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2017-07

神輿洗いで足洗い2017 - 2017.07.31 Mon

今朝は八坂神社で祗園祭最後の行事、疫神社の夏越祓がおこなわれたはず。長かった祗園祭もすぎてしまえばあっという間だったような、、、、夏越はいけなかったので、今年の私の祗園祭の最後は28日の神輿洗いであった。




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夕刻、四条通りははやくも車線規制がおこなわれ、四条大橋の南側には斎竹が立つ。




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その斎竹のむこう、四条大橋西詰めの東華菜館で、足洗の会、そして四条大橋をみおろす絶好のロケーションから神輿洗いをみようというのだ。





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何年ぶりやろ、東華菜館。
学生の頃から出入りはしていたが、ながらくごぶさた。レトロな手動式エレベーターのドアが名物なのだよね。




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飲み物を待っていると、早くも道調べの大松明が近づいてきているようだ。
窓から身をのりだして、祗園祭のためにと今年買った望遠レンズで激写(?)




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道調べの儀。

四条大橋の真ん中で大松明が立てられたままゆっくりまわされる。次に来る神輿のための道を清める。




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大松明はいったん八坂神社へもどって中御座の神輿をむかえにいくので、そのすきに中華料理をいただく。

メンバーはお祭、とくに祗園祭フリークの方々。中には山鉾町のお仕事を実際こなされている方も。だから今年は祗園祭の行事にいくたびに、だれかと必ずであったものだ。それもまた楽しいもの。あいつ、今宵もまた来てるな、、、ってな感じで。



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お、中御座さんのおでましのようだ。
先導の袴姿は宮本組。




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先ほどの大松明の火を四つにわけて前二本、後二本の松明が神輿をまもる。




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神輿がやってきた。
またたくまに輿丁さんで埋め尽くされる四条大橋。




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担ぐのは四若さん。
本来中御座は巡行の時三若さんが担ぐのになぜ四若なのか???長い間疑問だったのだが、先ほどのお祭りフリークの方に理由をきいてやっと長年の疑問が解けたわ。

(三若さんの人数がすくなくて担げないときに四若さんに頼んだのだが、その後人数がふえても返してもらえなかったとか、、、(^_^; なんだ、そういう理由か、神事的になにかあるのかと思ったが意外に単純)




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橋の真ん中でひとねり。









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いったん神輿が置かれ、当日朝に鴨川から汲み揚げていた御神水で神輿をおきよめ。
さすがに遠すぎてよくわからなかったが、神職が榊の枝に御神水をつけてふりかけるのだそうだ。

桶の水をいきおいよくぶっかけるのかと誤解していたわ。意外と地味。
(なにしろ昨年までは人混みのむこうに神輿の頭しかみえなかったからね)




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ご苦労様、と言い合っているのか,輿丁さん達。
今年も神輿は担ぎ納めだね。

そして神輿は八坂さんへ帰って行く。

今年も無事終わりました。私の祗園祭もおわりました。いろいろと楽しかったこと、初めて知ったこと、思い出しつつまた来年へむけて英気をやしなうのである。



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メンバーのおひとりから、見せていただいた山鉾の「海老」。
縄がらみの一部で巡行後切って関係者に下賜されるのだそうです。そういえば家の玄関にかけてあるのを見たことあるわ。これはまた貴重な物を、ありがとうございました。




きゅうり封じ〜西賀茂・神光院 - 2017.07.29 Sat

上賀茂神社の、賀茂川をはさんで西側のエリアは西賀茂とよばれる。元来豊かな農地だったらしいが、昨今はすっかり住宅造成がすすんでいる。

西賀茂ときいて一番に思い浮かぶのが、太田垣蓮月尼の終の棲家だったこと。

我が住む岡崎にも蓮月さんは長いこと住んで粟田焼なんか焼いていたのだが、引っ越し魔でもあって、ついには西賀茂を最終の地と決めはった。




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その蓮月さんゆかりの西賀茂神光院では土用の丑の日あたりにきゅうり封じがおこなわれる。



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きゅうり封じ、きゅうり加持は中国、朝鮮、日本で広まった庶民信仰で、夏においしく栄養価が高い「きゅうり」に、疫病、厄難を封じ こめて、夏を無病息災に過ごすために、特に土用の丑の日ころにおこなわれるご祈祷。





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日本では特に弘法大師がきゅうりに疫病を封じて病気平癒を祈願したという伝説に基づき、真言宗系の寺院でおこなわれるらしい。ここは弘法大師自らが自分の姿をうつした、といわれる木像もあって、「西賀茂の弘法さん」とよばれるお寺さんなので、むべなるかな。




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きゅうり封じは、きゅうりを食べるのかと思ったら、そうじゃないのよ。祈願者の名前と病気を書いた紙できゅうりを巻いて、水引でしばって供え、ご祈祷がおこなわれる。終わったら、きゅうりを持って帰り悪いところをさすってきゅうりに病気を封じ込め、庭に埋めるとよいのだそうだ。





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しかしながら幸いにも私は現在健康である。よって代参可能と言うことで昨年大病をした母の名前を書いてご祈祷をお願いした。お堂にすわって読経を聞いていると蒸し暑さも一瞬わすれる。





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昨今はマンションなので庭がない家庭も多く、わたしも実家まできゅうりを送るわけにはいかず、まとめてこちらに封じて埋めてもらうことにする。



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加持が終わって境内を散策するにここは緑が多く、花も多い。今の季節ヒメヒオウギの花が美しかった。




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蓮もあるよ。



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池の中にたつ小さなお社。けっこう見所は多い。




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こちらが境内にある蓮月さん隠遁所、「蓮月尼旧栖之茶所」こと蓮月庵、茶室だったそうだ。




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現在は土間になっていて当時をしのばせるものはあまりないが、激動の時代の中、過酷とも言える人生を生き抜いた蓮月さんの最後の安息の場所であったのだろうかと思いをはせる。





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、、、と、境内の片隅で目があってしまった。





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かなり警戒して固まっている三毛のお嬢さん。べっぴんさんやね。蓮月さんのこと思い出しながら出会ったのもなにかのご縁、勝手に蓮月ちゃんと命名しよう(^∇^)ノ





ちなみに、蓮月さんのお墓はここよりさらに西の小谷墓地にある。




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ひっそりと、静かに、蓮月さんらしいお墓であるなあ。





八百一本館レストランSAVORY - 2017.07.27 Thu



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数年前、洛中にできた八百一本館である。とてもスーパーにはみえないが、一応はスーパーである。




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1Fは野菜をはじめ惣菜など、品揃え豊かなスーパー。

しかしてそのコンセプトは、日本の「農業・流通・食」のあるべき姿を伝える食の総合施設、、、らしい。
事業主は、全国に青果物専門店を展開しているセントラルフルーツ。

食料品は日々買う物だから、わざわざ自宅から離れたここまで買い物に来ることは皆無だが、1Fのスーパーも2Fの雑貨もおしゃれなので、近くにきたときにはぶらりと中へはいることもある。

でも、ここのレストランははいったことなかったなあ。




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こちらは3FのSAVORY。神戸のレストラン・コムシノワとのコラボなんだそうだ。
(パンのコムシノワといっしょかなあ?三宮のコムシノワのクロワッサンは最高だった!)ランチをいただきにはいってみよう。

(ちなみに2Fにもおばんざい系の食堂がある。)




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おおお〜〜!
空中庭園、、、じゃなくて空中菜園がある!




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ランチはコースだが、予約なしで入れるところがありがたい。
Bコースランチにしてみた。前菜もいくつかの中から選べる。本日のチョイスは夏野菜パフェ!


