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2013-06

いよいよ祗園さん〜ちまき準備のお手伝い - 2013.06.30 Sun

祗園御霊会、、、祇園祭が暑い京都の夏とともに今年も始まります。

京都にこしてからとりわけ熱心に祇園祭のおっかけをやっていましたが、あくまで外側から目線で。でも今年は貴重なご縁をいただきまして、鉾町の祇園祭の内側を垣間見る機会を得ました。

毎年6月最終日曜日に町内のおうちのガレージでおこなわれるというちまきの準備のお手伝いに。

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朝もはよからでかけたのにもうこんなちまきの山!

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笹のいい香りがします。

このちまき自体は、現在は上賀茂深泥池周辺の農家で作られているそうです。藁を芯にして、花脊でとれるクマザサをまきつけて藺草でしばって型にはめて完成!、、、らしいですが、先日の新聞にも出ていたとおり、藁をはじめクマザサなどもだんだん入手がむつかしくなっているらしい。

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これに大原神社の御札のついた紙を巻きつけていきます。
大原神社は祇園祭の時に綾傘鉾の会所になる小さな神社ですが、歴史をたどると綾傘鉾になにやら関係があるそうです。

この御札はまだお祓いを受けていないのでタマシイが入っていませんので、またいでも(?!)大丈夫。

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この御札を綾傘鉾のネーム入りの紙に貼り付ける仕事はあらかじめお町内の方がやっていらしたようです。これもけっこう手間ですよね。

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裏はちゃんと着物の打ち合わせのようになるように注意しながらまいていきます。

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綾傘鉾の町内では、市内B大学とご縁があるそうで、そこの学生さんがたくさんお手伝いにきておられました。
おもに1回生らしく、祇園祭講座の単位にもなっているそうな。それにしても県外からの学生もいるわけで、それが京都に来た初っぱなからこんなお手伝い、すごい良い経験させてもらってるって是非自覚して欲しいな。(私なんか、私なんか、何年かかったやら)

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巻いても巻いてもあとからあとから新しいちまきが湧いてきて、これ全部かたづくのかしらと心配したけれど、人海戦術はすごいですわ。私は手もよう動かしましたが、口もよう動かしました(^_^;

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御札をつけたちまきはこんどはビニール袋へ。これもきちんとちまきの三角形の形に合わせて、口もきれにたたんでゴムでとめます。

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完成品(^◇^)v

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これは町内の方が来ておられたオリジナルポロシャツ。いいな、これほしいな♪
でも役員の方はたいへんみたいで、祇園祭の準備はすでに2月からはじまっているのだそう。あとお稚児さん(綾傘鉾は6人のお稚児さんが巡行に参加)や棒振り踊り(綾傘鉾でおこなわれるおどり)の衣裳の調整や着付け、宵山でのご接待など、聞いていたらこの1ヶ月のために1年中働いているみたい。でもそれをみなさん、張り切ってこなされるのでしょう。鉾町の誇りと心意気ですよね。

ちなみに綾傘鉾の囃子方は壬生寺の六斎念仏の囃子方がこられるそうです。これもなにか歴史的なつながりがあるそうで、祇園会はそういうつながりのなかで催されるものなのですね。すごい。

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袋につめたあとはまだまだ仕事があるよ。
宵山でちまきを売るわけですが、お買い上げのちまきをいれる袋の紐通し!

こんなことまで手作業だとは思わなんだ!毎年なにげにいただいている厄除けちまきですが、こんなに手間がかかっているなんて、あだやおろそかに扱えないではありませんか。

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ふと、作業コーナーの一角で発見!
まあああ〜〜!赤穂緞通をじべたに敷いているなんて〜〜〜!もったいない!!

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さて、あれだけあったちまきも午前中にはすべて作業終了。みなさまご苦労様でした。お町内のかたはまだまだお仕事が残っているようですが、ボランティアの私は会所の大原神社へお参りして引き上げます。
神社では御神燈掛けを若い衆が設置中。

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宵山の時には、ここに提灯がともり、ちまき売りの子どもたちのかわいい声がひびくのでしょう。森見登美彦さんの「宵山万華鏡」のように、幻想的時空を堪能したいものです。(昨今の尋常ならざる混雑はちょっとナンですが)

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四条通りに出ても、もう祇園祭スタンバイOKのようです。

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ちなみに3年前に八坂さんで買った祇園守はまだ咲いていません。これは昨冬植えた一重の白木槿。祇園守に一足先立ち早めに祇園会の前知らせをしているようです。



♪ 青春時代が夢なんて、、、 - 2013.06.29 Sat

ちょっと古いのでお若い方はご存じないとは思いますが、かつて森田公一とトップギャランというグループの名曲中の名曲、「青春時代」を思い出していました。

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京都コンサートホールへ、なつかしの母校、大学オーケストラの定期公演へ。
ホールにつくと、さすが学生オケ、客層は若い学生が多いので、みなさん自転車でおいでです。(ここにこんなにたくさんチャリがとめてあるのは初めて見た。)

大学時代このオケ所属の同級生がいて、毎年(多分年2回あったと思う)義理と人情でチケットを買わされて買っていました。
しかもいっしょに行く相手のあてがなくとも見栄で(^_^;2枚!

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(ホワイエ:まず腹ごしらえ)

演目がシベリウスの交響詩「フィンランディア」とグリークの「ペール・ギュント」と、しろうとにもわかりやすい曲なので、うれしい。

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席は指揮者の顔がよく見える席、、、といえば聞こえは良いが、演奏者の後頭しかみえないバックステージ(^_^;
でも、すぐ近くで演奏者が見えるのはたとえ後ろ姿でもいいものですね。

客演指揮は北欧諸国でも活躍されている女性指揮者、新田ユリさん。
女性だけど男前です!

ペール・ギュントでは理学部卒でいまは劇団そとばこまちで活躍している川下大洋さんの、物語の朗読付というめずらしい演出。ペール・ギュントってこんな物語だったのか!初めて知った。(←たいていの人はそうちゃう?)

以前から京大オケのレベルはかなり高いといううわさでしたが、(私はよほど極端でない限り、上手い下手はようわからん)オケ通のダンナに言わせると、特にヴァイオリンのパートがすごいのだそうです。

パンフレットの団員紹介では学部と回生が書いてありますが、みんな若いんだなあ。(あたりまえだけれど)それにバックステージからみる客席の大学生とおぼしきお客さん達もTシャツなんか着てるお兄さんや、まじめそうな女の子や、ほんと、みんな若い!

おばさんはあなたたちの若さがとてもまぶしいわ。
かつて自分も、そんな聴衆の一人だったことを音楽を聞きながら、思い出していました。もうすっかり記憶の彼方、と思っていたささいな当時の思い出が、芋づる式に次から次へと思い出されてくるのはどうしたことだろう。

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若いということは、今は未熟でも、これからいろんな可能性を秘めた未来があるということで、私にはもうそれは奪われてなくなってしまったもの。
そして、君たちはほんとうに恵まれた環境で(しかも京都で)勉強できて、青春時代を送れているんだよ。それを自覚して今という時間を大切に生きてね。自分が学生の頃は、そんなありがたさに気づく事もなかったけど。

で、最初のトップギャランの「青春時代」。

  ♪ 青春時代が夢なんて あとからほのぼの思うもの
        青春時代の 真ん中は 道に迷っているばかり
        青春時代の 真ん中は 胸にとげさすことばかり


若い彼らがうらやましくて、まぶしくていいなあ〜と思うのは、その時代を過ぎて、年を経た今だから。
思えば、学生時代は楽しいこともあったけれど、けっこう苦しいことも多々あったもの。
もどりたいか?と聞かれると、、、、いや、やっぱりもどりたくはない、と思うくらいにね。

