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2013-12

年の瀬 2013 - 2013.12.31 Tue

年の瀬のあれこれ。


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娘一家といっしょに御上洛。フレ猫8歳、ただいま体重6kg。巨体にもかかわらず、身軽にこんな本棚いとも簡単に制覇。

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坪庭のフタバアオイ。vivasan 様からちょうだいした鉢植え3年物。今は茎だけなのでなんだかグロテスクですが、春には下鴨神社のマークとそっくりな葉っぱがでてきれいなのよ。かなり根詰まりしてきたと思うので、かねてより考えていた地植えへ。


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ドウダンツツジの陰に植え替えしてみました。来春、ちゃんとかわいいフタバアオイの葉がでますように。


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今は花もなくさびしいので、水仙の花をいけてみる。

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岡崎の疏水には渡ってきた鴨たちがたくさん。バードウォッチャーにはおすすめのポイント。

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こんな子もいます。
(アオサギ)「あ、ワタシは渡り鳥ではアリマセン。いつもこのあたりにイマス。」


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古川町市場に正月用品を買いに。ご愛用の花屋さんで根引き松、結び柳、注連飾りを。


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商店街をぬけると白川。行者橋からみた白川〜うっすら冠雪の北山をのぞむ。ええとこやな〜、京都は。


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市場近くの正月飾り?かな。


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くだんの根引き松を玄関に飾る。雄松と雌松について調べるも、どちらが右で左かは京都と関東では違うらしい。お雛様の飾り方も逆だしね。


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夜はみぞれが吹雪く八坂さんの前を通って、、、

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祗園縄手のHANA吉兆へ。高校時代の友人ご夫婦が年末の京都を堪能すべくご上洛のよし、ご飯をいっしょに。

入り口の壁の装飾は和紙。京都出身の和紙インテリアアートの作家、堀木エリ子さんの作品。


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最初の八寸に、去っていく巳年のシンボル、蛇君が「光陰如箭」の札をつけて。


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「醸し人久平次」という愛知の純米吟醸酒がおいしくて、つもる話もはずむ。

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最後の和菓子をお正月らしくお善哉でしめる。また会いましょう。






翌日は、年末の人ギュウギュウの錦市場へ。実は用事はないの。でも一年で一番錦が賑わうこの時期、その雰囲気を味わいたくて。ほんとうにすっごい人で、堺町のあたりでトラップされ前にも後にも進めない。一歩間違えば将棋倒しの危険性も、、、と思ったぐらいすごい。昔はここまでではなかったけどねえ、、、、(×_×)


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この時期ならではの棒鱈もでてました。これみたら京都の正月やなあ、、と思います。(棒鱈はきらいなので食べないけど、、、^_^;)


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さて、静かにくれていく2013年、皆様にはどんな年だったでしょうか。

来年、2014年も皆様にとってどうかよい年でありますように。



忙中閑〜年の瀬の吉田山・茂庵 - 2013.12.29 Sun

年の瀬のあわただしい中ではありますが、せっかく仕事から解放されたのでどこぞへ行ってみようと思ったが、、、、、美術館とか軒並みもう年末休館だったのね〜。


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なので近場の吉田山に久々に行ってみよう。吉田山登山ルートはたくさんあるけれど、うちから一番近いこの鳥居から。(重森三玲さんのお屋敷のならびです。)


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登山、、、というほどの山ではありませんが、それなりにしんどい上り坂。寒波もきて寒いので、人っ子一人いない山道。これが市内なんですから(洛外ではありますが)京都って奥が深いでしょ?


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吉田神社では新年の初詣というより2月の節分祭の準備がもう始まっているもよう。こちら節分の間だけ御開帳になる大元宮。旧暦では節分で年明けなので、吉田神社の節分祭では晦日蕎麦もでるんです。


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かつてK大合格発表のおり、首尾良く合格し、ここまで上って高歌放吟せし「紅萌ゆる、、、(旧制三高寮歌)」の碑を通り過ぎて、、、、


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落ち葉の絨毯の道を行く。ドングリ系の落葉はほんとうに芳香を発する。良い気分。


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最初の頃はなんども見落とした茂庵への案内。


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山の斜面にそって、この食堂棟と二棟の茶室が残る、大正時代の実業家であり数寄者であった谷川茂次郎の屋敷跡。今は眺めの良いランチもできるカフェです。


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木造校舎のようにも見え、神社の社のようにも見える一風変わった建物ですな。長らく封鎖されていたらしい。学生の頃は吉田山にはよく登っていたのにこんな建物があるなんて知らなかったし。


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年の瀬とはいえ中に入ると意外とたくさんのお客さんがおみえでした。なので全景は写真にとれず、これは以前来たときの画像です。やっぱり木造校舎みたいでしょ?


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この窓は市街地が遙かにみわたせる特等席。


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反対側も大文字を間近に仰げる特等席なんですけれどね。


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コースターにも大文字
以前は作家物の陶器やガラス器などの展示もあったのですが、それはなくなったようです。

珈琲を一杯いただいて、少し茶室棟を散策。


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こちら静閑亭。茶室としてお借りすることもできるそうです。


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さらに下ったところにある田舎亭。この茶室の修復・プロデュースをしたのが、先日鴨川でお目にかかった鴨茶のS坊さんだと伺ったので、また違う観点から拝見する。


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この月見台もS坊さんが作った物だとか。いいですね〜、、、ここで名月でも眺めながらお茶を一服したいものだわ。


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さて、またカフェにもどって帰る道に、、、


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苔むしたこの石は柱の礎石かなにかだったのでしょうか。とてもユニーク。あら、S坊さんにちょっと似てるかも(^o^)


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またまた枯れ葉の道を佳い香りに包まれて下山。せわしない年の瀬の、ちょっと忙中閑ありのひとときでした。

いよいよおしつまってきましたねえ。


師走雑記2013 - 2013.12.27 Fri

<二人ISO乙女会>

年末のクソ忙しい中に設定した幹事(=わたくし)のミスで今回のISO乙女会、なんと夢風庵様と二人だけ!という仕儀にあいなりました〜(^◇^;)


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場所はここのところ愛用している熊野神社の近くの楽膳・柿沼さん。


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最初の陶箱八寸。

二人だけはさびしい反面、色々な話をじっくりできてこれもまた楽し。ここのところ残りの人生についてたくさん思うところあり、結局一番大切なのは健康ではなかろうかと。しかし健康は気をつけていればいいというわけではなく、どうにもならないときもあるし、あと何年生きられるかはだれにもわからない。せめて人にはやさしく生きたいと思うが、なかなかこれもむつかしいね。、、、、なんて話も。