上にのっている緑のは、なんと万願寺唐辛子のシャーベット!しかも目の前の「六角農場」で採れたモノらしい。
ジュレの中からまあ出てくるわ出てくるわ、、、プチトマトがごろりと一個、茄子やらキュウリやら、正体不明の野菜やら。底にはオクラのピューレ、グリッシーニにまいてあるのは生ハム。

のっけから野菜づくし、これだけでお腹一杯になりそうな一品だが、ジュレの味付けがおいしいので、ぺろっと完食。





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あ、菜園の中でほんまに人が働いてはる。

この菜園は土壌を60cmの厚さにしつらえたものだとか。
この季節は主に万願寺唐辛子、加茂茄子。




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メインディッシュはこれも選べるが、本日はポークステーキ+万願寺唐辛子+加茂茄子。
他にも魚、ビーフのメニューあり、いずれもお野菜つけあわせたっぷり。





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デザートもケーキか、このオレンジプリンか選べる。
この全くもってオレンジ風味のプリン、新鮮な味でおいしかった。さすが青生果屋さんだけある。

珈琲がついて2700円。お値打ちです。しかもランチは〜15時と比較的おそくまでOKなのがありがたい。




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レストランの利用はなくても農場は見学できるのよ。




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ビルにかこまれた空中農園、、、、これもまたシュールな眺め。
ここが洛中ど真ん中だなんて、誰が信じるだろう。

おもしろいことを考える人はいるものだなあ、、、と思ったら、すでに数年前グッドデザイン賞を受賞してはったわ。

季節が変われば野菜も変わるので、次回はまた別メニューを試してみたいわ。




還幸祭2017 - 2017.07.26 Wed

後祭の巡行は見られなかった。なにせ月曜日なので仕事休めるわけもなく、、、

せめて還幸祭の神輿だけはみなければ!っと仕事おわって駆けつけて、地下鉄の烏丸御池をとびでると、、、



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おお!!三条通を東進する久世の駒形稚児の行列にぎりぎり出会えた!
やばかった。今年は見られないかと思ってた。




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あわてて撮ったのでぶれぶれ写真になってしもた。なんとか胸に下げた駒形がわかるかな。今年もりりしいお稚児さん。
この稚児の先導なくば神輿は通ることまかりならぬ、、、、のよ。このあとに三基の神輿が八坂さんへむかって続くはず。





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三条通を西へ行けば、三条通唯一の山復活をめざす鷹山のお囃子。本来なら巡行のあとは山鉾はすぐ解体されるし、お囃子はされないのだが、復活へかける心意気、三基の神輿(全部三条通りを通る)をお見送りする心意気、だろう。




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三若さんの中御座がやってきた!







かなり暗いので見にくくてゴメン。



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鷹山のお囃子方が神輿にむかって扇をふってお迎えしている姿が印象的であった。




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次の神輿を待つ三条通。
この風情が好き。




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ここの住人は思い思いの場所に床几などもちだして団扇であおぎながら待っている。
子どもたちは花火に興じ、、、




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年配の方々はなかよく並んで昔話などしながら待ってはるのかな。




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老舗の店舗の前では親子三代とか四代がいっしょに楽しんでいる。




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四若さんの東御座がお通り。




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東御座は四方形だ。(ちなみに中後座は六角形、西後座は八角形)








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堀川通りを越えると三条通り商店街、ここにある御供社(又旅社)は神輿がかならず立ち寄る場所。祇園会のルーツである神泉苑の敷地をしめす場所であったらしい。




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オハケ。
この三本の御幣は水辺=神泉苑の神の依り代。宵山の日にたてられる。




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オハケの前で最後の錦の西御座を待つ。


来た来た、、、鳴り環のしゃんしゃんという音も心わきたつね。









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御供社の前では勇壮な差し上げもある。




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いなせ(?)な兄さんたち。




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締め込みの兄さんも、こんなドレッドヘア(?)の兄さんも、みんながんばる。




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しばし錦にくっついて三条通りを東へもどる。
各町内では、輿丁さんへお茶などのおふるまいもあるのだ。




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なので、私もおこぼれにあずかってアイス一本頂戴した。けっこうのどが渇いていたので、これはありがたい。



三基の神輿はさらに八坂さんをめざす。
例年ならここで先回りをして八坂神社境内で待って、深夜の御霊遷しも見るところだが、、、、八坂さんの境内、夜中にもかかわらず最近すごい人で、厳かな雰囲気とか味わえなくなったのもあって、今年はここでお見送りした。

これで私の今年の祗園さんはほぼ終了だ。
今年も新しい発見あり、恒例行事あり、楽しい祭月の間、洛中はワンダーランドと化して、私はぞんぶんに楽しんだ。
また来年も必ず!





宵山能「田村」鈴鹿山〜後祭宵山2017 - 2017.07.25 Tue



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同志社の近くにある能楽堂、嘉祥閣、一度行きたかったので、おさそいいただいてとてもうれしく出かける。
ここは能楽の興隆を図り、継承者の育成、などを目的に昭和36年に建てられた財団法人になる。
雰囲気は河村能舞台によく似ている。観世会館みたいに固定の椅子がないので、おりたたみ床几を利用しての観覧となる。




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この宵山能、すでに何年も前から宵山に、山鉾にちなんだ演目を、ということで続けられているのだそうだ。
今年の演目は「田村」。

清水寺縁起をおりこんだ話だが、山鉾との関係は今年は鈴鹿山。清水寺建立を発願した坂上田村麻呂が後シテとなり、鈴鹿山の鬼を退治したゆかりの演目。

ちょうど社中の先輩が仕舞をされているところでもあり、修羅物で、切れのある勇壮で速いテンポの舞、がかっこいいのだ。




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で、観能のあとの興奮さめやらぬまま、地下鉄一駅の鈴鹿山(烏丸御池)を実際に見に行く!




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御祭神の瀬織津姫は鬼を退治した鈴鹿権現とも、田村麻呂の鬼退治を助けたとも。

ここでこの瀬織津姫なのだが、実はとても謎な女神なのだ。歴史上抹殺されかかった女神とも言われ、その存在は語るのをはばかられた時代もあったという。(くわしくは成書をよんでね。私も表面的にしか知らない。)




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そんな神秘的な姫神さまは、暗いうわさをしらぬげに、巡行の日都大路を闊歩される。痛快ではないか。




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せっかくここまできたのだから、後祭の宵山鉾町巡りもしよう。

数年後の(あるいは10年先とも)巡行復帰をめざす三条通の鷹山の会所。



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お囃子も復活してがんばっている鷹山だが、ここの御祭神はなんだか珍妙。
鷹を持つ在原行平や、犬使いはともかく、真ん中の樽を背負って粽を持つ人はなんだかな〜〜〜、、、

山に乗るとしたら、どういう形になるのか興味がある。




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今年は日和神楽の台車も完成したと聞く。




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さてさて、駒形提灯の景色は続く。
後祭が復活して、後祭の宵山には屋台がでないことになって、ほんとうに昔ながらの良い感じのそぞろ歩きだ。
前祭の屋台もやめたらえんのになあ、、と個人的には思うが。




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屏風祭や、お囃子や、鉾町の子供たちのにぎわいや。




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いつも食べ損なう(開店前から売り切れの)手織り寿司のお店も、今日は特別開店中やわ。




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糸偏関係のミセや会社がたちならぶ新町だけに、和装小物のセールもあちこちで。手芸用の端布なんかもあるよ。





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お囃子のある南観音山。




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今年は深夜のあばれ観音は見にいかないことにした。朝からこの日は忙しくて、翌日は早くから出勤なので体力温存のため。




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ああ、しかし、よい風情だなあ。




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最後になったが大舩鉾へ。

ここは人気なので、人、人、人、、、の大渋滞。




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それでも今年の宵山の〆として、乗船させていただいた。
登っているところを、めざとく下の群衆のなかから見つけてくれた友人もいて、なにやらちょっとうれしい宵山であった。



後祭宵山〜役行者山護摩焚2017 - 2017.07.25 Tue

後祭の宵山は日曜だったし、白昼の行事としては役行者山の護摩焚きがあるので、久々にのぞいてみようと思う。



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思えば前に見たのはなんと5年前であったわ。
当時の写真をみると、聖護院門跡の山伏さん、ほとんど同じ方なのだが、それなりに時間の経過がみてとれる。まあ、こっちも年くったしね。




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これは役行者山のある室町姉小路、まずはとりどりの(木火土金水の色)紙垂で結界がはられる。
この紙垂は護摩焚きがおわるとさっと取って、厄除けにできるのだが、5年前はぼやぼやしている間に他の人に取り尽くされて切れっ端しか手に入らなかったのだ。
これ、ねらうぞ〜!




