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2017-10

奈良・萩の寺〜白毫寺・元興寺 - 2017.10.03 Tue

出町柳の萩の寺、常林寺の前を通りすぎて、ああ、そうか、萩の花が盛りなんだと思った。


そういえば、萩の頃行ってみたいと思ったところが奈良に2箇所あったっけ、、、、で、そのまま京阪経由近鉄に乗って奈良へ行きましょう。



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  高円の 野辺の秋萩いたづらに

       咲きか散るらむ みるひとなしに  (万葉集)




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まずは高円山白毫寺。
主な奈良の観光スポットからはずれて、交通の便もあまりよくないので、観光客もまばらなところがかえってよろしいわ。




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以前に来たのはもうかれこれ10年近く前になるかな。
あのころ人気の観光部長(?)の猫さんがいたっけ、、、(お寺の方に聞いたらさすがにもう寿命で、、、)




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有名な五色の椿を見るために来たので、あれは春先。萩の切り株だけ見て、これが咲いたら見事だろうな、いつか萩の季節に来ようと思ったのだ。




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春日山に連なる高円山からの眺め。
おや、、アレが見えますか?




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私の中では奈良のシンボル・興福寺の五重塔と改修中の国宝館(?)金堂




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この白毫寺は天智天皇の第7皇子・志貴皇子の邸跡に建てられたという。冒頭の万葉集の歌の中にでてくる「みるひとなしに」のひとは志貴皇子といわれ、その彼が亡くなったことを悼んだ歌なのだそうだ。




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天智の皇子でありながら、皇位をあらそうこともなく政治とは無縁の場所にいて歌を愛し,文化人として生きたといわれる。
そういえば有名な歌がありましたね。
「いわばしる たるみのうえのさわらびの もえいづるはるに なりにけるかも」




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境内にはフジバカマも。

志貴皇子は皇位におそらく関心のない方だったのだろうけれど、その薨去後に息子が光仁天皇になったため、皇統は天武系からまた天智系にもどって現在まで続くという。





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お堂の下の盛り土も崩れがちなところが奈良っぽくていいわ(^_^;
ここは一時荒廃したけれど、儲茶で有名な西大寺の叡尊によって再興され、堂宇は江戸時代の物が残る。




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さすがに萩の季節は、ここまでくる観光客もぱらぱらとおられる。





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大きな古木の足元にはなにやらあやしいキノコもはえていて、、、





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彼岸の頃きっちり咲く律儀な彼岸花。




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春には赤・白・紅白の絞りの椿が1本の木から咲く、五色椿も忘れずにみてね。





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ちょっと人里はなれた高円山からならまちにもどってきた。
ここはご存じ元興寺極楽坊。行きやすいので、なんだかよく来ている。この2月に珠光茶会でもおじゃましたわよね。




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でも萩の盛りの季節は初めて。
いつも盛りを過ぎたり、早すぎたりの季節しか来ていなかったので、今日は来ることができてよかった。いまをさかりの萩の花。

今年2月の時の写真と比べてね。萩がばっさりきれいさっぱりないから。)





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萩は比較的地味な花なのだが、こういうふうに大株になると迫力がある。
以前宝塚の庭にも植えていたが、切っても切っても年々大きくなりすぎて手に負えなくなったのを思い出した。こういう広いところでこそ。





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こちらの境内にもフジバカマ。
香りがよいので蝶々が蜜を吸うのに余念がない。




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こちらはアオスジアゲハ(たぶん、、、)




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なんといってもこちらは飛鳥時代の瓦が残ることで有名。元興寺はもともとならまち全部を境内とする広大な堂宇を誇っていたのだが、いまは極楽坊とよばれた現在のお寺のみが残る。




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石仏のあいまに咲く桔梗




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珠光茶会で中へはいれた奈良の名指物師・川崎幽玄作の茶室・泰楽軒
毎年10月28日に川崎幽玄顕彰茶会がここでおこなわれる。(問い合わせはあーとさろん宮崎まで)




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ここにも彼岸花




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石仏やお地蔵様にとてもよく似合う花だと思う。




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帰りの道、ここは近鉄奈良駅にちかいお土産物屋さん。
私が小学校の修学旅行で来たときからある懐かしい風景なので、今日もまた健在だと確認してほっとして帰るのである。





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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