長々とおつきあいくださった夢風庵様、ありがとうございました。


<冬の庭>

一月前の庭。

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紅葉もほとんど葉をおとしたあたりで植木屋さんにきれいにしてもらいました。

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こんな感じですっきり!庭の冬支度完了です。


<大円真〜真之行台子の自主稽古>

A様宅で月イチさせていただいている自主稽古。社中の稽古だけでは年に2〜3回できればいいほうの真台子、年に0〜1回の大円真をさせていただく。

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お菓子もきちんと七種ご用意くださった。椎茸、コンニャク、里芋がお菓子の甘さを中和してちょうどよいバランス。全部甘いやつだとちょっと苦しいものね。


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三人でそれぞれ円真2回、真台子を1回。違うところ、同じところ比較しておぼえることができるのはとても大切。疑問点も整理できて後日師匠に確認してくる、ということでこれもすっきり。

ロジカルなところもあれば、こうだからこうだ、と覚えなければしょうがないところもあり、はたらきでこうすればよい、という点も多々。奥伝はやはり文字どおり奥が深いわ。

それにそれぞれ違う社中なので、それぞれの社中カラーが違っていることもわかって、これも面白い(^_^)b
ほんにお世話になります。


<正月の和菓子>

デパ地下でゲット。もうお正月用がでてました!


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クリスマス前からお鏡餅売っているくらいだからお菓子もそうなのね。それでも仕事納めしたらすぐに迎春準備、とりかからないと!明日は市場に行って結び柳用の柳、根曳き松など調達せねば。お節は、、、、つくらないけど(小さな声で)


<後礼のお手紙>

いや、おもいがけず鬼瓦席の茶事のご亭主から後礼文をいただいた。


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あまりに美しい達筆なのでお返事書くのも恐れ多い。しかも御自作の歌つきだよ〜。(完璧には読めないけど、、、σ(^◇^;)  )こんな文をいただくとほんとうにうれしい。でも自分は、、、こんなに麗しい水茎の跡、、、なんて書けないよぅ、、、、(>_<)ゞ




當る午歳吉例顔見世興行〜南座 - 2013.12.25 Wed

今年も恒例南座顔見世興行!夜の部です。

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京の師走の風物詩・まねきです。顔見世に行かなくても年の瀬にこのまねきだけは見なければ、、という京都人も多いのではないかと。そして今年の見所はなんといっても初めて上がる「猿翁」、18年ぶりに上がる「猿之助」、そして48年ぶりとなる「中車」のまねきでしょう。澤瀉屋三人同時襲名披露がありますものね。


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歌舞伎を見に行くのは年にせいぜい1〜2度くらいですが、顔見世は雰囲気が華やいで、なんとなく晴れがましい気分になります。

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かつては京都の奥様方お嬢様方がハレの着物をまとって、それはそれは見るも楽しい華やかさだったそうです。残念ながら昨今着物姿の方は少数派。それでも花街の姐さんたちは芸妓姿でおいでで、これを見るのもまた楽しみ。
そんな花街の姐さん方に比べるもおこがましいですがこんな着物で参りました。残念ながら髪結のエメラルド美容室さんがお休みのため、洋髪にはできませんでした。(T_T)残念!


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(花道の出入り口)


最初の出し物は「元禄忠臣蔵・御浜御殿綱豊卿の段」。メインは綱豊卿に梅玉、助右衛門に中車。中車はいうまでもなく香川照之さん、俳優としては十分なキャリアと実績があります。そんな彼が初心者といってもよい歌舞伎をいかに演じるのかが見所。

う〜む、、、さすがですねえ。芝居の呼吸は歌舞伎もかわらないのでしょうか。通の人からご覧になったらちがうのかもしれませんが、私は感心してしまいました。一芸に秀でた人はなんでもできるのね。


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それにしてもこの一年、歌舞伎界の重鎮が次々と亡くなったり病に倒れたり、、、歌舞伎界の行く末心配なことがあいつぎました。この綱豊卿も本当は仁左衛門さんが演じる予定だったそうです。おかげで夜の部は梅玉さんオンステージというくらい通しでがんばってはった。今度は梅玉さんがたおれなきゃいいけど。


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こちら特等席の桟敷席。申し込んだときは一席しか空いていなくて断念しました。いつかかならずゲットするぞ!だってテーブルもあって、お弁当食べやすそうな席なんだもの。


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休憩時間、お客さんが行き交う玄関前の通路。今年もここで頼んでおいた新門前菱岩さんのお弁当をピックアップ。


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おいしいお弁当なんですが、ピックアップしてお茶を売店で買って、、してたら25分の休憩時間なんてあっという間。ゆっくり食べられへんよう、、、。もっとゆっくり味わいたいのに。来年は簡単に食べられるお寿司なんかの方がいいかな。ちなみにここの名物はだし巻き(^_^)b


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お弁当をいそいで飲み込んだあとはいよいよ澤瀉屋の襲名披露口上。もう東京からさんざんやったでしょうが、大きい劇場での襲名口上は南座が最後。
猿翁さんはさすがでてこられなかったので、猿之助(亀治郎改め)と中車、それに紹介役の藤十郎さんだけ。猿之助さんはいつもTVで素の姿をよく拝見しているけれど、(TV番組「京都1200年の旅」のナビゲーター役なので、毎週見てま〜す)歌舞伎役者としてみるのは初めてだわ。


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(御贔屓からのご祝儀をお披露目する「竹馬」)

そして襲名記念の演目「黒塚」、はじまります。昭和14年に二代目猿之助(初代猿翁)が初演して以来、猿之助襲名披露にずっと演じられてきたもの。

ストーリーは能の「黒塚」から(観世流では「安達ヶ原」)いわゆる安達ヶ原の鬼婆の話です。

猿之助は前半は旅の僧に一夜の宿をかす糸繰りの媼の姿で、まさに能楽の世界のように重々しく静かに抑制的に。僧たちのために山で柴を集めに行くところは舞台背景が一面の薄が原で、25日くらいの月が空にかかる。その美しい夜の、冷たい空気さえも感じられる中、僧にであって救われ心晴れて一人踊りする姿が美しくもあわれ。