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駒形提灯の下にはご法灯の火がつけられ、そろそろ交通規制もおこなわれる。
ここの紋は輪宝紋、修験道の(もともと密教の)法具のひとつといわれる。




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定刻になると法螺貝の音とともに、修験道総本山聖護院の山伏の登場。




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この方が5年前もそうだったが、一番偉い人(門主さまではあらせられないようだが)。




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そして、一番の聞き物の「山伏問答」。

山伏がニセ山伏でないことをテストするような内容になっている。歌舞伎に詳しい方なら勧進帳を思い出されるでしょう。


けっこう目の前で聞けたので(ねらったんだけれどね)動画アップするね。







問答に合格して結界の中へ入る山伏さん。




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護摩壇に火が入るまでがなかなか長い。
四方+天を木火土金水の色の矢で浄め、、、





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斧で清め、、、




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天下国家安泰、巡行の無事を祈る言葉を述べ、、、、




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点火!

うわわ〜〜〜のスモークですよ。
5年前は一寸先がみえなくなるくらい煙っていたが、今年はまだまし。




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とはいえ、一天にわかにかきくもり、、、、という感じ。
そしてそれなりに煙いのだが、厄がよってこないように燻されるのもなかなか。




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護摩の煙がおさまって炎に代わり、奉納された護摩木がお焚き上げされる間中、くりかえされる経文。
般若心経とかろうじて観音経(法華経普門品)だけわかる。

毎年こられて読経に和しておられる方も。





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聖護院が家の近くということもあって、修験道の護摩焚きを見る機会は比較的多いのだが、いまだにそれぞれの所作の意味は興味が尽きないが、全然把握しきれない。

さて、火も鎮まり法螺貝の合図で行は終了、、、さあ、紙垂をとるぞっ!!

、、、と身構えたが、フライングの人にやられてしまって、今年も収穫ナシ。゚(゚´Д`゚)゚。ショック。





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で、今年も燻されたヒバの枝と、紙垂の切れっ端だけゲット。




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今年も無事の巡行を!!



宵山の宵〜吉田家奥座敷 - 2017.07.22 Sat

いよいよ後祭の宵山がはじまりました。
後祭は基本屋台の夜店は出ないので、よけいにしっとりとした宵山の風情が楽しめます。




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夕まぐれ時の北観音山。
新町六角町です。




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呉服商が軒をならべたエリア(三井とか松坂屋とか)、屏風祭も多く、ことさらりっぱなのです。





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北観音山の町内、先日昼におじゃました吉田家です。




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はい、ここの屏風飾りは有名です。
でも、その奥!




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屏風飾りをしたミセのまの奥の奥座敷、ここで宵山の宵をすごすことができたらなあ、、、、というのが長年の夢でありました。




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夢は今年実現しまして(いきさつはのちほど、あなたにもそのチャンスがありますよ〜!)屏風祭の宵、写真をとられる内側におりました。




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奥座敷でごはんをおよばれしながら、北観音のお囃子を聴く。
こんな贅沢な宵山の過ごし方があるでしょうか。




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吉田家ご当主・孝次郎先生おすすめの仕出しをいただきながら。

あ、外ではお囃子が始まりました。









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網代を敷いた座敷は開け放つとほんとに風がよく通って涼しいのです。




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およばれしたあとは昨日山の曳き初めを見たところの二階へあがって、ここでもお囃子を楽しみます。









いつまでも聞いていたい風情です。

かつてこのあたりに町家が一文字瓦をつらねていた頃、商家の方々は親戚や友人をよんで、こうして祇園会を楽しまれていたのでしょう。




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あまりにうれしかったので、記念に下の通りから写真を撮ってもらいました。
着物姿で二階から見る姿が外国人にはウケがよかったようで、かなり被写体になったと思います。(夜目遠目ともいいますし、、、^_^;)




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そうこうするうち、お茶のお友達の、毎年太子山の荷茶屋といっしょに巡行されるTさんがお越し。

今年は吉田家の前で巡行がとまったので、荷茶屋で吉田先生に一服さしあげたそうです。
とてもおいしい冷水点てをちょうだいしました。なにせお茶のブレンダー、チャムリエ、ですから、美味しいお茶の飲み方にかけてはプロですものね。

荷茶屋で巡行してお茶を点てるようになったいきさつが吉田先生からみであった、という秘話もきけてたいそうたのしい時間でした。




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しかも、お土産に非売品(北観音は一切グッズの販売はありません!ここんとこ大事)の北観音山粽まで拝領し、こんなにうれしい祗園祭になろうとは思いもよりませんでした。

NPOうつくしい京都のみなさま、ありがとうございました。




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そして祗園囃子がまだ続く夜の鉾町をしばし逍遙いたしました。
美しい夜でした。




<北観音山のオマケ>


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今年の北観音山のおそろいのTシャツの、この紋様はなんであろうかと思っていたのですが、これは「祇園守」という家紋にもある紋様でした。



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ちなみにこれがうちのムクゲ「祇園守」




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北観音山の四つの角、飾り房を垂らすところの金具の模様がこれなんです。
もともと祗園社が配布していた御札の模様とか。




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アップ!
しらんかったな〜。




<京都地域創造基金について>


NPOうつくしい京都さんがすすめる基金、とくに吉田家保存活用プロジェクトにどうぞみなさまご参加ください。
私は今年、これで想い出に残る宵山の一夜をすごせました〜。



(プロジェクト案内より抜粋)
”京町家の生活文化の発信源となっている大型京町家の「京都生活工藝館無名舎・吉田家」は、現在所有者が一人で建物の維持管理作業を行い、京町家の文化の発信も実施している状況ですが、継続的な維持管理及び活用をするため、より社会に開かれた形でのサポートが必要です。
NPO法人うつくしい京都が建物の維持管理及び文化の発信事業を実施することで、伝統的な京町家で営まれてきた暮らしの持つ知恵や思想を後世に伝えていくことのできる、文化的・精神的に豊かな社会の実現を目指します。”




楽茶碗を手びねり - 2017.07.21 Fri

学生時代、茶碗作りに行って、自分の立体造形はセンスのかけらもないことに早々と気づいていたので、以後茶碗を自分で作ろうなんて考えは捨てようと思っていたのだが、、、、



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師匠のお社中の方といっしょに南区の楽入窯(吉村楽入さん)で作陶体験することになったのは5月のことであった。
中には玄人はだしで削りも造型も大胆かつ繊細、という方もおられたのだが、私はやっぱり天性の才のなさを実感したのである。




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とはいえ、今日はできあがったものを受け取りに。




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目標は高く、、、、ということで乙御前ねらいだったが、まあ案の定、、、

なんかいくぶん手を加えていただいたのだろうか、それなりに使えそうな。




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釉薬は赤とか,斑入りとか、白とかいろいろ選べたのだが、釉薬かけると又ずいぶん一見よさげに見えるわ。
特にこの白は水をいれると貫入がぱりぱりっと目立って、なかなか感じよい。ちょっと意識してつけた篦目もそれなりに。大胆に削りをいれてかっこいいのを作っている人もおられたが、私はこれくらいがせいぜいね。




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水につけた状態。




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まあ、それにしても火入れにしようか、茶碗にしようかどっちつかずの逡巡のあとが残ってるわね(^_^;





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茶会でお出しすることはないけれど、うちに来られたときかるく一服でお出しできるかも。

たぶんもう自分で手びねりはヤラナイ(^_^;




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楽入さんとこからの帰り、弘法市の日だったし、近いので東寺へ。
朝から大賑わい。




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東寺の蓮池の蓮はさかりで、極楽浄土の向こうに物欲地獄(?)がある、、、の図。




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それでも蓮花は美しい。




北観音山・南観音山曳き初め〜町家の二階から2017 - 2017.07.20 Thu

前祭の巡行がおわって、神輿三基が御旅所に鎮座されるこの一週間、後祭の準備は着々とすすむよ。




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北観音山はグッズ販売を一切しないので、粽などは町内や関係者に配られるだけ、という超レア粽なのだ。




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新町六角の吉田家の屏風祭は北観音の町内で一番大きく、おとなりの藤井絞りさんとならんでとても楽しみなのだが、いつも外から眺めるだけ。
それが今年は吉田塾のご縁で、念願の,,,,念願の、、、内側から眺められるといううれしい年になったヽ(≧∀≦)ノ




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格子戸をあけはなったミセの間には屏風だけでなく、朝鮮毛綴、赤穂緞通(鍋島?)、ヒオウギ、帷子の小袖、、、と憧れの室礼。




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表から見て、坪庭の奥の奥座敷、これが長年の憧れであったのだが、ここから表を見ることができる日が来ようとは。なんでも願っておくものだな〜。




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さて、それはおいといて、まずは北観音の曳き初めに参加しなくっちゃ!

