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2013-07

嵐山吉兆・水無月の膳 - 2013.07.05 Fri

夕風がさわやかな嵐山の暮色です。

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久しぶりに嵐山・吉兆に遠方からの友人と参りました。

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なんといってもここは室礼がすばらしい。料理長の徳岡さんは裏千家の女傑・浜本宗俊さんのお弟子さんですから、室礼に茶味があります。

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御簾や葦戸など、夏座敷もすてきです。
前回は桜の季節だったので、雪見障子ならぬ花見障子でした。

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ローズヒップの食前酒。グラスは多分アンティークバカラ。

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この杉玉は奈良の大神神社(おおみわじんじゃ)からの拝領。この神社は実は日本酒の神様でもあるんです。なので新酒ができたことを現す杉玉。これに麻の紐をなうのは毎年頭の料理長のお仕事なんだそうです。

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ちゃんと煙草盆には火がはいっています。いいなあ、この煙草盆。

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前菜は(ピントが御札にあってますけど、、、)じゅんさいetcを出汁酢であえたものがきんきんに冷えた錫の器で。
ちょうど夏越の祓の前でしたので。三つの茅輪をくみあわせた趣向です。ちなみに御札はご近所の嵯峨野、野々宮神社のもの。あとでいただいて帰りました。

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煮物椀は鱧。そうそう、祇園祭は鱧祭といわれるくらい、季節のものです。器の蒔絵も美しい。

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コチのお造り。
タレが醤油だけでなく、二種類あって実においしい。

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二皿目のお造りはトロと、、、あとひとつは失念!(食べるのにいそがしくて)
織部の器もすてきでしょ?

ここの仲居さんはとても感じがよくて、おしつけがましくないにこやかな笑みをたやしません。教養もあって、さすが吉兆、ええ人を選んではります。

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清滝でとれた鮎。まだ小さいので丸ごとどうぞ、ということで頭からバリバリ。しっぽまでいけました。

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さらに二匹目の鮎はこんな形で登場。演出でも味わわせてもらえます。

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ウニ入りの豆腐なのですが、豆乳をにがりで固めず葛で固めてあるのです。これが口当たり抜群。テクスチュアでも食べさせますね。

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お部屋の照明をおとして運ばれたのは、銀のお皿いっぱいに盛った涼しげな氷とその上のご馳走、そして大根のかつらむきでつくったミニ雪洞です。

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しばらく目で味わったあと、取り分けていただいたのは霜降り肉、海老、鱧のミニ寿司。酸漿のなかにはゴリの甘辛炊き。おそうめんともう1種(なんだったかな、、、?)はクリスタルのおちょこ入り。こういう使い方、点心に利用できそう。

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先ほどの海老の頭の方。唐揚げ、生姜添え。

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器がまた海老を供するのになんてぴったりな。

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うなぎと茄子の炊き合わせ。この器もまた、、、
(自前懐石でこんな器がそろってたらね〜)

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〆のごはんはこの蓮根ごはんと白飯の2種。

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蓮根ご飯の蓮根はしゃきしゃき、しらすや青紫蘇、胡麻といただく。香の物もさわやかで、ここで3杯飯を食ふ、、、という、、(^_^;  (日ごろはそんなに食べられません)

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ところでこの器、魯山人ですって。
吉兆初代、湯木貞一と魯山人は交友があったそうです。魯山人は店の方にもよくきていたそうで。

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裏には魯山人の「ロ」。
おもわずなでなでしておきました。

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もう1種のデザートはなんと胡麻豆腐!それに黒蜜をかけたもの。意外な組み合わせが料理全体の組み立てを締めていたような気がします。

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最後にお薄を一服いただく。

料理をまず目で見て楽しみ、ついで味を楽しみ、器も楽しみ、そして佳き室礼のなか、出過ぎず引きすぎずのもてなしを受ける。これ以上なにを望みましょうか。
そして丁寧なお見送りのもと、満ち足りた気持ち(と、お腹)で嵐山をあとにいたしました。

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