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2018-01

赤山禅院・新春八千枚大護摩供〜山ばな平八茶屋 - 2018.01.07 Sun

新春第一弾京都巡り(?)はなぜか修学院の赤山禅院。
修学院は京都市中の東北の角あたり、比叡山の麓で市中より明らかに寒い。




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この日も若干時雨れてさぶいこと。
調べてみたら以前ここへきたのはもう5年も前のことだった。




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赤山禅院は場所柄、皇城表鬼門(丑寅の方角)を守護する比叡山延暦寺の塔頭なので、天台宗寺院なのだが、参道入り口には鳥居が立っているし、ご本尊が泰山府君(陰陽道の主祭神)=赤山大明神という、宗教混合もここまでくると私には手におえない。




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しかも境内には諸処の神様が祀られていて、そのうちの一つ、福禄寿殿が都七福神の一つというおまけまである。だからけっこう辺鄙な場所(地元の方、ごめんなさい)にあるにもかかわらず、参拝客は意外と多い。




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創建は9世紀、円仁聖人起願と伝わる。聖人が唐へ留学中滞在したのが赤山法華院だったことが名前の由来のよう。




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拝殿の上には魔除けの猿が置かれている。ちょうど御所の猿が辻(御所の丑寅)の猿に相対するとか。比叡=日枝=日吉→猿、、、となんとなくわかる。
手には御幣と鈴を持っているが、夜な夜な動いて悪さをするので檻に閉じ込めたという伝説。




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上の写真が逆光であまりよくないので、5年前の写真もあげておく。なんともとぼけたお顔のお猿さん。




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他にも弁財天、金神社、相老社、地蔵堂、いろんな神様やら仏様やらでこの鬼門を守っているのだろう。




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地元の人と神社の人はみなさん顔なじみらしく、新年の挨拶をかわしているのも地元の神社らしくていい。




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境内の各社をまわっていると、こんな狛犬さんも。まあ、あちこちにお賽銭おいてもらって、いいわね〜。




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お参りの人のために火をおこしてくれている社もあって、こんな時雨れて寒い日にはありがたい。





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こちらは雲母不動堂。
赤山禅院と比叡山を繋ぐ道が雲母坂(きららざか)であって、現在もこの地名は有名。(雲母漬けなんて漬け物もあるよ) そこにあった不動寺という寺院が明治に廃寺となり、そのご本尊をこちらに移したお堂とか。




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ここは修験道とも関わりが深い。千日回峰行のときに修験者が、比叡から雲母坂を何回も登ったりおりたりするからだそうだ。だからこの日は(1月5日)は毎年大阿闍梨による護摩供養がおこなわれる。(新春八千枚大護摩供:9時〜15時何回かにわけて)
(ちなみに不動寺開山は千日回峰行の創始者らしい)




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お堂によせてもらうと、堂内はぎっしり信者の方、近所の方でうまっている。とぎれることなく唱えられる不動明王の真言(ノウマクサンマンダー、,,,云々)、大阿闍梨が大きな護摩壇に次々と護摩木を投入。炎が立ち上がり渦を巻く様を眺めるのはなかなかの壮観。その炎の向こうにあまり大きくはない不動尊像が見える。
今年も元気に佳き一年となるよう、護摩木を私もおさめた。



せっかく修学院まで来たので、お昼はここから歩いて行けるこちらにしよう。





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山ばなは山端で、現在でもここの地名。






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創業は安土桃山時代というから、正真正銘の京都の老舗。ここは若狭街道、別名鯖街道沿いにあるので、都へ入る人出る人がここで麦飯にとろろをぶっかけた飯で一服した、という。現存する建物はそれでも寛永年間と言うからすごい。




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なんか、茶室でもありそうな数寄の庭だなあ。




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料理旅館なのだが、名物麦とろ飯はこちらでいつでも食べることができる。




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眼前は高野川




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反対側は数寄の庭
眺め抜群




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名物麦とろこと、麦飯にとろろをぶっかけていただく。
かすかな塩味が素朴ながら美味しい。もう一つの名物はぐじ(甘鯛)の料理なのだが、お腹と相談して今回は見送り。





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帰りにお庭をみせていただく。
旅館なので、たくさんの部屋があるわけだが、いずれも外からうかがうだけながら良い感じだ。




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このガラス戸がレトロで、懐かしく泣かせる。




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宿泊客はこのかま風呂にはいるのだろうな。残念ながら宿泊する機会はないだろうが、ちょっとのぞいてみたい気もする。

ここを後にするときに女将さんや仲居さんが門のところでお見送り、かなり進んで、道があっているか確かめるためにふりむいたら、やはりまたお辞儀をしてくれていた。(お茶をする人ながら、忘れていた私は×、ですが、平八茶屋さん、さすがです!)





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