難波津にて海より来給える生身の十一面観音をお迎えし安置し奉る。これ小観音、絶対秘仏なり。(江戸時代、二月堂が火災にあったとき、小観音を救い出し奉った僧がそのお姿をはじめて見たが、暖かく息をしてまさに生身であったとかや)

内陣の灯りは消され、暗闇の中、差懸の音ばかりごとごとと。おそらく小観音の厨子が正面に運び出されているのであろうと想像するのみ。

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行はまだまだ深更におよびますが、宿の方にご迷惑になるのでわれわれはそろそろおいとまを。

「お帰りですか?おやすみなさい。」

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   暗香浮動 月黄昏 (林和靖)

あ、月は見えませんでしたが。









修二会2013・その1〜お松明 - 2013.03.08 Fri

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例年の如く、萬々堂さんの「糊こぼし」にて虫やしない、いざ、出陣!

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「おでかけ?うちらはこれからおやすみ。」(鹿)

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片岡梅林の少し早い梅の林をぬけて、

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1月にみた若草山の山焼の跡をみながら浮雲遊園をつっきって、

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修二会の行法さなかの二月堂へ。

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暮れてゆく奈良市街をはるか見晴らしながら、初夜上堂、お松明を待つ。

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消防士さんもスタンバイOK。
今年は久々に登廊近くの北側に陣を張る。

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暮れてくるとますますお参りの人はふえてくる。

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午後7時、堂童子がかかげる三度の案内の小松明が登廊を駆け上り、駆け下りたあと、

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練行衆をみちびくお松明がゆっくり、ゆっくり、登廊をのぼってくる。

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かくて釣りにうち興じ、実忠和尚の諸神13700余座勧請に遅参せし、若狭国遠敷明神、これをうち悲しみ香水(こうずい)を湧かせて献上せむと約せり。

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たちまち黒と白の鵜、飛び立ちその地に甘泉わきだし、これを石で畳みて井戸となす。
これ若狭井の伝承なり。

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その黒と白の鵜、いまも井戸のある閼伽井屋の屋根にとまりて、これを守れる。

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人々がお松明にみとれているうちにも、練行衆が次々と入堂する際の差懸(さしかけ:はきもの)のトーントーントントントトト、、という音が聞こえる。

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世の人々に代わり、観音菩薩におこなう悔過(けか:罪の懺悔告白)、その功徳により天下泰安、万民豊楽、五穀豊穣を祈る。
火とそのむこうにおられる練行衆にむかい手を合わせる。
日ごろ無宗教なれど。(無神論者ではない)

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10本目のお松明が終わると、お松明の燃えさしをいっせいに拾う。
お堂の下で消火作業にあたるおじさんに「おじさ〜ん、こっちへほうって〜。」
「おじさんぢゃない!」すかさず「おにいさ〜ん!」

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今年も隣近所に配るほど(?!)ゲット。焼けた杉の焦げたよい匂いがあたりを浄化するような気がする。

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二月堂真下、良弁杉のかたわらにある興成社。
修二会の最初と最後に練行衆がお参りされる三社(興成神社・飯道神社・遠敷神社)のうちのひとつ。若狭井の鵜を祀ったお社。

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ついさきほど、灼熱の巨大なお松明がゆらゆらのぼった登廊。

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湯屋(湯殿、調菜・湯の調達を行う場所)を背景に、東大寺のあちこちにはりめぐらされた結界。

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本堂にのぼってみはるかす夜の奈良市街。

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祈りの灯。

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二月堂のシンボル、大きな瓜灯籠。

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二月堂茶所にて、お茶をいただき、

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お堂を後に、暗い道を宿へ帰り、

一休みして、また夜に再出陣(?!)に備ふ。


天神さんの梅見と北野界隈さんぽ - 2013.03.07 Thu

やっぱりね、北野天満宮の梅だけは毎年見にいかなくては。
千本今出川バス停から出発。
おや?

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「湯たく山 茶くれん寺」!