吉田家の当主、吉田孝次郎先生の着流し後姿、板についてはるな〜、さすが!




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吉田家の二階には朝鮮毛綴をおしげもなくひろげて、ここから観覧の方も。あとで二階へ上がろう。
でもまず、曳く!!




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南の四条通に向かって曳く先には南観音山が。




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よ〜いよ〜いえんやらや〜♪


で、老いも若きも男も女もがんばって曳くよ。




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南観音山の会所を越えてさらに南へいって、今度はバックする。




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その南にいる南観音も曳こう!!♪




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おお!
四条通りをはさんで向こうにせまってきているのは大舩鉾やん!!
なんと、なんと、すてきな景色!萌えるわ〜。




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南観音山の真松の鳩。

こちらは知り合いの大工さんが大工方ではいっていて、この鳩は真松がたったあと、一番下っ端がつけるのだと聞いた。



さて、今度は吉田家の二階から曳き初めを見よう。




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来た来た。









わ〜!!
お囃子方と同じレベルで見ることができるなんて、感激!




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この高さで見る機会はいままでなかったものね。




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北観音が北行したあとには南観音がやってきたよ。









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吉田塾に参加されている方はさすがに祗園祭へののめり込み方が尋常でない。みんな感動を口々に興奮冷めやらぬの呈。

曳き初めのあとは奥座敷で吉田先生のお話をあれこれうかがう。

祗園祭、屏風祭、町家の室礼、昔の暮らしなどなど。


中でも面白かったのが、こういう大きな商家では父親が一番偉いので、奥座敷にひとりすわってアテをつまみながらちびちび楽しんだらしいのだが、そのアテがキュウリのたたきに鱧の皮を混ぜた酢の物だったそうで。

祗園祭の間は、八坂さんの御紋に遠慮して鉾町の人はキュウリを食べないというまことしやかな伝説があるが、やっぱりそれウソやな。杉本家の節子さんも、一番キュウリの美味しい季節に食べないのはモッタイナイと言っておられたと聞いたし。




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これは吉田家伝統「六角飯」。これをお祝いにいただく。

ここは六角町だし、北観音山のシンボルは六角形だし(私にはベンゼン環に見えるが)、古代の赤米でほんのり赤く染まった六角に切った飯。かすかな塩味と餅米のもちもち感が素朴で美味しい。


この座敷は奥の庭から坪庭をはさんで表まで、風がさあ〜っと吹き抜けて涼しい。表は35°越えの猛暑日ながら、クーラーなしでもすごせる町家の威力。日本人はこれを忘れたらいかんよね。




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かえりしな、お山も明日の宵々々山の準備にとりかかっているようだ。




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南観音山も。




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そして四条を渡ると大舩鉾の勇姿。




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やっぱり舟形はかっこいいよね〜。



前祭巡行の朝の鉾町2017 - 2017.07.18 Tue

山鉾巡行の醍醐味は、各山鉾が鉾町を出発する時と、鉾町へ帰還する時だと思っている。
観光客もここまではおしよせてこない。


晴れやかな出発の朝の鉾町の風景をとらえてみた。



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特にお気に入りは四条室町の南側。
鶏、白楽天、綾傘、舟、岩戸、、、がひしめく。

まずは四条室町下がる鶏鉾さんの朝。




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ここの鉾立てに最初から最後まで炎天下でつきあった(たのまれてないけど)ことが二回ある。




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室町から綾小路を西へ。
昨夜お世話になった綾傘鉾さん。




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昨夜棒振りで見事な太鼓をみせてくれた壬生六斎念仏の方、お宝の面をつけるにあたって息が掛からないように布をぐるぐるまき。




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6人のお稚児さんも集まってきた。




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稚児にさしかける赤い傘を持つ人、山をひく人。たぶん大学生アルバイト。昔むかし、私が大学生だったときにも引いてる人の中に同級生なんかを見つけてはしゃいだものだった(若かったな〜、、、遠い目)




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面を頭上につけたさきほどの太鼓の人。




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巡行する町役さんはそろいの裃、会所の大原神社で巡行の無事をいのって参拝。




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男前が2割増しになる裃の紋は「綾」。




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昨夜のあまりにかっこいい棒振りを思い出す。
あの棒振りさんも赤熊をいただいて準備万端。




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お囃子方も準備OK。




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赤い傘がひろがって、そろそろ出発かな。




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と、思ったら、くじ改めの時の副司(市長と知事に粽などをおさめる)のお稽古。今年正司をつとめるのは小学生の男の子なんだ。




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さあ、いよいよ出発!




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綾小路室町の角には白楽天山がそこまできてスタンバイ。









室町を四条へ向かって。




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綾傘鉾が出発したあとの綾小路を西へ、新町へいけば船鉾の勇姿。




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曳き手も準備OK


前祭、巡行のしんがりをつとめるくじとらずの船鉾、ただいま出航!









やっぱり船鉾かっこええな。




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船鉾のすぐ南にひかえるのはこれもしんがりから二番目、くじとらずの岩戸山。




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ここは天岩戸カミあそびもあったし、木乃婦さんの町内だし、昔ちょっとだけご縁のあったようななかったような鉾町なので勝手にしたしみを覚えている。




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出発前の記念撮影。




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こちらの紋はこんな感じ。
ハザードマークを連想しちゃうのは私だけかしら(^_^;





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紙垂の付いた榊で鉾をお祓い。





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岩戸山も出発。




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みなさん、よいお顔です。
ご無事で〜!





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車方も渋くてかっこよい。





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行っちゃいました。
鉾が出発したあとの町内は、無事を祈って、また帰還を待って、、、と風情があって好きだな。




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新町通り。
さきほど先発した船鉾が遠くに見える。




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からっぽになった船鉾会所。さきほどまでの喧噪がうそみたい。

昨年はここで鉾の帰還をずーっと見ていたっけ。





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巡行の間はここ(写真は出発前のだけれど)岩戸山のご町内、祗園祭中は一度はかならず訪れるThe TERMINAL Kyotoさんでモーニング。





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独り占めでゴザイマス。




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四種のジャム付きトーストとモーニングティーを。




宵山いろいろ〜綾傘鉾ナイト2017 - 2017.07.17 Mon

今年の宵山の日はありがたいことにいろいろ忙しかった。



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祗園の一力さんでのお茶会。舞妓ちゃんいっぱい、きらきら。




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祗園祭の時期だけ結われる勝山という髪型。

うちにお茶を運んでくださったのは、元NHK、NY支局にいらした某キャスターなど、オールスターのお茶席であった。




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そのあとは真葛が原(円山公園近く)に、ほぼ生まれたばかりの赤子を見に行ったり(在中庵というお名前をお持ちの猫も見たり)、、、




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宵ともなれば人混みをかきわけかきわけ、恒例の綾傘鉾ナイト!




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綾傘鉾会所で、保存会の方のご厚意にあまえて食べたり飲んだり、今年は若い酒飲み乙女ばかりでわいわいと。




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たっぷり飲んで食べたあとは今年最後の綾傘鉾・棒振り踊りを特等席にて。









ああ〜、、、

毎年みているが、やっぱりかっこええわ。巡行の時にもこれを要所要所でご披露。




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今年もここで島原の葵太夫さんにお目にかかる。おきれいやわ〜。
お母様の司太夫さんも熱心にお囃子聞いてはった。




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太夫さんの髷も勝山。




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おわったらほぼ同時にお囃子が日和神楽(宵山の夜に明日の巡行の無事をいのって各山鉾のお囃子が御旅所などをめぐる)に出発!しばらくあとをついていく。




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四条通りは鉾と人と、、、、毎年すごい人出だが、今年はさらにすごいような気がする。





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日和神楽が通ると、雑踏がざっとわかれて開くので、そのあいまを悠々と進んでいく。










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四条室町から宮川町まで、もう鴨川、四条大橋へ。けっこう早いのだ。




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ここで綾傘鉾にお別れして、四条烏丸まで逆行してもどる。

あちこちの鉾の日和神楽にであうのが楽しみ。




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船鉾さん




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月鉾さん




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四条傘鉾さん




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ええっ!?
函谷鉾さん?!