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そして約束を違えられ、閨の食い散らかした人間の死体を見られ、裏切られたと知るや正体を現す。瞬間、静から動へ。激しい所作が続く。すごい体力、運動能力!いつもTVではスマートなしゅっとした猿之助さんのどこにそんなパワーがかくされていたのかと思うほど。

鬼の姿になったときの所作ももう迫力で迫力で、大活躍の梅玉さんの僧との調伏合戦、押して引いて引いて押して、、がまたすごい!花道での乱闘(?)では体壊すんじゃ、、、と心配なくらいに激しいのよ。歌舞伎役者はすごいなあ。


最後には消えていく鬼婆は鬼ながら哀れでもありました。


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これがうわさの福山雅治の祝幕ね。猿之助と親しい彼が襲名記念に贈った物。襲名記念ポスター写真(猿之助が宝珠をもって東京上空を飛んでいるやつ:顔見世用に背景を京の町にしたものもあり)も福山君が撮ったものだったしね。ちなみに隈取りはこの黒塚のもの。

藤十郎と翫雀親子による歌舞伎踊り「道行雪故郷・新口村(冥途の飛脚より)」、これまた梅玉さん大活躍の「地雷也」(地雷也の乗り物である蝦蟇がめちゃかわいかった!)ときて、、、この日ははねました。


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今年も無事顔見世鑑賞終了。来年も必ずいけますように!




師走の茶事〜高台寺鬼瓦席 - 2013.12.22 Sun

師走も半ばを過ぎ、とうに紅葉は終わっていると思ったら、うれしい誤算です。

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高台寺への石段。ここの紅葉はまだがんばってくれていました。

この日、灰屋紹益遺愛の四畳半茶室、鬼瓦席にて師走の茶事に参加。今年一年、ようあちこちの茶事茶会に行きましたが、これでいよいよ今年の茶事おさめです。


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鬼瓦席。貴人口の上に鬼瓦があるので、鬼瓦席かな?と思っていたら、実は茶室の中にあるんですよ、鬼瓦が。ちょうど亭主の真上に来る位置、点前畳の上になんと楽焼きの鬼瓦が!普通の瓦とちがってエッジがシャープでなく、ごつごつしているところがかえってど迫力。これににらまれながらお茶をいただくのもまた一興。

え?初代の瓦は一入(楽家4代)ですって?(@_@;) 現在の瓦は6代宗入のなんですって。(で、一入のはどうなったのかしら?)

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左手の建物からこの広いすばらしい露地を通って、左端にちらっとみえている四角い蹲居を使って席入りしました。この間、観光客が三々五々露地の外を通るので、着物姿のわれわれはしっかり見世物になっていました。中にはカメラで激写する外人さんもいたりして、たいしたモデルじゃござんせんが、ちょっと誇らしかったりして(^-^)


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灰屋紹益といえば京都の豪商(灰を扱ってたらしい。昔は染色の触媒に灰を使っていたから)で文化人としても名高い人ですが、なによりも有名なのは吉野太夫とのロマンス。彼女を身請けしてむつまじく暮らしたらしいですが、彼が愛してやまなかった太夫は早くになくなってしまいます。彼女を偲ぶために建てたのが一畳台目逆勝手の遺芳庵。現在は鬼瓦席と向かい合ってよりそうように立っています。

大きな吉野窓が特徴ですが、今年こちらの朝茶会にいきましたので、内部の写真をこちらに。



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貴人口の障子からの柔らかな光のはいる四畳半、天井は低く、四人の客がおちついてすわれるちょうどいいサイズ。点前畳の上には楊枝柱。半間の床の軸は高台寺蔵の木下長嘯子の消息。長嘯子はねねさんの甥で早くに隠遁せざるをえなかった人ですが、歌人としても名を残した人です。(歌も書かれていましたが、全然、、、読めず)

釜はこれも高台寺什器の政所釜。菊桐を鋳だして姥口。
初炭の炭斗はざっくり編まれたさざえ籠(六閑斎好み)、香合は交趾の鴨、淡々斎の花押あり。そういえば待合の掛け物は雪に鴨の絵でした。さらに五徳が鴨足なのにちなんで、ということでした。浄益の灰匙は南鐐で、絵(しかとは見えず)が鋳込まれていてとてもきれいなものでした。


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御連客みなさま茶事に慣れていらっしゃるので、懐石もさくさくすすむ。もちろんおいしゅうございました。千鳥の盃もスムーズにすすむのは気持ちいいですねえ。

作る手間を考えると、自分が作るなら点心くらいかなあ、、とも思うのですが、四つ椀の蓋を両手で取るときのドキドキ感はすてがたく、悩んでしまうのでした。一汁三菜くらいならなんとかなるかも。(少ない!と怒るようなお客さんはよばない>^_^<) 主菓子は緑庵さんの織部薯蕷。

中立の間は銅鑼が鳴るまで、露地のみでなく間近に見える東山の景色を楽しむ。ここの本堂から見える東山は最高のビューポイントの一つです。


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後座。

床には備前の旅枕花入に白玉椿。水指は宮川香雲の朝鮮唐津写し。耳付きで耳がかわいい小さな亀になってました
濃茶の茶碗、、、黒っぽい茶碗でこの形は、、、最近どこかでみたことあるぞ〜と思ったら光悦の「時雨」写し!(九代大樋)この前本歌を五島美術館でみたばっかりや〜んヽ(>∇<)ノ
ご亭主の濃茶の練り方は薄茶みたいにスピーディーで、こんな点て方ははじめて。ところが練りあがった濃茶はとてもまろやかなめらかでねっとり。う〜む、、ああいう点て方の方がうまいのか?今度試してみよう。

とても気になったのが建水。一見私が持っている三友堂霰和三盆の曲げの容器に漆を塗った建水にとてもよく似ているのです。ところがこれは素銅でできた三盆入建水という坐忘斎好みの建水だったんですね〜(大西清右衛門作)。

このモデルになったのが徳島の富士屋さん(小男鹿が有名)の曲げの三盆糖入れ。(三友堂のも見た目いっしょです)作る職人がいなくなってやめていたのを、最近あらたな職人さんが見つかったので、復活したそうです。ご亭主はこの富士屋さんまで行って取材したことがあるそうです。なにより綴じ目になる桜の木の皮不足がネックなんだとか。

続き薄でなごやかに。近左の唐松蒔絵の大棗、かっこよかったなあ、渋くて。地の漆は松皮塗とでもいうのか一見革のように見える重厚さ。こういう棗もひとつほしいなあ。

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いろんな話はつきませんでしたが、そろそろおいとませねば。ご亭主の躙り口でのお見送りをうけながら露地を帰る。

たくさんの茶事、茶会を楽しんで、たくさんの茶縁をいただいたこの一年、これにて茶事おさめ。
どうぞ来年もたくさんの心にのこる席に参じられますように、そんな席を自分でも作れますように。
みなさまも!