ここにありましたか〜。今出川に面した北側。ほんとうのお名前は浄土院といいます。
かの有名な北野大茶会の下見に来た秀吉がここで茶を所望したところ、舌の肥えた太閤様にへたなお茶はだせないと、2回の所望に2回とも白湯をだしたとか。「湯ばっかりたくさんくれて、お茶はくれん。」と秀吉は真意を理解し、この名前を下賜したという逸話が。

伝・長次郎の寒山拾得の焼物の人形が屋根の上にいるらしいですが、ここからは見えませんねえ。かつては銀水の井という名水がでたそうですから、白湯もきっとおいしかったに違いありません。


さらに天満宮をめざして西へ行くと、どうしても素通りできなかったお店が、、、

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昭和のかほり、、、みたらし団子だけ、という日栄堂さん。

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店の中も昭和のかほり、なつかしい。でてくるおばあちゃんもなんだか懐かしい駄菓子屋のおばあちゃんみたいです。焼きたてを包んでもらって、これはあとで天満宮で、梅を見ながらいただくことにする。
1本110円!

天満宮への通り道、上七軒では、、、

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普段着姿の舞妓ちゃんの後ろ姿なんかもおがめます。

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五花街のトップをきる北野をどりももうすぐですねえ。(昨年行きました!)

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北野天満宮へ到着〜!
大きな献灯の下にも梅の花。

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例年あいもかわらぬ撮影スポット(^_^;

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梅はまだ三分〜七分、といったところ。でも梅は桜と違って満開の時よりも、つぼみのある五分〜七分咲きが一番美しいと思うのですが。

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   梅の花夢に語らくみやびたる花と我れ思ふ酒に浮かべこそ (万葉集)

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     梅が香を袖にうつしてとどめてば春はすぐともかたみならまし (古今集)

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桜の季節には、桜がいいなあと思うのだけれど、やっぱり梅の方がちょっと好きかも。この寒さに耐えて咲く姿と梅が香は、なんともいえない。(桜の季節には桜がいい、、と言っているかも^_^;)

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さて、ここらでさきほど買った日栄堂さんのみたらしを。
美味し!たれがあっさりめで焼き目がと〜ってもおいしい。花より団子♪


あ!
こんなところにも梅の花!Ψ( ̄∇ ̄)Ψ

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にゃんこかな?

天神さんからさらに西へ向かいます。

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西大路の一本手前の道、民家の軒先になにやらおどろおどろしいお堂が。
「首切り地蔵」と、名前もなんだかおとろしいですが、なんでも身代わりになって首をきられたお地蔵さんを祀っているとか。申し訳ないけど薄気味悪いので中をのぞくのもやめました。でも隣接したお家の人は、玄関開けるとこれがいつも目に入るのね( ̄▽ ̄;)

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こちらは聖ヨゼフ修道院。裏手は医療福祉センターになっています。
この門と門衛所は、旧・住友家衣笠邸のもので大正9年建造。現在ではこの門と門衛所のみが残って、国登録有形文化財なんですってよ。

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う〜む、、、重厚だわ。

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そしてこちらは昨年末、ピアノのサロンコンサートにいったところの平野の家・わざ永々棟

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古いお雛様たちの展示を見に。りっぱなお屋敷にいならぶ享保雛や寛永雛、古今雛。こういうところにこそ飾ってぴったりマッチするのね。でもきっとあなたたち、夜中になんぞしてるでしょ?といいたくなるような雰囲気がいっぱい。
古い古い大きな犬筥も。その表情がけっこう不気味で、これも夜中になんぞ動いてそうな、、、、( ̄▽ ̄;)コワイ、、、こんなん、枕元におかんといて〜。

さて、最終目的地はこちら。

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わら天神さん近くの和菓子屋喜久屋さん。以前前を通ったときにお休みだったので、こんどこそ。

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この手作り感たっぷりのポップがまた昭和のかほり。ここでもまた昭和のかほりのおばあちゃんがでてきて、商品の説明をしてくださる。ここの看板商品のひとつがレモン葛湯で、先代のじいちゃんが40数年前考案したもの。そのころから値段もかわっていないとか。

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いただきました!10袋入りで1000円。レモンの香りが鮮烈であったまりました〜。d(-_^)☆


謡曲「東北」軒端の梅〜神楽岡あたり - 2013.03.06 Wed

東山がほんのり薄化粧をした日。

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大文字もかすかに「雪大文字」。
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黒谷さん(金戒光明寺)から真如堂まではおなじみのお散歩コースなのですが、、、

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この日は真如堂はスルーして、そのまま北へつきあたります。