、、、、、ということは、、、



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名物函谷鉾の提灯落とし、すでに終わってました〜〜。゚(゚´Д`゚)゚。

今年も見損ねた!








祗園祭ニッチ?情報〜豊園泉正寺榊と高橋町斎竹奉賛会 - 2017.07.16 Sun

祗園祭はまだまだ奥が深い。
メジャーでない、、、というおうかマイナーと言うよりニッチに近いけど、深い行事のおはなし。(実は私も今年はじめて知った)




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四条烏丸の長刀鉾は朝からえらい行列。このあたりはだれでも行くメジャー級ね。そちらには行かず東洞院を仏光寺まで南下。




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このあたりは高橋町。昨年宵山でお茶席を店の奥でしてくれたご兄妹の御簾屋さんの町内。
巡行で長刀鉾のお稚児さんが切り落とす注連縄をはる斎竹(いみたけ)を調達ご奉仕する町内になる。(高橋町斎竹奉賛会)




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町内の御神酒の御札に「豊園泉正寺榊」の文字が。




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朝早いからここはまだテントだけだが、他の山鉾と同じように数少ないレアもの粽の販売があったりするんだそうな。

さて、豊園泉正寺榊とはなにか?




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これ!

これは昨年の神幸祭の時の画像。
中御座神輿を先導し、その行く道を清める真榊。昨年見てあれなんやろな?と思っていたのだ。




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場所は洛央小学校。




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これだ〜。

ちなみに左の鉾は小学校の生徒の作品。



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この御幣の折り方が特徴的なんだそうだ。
細かくてきれい。


古来、各町内の榊奉斎行列が全神輿に供奉したらしいのだが、現存するのはここだけ。神幸列に加わったのは平成4年というから、まだ比較的新しいのだな。


しかし「豊園泉正寺」とは何か???




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洛央小学校の玄関近くにあるこの「豊園幼稚園跡」云々をみるに、このあたりは豊園学区だったようだ。しかも住所が泉正寺。そういうことなのか??

宵山の夜になると提灯もはいるらしいから、余裕があれば見に行こう。




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烏丸高辻の大政所御旅所。
現在の御旅所は四条京極にあるが、(祗園祭の時以外はお土産物屋Otabi )ここに移ってきたのは秀吉の寺町改変の時と言う。それ以前の御旅所はここだったのね。





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さて、この近くのホテルニッコープリンセス。
高橋町のど真ん中、そして保昌山のご町内。ロビーにこんなコーナーもございますよ。




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こちらにうかがったのは先ほどの稚児が断ち切る斎竹の注連縄をお祀りしているからなのだ。16日朝10時〜昼休みをはさんで一般公開してくれる。




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これなんだな、注連縄。





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こちらは斎竹の根本に飾る海老結び。




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これか。




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いろいろ説明して下さった高橋町斎竹奉賛会のおじさま。
注連縄切りのあと、切れ端は所縁の所望の人に分けられるそうだが、あれは厄をすいとってるから、やめといた方がええんよ、とのこと(^_^; なるほど。




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なんと御神酒のおふるまいもあって、いただいたかわらけもお持ち帰りできる。ありがたや〜〜。

あかんわ、来年もいくとこがまた増えてしもた。




前祭・宵々々山点描2017 - 2017.07.16 Sun

夜店も出ていない、歩行者天国でもない、そんな14日宵々々山だが、人出はまだ少なく、私はこの日のふらり歩きが好きだ。夕方のはじまりから駒形提灯に灯りがともるまで、ふらふら鉾町逍遙、脈絡ない点描。




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今年の巡行山壱番、占出山。
神功皇后の神話にちなむ安産のお守りがでる。そういえば初孫がお腹の中にいるときにもここは山壱番で、手ぬぐいをもとめたのだった。





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今年も曳き初めしたよ、船鉾。やはり舟の形が鉾の中では秀逸。





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屏風飾りもはじまる。
これに欠かせぬのがヒオウギ。今なら京都中の花屋さんでもとめられるよ。





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船鉾町の和装小物の四季咲さん。ここの奥座敷で、、、





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こんな素敵な坪庭を眺めながら、、、




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今年もD君のお茶席。
室礼がとても涼やか。丸久○山園のさらさらした冷抹茶(砂鉄みたいなさらっさらの抹茶!)で氷をいれた冷水点て。





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台子点前で杓立にたててあった、本来火箸であるべきものが氷をつかむ竹製のトングだったのには思わずにやり。
これは台子を知っている人しか笑えないツボだわね。




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四季咲さんのミセの間では和装小物のセール、その後にこれも見事な屏風飾り。





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最近では、どこに何鉾があって何山があるか、だいたい覚えたが、それでも辻を曲がって思いがけず駒形提灯をみつけると萌える。





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蟷螂山。

各山にはそれぞれ独特のテイストがあって、物品販売に力をいれているところ、イベントに力をいれているところ、昔からの風情で近所の人が楽しむのがメインのところ、さまざまでおもしろい。

保存会の会員に大きな店や会社があるかどうかでも、ずいぶん感じが違う。




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山立ての終盤に立った四条傘鉾。神官のお祓いをうける。
この神官さん、その後あちこちの山鉾でお祓いしているのを見たわ。大忙し。





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綾傘鉾のお囃子席。





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会所の大原神社では巫女さんのお祓いと御神酒授与。





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伯牙断琴の伯牙山の会所は杉本家だ。この印は琴柱。




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宵山恒例の一般公開も開始。昨年は撮影できたが、今年は禁止。
それにしてもいつも感激する、この規模の京町家の風情。文化財登録をうけつつも、よく維持しておられると杉本家の方々のご苦労を思う。よくぞ残してくださった。





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鉾町の祭礼のお飾り。





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と、うろうろしているうちに駒形提灯に灯りがともる。いよいよ祭の風情が高まる。




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♪ ろうそく一本献じられましょう つねはでません今晩限り ご信心の御方さまは、、、


鉾町の子どもたちも往時に比べると減ってしまった。

今朝の京都新聞に、鉾町に住んでいる住人の数は長刀鉾、函谷鉾はゼロなんだそうな。これはけっこうショックだ。
鉾町のお祭りながら、よそから来た人たちの手でなんとか維持できている、、、というのが昨今の祗園祭なのだな。




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鉾町の西と南のはずれになる太子山。
会所はこれも杉本家と並ぶ大きな京町家の秦家。





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山とともに巡行する荷内茶屋を数年前復活させ、巡行中にお茶を振る舞う役を知人が毎年しているので、なんだかなじみを感じる山なのである。

床几をたくさん道に出して道行く人が夕涼みをする風情もまたよい。




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油小路にあるから油天神山。
町内には天神さんゆかりの梅にちなんだ?梅鉢医院なんて名前のクリニックもあるのよ。(名字が実は梅鉢さん???)





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細い小路の山鉾を尋ねる方が好きなのだが、大通りへもでてみよう。

四条通りの西端、四条傘鉾から東を見る。




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四条傘鉾では日和神楽のお稽古中。お囃子方に知り合いがいるの。




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帯に粽を差している姿はかっこいい。




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綾傘鉾周辺に舞い戻るが、先ほどに比べて人出がだんだんすごくなっていて、なかなか前へすすめない。




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いっしょに粽作りをした大学生ボランティアもグッズ販売のお手伝い。自分が作った、、、かもしれない粽を購入。




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表の格子戸にベンガラを塗ったりしてさらにグレードアップした後祭・大舩鉾の会所。船首飾りもお披露目。
昨年は初めて竜頭で巡行したので話題になったが、今年は大金幣の順番。





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新町上がるの放下鉾。





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人形稚児の三光丸くん。
鉾へ女人は上がれないが、ここの会所は好きだな。二回の奥の縁側から空中の橋がのびてお蔵へ続く。ここで夕涼みしたらさぞや気持ちよかろう。





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駒形提灯の灯りもくっきりと見えるくらいに暗くなってきた。




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四条通り、二階囃子がステキだった月鉾。




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お囃子を演奏中の鉾にあがらせてもらうが、ほんまにあの狭い空間にぎゅうぎゅうなのね。残念ながら撮影禁止。