水屋の裏の仕事あれこれ - 2013.12.20 Fri

<雲平作ってみた>

雲平は寒梅粉と砂糖を使って作る干菓子です。


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和三盆を砂糖の代わりに使ってみました。それに寒梅粉(火を通した餅を微塵にした粉)を入れてよ〜くまぜまぜ。


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2色にわけて適当にまぜて、、、


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薄くのばしてのばして、、、、これが一番大変かも。餅のねばりがでてなかなか薄くなりません。妥協して分厚くなってしまったので、、、、


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できたてはやわらかくてよかったのですが、日にちがたったら歯がたたない状態に、、、(かたくなったお餅の硬さです)やっぱりお茶会には使えませんでした〜(^◇^;)


<一文字用のご飯を上手く炊くには>

懐石の最初のご飯は裏千家の場合一文字にきります。(三角柱がよこになっていると思って下さい)このときご飯は炊きたてですこしべちゃっとしてアルデンテくらいが一番のご馳走とか。

まあ、100均の土鍋とか、テフロンの鍋とか色々試したわけですがオール失敗!

そこで、、、下鴨・川口美術で陶芸家の市川 孝さんの個展をやっていると聞き、、、


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ネットで見てこれだ!!と思ったのです。


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以前に購入した市川さんの陶鍋!これが水なしでお野菜の蒸し煮ができるすぐれものだったので、このポットならご飯が美味く炊けるにちがいないと。


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一合をたく。ふいてきました、ふいてきました。

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おさまったころ火を止め蒸らすこと約10分。
うしししし、、、、とっても良い感じの一文字になりそうなお米に炊きあがりました!


<水屋の水盤を洗う>

いつもお世話になっている水屋の流し。竹の簀の子の下はどうなっているのでせうね〜。実はここを使用しだして丸3年、いちども下の流しを見たことがない。(当然洗ったこともない)


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年末になることだし、思い切って(コワイモノ見たさで)簀の子を上げてみる。


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おお、意外ときれい。もっとどろどろかと思った。熱湯を流すので細菌繁殖しないのかな。でもうっすら灰のようなほこりがつもっているのでこれをお掃除お掃除。(茶道お掃除部?出身ゆえ)


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はい、さっぱりした水屋で新年を迎えよう。家族で初釜しなくっちゃ。


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坪庭の白侘助が咲き始めました。


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この落ち葉もまもなく植木屋さんにお掃除してもらう予定。(自分でやりかけたが、、、、ちょっと無理、、、、^_^;)




師走の茶事〜懐石は心づくしの河豚づくし - 2013.12.18 Wed

海風の吹く広くて心地よい露地のある、遠方のお茶室にてふたたび茶事にお招きいただく。前回は大炉の茶事、今回はお正客のA様のご相伴にて。


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ご亭主は、お若い、やる気と才能と環境にめぐまれたお茶人さん。正客のA様は縁あってご近所、茶について多いに語り、学ばせていただくことの多い方。このお二人に巡り会え、こうして一座をともにできるのは、不思議な茶の縁と申すもの。


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寄付の床に、つい先日描いてもらったばかりという河豚のユーモラスな絵が。これが実は前哨戦。

待合にはわが敬愛する柳宗悦先生の「嬉し悲しの六文字」の掛け物。「宗悦」とだけあったので、裏千家で有名な某宗悦先生と勘違いして、あとで伺ってひそかに赤面しつつもうれしく思ふ。

腰掛け待合いにはとっても嬉しいサプライズが!5人の客のため、一人一人にそれぞれ違った、時代の唐金の手あぶりがおかれていたのです。ひとつひとつが手のこんだ芸術品で、迎え付けそっちのけでそれらを愛でながらさわぐわれわれ、、、、(^_^;)

広いお庭はご亭主の心入れで、この季節に落ち葉一つなく掃き清められ、「茶の湯とは掃除することとみつけたり」派のわたくしといたしましては、感服いたすほかございません。


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本席ではお正客さんが最近興味をもっておられる庸軒流のお茶にちなんで庸軒の消息。(なんでこんなすごいのがでてくるかな〜。そういえば前回お招きにあずかったときは与次郎釜でぶっとんだっけ、、、、)

淨久(17世紀)の大蓋釜はたっぷりとして、今からその蓋が開けられるのが楽しみなこと。ご亭主はひそかに「風呂」という銘をつけているとかいないとか。

香合は古染付(明代末期・天啓年間の約20年の間だけ作られた)の毬挟香合。小さくてかわいくて、大ぶりな釜とのコントラストがナイス。蹴鞠の毬をはさんでとめるのに使った毬挟を模したものなので、古い年を「蹴り飛ばす」の意で使われたそうです。(^o^)


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さて、ここからの懐石は怒濤の河豚づくし!
しかもご亭主、お母上、奥様のお三人でさばいて手作りで料理された物ばかり。
ふだん出荷されるトラフグは2年物が多いのですが3年育てたトラフグははるかに大きくおいしいのだそうです。その三年トラフグの、、、、

お向こう:薄造り 当然ながら、んまい!
煮物:河豚しんじょう これも当然ながら、、、以下同文
焼物:白子の甘辛醤油で焼いた物  トロットロでこれ最高!(実は河豚の白子は苦手だったんだが)
八寸:河豚の煮こごり  これまたおいしゅうございました お酒進む


私ばかりこんなおいしいものいただいて、お父さんごめんなさい、と心の中でダンナにあやまる(^◇^;)と、同時に手作り懐石茶事1回でねをあげた自分をいたく反省。これがほんとうの茶事の懐石なんだなあ。
千鳥はオールドバカラのワイングラスにて、ワインを。先刻のお酒、「而今」もうわさに違わずおいしゅうございました。

主菓子の薯蕷がほかほかで、縁高のかわりにせいろ五段重ねででてきたときはこれまたびっくり。ここらへんの道具使いはかなり手練れですなあ。


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中立の腰掛け待合いでは、先ほどの人数分の手あぶりにまた新たな火がはいっていました。腰掛けて銅鑼を待つ間、海風でしょうか、上空の強い風にあおられる庭の木々の葉ずれの音を楽しむ。さいわいなるかな。

