裏千家近畿地区大会記念茶会 - 2013.03.18 Mon
一昨年の震災で中止になった裏千家近畿地区大会第50回の分と合同で第51回が京都でひらかれました。

この手の会合は、ほんに末端も末端の私のような弟子にはあまり関わり合いがないので、なるべく避けていたのですが、今回いろいろと事情がありまして( ̄ω ̄;)、参加させられるはめにさせていただきました。

会場は宝ヶ池の京都国際会議場とお隣のグランドプリンスホテル。

この国際会議場はいつみても「ガンダム」だなあ。

ここは学会でよく来ているので、いつもはじみ〜なスーツのおっさん、おばさんがうようよしている姿ばかりが印象にあるのですが、この時ばかりは艶やかなお着物姿がた〜くさん。
なんだか違和感を覚えつつも、きれいな着物姿を拝見するのは楽しいですね(⌒-⌒)

ここからの宝ヶ池の眺めもいいのです。桜の季節はもっとすばらしいの。
さて、大会の方はさておき、レセプションの立礼茶会と翌日の大徳寺での記念茶会はとても楽しめました。

ホテルの広いバンケットルームでは学校茶道部や青年部のメンバーが各テーブル毎に趣向をこらして立礼席を。
まあ、すごい人です。とても茶道人口が減っているとは思えないくらい。そんな中で横浜の茶友と同じテーブルになったのは奇跡的な確率だと思うわ。

私たちが座ったテーブルは、とある学校茶道部の高校生のお嬢ちゃん方のお席。室礼はインド更紗のようなテーブルクロスに茶器はタイのベンジャロン焼、建水はカンボジアの銀製、茶碗は安南(ベトナム)にトルコ製。
テーマはズバリ「Asia」ね。
高校生くらいの若いうちに茶道に触れる機会があったお嬢さん方は、一時お茶から離れてもまたいつか懐かしくて茶の世界にもどって、さらなる深みをめざす人も多いのではないかしら。かくいう私も大学の時の経験が忘れられず舞い戻りました。若い頃の経験はほんとに一つも無駄がないように思います。
さて、翌日は場所を大徳寺に移して。

参加者が多いため、会場の塔頭もコース分けして時間も分けて設定されたようですが、結局どこへいっても長蛇の列の大盛況でしたが。
私のコースは濃茶席・総見院、薄茶席・三玄院、+点心席(瑞雲軒)でした。
まずは比較的すいていそうな薄茶席から。
お雛様の室礼で、釣り釜、徒然棚、雪洞に見える青磁の水指など。やっぱり目が釘付けになるのは高麗の蕎麦茶碗。平茶碗に似た形で、なぜ蕎麦、、といわれるかは諸説あるようです。とても渋い(* ̄∇ ̄*)いいっ!

待合で見た襖ですが、きらきらの雲英の桐文唐紙なのに、その上に絵が描いてある感じが異様で、これは見覚えあるぞ。かの等伯が、住職が不在の時に勝手に襖に絵を描いた、というあれに似てる、、、と思ったら、やっぱりあれはこの三玄院の話だったのね。後で調べてわかりました。(でも多分おいてあるのはレプリカかな)
ちなみに庭にあるこの「無量寿の塔」は淡々斎が裏千家物故会員の慰霊のために建立したもの。揮毫は後藤瑞厳老師。宗旦が幼い頃、この三玄院で喝食をしていたこともあり、千家ゆかりの塔頭なのですね。

三玄院の庭でみつけた蕗の薹。
ここには石田三成や古田織部の墓もあるのです。

濃茶席の総見院では、ならびました。1時間余。門からあぶれて、しかも春のけっこう強い陽射しにあぶられながら。(@Д@;

総見院は、秀吉が総見院様こと信長の菩提を弔うため建立し、葬儀を大々的におこなったところ。(その実、権力デモンストレーションだったため、信長の遺灰すらなかったという有名な話あり)
ここはいつもは非公開ですが、よく特別公開されるので、なんどか行ったことがあります。加藤清正が朝鮮から持ち帰った石で作った井戸とか、秀吉遺愛の樹齢400年の侘助などけっこう見所あります。
こちらも高麗の呉器がでてましたね〜(*T▽T*)、、、渋いっ!!いいっ!!
濃茶席ともなると、点てだしのお茶碗も黒織部だとか、刷毛目とか渋、渋、、、のオンパレードでうれしいな。
どうしてもきれいな色絵には目がいかんのよ。

お菓子は末富さんのきんとん。柳の芽の色、ほんのり淡い桜色、季節の色ですねえ。目にもごちそう。例によってボリュームもたっぷり。

瑞雲軒では点心をいただく。

たん熊北店さんのものと、井傳さんのもの。中味はほぼいっしょだと思うけれど、同行者の話では卵焼きのふわふわ度がちがう、とのこと(^_^;
けっこうボリュームあって完食できず。

また三千家の菩提所でもあり、利休さんの眠る聚光院の墓参もできたようです。(時間なくてスルー)
晴れやかな陽光の下、大徳寺の塔頭をぶらぶらめぐりながら、お茶をいただく、、、う〜ん、毎日がこんなだといいのに♪ヘ(゚∇゚ヘ)