青春時代、、、う〜む、やっぱりほろ苦いなあ、、、、

水無月雑記・2013 - 2013.06.27 Thu

<その1> 一眼レフ・ミラーレス・コンデジ

上記3機で撮った写真をならべてみるね。
上から順番に、コンデジ(ルミックス)、ミラーレスカメラ(キャノン)、一眼レフ(ルミックス)

まずは庭のかたすみ、石蕗と青楓。

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下2つはあまり差がないようだけれど、大きな画像をみると、暗い影の部分がやはり一眼レフのほうがニュアンスがある。

でも、自分で適当なレンズや設定が選べているわけではないので、正確な比較にはならないんですが。

お次はアップ画像。我が家で3年目を迎える地植えのムクゲ「祇園守」。
もうつぼみがこんなに大きくたくさんつきました。

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やっぱりアップは一眼レフに軍配。ミラーレスの設定で背景を最大にぼかす、、、にしたんだけど一眼レフにはかなわない。

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長年愛用で愛着のあるコンデジ。軽いのでバッグにほおりこんでおける。

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最近仲間入りしたミラーレス

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ちと重いのが難点だが、一番画像がきれいだと思う一眼レフ


<その2> また和装バッグを作ってもらった

先般、白生地の伊と幸さんで色無地を誂えた際の残り布で作ってもらった和装バッグ、とても容量が大きく使い勝手がよく、しかもきれいなのです。
そこで長年箪笥の隅でねむっていた、残り布でも作ってもらおうとお願いしました。

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これができあがり!
この布は着尺から羽織を作ったので、かなりたくさん残っていたのです。ショールにしようかどうしようか10年近く箪笥で熟成させて(?)いましたが、ようやく陽の目を見ました。

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雪輪とウサギというお気に入りの紋様。

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携帯や定期券入れなどのポケットもあり、しきりも便利でしかもたくさんはいるので、これから着物でお出かけの時はお供につれていこうと思います。


<その3> お隣の梅の件

家の裏、お隣の梅の大木がうちの敷地のはるか上方に侵入してきています。
梅でこんな大木見たことない、というくらい大きくて高い樹齢ウン十年とおぼしき梅の木なのです。花の季節はおとなりながらきれいに眺められるのですが、、、、

熟した梅が落ちる頃は、、、

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これが1日分です。かたづけても次の日また同じくらい落ちます。

お隣さんは梅を収穫する気は全くないようです。もったいな〜と思いながら、落ちた梅は使えませんし、地面で熟れくずれると虫がよってきたり、酸っぱい匂いもするので、捨てざるをえません。今年から、ちょっとかしこくなって、地面にネットをおいてみました。いっきに片付けようという魂胆です。

しかし、、、、何キロくらいとれるんやろ?お隣さん、この梅の実生かしてあげて〜〜。・゚・(*ノД`*)・゚・。


<その4> 茶友のお手製和菓子

久々の灰型。ちょっと長いことさぼっていたので久しぶりに作ってみるとやはり灰匙の感覚がにぶってますね。
やっぱりコンスタントに続けなければ。

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坎の卦もちょっとゆがんどるし、、、(^◇^;)

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課題はやはり多々あれど、なんといっても前瓦・五徳まわり。前瓦のエッジがまあまあできた、、、と思ったらたいてい五徳の内と外でラインがずれてます (ノ´ω`・。)

さて、お茶友さんのなかには茶席のお菓子をご自分で上手に作ってしまわれる方が何人もおられます。
いつもそのできばえに感心しながら、私はただただ食べるばかりです。
その何人かの方の作品をご紹介。

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水無月と泡雪寒。それぞれ別の方の作。水無月が自分で作れるなんて思わなかったよ〜。あれはお店で買う物だと思ってた。泡雪寒になるともうどうやって作るんだか我が想像の域を超えています。

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こちらは三種盛。きんとんがお手製です。きんとん篩を購入されての力作です。

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これはお一人の方が全部つくられました!
きんとん、浮島、薯蕷。
ここまでくるともうプロの技!(◎-◎;)

かくいう私も刺激をうけまして、久々に和菓子作りにトライしてみようと思います。その成果は、、、、また後日ってことで(^_^;)




若美津茶会〜大阪美術倶楽部 - 2013.06.24 Mon

大阪の美術商さんたちが、光悦会、大師会に対抗する会を、、と思ったかどうか知りませんが、関西のすばらしい茶道具コレクションを持っている美術館持ち回りで、9年前から開催している若美津茶会へ行って参りました。

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場所は北浜、大阪美術倶楽部。もと鴻池男爵の旧邸です。ここは以前淡交会の大阪支部所属だったとき、何度か足を運んだことがありますが、小間の茶室もあれば50畳敷くらいの大広間もいくつかあって、それはそれはすごい建物なんです。

光悦会、大師会みたいに会員じゃないと行けない、なんて縛りはなく、どなたさまでもおいでになれます。会費はさえ払えば、、、(^_^;

今回、メインの濃茶席は逸翁美術館が担当されました。
(宝塚に住んでいるときはよく行ったものですが、最近ちょっとごぶさたしてるなあ)

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(濃茶席のお菓子。鶴屋八幡「草の露」)

光悦会などと同じく、いわゆるお宝道具は座敷に展示されているだけで、それで実際お茶がいただけるわけではありませんが、ガラスのしきりがなく、鼻息が届きそうなくらいの(笑)距離で眺められるのと、袴を着用された学芸員さんが、お茶碗などひっくりかえして底をみせてくれたり、解説してくれたりするのはうれしいですね。

床の軸は鈍翁箱書きの継色紙、なんと天下の三蹟の一人、小野道風筆。僧正遍昭の「あまつかぜ くものかよひぢ ふきとぢよ をとめのすがた しばしとどめむ」。
松平不昧の持っていた物らしい。うわ〜〜(◎-◎;)  こ、、これが三蹟の字か〜、、、(読めんけど)

志野にはめずらしい花入は柑子口。いれられた花はナツツバキ(沙羅)と桔梗。桃山時代のものやって!

風炉が唐銅八角で大西家二代淨清のものなら、釜はその弟、淨久の雲龍釜。

水指が桃山時代の朝鮮唐津一重口。白い釉薬と、黒と露胎がちょうど三等分されていておもしろい。白い釉薬のところが、下のごつごつした土肌が見えていて、こういうのは最近の朝鮮唐津にはないおもしろさ。

そして茶碗が、またまたええのよ〜♪ヾ(o≧∀≦o)ノ゙。
井戸「野分」。

正しく井戸の形、枇杷の色、控えめだけどかえって上品な梅花皮、竹節高台。
貫入がまた泣かせるぅ〜。学芸員さんがひっくり返して裏も見せてくれはった。できたらどんな重さなのか手取りも確かめたかったなあ。(でもこれ、多分美術館で1回はみてるはずなんだけど、、、)

茶杓は、庸軒共筒の四睡のうち2本、「寒山」「拾得」。
四睡だから多分あと「豊干」と「虎」があるんやろうな。

呈茶席には江月宗玩和尚の墨蹟「一二三四五四三二一」。
担当は表千家の先生でした。表さんの薄茶席はなんどか経験がありますが、濃茶席は初めてなので、普通の帛紗を出してお茶碗をのせていただいたり、茶碗は手渡ししないなど、同じ千家系なのに違うな〜ととても興味深い。

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(亀屋伊織、瀧煎餅+青楓:この砂糖がけで瀧を現す意匠がスゴイ)

薄茶席は裏千家の偉い先生がご担当。これも座敷飾りの道具をまずは拝見。

待合掛は、つい先日世界文化遺産に認定された富士山の絵 by 玄々斎。タイムリー!