後座、濃茶席では四畳半の席中はもう薄明の状態、その中で聞く釜の音はしきりに脳内にα波を発生させる。夢居心地のなかで、正客のA様は茶巾が伊羅保のざらついた肌を拭く音が心にしみた、とおっしゃる。さすが、感じられることろが違います。

茶入は大ぶり紹鷗棗。蓋裏の花押に「旦」とあったので、まさか宗旦じゃないよね、と言っていたらまさしく宗旦だった!先週お招きした茶事のテーマが一応宗旦だったので、お出しくだされた。宗旦がテーマだからって私は宗旦の道具なんてもっておりませんの〜!こんなところでそれが完結するとは!ありがとうございます。

さて、このごろは後炭がとても楽しみ。釜を上げた時の炉中の炭の燃え方を拝見するのが好きなので。自分で炭にまつわる作業をこなし始めて初めて気づく事も多くて。この日も炉中の炭は美しく燃えて、火箸でつかめばほろほろっとくずれました。理想的。


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薄茶は日菓さんのお干菓子で。(写真はおもちかえりのぶんです)すはまの俵と雲平の袖。かわいい〜
薄茶開始の時に電灯をつけたので、釜に湛えられたお湯と、釜の底がはっきり見てとれて、これもまた感動でした。まさしく「風呂」やなあ。大蓋は蓋をあけると湯気がぱああ〜っと立ちのぼって部屋中を暖かくする。これも冬ならでの良い景色。

それぞれお薄を1〜2服いただいて、話に花が咲いて、最後は茶杓の銘「無事」でしめくくり。どうかどうか来年も無事にすごせますように。無事であることがどんなに貴いことか、この歳になってしみじみ身にしみてわかるようになりました。


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席を辞して帰り際にお母上にお庭の水仙をたくさんいただく。家でいけたら今もほのかに芳香がただよいすがすがしい気分になる。
振り返って、私よりはるかにお若いのに、すごい茶をするなあ、、と感銘をうけました。でも自分を卑下したりはしないようにしよう。かえって相手に失礼ですもの。私は私の茶の湯をするのみ。できれば、身の丈+ちょっと背伸び、、、くらいの。

さすがの正客ぶりだったA様、ご相伴させていただいてありがとうございました。M様もごいっしょできて楽しかったです。この茶縁がさらに続いてひろがりますよう。





ピアノサロンコンサート2013〜平野の家わざ永々棟 - 2013.12.16 Mon

今年も白梅町近くの平野の家・わざ永々棟にてピアノのサロンコンサート。


入り口


昨年はじめて聞きに行って、少人数のアットホームなコンサートがすっかり気に入ってしまったので。
年末コンサートのピアニストは恒例の梅原尚子さん。京都出身でベルギーの音楽院へ留学した経験もある、トークもとても楽しい素敵な方です。


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このわざ永々棟は大正時代の数寄屋建築。荒れてしまっていたのを、数寄屋大工の山本隆章棟梁が、その数寄屋建築の伝統を伝えるために、あらゆる大工の技術を駆使して工繊大とのコラボで改修した家で、すごくいごこちのよい空間になっています。


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三畳半という小間の茶室や、、、、


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二階には広間の茶室もあって、お茶会に借りることもできます。もちろんお茶会だけでなく、この数寄屋を十分に生かした楽しいイベントもあるんですよ。


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さて、サロンコンサートの会場は一階のもと土間だったところ。ピアノの反対側には再生されたおくどさんなんかもあるんです。


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これはいまはもうないフランス・エラール(Erard)社のピアノ。この永々棟ができたのと同じ大正の頃、生まれたピアノでこの家のシンボルとして迎えられました。中の機械部分はさすがに新しいドイツ製のものにかえたそうです。
この日のコンサートにはこのピアノをおさめた寺町の楽器屋さんの社長さんがお越しで、少しこのエラールピアノについて説明をお聞きする。とても弾きにくいピアノなんだそうで、今、日本で一番エラールを上手く弾けるのは梅原さんだろう、とのことでした。

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コンサートは、曲目の聞き所などの簡単な解説と、曲にまつわるエピソードのトークからはじまります。今年のコンサートのテーマは「温故知新〜どこか懐かしいあのメロディー」。

1曲目はきらきら星変奏曲 by モーツアルト
日本では「きらきら星」(ドドソソララソ〜♪のあれですよ)として有名ですが、当時フランスで流行していた恋の歌「ああ、お母さん、あなたに申しましょう」が元なのだそうです。これの12の変奏、なかにはどうしたって元のメロディーが想像できないのもあり。


2曲目はこの日のメインといっていいベートーヴェンのピアノソナタ第14番「月光」。月光のタイトルは後世の人が「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことに由来するのでベートーヴェンとしてはそんな意図はなかったのかも、、、ということでした。たしかに月光をイメージさせるのは第1楽章だけで、第3楽章は怒りをぶちまけるような勢いですものね。

 ベートーヴェンの弟子で、恋人でもあった当時17歳のイタリアの伯爵令嬢ジュリエッタ・グイチャルディに捧げるために作曲されたといわれ、彼女はこの曲を献げられたすぐあとに別の人と結婚しちゃったそうで、、、、(かわいそうなベートーヴェン)


この大曲を梅原さんは中学生の時に弾いてコンクールで優勝したそうですよ。小学生ではやピアノに挫折した私には想像もできん。


三曲目は「月」つながりで「荒城の月変奏曲」 by 平井康三郎。
この変奏も1〜2番目あたりまでは荒城の月の歌詞で歌えるんですが、そのあとは原曲をとどめてない(◎-◎;)


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ここで小休止。
老松さんのクリスマス和菓子で抹茶一服か、ワインがいただけます。私は2階のサロンのワインの方へ。フランスワイン、赤と白。おつまみもおいしかったです。ベルギーに留学するに当たって梅原さんにフランス語の特訓をしたパリジャンの先生もおいでで、会話がはずみました。


後半はショパンの幻想曲から。これがなぜ懐かしいメロディーなのかというと、、、
♪ゆ〜きのふるまちを〜、、、のメロディが繰り返してあらわれるんです。(もちろんこちらがオリジナルでしょうが)

次はガーシュインの「パリのアメリカ人」。これは有名なポピュラーですね。この曲のパフパフというクラクションの音のパートを梅原さんの小学生の息子さんが担当。そういえば昨年もがんばってたわね。今年少し大きくなって登場。昨年は中学入試でいそがしかったお嬢さんも中学生になってマラカスで参加されてました。いいなあ、一家で音楽!