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ここは萩の霊場・迎称寺。この土壁の下に萩がびっしり咲くそうですが、今はまだこの季節ですから。
でもなんて良い雰囲気の土壁なんでしょ。実は萩の季節にきたことがありません。こんなに近いのに。今年の秋には忘れずに来なくちゃ。

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その西隣が極楽寺。
真如堂が天台宗のお寺で真正極楽寺(ごくらくじ)というのに対して、こちらは時宗のお寺で時宗極楽寺(ごうらくじ)というそうです。

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これも極楽寺の門だと思うのですが、、、、あれ?
門はりっぱなのにむこうに見えるは普通のお家???

さてその西隣が本日のお目当て、東北院。

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謡曲「東北(とうぼく)院」で有名な軒端の梅を見に。

東北院は、藤原道長が建てた法成寺の東北に道長の娘・彰子(紫式部も仕えた中宮)によって建造された三昧堂で、もともと廬山寺のあたりにあったそうですが、元禄時代の大火で真如堂、さきほどの迎称寺などといっしょに今の場所に移動してきたそうです。

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お、あれかな?
まだ三分咲きといったところでしょうか。
軒端の梅は、中宮・彰子に仕えた和泉式部が自ら植えて日々眺め暮らした、といういわれのある梅。(元禄の移転の時、いっしょに移植したとか)

謡曲「東北」は、旅の僧が東北院をたずね、梅の精から和泉式部の軒端の梅の由来を聞き、式部のために読経すると、式部の霊があらわれて舞を舞いながら消えていく、、、というようなストーリー。

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当時の面影は、、、というほどにはありませんが、ひっそりしたこの一画は訪れる人も稀で、もの思いにふけるには良い雰囲気の場所です。


  今はこれまでぞ花は根に  鳥は古巣に帰るぞとて
     方丈の灯し火を  火宅とやなほ人は見ん
        こここそ花の台(うてな)に  いづみ(出づ身・和泉)式部が臥所よとて
     方丈の室に入ると見えし  夢は覚めにけり
                     見し夢は覚めて失せにけり



ここをさらに西に行くと、吉田山荘(旧東伏見宮別邸)がある神楽岡通りにでます。

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後一条天皇(彰子の生んだ天皇)皇陵あたりで突然の雪吹。
うわ〜、、、、、、

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うわ〜、、と、いいながら、雪にまみれながら、しっかり和菓子屋さんを見つける。
神楽ヶ岡通りを少し上がったところにある柏屋宏之菓舗さん。
なんとこちらは親子で和菓子職人とパティシエをやっておられるんです。ケースのなかには和菓子と洋菓子がまぜこぜに。
昭和になってからできた(京都では)新しいお店ですが、上生もケーキもいっぺんに調達できるっていいですね〜。

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まあ、私は和菓子党ですけど。(^o^)
このしべの細工をみてください。御銘は、、、「チューリップ」!!


三清庵・小川後楽堂にて煎茶を楽しむ - 2013.03.04 Mon

今年になってからちょっとお煎茶をかじっているわたくし。
長年慣れこなした茶の湯といささか勝手がちがう。初心者程度のことしかできない者が煎茶道を楽しみ知るのにぴったりのイベントめっけ。

小川流煎茶席への誘い
JR東海と京の冬の旅のコラボで実現したイベントで、初めてのこころみなんだそう。まあ、なんてグッドタイミング!
それに小川流家元のいわばお宅に伺えるのですから、そのあたりも興味津々ですの。(裏千家の家元宅に気軽にいける機会など普通の弟子にはほぼ不可能、、ということを考えるとすごいですよね)

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敬意を表して一ツ紋付きの付下げで。

小川流の家元の三清庵は上賀茂の北の方にあります。まわりは普通の住宅街で、それほど広い門構えではないので思ったより小さい、、、、と思ったらとんだ大間違い!
たしかまわりは住宅街、、、なのに、え?ここ山の中だったっけ?とびっくりするような市中の山居ではありませんか。山の斜面を利用して建てられているのか、建物の配置も家の中もアップダウンを上手に利用して建てられています。(どなたの設計だろう?)