茶碗が初代大樋の赤。これがまたすごい色なんです。なんというか、、、鬱血した皮膚の色?静脈血?(^_^;
京都の楽とはまたひと味もふた味も違う感じ。
古い黄瀬戸茶碗は、底の分厚い貫入のはいったガラス釉がとても美しくて、銘「明鏡」がぴったり。

呈茶席では風炉の透木になっていました。知識としては知っているけれど、風炉の透木見たのはじめてだわ。
五代浄益の仙叟好夕顔彫り皆具がまた美しかった!黒大棗は六閑斎在判。六閑斎の花押ってこんなんや。
他にも点てだしの良いお茶碗をたくさん見せてもらいました。

特別展示として、そこはさすが大阪美術倶楽部、なんと上村松園さんの絵をずら〜っとならべて見せてもらいましたがな☆⌒v⌒v

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お茶席がすんだあとは、ここから徒歩数分の高麗橋吉兆で点心をいただく。

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ここは待合みたいになっている座敷の庭ですが、ここでしたね〜。今を去ることウン十年前、まだ20代のころお相伴させていただいた席は。あのころの吉兆は雲の上の世界でしたから(今でも十分雲の上)すっかり舞い上がってましたっけ。

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こちらは前菜の夏野菜ゼリー寄せと梅酒。

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器は金箔をはった本物の竹の皮ですの。すごっ!これにスッポンの煮物椀までついて感激でしたわ。
いや、眼福、口福、楽しゅうごさいました。


ウム、夏場は暑いから〜とサボってた茶会、またやろう!とモチベーションがあがったので、お家かえって早速風炉用の炭を洗う( ̄^ ̄)ゞ
ま、たいした道具はないのですけどね。それなりに。

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がんばんべ!(あまちゃん風に、、、、)

三室戸寺の蓮・あじさい〜三条京阪・篠田屋 - 2013.06.22 Sat

3連日、あじさい祭を個人的にやってます(^_^;
あとちょっとだけおつきあいを。
やっとミラーレスの機能が少しわかってきたので、そのチェックもかねて。

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あじさいの名所は京都に数々あれど、やっぱり宇治の三室戸寺が最高ではないかと思います。

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なにせ紫陽花庭園5000坪、あじさい1万株ですから。

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でも、ここに来たら紫陽花庭園の前に本堂前の蓮にも挨拶しておかなければ。

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(キャノンEOSーM 18−55mmレンズで。多分マクロは22mmレンズの方がきれいだと思うのだが、激しい雨の中、交換できなかったのよね。)

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蓮のつぼみはいつも合掌の手を思い出させる。

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蓮の花の花芯の向こうには浄土があるという。
今年も7月には法金剛院の蓮を見に行こう。

さて、あじさいの庭に降り立つ。

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この日の大雨で息をふきかえしたであろう紫陽花。ここのは本当にひとつひとつの花が大きくりっぱ。

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あじさいの小径なんぞではなく、あじさいの森にわけいる感じ。

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こちらは出口ちかくに一群場所を占めていたヤマアジサイ。

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鮮やかな紅色は雨の中に特に明るく映える。

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初々しい乙女のように、色づき始めたばかりの花もすてき。

激しい雨にもまけず、頭からタオルをかぶって激写(?)のあとは、京阪にゆられて三条まで帰り着く。
お腹も減っていたので、かねてから一度中にはいってみたいと思っていたここへ、勇気をだして(?)入って見る。

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だん王さんのよこの食堂・篠田屋さん。三条京阪のバス停をよく使うので前から気になっていたの。この食堂、ず〜っと前からあるのだけれど、いつも前を通るときは閉まっていて、ちゃんと営業しているのか疑問だった。

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入ってみると昭和の世界へタイムスリップ!
おもったより広いです。食事時からずれていたので篠田屋のおじちゃん、おばちゃんは奥でそれぞれ新聞をひろげて読んではった。お客さんも近所の人がつっかけで来てる、、といった感じ。

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で、名物皿盛を頼む。
カツカレーのカレーが普通のカレーではなくて、カレーうどんのダシがきいたもの、と思ってほしい。
こんなの初めて。でも山椒がきいていて、んまい!

この京阪以東の三条通は昔、町家がたちならぶ通りだったのだけれど、今は見るも無惨にほとんどこわされて新しい建物ばかりになった。そのなかでずっと頑張っているのがこの篠田屋さん。赤いゼラニウムの大きな鉢もシンボル。ずっとこわされずにこのままの建物でがんばってほしい。私もリピーターになりそうだし、次はラーメンならぬ中華そばをこちらでいただきたい。


大原三千院・あじさい祭〜大原の花々 - 2013.06.21 Fri

連日のあじさい祭でスミマセン。
今回は最近購入したミラーレスカメラの調子見もかねて。(まだ機能が全然使いこなせてない、、、、(>_<)ゞ)

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大原名物柴漬け用の赤紫蘇ばたけを見ながら、、、

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呂川沿いに歩く三千院への道。

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この前来たときは大雪のなかだったなあ。今は翠が美しい季節。

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緑・翠・碧、、、

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この勅使門の朱はまさにこの緑の時期を考えての意匠なんだろうか、と思ってしまうほど対比があざやか。

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むこうの二人を撮ろうと思ったら、手前の頭にフォーカスが合って、ひゃ〜、、、なんだかコワイ。

さて、三千院には3000株ものあじさいが植えてあって、この時期あじさい祭があるなんて、全然知らなかったよ〜。

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この日まで雨がほとんどふらなかったので、あじさいもちょっとくたってます。

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ここのあじさいはどちらかといえば小ぶりが多い。大原の気候のせいかしら。

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あじさいの原種にちかい七段花。これも気むずかしい花で、いちど苗を枯らしました。(枯らした物の方が多いかも〜)素朴な印象の花なので、西洋あじさいは扱いがむずかしいけれど、これなら茶室にすっと合いそう。

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額あじさいも好きだな。

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ああっ!ほんとうに水不足でお疲れ〜なあじさい。
がんばれ!

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あじさい以外の花の方が元気。この京鹿の子はきれいだった。

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白シモツケ。

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く〜っ!こういう庭が欲しい!
でも茶庭に花の咲く木は原則NGなんだ。

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これは宝泉院のナツツバキ(沙羅の木)。つぼみがたくさんついているので咲くときれいだろうなあ。

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宝泉院入り口にいけられたツツジ。ここはいつも季節毎のディスプレーがすばらしい。

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勝林院と青楓。
10月には 開創 一千年紀記念法要があるそうです。御声明聞きにいこう。(勝林院は古くから天台声明の道場だった)

さて、お腹もすいたので、三千院の入り口にちかいお宿・芹生でお昼を。

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ここは私が学生の時は旅館ではなく割烹だったと記憶している。そのころよくここに通っていた同級生がいた。なんでそんなにしょっちゅう学生には敷居の高いところへいけるのか不思議だった。

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三千草弁当。

芹生というとその同級生を思い出す。その君は中国の雪山で今も眠っているけれど。

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大原のバス停近くにはみごとなホリホック(タチアオイ)。

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帰りには忘れずに里の駅大原でお買い物!