最後はコダーイの「マロシュセーク舞曲」。
コダーイは、日本では同期のバルトークほど有名ではありませんが、ハンガリーを愛し、祖国に誇りをもって生きた作曲家といわれます。第二次大戦下、ユダヤ系だった妻のためにナチスの強制収容の危険にさらされながらもハンガリーを決して離れることなかったそうです。


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梅原さんがベルギー留学中に師事した先生が実はコダーイのご近所さんだったそうで、交友があったそうです。コダーイの手紙や、書き直した直筆の楽譜の一節など、梅原さんはこの先生からゆずりうけられたそうです。そんな貴重な物も拝見させていただきました。


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とても楽しいコンサートで、毎年の年末の恒例行事にすることに決めました。(^○^)



師走の瓢亭 - 2013.12.13 Fri

遠方からの茶友が「茶味のある瓢亭で食事したい。」というので、ご相伴。


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ご存じ、南禅寺畔瓢亭さん。約400年ごろ前に、南禅寺門番所をかねた腰掛け茶屋としてすでにあったという長い歴史を持つ料亭。そのころの名残としていまでも大きな草鞋が目印。


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広い森みたいな庭に4棟7組のお部屋があるのですが、今回はどの部屋かな〜、、、と思っていたら、やった!瓢亭創業時からある一番古い茅葺きの「くずや」に通された。くずやは2回目!


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瓢亭は料理もさることながら、その部屋や室礼も味のうちなのです。くずやは本来は四畳半(ここで食事いただく)と二畳台目の続きの茶室。


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だから水屋も完備。ええなあ。ここでお茶会してみたいなあ。


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お向こうとお酒。(素材はおいしかったことは覚えていても、なんだったのか覚えていないのでゴメンね。記憶力がほんまにもう、、、、、)
お造りは若大将考案のトマト出汁につけていただくも良し、醤油もよし。トマト出汁はそのまま飲めちゃいます。んまい!



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汁は白味噌。どこのお味噌なのか聞き忘れたわ。器も見所。鳥獣戯画の朱塗り椀、いいですね〜。


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四畳半の床には表千家即中斎の「忙中閑」。まさにその季節。花は大将の高橋さんがいれはったのでしょうか。椿と照り葉。ほんまに茶事で懐石いただいているような気持ち。


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八寸が酒のあてとして先に出てきます。一子相伝瓢亭卵もついてますよ。これも400年間に腰掛け茶屋だったころからだしているメニューなんだとか。


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二畳台目のほうの障子。


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躙り口だったところ。ナグリの横木が400年の使用によって角が取れ、ツルツルになっているところに歴史を感じます。


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ぶあつくてもっちり!のカラスミ。


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これは強肴になりますかね。海老の殻を細かく砕いて衣にしたもの(たぶん)。葛餡がおいしい!


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四畳半の障子をあけるとお庭がのぞめます。竹の濡れ縁がいいですね。


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庭はこんな感じ。前に来たときは青葉のころだったけれど、初冬の庭の風情もなかなか。外の寒さに部屋の中のぬくもりがうれしく感じられます。


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やや変則だがここで焼物。まながつおの西京漬。


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最後にご飯と香物、煮物椀だ〜。ご飯はムカゴと舞茸ごはん。薄味で、いままでさんざん食べていたのにご飯別腹、、、という感じでたくさんいただく。


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大女将がでてこられて「なんぼでもあがってくださいよ。」
この方はほんとうに客を緊張させない良い雰囲気をもってはる。ついほっこり気分で甘えたくなるような感じです。飯器のごはんはなんぼなんでも完食できず、折り詰めにしてもたせていただいた。


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さらに別腹のデザート。



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雪餅でお薄一服。
これ以上なんの贅沢をいいましょうや。


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気持ちもお腹も満足。
茶友とともに一席の茶事を味わわせてもらった感あり。この日もまた佳き日なり。


初冬の京めぐり - 2013.12.10 Tue

めずらしく予定のない休日に一日かけて晩秋から初冬にうつりかわる京都を楽しむ。


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紅葉が京都で一番遅いといわれる下鴨神社。


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たしかにまだ紅葉が楽しめる。ほんとうは糺の森の静寂を味わいたかったのだけれど、この日は森の手作り市。


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ついでだから市も楽しもう。カップを愛用しているところの亀仙工房さんも、イケメンの息子さんが手染め手ぬぐいの店をだしてはったので一枚お買い上げ。


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泉川にそっての紅葉はほんとうに絵になる。


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河合神社のわきの大銀杏も葉っぱの雨を降らせている。


さて下鴨神社に別れを告げてバスでむかったのは今出川浄福寺。西陣のまんなかの風情ある浄福寺通りを北上する。


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石畳の道。
ここには織成館や長艸京繍工房など糸偏の仕事に関する施設が並んでいて、まさに西陣らしい雰囲気。


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少し外れると焼けずの寺こと本隆寺の美しい土壁。本堂の瓦をふきかえるたび出た瓦を廃物利用しているという。
このお寺の北隣は小さいけれど花の寺とでもいいたいような、春は御衣黄桜が楽しめる雨宝院。


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浄福寺通りの北のどんつきにあるあられ処宗禅さん。ここでちょっとむしやしない(軽食)をいただこう。


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ここは織屋建ての町家なんだ。高い天井は光りを取り入れて糸繰りなどの仕事をしやすくするためのもの。これも西陣らしい。


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梅昆布茶付きのおぜんざい、いただく。亀の形の生あられを善哉にひたしていただくと、これがまたおいしい!
サラダバーならぬおかきバーもついているのよ。


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ちっちゃな宝船のかたちのあられは昆布茶にうかしていただく。これが善哉にまたよくあうのです。


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実は宗禅さん、私が毎年参加している町家ショップらりいの参加店。スタンプ4つで景品もらえるのだが、ここのが一番豪華、という話を聞いたので4軒目に選んだの。このような豪華なあられセットをゲット!(^。^)v(15日までなのでまだのみなさん、急ぎましょう!)


寺之内通を西へ、千本通りをわたって千本釈迦堂(大報恩寺)へ。


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この季節、大根炊きはかずかずあれど、ここの大根炊きは有名。、、、なので一度行ってみたかった!


