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2017-05

ステキ♪茶会二席 - 2017.05.10 Wed

<第一席・おこぶ茶会>


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伏見は、こんなレトロな建物もまだまだあるワンダーランドなのだ。




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中書島の駅をおりるとすぐ、昭和なストリートにある昆布屋の老舗おこぶ北清さんがある。

この春長年お店をされていた伏見納屋町から移転オープンされたときに、おばんざいを伏見のお酒でいただける開放感あるスペースをつくらはった。




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冬場はどうするのか考えるとして、この季節、扉をとっぱらったこのオープンな感じは、入りやすい、というかついつい吸い寄せられてしまう。

当代のご主人とはひょんなことで(さらわれてBlinded茶会)でいっしょにさらわれて以来のおつきあい。



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ここで、午前中というのに、日本酒をちびちびやりながら待っているのは鴨茶のTさんの実験茶事。
毎月実験的にどこまでシンプルに、いろんなものをそぎおとした茶事ができるのか?にいどんではる。私は今回二回目〜!



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北清さんの奥には四畳半の座敷があって、ここが茶席になる。

あ!この唐子と布袋さんは祗園大茶会の折りにI画伯がデモンストレーションで描いてたやつや!





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ここにお釜やら、小箪笥やらいつもの鴨茶の道具一式を持ち込んで。





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まずは所望した昆布出汁のテイスティングから。
実は日高とか利尻とかいわれても、違いが全然わかっていない私。
水出し昆布出汁で違いがわかるかどうか?(茶歌舞伎連戦連敗のダメな舌ですが、、、)





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羅臼、利尻、真昆布、、、、

うん!これはわかる!やはり利尻って高級昆布なんだ、美味しい!
たとえば、精進の懐石では鰹出汁はなまぐさなので使わない、味の決め手は昆布だけ、、、というとやはりはりこんで利尻を使うべきということだな。




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まずはTさん特製の懐石。
このシンプルさ!
大根と人参を出汁だけでたいた向付に梅干しを混ぜた玄米ご飯握りに昆布出汁をかけたもの。究極のシンプル懐石、利休もびっくり!(だろう、きっと、、、)
このおにぎりがまた美味しい。おかわりは同じおにぎりを焼いたもの。これも泣かせる。
盃でお酒もいただいて、ついでお菓子を。




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いつものサツマイモ茶巾絞りを作ろうとしたらサツマイモ行方不明だったんですって。
で、急遽もちあわせていたわらび餅粉でお菓子を作る。

しかし、、、このさわやかな酸味はいったい何???

なんとわらび餅粉をリンゴジュースで練ってみたんだって。即興でこんなことができるのは丿貫か粟田口善法か、はたまたTさんか?

足りなければ足りないことからなにかを創造してみる、、、う〜ん、この前、悟ってないけどだぶん佗茶ってそういうこと?と思ったことに近い。




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お茶は自然農の無農薬茶。
以前いただいたときにはその渋みで顔がゆがんだのだが、、、それを何年かねかせると味が丸くなる不思議。今回はたまたま近くの銭湯で?売っていたという無農薬茶だったが、それほど渋くない。でも濃茶でいただくにはちょっとクセがある。

「これ冷茶が合うと思うわ。」
とお客さんのお茶のブレンドのプロがおっしゃる。




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なんとTさんも同じことを考えてはって、ちゃんとロックアイスとシェーカー、を準備してはったのだ。
すごいなあ。

乾杯するとやたらいい音がするグラスにて冷茶を。
まあ、なんてまろやか!同じお茶とは思えない。こんなマジックもあるのね。




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Tさん流のそぎ落とし侘びわび茶事は最後まで、茶筅通しのお水までありがたく頂戴しておわった。
なんだ、ちゃんと茶事になっているじゃないか!と目からウロコ。

お昆布のお出汁もお酒も楽しめる北清茶事は毎月これからあるみたいよ。急げ!





<第二席・ろうそくの灯り茶会>



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洛中、岩戸山の鉾町にあるギャラリー+カフェのThe terminal KYOTOさん。
祗園祭の最中には休憩処として愛用している。




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今回ここの二階の茶室(けっこう面白い構成の茶室だった)にて「朝日と灯りの茶会」と称して、朝日焼の当主と、近江手作り和ろうそく大與の当主主催の茶会がひらかれた。

手作り和ろうそくはいつもお世話になっているし、1〜2年前やはりここでお茶会されたときに都合でいけなかったので、今度は是非!と思って実現。



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午前中は「朝日の茶会」で床の朝日焼の大きな舟も出船の形に、夕刻からは「灯りの茶会」として舟は入り船。少しずつ室礼を替えて。(朝日の部は行けてないけれど)
それにしてもまあ、、、この軸!?





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ロウソクを軸にしてしまったという、表装の職人さんと大與さんのコラボ作品。(これ、実はTVの京都職人紹介みたいな番組、「温故知新」で見たことある)





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しかけは、、、こうなっている。

こんな発想って、、、、すばらしい!
しかも全然アバンギャルド感なくて茶室になじんでいる。



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お菓子がくばられるが、これもちょっと仕掛けがあるぞ。




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朝日焼のご次男さんに嫁がれた御菓子丸さんのお菓子。
ふわふわの雲が黄昏の空にうかぶ。

これに梅シロップをかけると、、、、



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暗くてあまり再現性はないが、、、ほんのり茜空の色に変わる。
紫芋の色素は酸で赤くなるのだ。




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灯り茶会ではお点前が朝日焼ご当主、半東が大與さんであった。
お茶をいただきながら、和蝋燭の話をおききする。

完全燃焼でロウがたれることがない和蝋燭。夜咄や夕ざりでいつもお世話になっている。



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イ草の髄でできた芯は芯切りをしないといけなのだが、その所作もまた風情がある。
パラフィンろうそくよりだんぜん和蝋燭をオススメするが、単価がお高いのがなやみだなあ。

席中の薄器と茶杓が総螺鈿というめったにないシロモノ。
実は島原の太夫さんが夜、灯りのもとでお点前されるときに、きらきらろうそくの灯りに美しいように誂えはったものなのだそうだ。

実はその太夫さん(司太夫と葵太夫の母子さん)も同じ席にいはったの(普段の着物すがたに洋髪だよ)。大與さんとのお出会いでお貸しすることになったのだそうだ。




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この茶室のとなりは簾越しに煎茶席の室礼がしてあって、こちらにもいたく惹かれたのであった。
ちなみにこの簾を作っている簾屋さんも水屋でお手伝いしてはった。
若い職人さん,作家さんががんばっている京都ってすごい、、、そんな感想を胸にいだきつつ、灯り茶会はおわったのだ。



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