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そして最後に行ったのが烏丸通りの孟宗山。前祭では一番最後の山立てとなった。
実は先年から全山鉾の朱印を集めておって、昨年9割方完成したのだが、今年残りをコンプリートしようと集め回って、ここのが最後になったのであった。





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烏丸通りをはさんで東側には祗園祭の期間だけあく名水御手洗の井戸がある。




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今年も甘露な水をいただく。
知らない人が多くて、スルーされるのが残念。




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さて、うちに帰って戦利品を確認。
実用性も兼ね、各山の意匠も楽しい手ぬぐいは毎年必ず。コチラの方は毎年新柄もでるのでコンプリートは無理そうだわ。




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で、2年がかりで完成した朱印帳!
(なぜかこういうのって、集めだすとムキになるよね^_^; )




天岩戸のカミあそび〜岩戸山2017 - 2017.07.15 Sat

14日は宵々々山であるが、日が暮れるとすでにたくさんの人出となる。
ここ数年毎年岩戸山で14日におこなわれる舞楽奉納・天岩戸のカミあそびに昨年に続き今年もやってきた。




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17時と18時の二回。18時の回になると日もだいぶん落ちて、少し涼しさを感じる。
山の懸物の説明など聞きながら、始まりを待つのもそれほど苦にならない夕暮れ時。





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ここは木乃婦のご町内だから、木乃婦のご隠居さんがご挨拶に。

ご存じかと思うが、岩戸山は天の岩戸伝説をテーマにしているので、ご神体は(岩戸に雲隠れした)天照大神、(天の岩戸をこじ開けた)手力男尊(タヂカラノオ)、(雲隠れの原因を作った素戔嗚尊とその姉アマテラスの父)伊弉諾尊(イザナギ)。
昨年も思ったが、なぜ岩戸をこじあける契機をつくった最大の功労者・天宇受賣命(アメノウズメ)が祀られていないのだろう???






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篠笛・玲月流流祖森田 玲さん(ちなみにこの奉納曲の作曲者)
篠笛・鉦・南部香織さん(森田さんの奥様)
太鼓・植木陽史さん











一度聞くとしばらく頭の中をぐるぐる回りそうなお神楽だわ。




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観世流シテ方林宗家の若、林宗一郎さん

今年は天宇受賣命のお神楽だけでなく、伊弉諾尊の国生み伝説の仕舞も新たに。
手にする矛は「天沼矛(あめのぬぼこ)」




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この矛で天の浮き橋に立ち、混沌とした大地をかき混ぜる場面。
したたりおちた雫からできた島がおのころ島。

ここから伊弉諾尊、伊弉冉尊(いざなみ)の国生みがはじまる。





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この矛を天の御柱(みはしら)として、まわりながら「あなにやし えをとこを」「あなにやし えをとめを」
先に女神の伊弉冉尊(いざなみ)が「あら、いい男」と言っちゃったので、蛭子しか生まれなかった。
しきりなおして「あなにやし えをとめを」と先に伊弉諾尊が言ったので、次々と国が生まれ大八洲(おおやしま)になったという神話をなぞる。





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ついで天宇受賣命の神楽舞。




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さきほどの軽妙なお神楽にあわせて舞う姿は、岩戸山というふさわしい舞台でますますすばらしく、能楽師の舞をこんな近距離で眺められる機会もまたとないと思われ、今年も来てよかった、と思うのである。





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昨年は能面をつけて舞われたが今年は直面(ひためん・面なし)、でイケメンとか言って、木乃婦のご隠居が笑いをとっておられました(^_^;)




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お開きになるころには、黄昏時になっていた。
せっかくだから岩戸山にのぼってみよう。




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ここの登山券をかつてある事情でたくさん所持していたことがあり、祗園祭のたびによく登らせてもらった。今は持っていないけど。




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お、木乃婦の御献燈。




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装飾品のお飾り所になっているTHE TERMINAL Kyotoでポスターを見る。
知り合いのN君撮影のものらしい。ええアングルやなあ。来年はこのポジションねらうか。





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最後に、森田さんも林さんもご隠居もさかんに宣伝されていた、岩戸山だけの生粽(食べられる)を買って帰る。木乃婦さん作。ほのかな甘みが美味しゅうございました。




前祭・山鉾曳き初め2017〜船鉾・岩戸山 - 2017.07.14 Fri

長刀鉾とか、月鉾とか主だった鉾の曳き初めは12日だった。仕事じゃん、行けないじゃん、、とまた2日前と同じようなことを言っておりますが、、、、大丈夫、13日には新町通りの放下鉾、船鉾、岩戸山の曳き初めがあるです。




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これは数日前の鉾建ての日の船鉾。
まだ全然舟っぽくないとき。




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舟のRの部品があるので、ああ、やっぱり舟やな、と思う。





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こちらも同日の船鉾の南側に建てている最中の岩戸山。りっぱな曳き山。




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午前中だけの仕事帰りで直行、まにあった!




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鉾は北へ南へ何回か往復するので、たいてい一回は曳けるのよ。
ぎりぎり一回目の北行の綱の超はしっこ、、、持つことができたので、がんばって曳きましたよ。








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北は四条通りまで。
信号機のところでストップ。巡行当日はこの信号機はパタンと折れるのだ。




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今度は南行、綱を前にわたしていく。





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ほぼ同時に始まった岩戸山の曳き初め。



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こちらはたくさんの町内の幼稚園か保育園の子どもたちもがんばって曳く。
比較的すいていたので、私は行きも帰りも曳かせてもらった。









車のぎしぎしいう音がいい。

狭い通りをゆらゆら頭の真松をゆらしながら風情がすてき。





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松原当たりでUターン。車方ががんばってはる。




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振り向くと南下してきた船鉾が岩戸山の会所あたりまでせまってきていた。
右に船鉾、左に岩戸山、両方のお囃子を同時に聞けるし、なかなかうれしい見物であった。




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今年も無事曳き初めほぼ終了。
帰りに室町綾小路の半襟の荒川益次郎商店で、麻の半襟買って帰ったよ。宵山に着る着物につけていこう!




極楽観蓮会〜法金剛院2017 - 2017.07.13 Thu



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蓮の季節の双ヶ丘なる法金剛院
久しぶりにおとなう




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今年も蓮の花の盛りを迎えようとしている





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鉢に咲く種々の蓮花も美しいが、池の蓮を見るのが好き
泥水から顔を出していることが信じられないくらいに清い色だ





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合掌の形の蓮のつぼみ




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池の大きな蓮の葉を下から見上げて透かして見る楽しみ





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蓮の台(うてな)には極楽浄土へ往生した人がすわるという
蓮の葉の裏から極楽はのぞけないものか
そこに亡き縁者の面影をさがすのもまた





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両手の掌を開いた蓮花

ここにくると5年前に亡くなった幼い友だちのことを思う




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天寿国繍帳では極楽浄土に生まれ変わった往生人は蓮の花だったか、葉だったか、傘のようにかざしてふわふわしている

きっとあの子もそんな風にすごしているにちがいない





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いちどひらいた指は複雑な印をむすぶ





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つぼみにとまる生命




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少し花開く乙女





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あでやかな佳人




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つま先を紅に染めた




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日傘をさす貴婦人




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散華もまた美し




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持ち帰りたき極楽のひとひら





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朝の静かなお堂は、外の酷暑にもかかわらず、涼やかな風が吹き通って、ひとときの爽気

そういえばここを再建されたのは、西行の思い人でもあったといわれる、玉のように美しい待賢門院璋子(たまこ)様であったな





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今年も蓮の実を一本いただいてかえる

我が家の極小の極楽




菊水鉾〜鉾立て2017 - 2017.07.12 Wed

10日は主だった鉾の鉾立ての日だが、月曜じゃん、行けないじゃん、、、とすねていたが。




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11日には菊水鉾の鉾立があったのだ。
室町四条上がる。




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縄がらみLoveヽ(≧∀≦)ノ





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おまけに榊につける紙垂(しで)もまだつけている真っ最中。




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今年もつけさせてもらった。しっかりと結びつける。




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下からは普通見えないアングルの「菊水鉾」の扁額。




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紙垂飾り完了して、いよいよ鉾立て。

立てるに際して、役員さんが鉾のまわりを一周し、塩とお酒で清める。




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鉾をたてるテコの支点となる重要な部分。大工方(もしくは手伝方)スタンバイ完了。