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春には見事な花を咲かせるおかめ桜でも有名。桜の頃はなんどか来ているけれど、今は銀杏の落ち葉がきれい。


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かなり行列ありましたがなんとかゲット。こんな大きなお鍋がいくつも並んで大根を炊いているのですね〜。


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う〜ん、、、ここのお出汁、いままで食べた大根炊きの中では一番かもしれない。お持ち帰りもできます。梵字を書いた生の大根そのままおもちかえりもあり。


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ここからバスで堀川通りを北上。たどりついたのは鴨川べり。

川口美術で先日お目にかかった平成の売茶翁こと真茶坊さんが鴨茶(道行く人にお茶をふるまってくれる)中。手作りの芋きんとん、手づくねの信楽の豪快な茶碗でお茶をいただく。川風にお湯の温度がさがらないよう工夫した釜の助炭や、使い勝手の良さそうな茶箪笥、、、なにより真茶坊さんのおしゃべりと、とおりすがりの若者とのやりとりがおもしろく、、、、鴨茶はええなあ。

「茶銭は黄金百鎰より半文践までは、くれ次第、ただ のみも勝手、ただよりはまけもうさず」(売茶翁)

ただ飲みOK、お布施はいくらでも自由。(これから毎週日曜日にしはるそうですのでいかが?)


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別れを告げてその足で植物園へ。ここはかくれた花見、紅葉狩りの名所。しかも人は少ないし。


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花水木の赤い実。


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フウ科の落ち葉が蓮池に沈んで、それこそまるで西陣織りの錦のよう。


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すざましき蓮の枯れ葉が、まもなく来る冬の厳しさを予告しているよう。


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森の小径を通り抜けて北山通りへ。


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最終目的地、表千家北山会館。

前回きたときは少庵展はまだだった。そしてこの日は、、、、展示入れ替えでお目当ての「少庵召出状」、とうとうみることができなかった。(ちゃんと調べて行けよ〜)(>_<)ゞ




紅葉の茶事(あるいはリベンジ茶事(^_^;) - 2013.12.08 Sun

今年の春に茶事を画策したところ、いろんなアクシデントがいっぺんに重なって、なかなか記憶に残るし、話題にすると大受けする茶事になりました(^0^;)


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そこで我が家の紅葉がぎりぎり美しい候を楽しんでいただこうと、同じお客さまを招いてリベンジ(^◇^;)茶事をすることにいたしました。


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茶事のごちそうはなんといっても露地の掃除!
これが一日おそかったら散葉の大雨で自分ではどうにもこうにもできない状態になっていたであろうことは、翌日の落葉をみて知りました。


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まことにもって、家主孝行な紅葉であります。


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好天にもめぐまれ、遠方からのお客さまを無事お迎えすることができました。


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お客さまの中には香道をされている方がおられるので、炭手前の前に聞香をしていただくことに。香包みも自作だし、聞香炉の灰型ええかげんだけど、お香だけは伽羅を用意させていただきました。


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練り香はよってたきませんので、香合だけお飾り。お気に入りのふくら雀。
お正客様にたいていただく。いきなり聞香をと申し上げてもなんの迷いもなく、さらさらとされるあたりやはりただ者ではない。


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若いお坊様なので墨染めの衣でおいでくださった。なんだか茶事の格が上がったようで、かっこいいです〜>^_^<



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他のお客さまも、一体何者???と思うくらいそれぞれの方面ですごい方々なので、とりえのない亭主としましては緊張これ極まれり。
、、、、とうわけで、恒例の「点前ぼろぼろ病」を発病、、、、、


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懐石は仕出し屋さんにはいってもらう。べちょべちょご飯で一文字を切る、匠の技をみせていただく。ほ〜っ!!スバラシイ!


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火入れの灰は水屋にかけつけてくれたI君におまかせ。亭主がするよりはるかに美しい!ちなみに火入れの火は消えがちで、消えないようにいろいろみなさま工夫されているようですが、出す前に徹底的に火をつけて白くなるくらいまでにしておくと持つと私は思っています。


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本席では宗旦の遺偈を(なんと)表千家(!)の某宗匠が書いた軸をかけたのですが、これがまた解釈できず。利休の辞世ですらいろいろ解釈がいわれていますが、さらにその上を行く難解さ。どなたか意味、解釈できますかねえ。得に漢文のところ。


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和歌の部分はなんとな〜くわかるような気がするのですが。

「虚空めが こくうにくうと 生まれ来て 又くうくうと 鳴る鐘の聲」


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お菓子はご愛用の北白川・山もとさんのきんとん。銘は「雪の華」。見た目も味もほんとうによいお菓子をつくってくださるので、重宝しています。


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軸の「鐘の聲」にちょっとひっかけて、銅鑼はめずらしいものを初使い。布でくるんだ撥でならすと割れ鐘のような音が。木槌でならすと喚鐘のような音がでる不思議な銅鑼です。

実は先日川口美術さんで1年前からねらっていて、やっとゲットしたチン(もしくはジム)という韓国の農楽でつかう打楽器。、、、ただしとても重いです。


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後座。濃茶の柄杓の音で水屋のI君にスダレをまきあげてもらう。陰から陽へ。茶室がほの明るくなり、いままで闇に沈んでいた道具がはっきりと見えてくる。不思議で劇的な演出効果です。これ考えた昔の茶人は電灯になれたわれわれと違って、灯りに対する感覚がするどかったんでしょうね。

重ね茶碗にて濃茶を。おほほほほ、、、、またいろいろ失敗しましたわ(^◇^;) でもお正客様が「おいしいお茶」と言って下さったので救われました。すべて良しってことで、、、とまた調子に乗っていてはいけませんね。


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花は白玉。花器は須恵器残欠に細工した物。盆は先日MIHOミュージアムでみた永仁6年(1298年)の練行衆盆のミニチュアの写し。(これミュージアムに行く前から持っていたので、ホンモノを見ていたく感激しました)


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干菓子も例によって良い仕事してはる亀廣保さんの垣根と薮柑子。薄茶はお客さんの数だけ茶碗お出しして、たくさん飲んでいただきました。それにしても地味系の茶碗ばかりそろったなあ〜と我ながらあきれる。

茶杓の銘が「昏鐘」。禅寺で夜坐の始まりを告げる鐘です。さいごをまた鐘でしめてみました。

懐石の給仕をしながら、耳を澄ませば席中、おおかた初対面のかたばかりというのにとてもお話しが弾んでいる様子、うれしく思いました。お正客様はじめ皆様の人徳に救われたと同時に、ええ客組やったやろ?と自画自賛など^_^;