この手の会合は、ほんに末端も末端の私のような弟子にはあまり関わり合いがないので、なるべく避けていたのですが、今回いろいろと事情がありまして( ̄ω ̄;)、参加

会場は宝ヶ池の京都国際会議場とお隣のグランドプリンスホテル。

この国際会議場はいつみても「ガンダム」だなあ。

ここは学会でよく来ているので、いつもはじみ〜なスーツのおっさん、おばさんがうようよしている姿ばかりが印象にあるのですが、この時ばかりは艶やかなお着物姿がた〜くさん。
なんだか違和感を覚えつつも、きれいな着物姿を拝見するのは楽しいですね(⌒-⌒)

ここからの宝ヶ池の眺めもいいのです。桜の季節はもっとすばらしいの。
さて、大会の方はさておき、レセプションの立礼茶会と翌日の大徳寺での記念茶会はとても楽しめました。

ホテルの広いバンケットルームでは学校茶道部や青年部のメンバーが各テーブル毎に趣向をこらして立礼席を。
まあ、すごい人です。とても茶道人口が減っているとは思えないくらい。そんな中で横浜の茶友と同じテーブルになったのは奇跡的な確率だと思うわ。

私たちが座ったテーブルは、とある学校茶道部の高校生のお嬢ちゃん方のお席。室礼はインド更紗のようなテーブルクロスに茶器はタイのベンジャロン焼、建水はカンボジアの銀製、茶碗は安南(ベトナム)にトルコ製。
テーマはズバリ「Asia」ね。
高校生くらいの若いうちに茶道に触れる機会があったお嬢さん方は、一時お茶から離れてもまたいつか懐かしくて茶の世界にもどって、さらなる深みをめざす人も多いのではないかしら。かくいう私も大学の時の経験が忘れられず舞い戻りました。若い頃の経験はほんとに一つも無駄がないように思います。
さて、翌日は場所を大徳寺に移して。

参加者が多いため、会場の塔頭もコース分けして時間も分けて設定されたようですが、結局どこへいっても長蛇の列の大盛況でしたが。
私のコースは濃茶席・総見院、薄茶席・三玄院、+点心席(瑞雲軒)でした。
まずは比較的すいていそうな薄茶席から。
お雛様の室礼で、釣り釜、徒然棚、雪洞に見える青磁の水指など。やっぱり目が釘付けになるのは高麗の蕎麦茶碗。平茶碗に似た形で、なぜ蕎麦、、といわれるかは諸説あるようです。とても渋い(* ̄∇ ̄*)いいっ!

待合で見た襖ですが、きらきらの雲英の桐文唐紙なのに、その上に絵が描いてある感じが異様で、これは見覚えあるぞ。かの等伯が、住職が不在の時に勝手に襖に絵を描いた、というあれに似てる、、、と思ったら、やっぱりあれはこの三玄院の話だったのね。後で調べてわかりました。(でも多分おいてあるのはレプリカかな)
ちなみに庭にあるこの「無量寿の塔」は淡々斎が裏千家物故会員の慰霊のために建立したもの。揮毫は後藤瑞厳老師。宗旦が幼い頃、この三玄院で喝食をしていたこともあり、千家ゆかりの塔頭なのですね。

三玄院の庭でみつけた蕗の薹。
ここには石田三成や古田織部の墓もあるのです。

濃茶席の総見院では、ならびました。1時間余。門からあぶれて、しかも春のけっこう強い陽射しにあぶられながら。(@Д@;

総見院は、秀吉が総見院様こと信長の菩提を弔うため建立し、葬儀を大々的におこなったところ。(その実、権力デモンストレーションだったため、信長の遺灰すらなかったという有名な話あり)
ここはいつもは非公開ですが、よく特別公開されるので、なんどか行ったことがあります。加藤清正が朝鮮から持ち帰った石で作った井戸とか、秀吉遺愛の樹齢400年の侘助などけっこう見所あります。
こちらも高麗の呉器がでてましたね〜(*T▽T*)、、、渋いっ!!いいっ!!
濃茶席ともなると、点てだしのお茶碗も黒織部だとか、刷毛目とか渋、渋、、、のオンパレードでうれしいな。
どうしてもきれいな色絵には目がいかんのよ。

お菓子は末富さんのきんとん。柳の芽の色、ほんのり淡い桜色、季節の色ですねえ。目にもごちそう。例によってボリュームもたっぷり。

瑞雲軒では点心をいただく。

たん熊北店さんのものと、井傳さんのもの。中味はほぼいっしょだと思うけれど、同行者の話では卵焼きのふわふわ度がちがう、とのこと(^_^;
けっこうボリュームあって完食できず。

また三千家の菩提所でもあり、利休さんの眠る聚光院の墓参もできたようです。(時間なくてスルー)
晴れやかな陽光の下、大徳寺の塔頭をぶらぶらめぐりながら、お茶をいただく、、、う〜ん、毎日がこんなだといいのに♪ヘ(゚∇゚ヘ)