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他の大工方、手伝方、が見守る中、いよいよ緊張の鉾立て。

ここも一度真木が折れたことがあるんやて。(私は一昨年、南観音山の真松が途中でこけたのを見たことがある)
見物もけっこう危険なんやで。





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しゃぐま。
これを作っていくのをじ〜っと炎天下で見ていたこともある。なかなか見事であったよ。(詳しくはこちら

これも鉾によって形がいくぶんちがうようだ。





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この紙垂をいっぱいつけた榊はさぞや重いであろうなあ。





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持ち上げる前に天王台に人形をくくりつける。

菊水鉾は彭祖(ほうそ)。菊慈童としばしば混同される、長生きの人。
一応ご神体なので榊の葉を口にくわえて息がかからないようにしている。(たぶん)




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さあ、いよいよ。

役員さんは天王台を覆った布にくくりつけた紐を手に持つ。
鉾が立ち上がったときに覆いがとれる仕組みだ。






(途中で横向きになったり、かなり見づらい動画でゴメン)




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ゆっくりゆっくり上がっていく鉾。




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鉾立て無事終了!
おもわず拍手。




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四条通りにでれば、もうあちらにもこちらにも鉾が立つ。
あっというまに祗園祭のクライマックスへ、かけあがってしまいそうだ。もっとゆっくり楽しみたいのに。




好日居・茶ノ教室夜会〜七夕2017 - 2017.07.11 Tue



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恒例の好日居・茶ノ教室夜の部。





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雨が降ったあとの坪庭の緑がしっとり。




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ウエルカムティーは奥の大谷石の床の部屋で。




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梅の蜜をそそいで、そのあとによく冷えた水出し烏龍茶をそそぐ。

このフラスコ、いいね、といったらiichikoの瓶なんですね。(グッドデザイン賞を受賞しているボトルなの)

ほんのり梅、ほんのり烏龍茶。
わざとかきまぜずに甘さのグラデーションを楽しんで下さい、と。




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さて、最初のお茶はめずらしい茯磚茶。モンゴル地方などで愛飲されているとか。
黒茶なのでプーアルの仲間なのだけれど、製法が微妙に違うらしい。このブロックを割ってみると、黄色い点々のようなもの、これが金花菌とよばれる茶を発酵させる菌なのだ。




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早速いれてもらう。





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プーアルほどクセがなく、烏龍茶との中間くらいのイメージ。あとでほんのり甘いくらいの飲みやすいお茶。




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本日の花はムクゲかな。
このすてきな花入は印度のオイルポットなのだそうだ。(グランピエにて購入とか。いかねば)





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そして点心は、先日好日居さんが行かれた西安、その西安風の甘酒粥。
なかに棗やら,マンゴーやら、クコやらたっぷり入って、「飲む点滴」といわれるほんのり甘い麹とあいまって、美味しいやら滋養がつきそうやら。




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お菓子も西安土産をたっぷりと。
特にびっくりするのはサンザシ!

サンザシと言えば中国では長い串に挿したのを道端で売っていたりするが、このサンザシは熨斗梅みたいにのしたものをコイル状に巻いてある!

つまみだして鋏で切っていただくのもこれまた楽しい。





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二番目のお茶は蒙頂黄芽。
一芯一葉を摘み取って作る黄茶の種類で、製茶量が少ない貴重なお茶なんだそうな。
一見竹葉茶に似ているけれど、これはちょっとこうばしくて、トウモロコシの香りかな。




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つぎに罐々茶。
これは最初に飲んだお茶をことこと煮詰めたもの。どんなに渋くなるのだろうと思いきや、全然渋みも苦みもなくて、クセがとれてまろやかになるこの不思議。




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三番目のお茶は、参加者の多数決により、単層鳳凰茶をいれてもらう。
蜜香!
まさにこれぞThe 中国茶! 最高峰だね〜。






綾傘鉾稚児社参2017 - 2017.07.09 Sun



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連日祇園会の記事ばかりでスミマセン。
頭の中がずっとコンチキチンで、、、、(^_^;)





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7月7日は綾傘鉾の稚児さんの社参の日。今年はちょうど休みの日に当たったので、2年ぶりに見に行く。

6人の年中さんから小学校低学年までのお稚児さんの、鉾町内との結納の儀とか、八坂神社の常盤殿で先だっておこなわれるのだが、ちょっと遅れて拝見できず。ちょうど出発間際のあわただしいところへ行き当たってしまった。




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八坂さんのご神体牛頭天王のお軸の下、粽と、、、、




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くじ取り式で拝領した傘二番のくじ。





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お稚児さんたちは出発の前にお化粧直し、着付けお直しで忙しい。




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たぶんふだんは普通のお子たちなんだろうけれど、白塗りに金烏帽子、水干の衣裳をつけるとなんだかちょっとちがってみえるよ。

巡行の時、長い時間をお父さんと手を繋いで歩くのだが、最後の方はかなり疲れてだれだれっとしているときもあるけれど、あれをし終えると、どんな子でもなにかをなしとげた!という感じで顔つきがかわるのだそうだ。おそるべし、祭礼。




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お稚児さんのかわいい草履はやっぱりかかとにゴム付き。





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新常盤殿の前で出発を待つ役員さん。

ちなみに稚児社参があるのは長刀鉾の稚児と神輿を先導する久世の駒形稚児、そしてこの綾傘鉾だけ。





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綾傘鉾の歴史は古く、応仁の乱以前からあったそうだが、幕末焼失して廃止、明治に一時再興したがまた廃止、本格的再興は1979年(昭和54年〜うわ〜私、大学生や)だそうだ。





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付随する棒振り踊りは昔からあったそうだが、稚児の巡行はこれも昔からあったのだろうか。そこらへんはよくわからない。




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さあ、みんなそろって八坂神社本殿へ出発だ。





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巡行の時にも使われるこの赤い傘が並んで行く姿は美しい。




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神社の南楼門から入社。すでにたくさんのカメラマンやら観光客やらお待ちかね。





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本殿前で、禊ぎをうける。
本人は何をしているかよくわからない風情だが、なんとなく緊張の面持ちがいいね。




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こうして普通の子供は神様のお使いになっていくのね。




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これから本殿で宣状の儀、神様のお使いに任命される。





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宣状の儀のあとはお千度参り、本殿を三周って礼拝。
本殿前は人だかりがすごいので、裏社参(本殿の裏でも二礼一拍手一礼)で待つ。





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お、やってきました、本殿裏に社参の行列。





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ちゃんとお参りできた。もう神様のお使いだものね。





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綾傘鉾はお稚児さん行列と棒振り行列(壬生六斎念仏)が加わるので、山の中では一番長い行列となる。





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かっこいいよ、巡行当日がんばってね。





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このあと南楼門前で記念撮影があるが、これがまた6人がそろわないところがかわいい。
今年はこれで失礼して、、、、




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楼門前の二軒茶屋中村楼のカフェで、、、、




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ぬふふふ、、、





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四条通り。
今年も祇園会は暑い、、、じゃなくて熱い!




二階囃子コレクション〜2017 - 2017.07.06 Thu


四条烏丸で電車をおりるともうすぐに聞こえて来る二階囃子。
これを聞くと祗園祭のスイッチが入る気がする。










最初に聞こえるのは函谷鉾さん。
四条通りに面しているので、前をばんばんバスやら車やら人がたくさん通る。いつもの繁華街の風景の中に、この時期だけ突如現れる不思議な光景。



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バスを待ちながらも楽しめる祗園祭。
これも四条通りの月鉾さん。




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囃子の種類はいろいろあって、地囃子とか戻り囃子とか、リズムやペースがまったく違うのだが、私にはあまり把握できていない。(なにせ音痴だから)

でも二階囃子でサビ的な早いテンポの絢爛たる囃子をきけるチャンスはあまり多くないので、月さんのアップテンポの囃子、ちょっと長いけれど聞いてね。










血湧き肉躍る感じよね。え?違う?、、、、(^_^;


さて四条通りから室町とか、新町の鉾町に迷い込んでみよう。
お、あっちから聞こえる。こっちからも聞こえる、、、と音を頼りに探してそぞろ歩くのもこの時期の楽しみ。




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鉾町はすっかり祭礼モード。




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室町上がったとこに菊水鉾。
昨年まで、ここを上がれることを知らず(敷居高いやん)、下から音を聞くだけだったのだが、さる情報筋から上まで行って聞いて良いんだよ、とか。