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話もつきませんが、遠方からおいでの方ばかり、おひきとめもはばかられます。
帰られた後、簡単な片付けをして例によって茶室にこもり自己嫌悪で穴をほる独座観念。
なかなか自分の中で会心の出来、というのはむつかしいものだな、と思います。これだけは100歳になっても無理かもしれません。でもだからこそ次はもっと、、、と繰り返し茶事に挑戦したくなるのかもしれませんね。



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一夜明けて、、、、あれだけ綺麗にした露地にもうこんなに落ち葉が。一夜にして落葉、はじまったようです。良き季節でした。これから冬支度です。



京のプチグルメ - 2013.12.04 Wed

茶の湯話が続いたので、ちょっとここらで息抜き。
ランチにぴったりのプチグルメ情報。

<火裏蓮花>

柳馬場御池をちょっと南へ下がったところ。


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この細い路地を入ったところに、、、


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カフェ火裏蓮花さんがあります。


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お一人様用

ここはスイーツもおいしいのだけれど、地下鉄の烏丸御池駅に近いこともあって、ランチで利用することが多いかな。


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いただくのはなんてったってBピラフ。かつて同志社の近くにあったチルチルというカフェの定番メニューを復活させたものだとか。ドミグラスソースでいただくバターライスという感じ。器は全部信楽焼なのもよいです。


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火裏蓮花さんのツイートをフォローしていたら、なにげに見ているようでもサブリミナル効果なのか、つい食べたくなるんですよね。なので今日もまた行っちゃいました(^◇^;)


<はしたて>

JR京都駅SUVACOにある、紫野和久傳さんの丼物専門の出店といったところのはしたてさん。


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同じフロアには宇治の中村藤吉さんのスイーツのお店もあるのよね。場所柄、京都の住人より駅を利用するよそさんのほうがよくご存じかもしれない。


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いつも中途半端な時間に行くのでお目当ての限定ランチは食べられないのですが、この日たまたま午前中にいくことができたので、いただく!鯛の丼にカブラ蒸し。お味の方は保証しますわよ。でもちょっと高いかな〜(^_^;


<source >

source。川端丸太町付近にあたらしくできたお店です。


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外観はスタイリッシュ。カフェだけでなくアロマサロン(女性専用)もあるんです。


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中で料理しているところがちらっと垣間見られるキッチン。テーブル席もカウンター席もお一人様でもクッションが常備されて居心地良好。


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ランチはサラダ付き。


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メインはキッシュとローストビーフ。他のメニューも簡単なパスタなんかじゃなく、ちゃんと手がかかっている料理です。

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ホームメイドケーキのデザートもついてるのがうれしい。これにスープがついて1100円。


<スコップ&ホー>

スコップと鋤という名の北白川にできた、これも新しいお店、スコップ&ホー


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大原の畑で有機農業で野菜を育て、その野菜やオーガニックプロダクツのお店ながら、一画がカフェになっているんです。


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白川通りに面した明るい席でオーガニック野菜を使ったカレーをいただく。これも手がかかっていて美味。
こちらではお料理教室や書道教室もされているそうですよ。




以上、私のテリトリー内のランチ・プチグルメのご報告。お近くに行かれたときのご参考に。






永観堂紅葉夜景〜今年心に残った紅葉のことなど2013 - 2013.12.02 Mon

今年の秋はゆっくり紅葉を愛でるヒマもなかった、、、という印象。


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それもさびしいので、せめて近場の名所をたずねてみん、、とて永観堂へ。紅葉の名所なので1週間ほど前のピーク時、このあたり足を踏み入れるのもはばかられるくらいの混雑だったらしい。


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少し夜は冷えたのと、ピークはやや過ぎたとみえ、おすなおすなでなかったのは幸い。


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はっきり紅葉狩り、、としてでかけたのは今年ここが最初で多分最後。
それでもあちこちかけずり回りながら、横目でちらっと眺める心に残るオータムリーフは町の随所にあったな。


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車で北へ南へとりいそぎ走った川端通り。鴨川の東岸の紅葉はとてもすばらしかった。早くに色づいた桜から始まり、今出川から丸太町では鮮やかな銀杏。風が吹けば落ち葉がざ〜っと雨のようでおもわす歓声がでる。ゆっくり車を停めて見ることができないのが残念。


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所用あって急ぎ足でかけぬけた黑谷さんから真如堂への墓場道には、毎年鮮血のような鮮やかな赤を見せる紅葉がある。墓場のど真ん中なので観光客はあまりこない内緒の(ってないしょになってないけど)名所。


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朝夕(というか朝夜)通る岡崎の疏水べり、ここは両岸の桜の紅葉が美しく、美術館の北門脇の楓は毎年ことのほか赤い。美術館の東の散策道は両脇に背の高いモミジバフウの並木があって、落ち葉を踏みしめながら歩く道ではつい「第三の男」のテーマ曲が口をついてでてくる。


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黑谷さんの北側の石段を登ると真っ赤なドウダンツツジの生垣が見事だった。
堀川〜紫明の銀杏もみごとだった。裏千家今日庵の門の外からうかがい見ることのできる宗旦銀杏もきれいに黄色になっていた。


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南禅寺天授庵は毎年いっていたが、JR東海の「そうだ・京都・行こう」のポスターにもなったため、すごい混雑と聞いてあきらめた。(T_T) 近くて遠い、、、

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結局今年も嵐山とか東福寺とか行けなかったなあ、、、。ずっと行けないままかも。最近これもJR東海で有名になった山科の毘沙門堂、ここはちょっと惹かれるんだ。今年は無理だけれど来年は行ってみたいような、、


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我が家の紅葉は今年の夏の過酷な暑さで紅葉する前に枯れ葉になっちゃって、いまいち。だけど残った葉が懸命に紅葉しようとしている。

いつも思うのだが京都の紅葉は格別。町中いたるところでこんなに美しい紅葉が楽しめるところを他にしらない。町の雰囲気ある古い建物とのとりあわせもいいのかもしれない。
京都の紅葉は、今年はあかん、、といわれつつも蓋をあければけっこう佳い紅葉であったな。朝晩の冷え込みと京都盆地の湿気に乾杯!



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最後になった永観堂、今年もライトアップも見事でありました。帰る頃にはもう閉門。また来年ゆっくり来ることができますように。


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