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手桶には季節にぴったりの桃の花。

建物の中を階段を登ったり下りたりでたどりついた奥の座敷からは、賓客をもてなす一番高いところにある茶室を見上げることができるのですが、これがまた鳥取の投入堂を彷彿とさせるような感じ。その前につぼみをほころばせた梅の木があって、とてもよい風情です。

さて、まずは広間で正式な玉露点前で一煎いただきます。
小川流では玉露も煎茶も一煎は数滴なんです。初めて見た人はこれはなにかのマチガイ?と思うほどちょっぴり。舌の上にのせたらそれでおしまいなんですが、その一滴がふわ〜と口中に広がって、数滴に茶葉のエッセンスがぎゅと凝縮されている〜と実感できます。

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お菓子を先にいただく抹茶とちがって、二煎目を味わったあと、白湯とともにお菓子をいただく。なにせ数滴しかありませんから、先に菓子を食べてしまうとお茶の味がわからなくなるかららしいです。納得。
この日のお菓子は聚洸さんの「胡蝶」。ふわふわのマシュマロみたいなとってもおいしいお菓子でした。
(巳年だし、一見とぐろを巻いた蛇に目があるように見えたのですが、これモンシロチョウの斑点だったんですね〜)

この席で次期家元の小川可樂さんのご挨拶と、煎茶道にまつわるおはなしを。
JR東海のキャンペーンポスターにアップでのっているイケメンのお方どす。(このポスターをみて参加された方も多数とか^_^;)
なかなかソフトな語り口でお話しもお上手です。

急須を用いたお茶の飲み方の歴史(江戸初期、黄檗宗開祖の隠元やその侍僧道澄らによって始められた)や、幕末期は、勤王派を中心に煎茶道が隆盛したこと、これが武家=幕府→茶の湯、に対抗するかのように扱われた時期があったこと、日米修好通商条約を締結した幕臣・井上清直米は外交官ハリスを煎茶道でもてなし、その心をひらくのに役だったことなど、(そのときハリスに贈られた煎茶道具がアメリカの博物館に残っているのだとか)おもしろいお話しをたくさんうかがいました。

ここでいったんintermission、お楽しみの下鴨茶寮の雛弁当を。

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う〜ん、春がたっぷり〜。ボリュームもたっぷり。
これに三色しんじょうが付きました。(食べきれなかった、、、、)

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これ菱餅型の三色しんじょう。ヾ(@^▽^@)ノ

お昼からはしろうと(含・私)向けに煎茶のお道具の説明や、煎茶のミニ体験。ほんとに煎茶のお道具はちっちゃくてカワイイ。涼炉やぱり買おうかな〜、、、。
体験席の床は踏込床(蹴込床とも)で、席と床が同じ高さ。これが身分の上下をあえて問わない煎茶風の室礼だとか。他にも奇石や文房四宝の飾り付けなど、茶の湯とはかなりちがいます。禅宗的厳しさではなく、道教的自由さとでもいいますか。

そして立礼席で楽しい競茶席。
こちらの立礼席は寒山寺をイメージした中国風室礼になっています。

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競茶は茶道で言えば茶歌舞伎、もしくは闘茶ですね。お茶の種類をあてっこする競争のようなもの。
今回は三種のお茶を。

雪)静岡茶・煎茶 山の雫
月)京都茶・煎茶 舞鶴
花)福岡八女茶・玉露 八媛の雫

いずれも高級茶を味わえるとは楽しいゲームだ。しかしあてられないよう、煎れる方も煎茶、玉露の入れ方とちがう入れ方をしてまどわしてくる。
はい、まどわされて全問不正解!デシタ〜Σ(|||▽||| )あはは〜
でもどれもおいしかった!

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しばらく時間がたっても、舌の上に残る茶の甘さ、芳香。たしかに葉っぱごと粉末にして全部飲んでしまう抹茶より、煎茶(淹茶)はお茶のエッセンス、真髄を楽しむのに最適な飲み方かも、と実感させていただきました。
みなさま、ペットボトルのお茶もまずくはないですが、たまには急須でお茶をいれてみられてはいかがでしょうか〜(^。^")



幻の?六条通り - 2013.03.02 Sat

堀川通りから六条通を東へ。

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う〜む、、、六条通ってこんなに狭い道なんだ。生活感ただよってるなあ、、、、

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でも、こうしてみると町家がまだたくさん残っていて、感じの良い街並み。