藤森神社・あじさい祭 - 2013.06.21 Fri

伏見区に鎮座まします藤森神社

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平安京ができる以前からの古い歴史を持つ神社で、駆馬神事や菖蒲の節句の発祥の地でもあるんですって。

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駆馬神事の由来が早良親王(8世紀)の戦勝祈願というから、こりゃ古い。馬と武運の神様がいつのまにか、競馬関係者・ファンの信仰をあつめているというのはなんというか、、、f(^ー^;

ちなみに菖蒲は尚武・勝負の連想だそうです。主祭神は素戔嗚尊。

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ここのあじさい園を見に来たわけですが、たまたま手作り市をやっていました。知恩寺のとはちがって店も人も少なく、全体的になんとなくゆるくてのんびり、のほほんとした地元の人だけの市って感じがまたいいな。

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藤森神社はあじさい祭の期間中、いろんな催しや、神事、諸芸能の奉納がおこなわれ、この日はなんと蹴鞠までやっていました。暑いなか、いやがうえにも暑いだろう装束を着けて運動するのですから、熱中症にならないかとはらはら。暑さでクラクラされているのか、ラリーもなかなか続きません。

そうそう、本分のあじさい、あじさい。

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この日までは雨がほとんどふらなかったので、あじさいもややお疲れ気味ですが、そこは神社さんが一生懸命水まきを毎日されてるのでしょう。ご苦労がしのばれます。

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ここはそれほど大きな神社ではないので、あじさいのバックには普通の民家も映り込んでます(^_^;)

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花とみえるのは実は萼(がく)。
語源は集真藍(あづさい:藍をあつめたもの)とも。

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  夏もなほ心はつきぬあぢさゐのよひらの露に月もすみけり  俊成

ああ、そういえば、あじさいって「四葩(よひら)」ともいうんでしたね。

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土壌のPHで赤になったり青になったりするといわれるのは、主色素アントシアニンを青く発色させる補助色素アルミニウムイオンがPHによって吸収されやすいかしにくいかによるものなんですって。
それでも同じ土壌でこうも色が違うのは、アントシアニンの含有量とか、アルミニウムイオンの吸収のしやすさとか、それぞれの木の遺伝子レベルの違いはあるのでしょうね。

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これはなんだか違う花みたいにみえるかわいいあじさい。

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木漏れ日のあじさいの小径を行く。

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ここには水量の豊かな名水もあるんです。
「不二水」。

ひとすくい、いただきましたが甘露、甘露。名水点に使えたらなあ。(ここからポリタンクに入れて持って帰るのはちと重いし遠い)
映画「マザーウォーター」で、もたいまさこさんが水を汲んでいたのがここ(^_^)b

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おまけに大好きな、イケメン王様の勝利の踊り、舞楽「蘭陵王」の奉納まで拝見できたのでうれしかったわ。

あとひとつ、贅沢をいうなら、神社の近くの椿堂茶舗の日本茶カフェ竹聲さんが開いていたらな〜。

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ついに涼炉を買ってしまった - 2013.06.18 Tue

茶会閑散期の真冬に3ヶ月だけ、煎茶道を習った。
その世界をちょっと垣間見ただけなので、煎茶やってます、なんてとてもお恥ずかしくて言えない。
それでも、感じることは多々あったので、これからも自分なりの解釈で自由に楽しみたいと思う。

すでに茶碗、茶瓶、茶則はそろえてあるので、次いるものは、、、、涼炉、涼炉♪

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かねて目をつけていた、寺町通りはお茶の老舗、蓬萊堂さん。
ここは茶道だけでなく煎茶の道具も豊富。(「禅林寺御用達」の看板もあります。永観堂のことね(^_^)b)

こちらで、ついに涼炉(電熱)+ボーフラ(湯瓶)を買ってしまった!
も〜う、途中でやめるなんて言えないわね。

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おうちにお持ち帰り、早速セッティング。(形からはいるタイプ?)
うむ、ええ感じ。

蓋置や水注は今回はしょったけれど、いざとなれば茶道の道具で十分代用できるの。

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すでに忘れかけた点前でまずは煎茶一煎。
私が習った流派はとにかく数滴しかいれない。これがまた茶葉のエキスをしぼりとっていて、僅か一滴が舌の上に広がる感覚といったらない。

煎茶道では茶道とちがって茶碗を鑑賞する、、、というような習慣はない。もちろんそれなりに美しい茶碗だとうれしいけれど、素焼きの粗末な茶碗も良しとする精神でしょうか。

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私だけの解釈だが、

茶道における茶席は、五感をフルに使いかつ刺激される包括的な時空間。
煎茶道ではこの茶の甘露一滴を味わわんがための手続き所作。

いずれがよい、というものではなく、もとめるものこそ違え、なにか求道的な姿勢はどちらも同じではないかと思う。
ボーフラを涼炉からおろして、右膝の上で湯をおちつかせる、、この呼吸が茶器を清める前の居ずまいをただす時の緊張感に似て、とても好き。

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そも、煎茶道のはじまりは名器の並ぶ茶の湯の席をよしとせず、清らかな自然のもと、素焼きの粗末な茶器で煎茶を煮たことに始まる。
売茶翁は茶道具を荷って洛中に出て、煎茶の立ち売りをす。
「茶銭は黄金百鎰より半文銭まではくれ次第 ただよりはまけもうさず」


煎茶道にも真にあたる格の高い点前もあるようだが、私はあくまで売茶翁のような煎茶の原点だけでいいかな。



空梅雨の建仁寺・両足院〜宮川町あたり - 2013.06.17 Mon

ほとんど空梅雨の今年。だめだろうなと思いながらも建仁寺・両足院へ。

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木陰は涼しそうですが、、、

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この暑そうな青空の色!

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少し早いのと、雨不足でやっぱり両足院の半夏生、イマイチ白くない。
しかも3時半過ぎだったので、お茶室はおろか、庭にもおりる事ができず、かなり残念。

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望遠でちょっとだけ撮ってみた。

あまりに残念なので、昨年の雨の日に訪れたときの半夏生の写真ものせておきます。

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ああ、、雨がもっとほしい。

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雨が欲しいのはこちらさんも同じようで、この紫陽花の葉っぱのくたれ様、、、。

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こちらも建仁寺境内のハナショウブ。

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境内をとおりぬけると、きれいな石畳の宮川町、花街であります。
舞妓の衣裳体験所、などもあるのでニセ舞妓さんにはだまされないように。

でも、ほんまもんの仕込みの女の子(中学でたばかりくらい?)を見た。通りすがりの私へもちゃんと頭をさげてくれたし、きちんとしつけてもらってんのやなあ。

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ここは前に通ったときはまだ置屋さんかお茶屋さんだったと思うけれど、、、またひとつ、消えていくのね。残念。

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こちらも、、、
一時京都でよくはやったらしい、洋館+町家の和洋折衷のお家。
壊されないまま引き継がれるといいのだけれど。

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さて、ここらで遅めの昼ご飯を。
この写真の左端、ちいさな兔の看板がでてるんですけど、見えます?

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えびす神社のほん近くにあるろじうさぎさん。もう1周年になるんですね。前にうかがったときは1年ほど前、できたばかりのころでしたね。

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なんだか懐かしい親戚のおうちへ遊びに来たみたいです。とてもしっとりおちついた感じになっていました。
ここのお店の方はもとらくたびのガイドさんだったんです。

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いただいたのはボリュームたっぷりのオムライス!
おいしかった!
おまけに1年前に一度来ただけなのに、覚えていただいてたのがうれしかったです。
宮川町方面へおでかけの時のランチは是非こちらへ。和スイーツもありますよ。

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そのまま北上して祗園白川へ。

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新橋あたりでこんな景色を。
ビールを飲みに来た、、、という説もありましたが(^◇^;)車が来てもよけようとしないので、ちょっと心配に。
人間界に近づくと、らくにエサにはありつけても、なんにも良いことはないから、早く川へおかえり。
もうすぐ長い日も暮れるし。


真夏日の岡崎界隈〜あぢ〜っ! - 2013.06.15 Sat

あぢ〜、、、、、

なので建具を夏バージョンにしてみた。

こちらがbefore

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こちらがafter

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葦戸にいれかえて、今年ゲットした網代を敷いてみました。
足の裏がひや〜っとして気持ちいい。昔暮らしの智恵ですねえ。

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大きなお屋敷町家では油団(ゆとん:和紙を何枚も張り合わせ、荏の油を何度も塗り重ねたもの)を敷いているところも見たことがありますが、手触りは網代の方が好きかな。