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おお〜!!目の前でお囃子が聴けるとは!
(さすがに中まで入る勇気なし)










ここは宵山の最中、お茶席になるのは有名。なにせ紹鷗ゆかりの場所だからね。
毎年この茶会でしたたりをいただいて、菊のお皿を持ち帰っている。




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新町を南へ。
船鉾さん。



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ここでボランティアをしている知人に偶然であって、ちらっと会所の中をみせてもらう。上まで上がる?と言われつい遠慮したが、ちょっと後悔。









これ、一番文字通り「コンチキチン」と聞こえるパート。











新町をさらに下って、「山」でありながら、囃子方もある「鉾」の風格の岩戸山。
岩戸山町内の吉符入りは、同じく町内の木乃婦さんなんだと聞いた。ええな〜。









新町上がるの北観音山。後祭だが二階囃子はすでに。
このパート、笛のピーっという高い音と鉦の音、かけ声がかさなるのがとても好きな部分。

ちなみに北観音山だけは粽とかのグッズを宵山で一切販売しない。粽は作るけれど町内の関係者だけに配られるらしいので、超レアグッズ。一度見てみたいものだ。




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復活からまだ時のたっていない大舩鉾の二階囃子。左手に大舩鉾の浴衣を着た役員さんが耳を澄ませている風情。これがいいのだ。(でも外国人観光客に若干あらされている部分も、、、残念だが)



最後にアップテンポのお囃子〜放下鉾。










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昨今の人がマトモに歩けないほど混雑する宵山よりも、かつての風情を残した二階囃子をきくそぞろ歩きの方が、最近は好きだな。




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いよいよ来週からは前祭の山鉾建てが始まるね。



山鉾巡行くじ取り式2017 - 2017.07.04 Tue



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7月2日は祗園祭山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が、市役所の会議場でおこなわれる。

前いつ行ったか調べたら4年前やった。もうそんなにたつのか。




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壇上に市長、清々講社のおえらいさん、各山鉾町の代表者さんたちは議員席へ。




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(引いたくじを市長に確認してもらっている場面)



山鉾巡行はかつて先陣争いが絶えなかったため、応仁の乱後に再興されて後は、争いをさけるためくじで順番を決めるようになり、それが現代まで500年以上続いているという、、、、単にくじ引くだけじゃなく、長い歴史のある行事なのね。





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(会場に見せる場面)




とはいえ、巡行の順序はあらかじめ決まっているのがかなり多い。

たとえば不動のくじ取らずの長刀さんや、5番固定の函谷鉾、前祭最後の3鉾(放下鉾、岩戸山、船鉾)、傘は(四条傘鉾、綾傘鉾)は7番か15番かのどちらか。
後祭は指定席が多くて、1番橋弁慶山、2番北観音山、6番南観音山、最後尾の大舩鉾はくじとらず。









これは菊水さんのくじ取り。今年鉾3番、全体で17番でしたね。





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くじの結果が出るたびに記入する用紙は市役所がくれる。

長刀鉾に続く山1番は今年は占出山やった。「山壱番」の声で会場がおおっ!とどよめく。やはり山1番は特別。1番にあやかって、山鉾のグッズが宵山でよく売れるというのも聞いた。なんだか占出山、しょっちゅう山1番ひいているような気がするので、よほどくじ運つよい役員さんがいてるのかな。

4年前にも書いたが、山鉾の名前、全部漢字で書けるのが自慢。(たいした自慢じゃない?、、まあそうね)




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ついで、当たったくじの番号を書いた奉書授与、これは巡行の時にくじ改めで漆の箱に入れて市長に見せるもの。(あの、扇で紐を解いてかっこよく見せるやつ)



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これね。6年前の写真。(画質不良ゴメン)




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それぞれの奉書を町内の箱におさめて、それをとりどりの布で包んで町内へ持ち帰る。この包む風呂敷の意匠も鉾町それぞれでおもしろい。

4年前のときには吉田孝次郎先生が山鉾連合会会長だったので、実に味のあるご挨拶が聞けたことを思い出す。放下鉾事件とか、いろいろあったものなあ。





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今年山3番の霰天神さん。

今年の巡行はやはり暑いのかなあ。それとも数年前みたいに土砂降り?
いずれにせよ、巡行も含めたこの1ヶ月、無事とどこおりなく過ぎますように。(私の体力のほうも、、、(^_^;  )



*)くじ取り式参観は6月ごろ(?)から市役所HPで往復ハガキ申し込み(抽選)の広報あり。ただし今年みたいに日曜だと競争率はかなり高い。あるいは鉾町関係者にコネがあればお願いできるかも。




夏越の祓〜上賀茂神社・人形流し2017 - 2017.07.02 Sun


  ♪  夏越の祓 するひとは 千歳の命 延ぶというなり


、、、、というアヤシイ歌を歌いながらぞろぞろと茅輪をくぐる、、、そんな6月30日、夏越の大祓。


きょうび、どこの神社にいっても茅輪が設置されているので、ついつい反射的にくぐってしまうが、たぶんそれはここ10年くらいのはやりだと思う。昔はそんなに茅輪なんて神社になかったよ。

それに京都に住むまでは「夏越の祓?それな〜に?」の認識だったので、一年の半分、たまりにたまった穢れを祓わなかった年月の方が長いわけで、、、なのにいったん始めると、しないとなんとなく気持ちワルイ気がするのはなぜだろう。




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30日までにくぐった茅輪は数知れず、食べた水無月も数知れず、、、だが、肝腎の大祓の30日、所用のため地元の神社にも行けず、どうしようかな〜と思っていたら、なんと夜の20時から人形(ひとがた)流しの神事があるという上賀茂神社!地元ちがうけど、ここはけっこう行きつけなので今年はここで身を祓おう。

夜の上賀茂神社は初めてなんで、不思議な雰囲気。二の鳥居の前では地元の人たちがミニ市を開いてはった。





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お約束の茅輪を左右左と3回くぐる。
 
 ♪ 夏越の祓 する人は〜、、、




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神事がおこなわれる橋殿(舞殿)周辺には、すでに大勢の方が待ち構えている。




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ならの小川、、、かぜそよぐ ならの小川の夕暮れは みそぎぞ夏の しるしなりける、、、(藤原家隆)の風景やねえ。
ん?、、、、あれは?




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ああ!これこれ!
三角形の幣!

氷室の氷、水無月(お菓子)の形、そして魔除けの意味のあるのが三角形(または鱗紋)

2年前、Mちゃんたち乙女が弘道館で夏越の祓茶事をしてくれたときに、弘道館の庭にあったやつや〜!(↓)





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うら若き乙女の力作の茅輪があって大感激したのだが、あれ以来茶仲間に茅輪を作ることがはやったっけ。


しかし、この三角幣、こういうものだったのか、と2年ぶりに合点がいった。




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やがてならの小川の中にある松明に点火。




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水に映る火影も美しい。





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やがて雅楽の伶人たちとともに神職の方々が茅輪を作法通りくぐって橋殿へ鎮座される。




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橋殿の上からおさめられた人形を小川へ流す。
この作法がまるで手裏剣みたいにしゃしゃしゃ〜っと手刀で一枚ずつ落としていくのがすごい技!










枚数が半端でないので、かなり長時間、その間長文の大祓詞が奏上される。





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小川の水上を流れていく人形。

本来なら大海まで、、、といたいところだが、環境汚染になるのでどこかで回収してはるんかな?
神事終了後、見てみたけれどどこでどうなっているのかはわからぬまま。





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ついで木綿と麻の反物を裂いて川へ流す。
これは初めて知った。


和泉式部の
「思うこと みなつき(水無月・皆尽き)ねとて 麻の葉を切りに切りても 祓えつるかな」
にも歌われ、貴船神社の夏越でもされているそうな。

神に捧げる貴重品であった麻や木綿を裂いて贖物(あがもの)にする、という意味らしい。





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さて、神事終了、あの三角幣も川から引き上げられ、、、あら、こんなふうになってたのね。





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めったに来ることのない夜の上賀茂別雷神社、雰囲気を楽しみつつ、今年の残り半分、無事すごせますようにと祈る。




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