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これは六条通からは少しはなれるんだけれど、堂々とした典型的町家のイメージの町家。
出格子、バッタリ床机、ここだけ新しくしはったとおぼしき玄関戸は上半分がガラスで、商家によくあるタイプ。

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う〜ん、、、憧れのバッタリ床机。

、、、ってなんでこんなところにいるかって?
この近所に所用あってでかけたのだけれど、実はこのあたりに来るのは初めて。用事がすんであたりをぶらぶらしていたら、昔日の京都を思い出させるような景色が目の前にひろがってきたのです。
昔日たって、そんな昔を知っているわけではないのですが、町家の瓦屋根がどこまでも続いたであろう時代の京都は、イメージとして思い描くことはできます。(やっぱり東山魁夷の「年暮る」のイメージですよね)

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堀川通りからみおろす。う〜ん、もう瓦屋根がどこまでも続く景色なんて、京都から失われてしまったんだなあ。

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すてきな町家の両側の建物のこの味気なさ、、、

そうそう、六条通にもどりましょう。

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「六条通商店街」を東へ。この堀川にちかいあたりは商店街だった頃の名残がかろうじて、、という感じです。シャッターがおりていたり、ショウウインドウが空になっていたり、さびれた感じはぬぐえませんが。
法衣屋さんなど仏具にかんする店がちらほらあるのは西本願寺が近いせいでしょうね。

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ところが西洞院をこえると、通りは急に商店街らしくなってきました。

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自家製蒲鉾を売っているお店や、

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お豆腐屋さん。

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こちらはなんと、創業が江戸時代という老舗の麩屋さん、藤麩さん。
東洞院の麩料理をだしてくれる麩坊・雅六というお店もだしてはるとか。

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この六条通、平安時代には貴族の大邸宅が軒を連ねていた大路だったとか。
(光源氏の六条院とか、、、あ、あれは物語か^_^; 実在は源融の河原院ね)
応仁の乱でこの六条大路は荒廃し、その後豊臣秀吉による洛中改造で再開され、江戸期には下魚棚通(七条通の一筋南の通)から魚市が移転したので魚棚(うおんたな)通とも呼ばれていたのだそうです。六条通商店街はその魚棚通りの名残だったんですって。

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そうか、あの ♪姉三六角蛸錦〜の歌の後半、雪駄ちゃらちゃら魚の棚、、、はここのことだったのか!

P1020581.jpg

おや、突き当たってしまったぞ。
地図によるとここは新町通りらしい。

一筋北の通りへいってみる。

P1020582.jpg

立派な町家ショップ。

P1020584.jpg


あ、こんなすてきなフレンチの町家レストランもある。
ア・プ・プレお値段も手頃だし、いちど入ってみたいな)

でもこの通りは六条通ではありませんでした。通りの名前は不明ですが町名は銭屋町。この一本北が♪雪駄ちゃらちゃらのちゃらちゃら=鍵束の音→で、鍵屋町通り。

P1020592.jpg

新町通りを少し南下したところから六条通り再開です。
町名は西魚屋町、さすが、魚棚通り。

P1020589.jpg

う〜ん、独自のデコレーションをほどこした町家。住む人の個性がでているんですね。
この通りから烏丸に出る前にちょっと南下すると、、、

P1020595.jpg

東浅井詰所。
今ではどなたでも宿泊できるお宿になっていますが、もともとは旧東浅井郡(滋賀県北東部)の門信徒(東本願寺の信者)の宿泊施設で、200年以上の歴史があるそうです。

P1020596.jpg

正面にはもう、京都タワーをせおってど〜んと立つ、東本願寺さんどす。

P1020597.jpg

六条通は烏丸を超えるともう普通の車が通る道路になっちゃってますね。
地図で確認するとこの通りも河原町通りで消失します。
いや〜、五条、七条通りがあまりにメジャーなので、六条通は一体どうなっているんだろう、と思ってきたのですが、今日その疑問がやっと解けましたわ。
私が暮らす鴨川以東には六条通がないので、よけいに幻だったんですねえ。

P1020599.jpg

メデタシ、メデタシ。
じゃあ、藤麩さんで買った苺deなまふをいただこう。美味し!
(ホワイトチョココーティングの苺を餡と生麩でくるんだもの)

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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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