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日なたにほおりだしておいたら、やっと矢筈に斑がはいってくれたススキ。これは宗全籠なんかに花とともに生けたら映えるんだ。

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しかし、毎日の水やりがほんと大変。

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紫外線完全防備ででかけた白川べりも真夏の風情。

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川べりの紫陽花もうだってる。

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白川沿い三条下ったところ、和菓子屋さん(餅寅さん)の角にこんな道しるべがある。

「東梅宮 明智光秀墳」

ここの細いろうじをちょっと東へ行くと、こんなところに〜?!という場所にひっそり光秀公の首塚とよばれる社があります。

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6月14日(旧暦)は光秀公の命日なので、お参りしておきました。勝者の歴史では極悪人になっていますが、それはねつ造だということが、かなり周知されていればいいのだけれど。


さて、その足で黒谷さんへ。
長い間修理中で大きな覆いにすっぽりかくれていた山門のカバーがはずされて、やっともとの雰囲気をとりもどしつつあります。

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ここの紫陽花もやっぱりうだってる、、、、(´д`ι)

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ここの墓地に母方の祖先の墓があるらしいので、以前からそれを見つけたいと思っていたの。それなりの旧家だったらしいので、そんなに小さい物ではないはずだけど、本家筋はもう絶えてるしなあ、、、。しばらく墓石の間をさまよってみましたが、、、、これだけたくさんのお墓から見つけるのは無理!という結論に達しました。(´_`。)
またご縁があれば。

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いや、真夏の炎天下に墓場逍遙というのも、けっこう酔狂ですな〜。


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そのまま真如堂までいっちゃえ。

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道の途中にある紫雲院の境内は蓮の鉢がたくさんあります。ここで一粒、葉の上に水玉がほしいところですが、このピーカン晴れでは、ないものねだり。

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「八重の桜」効果で会津藩殉難墓地にもたくさんの人が、、、、と思いきや、さすがにこの暑さではだ〜れもいませんね。

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ここは青楓の木陰が気持ちよい。

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でも、やっぱり、あぢ〜っ!

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ところが本堂の前にくるとひんやりするんです。大きな木造建築はやはりすごいなあ。
ここの階段でしばらく涼をとる。

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本堂の前では菩提樹の花が満開。

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菩提樹ってこんな花が咲くんですね。雨が降りそそぐようでかわいらしい花です。(ただし、匂いはイマイチ)

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同じく本堂前の沙羅の木(ナツツバキ)、まだ少し早く、つぼみはたくさんついていましたが、開花は2〜3輪。繊細な花びらのように繊細な木で、私は宝塚時代、この木を1本枯らしました+(σ´д`。)+゚

さて、お茶のお稽古行こう。

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六月は夏至までは単衣なんだけれど、も〜我慢できないので、夏大島!!





楽美術館鑑賞茶会〜水無月2013 - 2013.06.13 Thu

長次郎の黒楽茶碗「万代屋(もずや)黒」。写真で見ると、かせた小ぶりの茶碗で、長次郎が利休とであってまなしのころ作られたのではないかといわれる。利休の究極の小間の茶室に見合う、これこそ侘びを体現しているのではないかと思われるすごい茶碗です。(利休から娘婿である万代屋宗安に与えられたために万代屋黒と)

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楽家にとってもこれは宝物。いままでわかっているかぎりでこの茶碗でお茶を点てたのは、当代楽さんと、、、、
なんと!!海老蔵さんと藤谷美紀さんだけなんですって!
そう、年末公開予定の映画「利休にたずねよ」で利休を演じる中、この本物の万代屋黒を使ったのだそう。(藤谷美紀さんは妻の宗恩を演じられた)これはどうしても公開されたら見ないわけにはいかないですね!

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というような楽しいお話しも聞けるので、ちょくちょく参加させてもらっている楽美術館・鑑賞茶会です。

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今回の席は現在美術館で展示中の「歴代名品展」にちなんで、歴代のタイプのちがったお茶碗でお茶をいただくというテーマ。
床の軸は表千家・碌々斎(11代明治の頃の家元)の醒ヶ井の歌、「雨ふりて、、、」という梅雨のころにふさわしいもの。
花は竹の釣船をぐっと床にちかいところまでたらして(これ、斬新というかすてきだった!)、庭の十薬(ドクダミ)、ムカゴのツルをいけてありました。庭のあちこちで咲いて往生している十薬なのに、茶席に一輪あるとどうしてこんなにぴりっとかっこいいのでしょう。なにも珍しい花を買う必要はないのですね。
鎖も南鐐だったし、やっぱりすごいわ。

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これはエントランスのところの花ですが、館内の花もこの花も楽さんご自身がいれておられるとか。すてきやわ〜:*(〃∇〃人)*:

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お菓子はいつもたいてい聚洸さん。この日のお菓子は葛製「風の音」でした。(聚洸さん、予約なしではなかなかお菓子買えない人気店舗なんです)

楽さんのお話を聞きながら、それぞれ一服いただいたあとは、登場したすべての茶碗の恒例のおさわりタイム(?!)
直接手にとって、なでなでして手取りを確認することができます。いつもはガラスケースのむこうなのに。

1)5代宗入 黒平茶碗 「古池」 かせたイメージはなく、黒釉はつやつやして、300年前のものとはとても思えない。

2)10代旦入 赤楽 長次郎「白鷺」写し 私はこれでお茶をいただきました。ちょっと筒のようで、本歌と同じく手びねりの指のあとがはっきりしていて、楽さんは、長次郎の本歌の、この指あとにご自分の指をあてて、その時にいいしれぬ感動を覚えられたそうです。

3)11代慶入 萩 明治初頭、茶道などの伝統文化が一時廃れて大変なとき、碌々斎の地方まわりに同行した慶入が萩で、萩の土、窯をつかって焼いたもので白っぽい釉薬。苦労された時代のものなのですね。

4)13代惺入 織部写し 「緑水」  楽にはめずらしい織部。緑の釉薬がけっこうヴィヴィッド!

5)14代覚入 流水紋赤楽 「翠湖」 横縞の筋に白い刷毛がさっとはいっていて、まるで水のしぶきのようにみえる。

6)当代 赤楽平茶碗 「鳴澤」 わりと最近のお作のようです。あの特徴的なごつごつとした篦目がすごい。でも焼貫タイプよりは形は乙御前に似ておとなしめ。どこからのもうかと悩まなくていい。でも赤とも見え黒とも見える釉薬はしぶくていいなあ。

お客さんには若手の陶芸家もおられて、作陶するときに一番大切な物はなにか?なんてけっこう重い質問をされていましたが、ていねいに答えられる楽さんはやはりすてきです。

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茶会のあとは展示も拝見。
今回入って直ぐの所にご長男、篤人さんの赤楽茶碗が飾ってありました。これも乙御前に似た若々しいお茶碗。先日出版された「楽歴代」の本も解説を篤人さんが書かれるなど、いよいよ楽16代目を継ぐ方として活動開始されているのですね。でも当代の楽さんにもっと長く活躍してほしいけれど。

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で、ほしい、ほしいと思っていた、その「楽歴代」、ここで購入しました。ついでにこれも好きな光悦の本まで買っちゃった。

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美術館を出て、まっすぐ烏丸の方へ歩くととらや菓寮一条店があります。
いつもこのあたりにくると、ここでむしやしないをしたくなるのよね。店内は観光シーズンも一段落して静かでゆっくりできました。

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お菓子を食べずに私がいつもいただくのは青豆ご飯(冬は小豆ご飯)セット。
ごちそうさま〜!


イタリアンレストラン〜IL PIANO - 2013.06.12 Wed

おでかけは単衣の紬と水玉の博多帯で。

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今日はお茶友さん達とご飯食べ。
雰囲気も、コストパフォーマンスが抜群によいといううわさのイタリアンレストラン、御所東のIL PIANOさんへ。

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外観からして、ほ〜町家を改修したレストランか、、、と思うでしょ?
ところが、これ新築の建物なんです。

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京都市の「平成の京町家プロジェクト」に基づいて新築された「平成の京町家」というやつですね。

伝統的な京町家の意匠や伝統構法で作られたもの、一般工法にだが、伝統的な京町家の智恵・意匠を取り入れたもの、で「平成の京町家」に認定されると建築に補助がでるそうです。
賛否両論のプロジェクトらしいですが、このあたり(新烏丸通)の本物の町家がならぶ通りのたたずまいに、違和感なく溶け込んでいるのはやはりいいなあと思います。

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表の間、だいどこの間、奥の間は畳で突き当たりは坪庭、厨房の上は火袋がちゃんとあって、しらなかったら完全に改修町家だと思っちゃうよ。新築だなんて思わなかった。

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おしむらくは建具が古い物ではなくて新しく作った物だろうということ。舞良戸の桟がいまいちだったかな。これで古建具だったら、完全にだまされる。

二階はミニパーティーもできるスペースがあるらしく、この日もにぎわっていました。

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お店の表にはイタリアンレストランではなくて、イタリアン・バーと書かれているとおり、ワインが充実しているみたいです。ワインはあまりくわしくないので、店のお姉さんにおまかせのグラスワインをいただく。

お料理はこの値段でですか?と思うほど、ヴォリュームがあって、味も私の好みで大満足でしたのヽ(*´v`*)ノ
すべてではありませんが、お料理のお皿をいくつか。

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白アスパラガスのセミフレッド。セミフレッドとはイタリアで半冷のスイーツらしいですが、見た目こってりアイスクリーム、口に入れるとクリーム状の白アスパラガス!でうれしいびっくり。

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シマアジのカルパッチョとフルーツトマト、キャビア♪ フルーツトマトといっしょに食べるとおいしい。

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スズキの炭火焼きをあさり、冬瓜のサフランスープで。たぶん、このスープの中にはいっていたプリプリはジュンサイだと思う。この食感がいい。
このあとパスタが二種類もでて、、、それも穴子やキュウリを使ったソースで斬新。

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メインディッシュは牛フィレと温野菜、薄切りのトリュフのせ。
欧米人が、松茸を土臭くてどこが美味しいのかわからない、というのと反対で、わたしはトリュフのおいしさが、実はようわからん。テクスチュアはなんとなく、いいような感じがするが、味ってあるのか?幼い頃からの食習慣っておそるべし。

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このあたりでもう、お腹いっぱい!と思っていたのにデザートがこ〜んなにたくさん!
フルーツ、クリーム・ブリュレ、ティラミス、シャーベット、、、
うれしい悲鳴とはこのことか。
これでワイン別にして5000円なんですよ〜。

こんなご馳走いただきながらですから、おしゃべりも弾むこと!
お茶のことをメインに、京都めぐりのこと、能のこと、はては宝塚歌劇のことまで、おおいにおしゃべり。

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あちこちのお茶会へいっしょに行く予約やら、茶事・茶会のご招待やらみだれとんで、お茶友会らしく散会いたしました。

こちら、ランチはなんと800円!!こんどはお昼にいってみよう。(予約がないとなかなか入れないらしいですよ。)



高台寺・遺芳庵 朝茶会 - 2013.06.10 Mon

朝。



ねねの道から、この階段をのぼる。

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高台寺山門。ご存じ、ねねさんゆかりのお寺。

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東山からのぼったばかりの朝日の名残のある境内をいく。

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朝のうちはまだ涼しいけれど、今日も一日暑くなりそうな予感。東山がそういっている。

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遠景に祗園閣(大雲院)をながめ、上を見上げると、

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朝日に輝く緑の圧倒的な美しさ!
境内はまだ公開前の時間。他にはだれもいません。

この僅かな時間を利用して、1年に1週間だけ、1日3名、合計21人だけが楽しめる朝の茶会があるのです。

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大きな吉野窓の遺芳庵。普段は非公開。

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この遺芳庵のお向かいには灰屋紹益好みの四畳半の茶室。

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遺芳庵は、灰屋紹益が愛してやまなかった吉野太夫が先だったあと、彼女を偲ぶために作られた茶室だそうです。もとは現在の武者小路千家のあるあたりにあったのを、明治年間に高台寺内へ移築したもの。

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吉野太夫(二代目)は江戸初期のおひと、天下無敵の美女だった、、、というだけではありません。和歌、連歌、俳諧などの教養にくわえ、楽器、茶道は言うに及ばず、書道、香道、華道、貝覆い、囲碁、双六まで文句なしにすごかったのだそうな。

たしかに美人は三日も見れば飽きる(らしい)。加えて深い教養と、美しい性格(そんな性格をあらわした逸話が残っている)、それがあったればこそ、天下の皇子・関白近衛信尋と当時随一の文化人かつ豪商の一人、灰屋紹益(光悦の親戚筋)が彼女を争ったのですね。結局、恋の勝利者は紹益で、彼女は26歳の時に妻となったのです。

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遺芳庵は一畳台目・向切(この炉は一度もここで使われたことはないそうですが)+向板で洞庫付き。
この洞庫の下の簀の子の部分が流しになっていて、建水がいらないのです。

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お点前が始まって、ん??なんだ、この違和感、、、、と思ってはじめてこれが逆勝手であることに気づく!!(遅いよ)しかも一畳台目といえば、正客から三客までその場を動かずに手を伸ばせば楽にお茶碗が取り込める距離感。

こんな距離感、洞庫や逆勝手のプライベート感、太夫を知る人だけ呼んで、ともに彼女を偲ぶにふさわしい空間だと思いました。38際の若さでなくなったのですから、佳人薄命を地でいったのですね。

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天井は竹。
垂撥には阿以波さんの水芭蕉の団扇がかけられ、これが花であります。
そして建仁寺管長さんの「吸江水」。馬祖語録の「一口吸盡西江水」から来た言葉と思われます。ここ、高台寺は現在ご住職はおられず、建仁寺さんが管理しているんですって。

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だからお菓子「紫陽花」も、建仁寺御用達の松原通り、松寿軒さんなのね。とてもきれい!

さて、その妻に先立たれた紹益は悲しみの余り、その遺灰を飲み込んだと言われています。

   「都をば 花なき里となしにけり 吉野を死出の 山にうつして」

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客として座っていた間はこの吉野窓を背にしていたので見ることができませんでしたが、この窓を楽しめるのは実は亭主一人である、、、ということに気づきました。ここで茶を点てながら目をあげるとそこに太夫が愛した吉野窓、死して後もなお、深く愛されたお人だったのですね。

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一席がすんだあとは、水屋も拝見させていただく。

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水屋から、遺芳庵を望む方向。

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水屋側の出口。
こうしてみると小ぶりでかわいい茶室棟です。

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ふたたび表に回ってみる。見学に来た小学生が「森の中の小人のお家みたい」というのもうべなるかな、、、ですね。

そろそろ拝観時間開始になったようです。観光客に混じっていっしょに本堂など拝見。

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この本堂から見る東山を背景にした、ねねさんのお霊屋の眺めは絶品です。
しかも朝早い時間なので、こんな滅多に見ることのできない風景も見ることができましたよ。

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畳のへりを新品に変える算段をしているところ。寺院の紋縁ってこんなになってるんだ!

平安神宮・薪能 2013 - 2013.06.08 Sat

本文とは関係アリマセンが、野村碧雲荘の門前の花菖蒲、見事に咲きました。今なら柵内立ち入りOKです。平安神宮だけでなく、こちらもどうぞ。
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さて、毎年恒例、平安神宮薪能、すでに入梅宣言したにもかかわらず好天に恵まれました。

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いつものご近所、平安神宮ですが、観世座、金剛座の字の入った提灯が並ぶとまた違ったおもむきになりますね。

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開演前、火入れ(薪に火を入れる)前の紙幣で結界された舞台。
古来、舞は神に捧げられたもの。今でも能舞台の背景にある松の絵は影向(ようごう)の松=神の依り代がルーツなので、本来はその松に向かって舞わないといけないらしいですけどね(^_^;

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開演30分前にいったのですが、もうけっこうたくさんのファンの方でいっぱいでした。外国の方もたくさん。
(でも十分すわれます)

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この日最初の演目は先日観世会5月例会で見たところの「賀茂」。

観世会館で買った「賀茂」の謡本(そうそう、能専門書をあつかう二条通りの檜書店、5月いっぱいで閉店になりました!泣!)をもちこんで、目と耳で追いかけると、ほんとうに楽しさ倍増です。
1回目はわからなくても、2回見るとわかるところもあり、どこが見せ場かもあるていどわかっているので、さあ、そろそろ雷神がでるぞ〜!とドキドキワクワクしました。

能を見るとき、初心者は謡の内容を追いかけようとせず、ただ耳で聞いて感じて下さい、と言われたことがあるのですが、どうしてどうして。
謡のあまりに麗しい文体を追いかけて行く方が、私にはより感動的でした。古体の大和言葉ってどうしてこんなにも美しいのでしょう。

   瀧つ流れは白玉の 音ある水や 貴船川 水も無く見えし大堰川 
     それは紅葉の雨とふる 嵐の底の戸無瀬なる 波の名にや流るらん
       


こういうのを意味はわからなくとも口に出して小学生当たりに読ませたらいいのに!と真剣に思います。(少なくともへたくそな発音の英語を習わせるよりは、はるかにマシ)

麗しの鴨御祖の天女の舞、荒ぶる超カッコイイ雷神=別雷、、、
次「賀茂」を見ることができるのは何年先かしらん、、、、

次の演目は「三山」。
香具山に住むなにがしの男が、耳成の桂子と畝傍の若い桜子を二股掛ける、大和三山の三角関係の神話を題材にしたもの。
愛は若い桜子にうつり、桂子は嫉妬に狂います。それぞれ手に携えた桂の枝、桜の枝で打ち合う後妻打ちの場面が印象的。

ここで「後妻(うわなり)打ち」という言葉を再確認。中世頃の風習だそうで、離婚した夫が新たな妻を娶ったとき、先妻が後妻のもとに押しかけて乱暴狼藉をはたらくという慣習のこと。
夫をうばわれた前妻にフィジカルな鬱憤晴らしをさせ、メンタルなマイナス感情を昇華させようとした昔の人の知恵かもしれません。

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これはパンフレットを買ったらもれなくついてくるクリアファイルなんですが、なかなかのスグレモノ。裏と表にそれぞれ桂子、桜子がプリントされていて、透かすとふたりが打ち合っている場面になるのです♪

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さて、演目が進むにつれあたりは暮れていきます。薪の燃える煙もただよい、夜風は少し寒いくらいです。

狂言は大蔵流「首引き」。
先だって、茂山千作という巨星をうしなった茂山一派の出演。普段は直面(面をつけない)なのが狂言ですが、この演目はめずらしく主人公が人ではない鬼なので、鬼の面をつけています。

最後の演目は「大江山」。
かの有名な源頼光の酒呑童子退治の話。
前場で、慈童の面に長い髪ででてきたどちらかといえば神仙の風貌をした酒呑童子が、後場で鬼の本性をあらわすわけですが、一体どこから入ってきたのか全然わからなかった!
舞台には組み立て式の寝床をあらわす簡単な舞台装置があるだけなのに、突如、ここから鬼形の後シテがあらわれたのはまるで手品みたいでした。けっこう現代劇もビックリ!な演出があったのですね。

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かくて夜も更け、今年の薪能は終わったのでありました。

<参考>もっていくと便利な物

1)防寒具(6月は夜はけっこう冷えます)
2)双眼鏡(後の席しか空いていないときは必須)
3)軽食(ばりばり見ながら食べるのはNGですが、時間的に晩飯くいっぱぐれます。幕の合間にちょっとおなかのふくれるものを口にしてお家に帰るまでの血糖値を維持しましょう)



大豊作の梅 - 2013.06.06 Thu

20年ほど前、宝塚に家を建てて引っ越したとき、ささやかな庭の片隅に、父が岡山から梅の苗を持ってきて植えてくれました。植えたときはひょろひょろした頼りない細い苗でしたが、その後少しずつ幹は太く大きくはなっていきました。

ただあまり日当たりのよいとは言えない場所だったので、花は毎年きれいに咲くものの、実をつけるようになっても2〜3個の年もあったし、多くてもせいぜい20個足らずしか収穫できなかったのです。少ないので市販の青梅を買ってきて、まぜて梅シロップを毎年作っていました。

京都に移住するにあたって置いていくのはしのびがたく、家が完成するまで1年ほどの間、京都の植木屋さんにあずかってもらって養生してもらいました。家の完成と前後して庭に移植しましたが、植木屋さんとこがよほどいごこちよかったのか、なんだか見違えるほどりっぱな幹になっていました。

ちゃんと根をはってくれて、翌年の春も芳香豊かな花をさかせてくれましたが、1〜2年は実はやはり十数個しかならなかったのです。

ところがっ!!


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今年はどうしたことだ!実が鈴なり!!

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ぽとぽと実が落ち始めたので、収穫したのですが、、、

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こ〜〜〜〜んなにとれてしまった、、、(呆然)

この庭がよほどお気に召したようです。1〜2年は根付くのにがんばって、もう安心、とこんなに実をつけたのでしょうか。

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数えてみたら200個近くありました。もう、、、なにがなんだか。
いつもは梅を買いに走るのに、今年は漬ける瓶を買いに走ることに。

しかし、梅シロップばかり作っても消費しきれないし、あれこれ青梅レシピをネットで検索して、失敗の少なさそうなものを。

で、これだけ、漬けましたよ。

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左かららっきょう酢につけたもの(蜂蜜梅干しのような味になるそうな)、梅酒2瓶、梅シロップ。手前の弁当箱の中は傷がいった梅を削って醤油につけたもの(梅醤油をつくる)。

梅は全部自家製。100%我が家の味になるはず。仕上がりはいかがなものでしょう。楽しみです。


梅雨、、、というより夏の東山麓さんぽ - 2013.06.05 Wed

入梅したはずなんだがな〜。庭の水やりしなくていいはずなんだがな〜、、、

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ああ、、、東山もうだってます。金地院へ行ったあと、せっかくだから哲学の道まで足をのばしました。

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暑い日ながらここには涼しい緑陰がありますよ。

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この時期、人の姿はまばらで本来の静かなたたずまいです。

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若王子の哲学の道猫たちも、木陰で気持ちよさそうです。

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なので、暑い日でもどうぞおいでくださいね。

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哲学の道を少しそれると法然院。石畳に落ちる影もまた美し。

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ここはまわりと比べて確かに気温が低い。
この山門の屋根は今年葺き替えられたばかり。

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ほらね、新しい。でも草が生え放題だった古い屋根も味わいあったんだがな。(↓参考:今年のお正月の画像)

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春先までここには境内の山にたくさん咲いている椿の花が生けてありました。この季節はアカメガシワ?の新芽なのね。

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ここの本堂は普段は閉まっています。でも濡れ縁は休憩してもうたたねしてもOK。時間つぶし用のミニ図書館まであるんですもの。ここは学生時代からの御用達。長時間友人とここでおしゃべりしたこともありました。

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こんな景色を見ながら、ここで30分ほど何をするでもなく、ほんとうにぼ〜っと時間をつぶしちゃった。

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哲学の道に戻って、素通りできない仙太郎さんで今年最初の水無月をいただく♪

帰路の南禅寺山門前で、これも素通りできないうつわやあ花音さんをのぞいて、いいものみつけた。

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風炉の季節用の建水。
、、、、って本当は銀彩の陶器のボウルなんですが、

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この切り込みに柄杓の柄がぴったりはまって、少々ふりまわしても柄杓を落とすことがないの〜\(^O^)/
(茶席で落としがち、、、ってバレバレだわね)

暑い東山麓を歩き回った夜は、、、

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岡崎あたりの白川で、螢を楽しみました。
(え?ホタルみえないって?、、、、心眼で見てください!)

ほんとうに、ええとこやなあ〜京都って。


金地院・八窓席 - 2013.06.04 Tue

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今年も野村碧雲荘の花菖蒲はいかがなものかとでかけると、少し早いようで、最盛期には入れてもらえる柵もまだ閉まったままでした。今週末くらいかな。できたら雨の日にみたいなあ。

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さて、でかけたのは南禅寺・金地院。今月号の「淡交」(裏千家茶道雑誌)連載中の飯島照仁先生の名席の意匠シリーズでここの八窓席がとりあげられていたから。(ここは思いつけばすぐいける距離にあるのがとてもありがたい、、、、で、なんで今まで行かなかったんだろ?)

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こちらは門前の堀に群れて咲く十薬。

先月は大徳寺孤篷庵の忘筌を、茶会を経験しつつ拝見できたし、一昨年は同じく大徳寺・龍光院の密庵(国宝)も拝見できたし、床と点前座が並ぶ形式の遠州三部作(かどうかはしらんが、、、)として、これは八窓席も目におさめておかずばなるまい。

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いってみると、八窓席は特別拝観とて、時間を決めて少人数での案内になっている。(9:30〜12時台以外1時間おき。ただし14:30以後は団体さんがはいるので、行くなら13:30までに)

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特別拝観には八窓席だけでなく、等伯のかの有名な「猿猴捉月図」と「老松」の襖絵ももれなくついてきますよ♪

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入って直ぐに目に入る弁天池。

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すでに睡蓮の季節に入っていたか、、、

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金地院と言えばすぐ金地院崇伝の名前が出てくる方は日本史をよくご存じ。家康・秀忠・家光三代の懐刀として活躍した「黒衣の宰相」であります。その崇伝和尚が住した塔頭です。

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さて、本堂わきの杉戸から案内されて(総勢5名と少人数でとてもよかった!)方丈の中へ。
まずは「猿猴捉月図」(あの牧谿の猿に酷似したやつね)を至近距離で拝見した後、八窓席へ。重文なので当然外からの拝見になります。

雑誌の解説を頭にいれていたので、それを反芻しつつみると、やはり漫然と見るよりはるかにおもしろい。

特徴は、忘筌でもあったように、露地から直接ではなく外の縁にいったん上ってから席入りする躙り口、遠州のお得意パターン。
畳を割るような位置に躙り口があるので、入って右へ行けば貴人席、左へ行けば相伴席、と自然に別れることができる、、さすが、遠州、天才や。(これ、茶道検定のテキストにでていた見取り図からだけでは想像するのがむつかしかったが、まさに百聞は一見にしかず。見て意味がよくわかった)

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三畳台目。
中柱は椿、床柱が赤松皮付き丸太ナグリあり。相手柱はクヌギ。解説にもあったので、ナグリの部分をじっくり確認。

スサのはいった土壁は黒いけれど、その名のとおり、窓がたくさんあるので茶室内は明るく、これが遠州の時代なんだなあ、、、と命のやりとりが日常だった利休時代の茶室との違いを感じる。
窓は連子窓三、下地窓一、墨蹟窓と中柱袖壁の下地窓と六つしかないけれど「八窓席」、中国人の得意な千尋の瀧とか、白髪三千丈とかいったたぐいの、アレか。
それにしても窓の障子に光がつくるプリズムがなんとも美しい。

平天井と、掛け込み天井は煤け具合がとってもよい蒲で覆われていて、これもすてき。

さらに隣接して「水屋の間」という六畳があるのだが、うれしいことに、ここには入ることができます。ここから八窓席をのぞけるので、袖壁でみえなかった黒光りする雲雀棚もばっちり見えて、いまから点前をはじめようとする亭主の気持ちも想像できようもの。

この水屋の間はとても珍しく、奥行きの浅い簡易床と書院風棚があって、裏方さんが茶室として楽しめるようになっているのです。こういうのも、戦のない平穏な遠州の時代の象徴のような気がする。(遠州自身は戦のなかをくぐりぬけて生き延びた人でありますが)

こんな水屋なら、是非お手伝いさせていただきたい( ̄^ ̄)ゞ (どなたかこんなお茶室もってませんか?)




茶杓を削ってみた - 2013.06.03 Mon

始めて茶杓削りをしてみた。ほんとうは先達はあらまほしき、、、なのだが、全くの我流でやるとどうなるのか?

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実は3年近く前、この家と茶室が完成したお祝いに設計・監督してくれたI君にいただいたのがこれ。茶杓の長さにカットした竹の先をすでに撓めてあるありがたいもの。同じく茶道を学ぶ者としてなんてナイスなセンスでしょう!(おまけに私の力量もわかってるね(^_^; 全くの初心者、ひとりでやるには竹を曲げるところからは荷が重すぎますもの。)

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やっと、削ってみようかと、十分竹も?気持ちも熟成した頃、ホームセンターで買った小刀で削り開始。
しかし、この竹、なんともよい風情をしているではありませんか。染み竹というのだそうです。
真竹の寿命、120年の老齢期に、竹の表面に茶褐色のまだらな模様が現れるそうで、そういう竹を「染み竹」とよぶのだそうな。いいのかしら、そんな貴重な竹を初心者が削って、、、

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といいつつもサクサク削る。竹の繊維は縦なので縦方向はすんなり削れるが、これに垂直に削ろうと思うと力がいる。、、、で、当初予定したラインにはちっとも仕上がらないのよね。
いったいどんな茶杓を作ろうとしたのか、当初のプランなんかもうどこへいったやら。

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でも竹の厚みを削っていくのは楽しかった。特に櫂先。小学校の頃の彫刻刀の感触なんか思い出したりして♪

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というわりには、あまり美しくない櫂先裏、、、、、(T_T)

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節の裏。ほんとうは蟻腰を無謀にもめざしたのですが、これ以上刳りをいれようとすると、節でぽっきり折れるか自分の指をさっくり行きそうだったので、不本意ながら直腰。

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なんとか見よう見まねの似て非なる切り止めの五刀。

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サンドペーパーで磨いてとりあえず完成。
脳内イメージではもっと細くて繊細な利休形、、、、のはずだったのに。しかしながら初めて削ったものだと思えばいとおしいではありませんか。共筒がないのが残念なくらい。(うん、そうだ、今度は共筒にも挑戦しよう←調子のりすぎ)

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さて、銘を、、、、

櫂先の染みの中をとおる白い筋が、なんだか水にうつった月光のようなイメージがわいてきたので、「月の舟」とつけることにいたそう゚.+:。(*´v`*)゚.+:。♪

あと「天(あめ)の海」「星の林」の三部作、もしくは「雲の波」をいれて四部作にしちゃうんだ。むふふふ。
(万葉集、もしくは柿本人麿ファンなら、はは〜ん、、とピンとくるはず)

偉い茶人が手づから削った茶杓を贈るのは、もらったほうにも特別な意味があったでしょうが、われわれのような者が作る茶杓は個人の楽しみでしかありません。でも、好き勝手に銘をつける権利があるってなんて楽しいのでしょう。それを茶席で使って、仲間内でその銘の意味をわかちあえるとしたら、それもまた楽しい茶会になるのではないかしら。

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