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2018-02

梅の季節に光琳茶会〜熱海・MOA美術館 - 2018.02.27 Tue



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熱海に初めて降り立ったよ〜。

♪ 熱海の海岸散歩する〜 (金色夜叉)、、、はちょっと古いか。
リアルタイムではつかこうへいの「熱海殺人事件」、マニアック系では「だいたいわかりました〜」とオダギリジョーがつぶやく「熱海の捜査官」、、

いかん、いかん、つい初めての熱海にうかれちゃったよ。




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行きたかったMOA美術館、やっと来られたよ。それにしてもすんごい山の中。



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ここはなんといっても、これ(光琳・紅白梅図)だが、ちょうど梅の季節なので公開中、これも楽しみ。




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MOAは昨年2月に現代美術家・杉本博司、建築家・榊田倫之の設計でリニューアルオープンしたところ、といっても以前を知らないのでなんとも言えないが。




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杉本博司さんといえば、2年前、まだMOAを改修するというお話しをされていたころに細見美術館で味占郷茶会をされたことが印象深い。あの展示(杉本さんプロデュースの掛け物と花入れ)も実にすばらしかったなあ〜。




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(大磯三井家別邸から移築された唐門)



それはさておき、今日はMOA美術館主催の光琳茶会である。
毎年6月にはやはりMOA主催の「光琳乾山忌茶会」が奥嵯峨の平安郷でおこなわれるが、それの熱海版といっていい。




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こちらは庭園内に、古文書などに基づき復元したという光琳屋敷。
新町二条あたりにあった光琳最晩年の屋敷だそうだ。
濃茶席はこの屋敷の書院や茶室を使って。




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待合では庭にあたかも紅白梅図を現実に写したような景色を楽しむ。待合掛けは狩野探幽「梅の鶯」

濃茶席席主は東京美術倶楽部元副部長・吉田誠之助さん、呈茶が宗偏流お家元。

寄付では雪舟の弟子であった周徳の「柳に五位鷺」

呈茶席での軸が山田宗偏の「今日のうた」
  さしあたる ことのはばかり 思へただ 昨日は過ぎつ 明日はしらねば

本歌は澤庵さんらしい。宗偏流ではお稽古の前にこれを毎回唱えるとか。




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(こちらは薄茶席の樵庵)



いよいよ本席、ここで宗偏流のお家元が待ってはった。何しろ三畳台目に12~15人がはいるのでぎゅうぎゅう。(もちろんお茶点てるわけではなく、拝見するだけなのだが)
床の藤原佐理の通切二枚継がすばらしかった。紫草で染めた料紙の右側、生成り色の左側、全然読めへんけど桜の歌とか四十の賀の歌とか。読めなくてもその流麗な筆跡はあまりに美しい。絶妙のバランスの軸装も。
花入は小ぶりの砧青磁+椿、炉にかけられて湯気をあげているのは古芦屋菊地紋、鐶付きと蓋のつまみがなんと鶯。水指は赤絵の蓋のごっついちょっとねじくれた古備前、松浦家伝来。
茶入は徳川家伝来・古瀬戸肩衝「成高(せいたか)」、初花級のでかさ。
茶碗は素直なおとなしめの井戸「さかヰ」、茶杓は宗旦「何似(かじ)(何似生=ありのまま)」。何似はおりだめが斜めになっているのにびっくり。竹をこんな風に曲げるにはテクニックがいると思うよ。


お家元の「この部屋でなにが一番印象に残りましたか?」の問い。
私はズバリ藤原佐理ですわ〜。釜もよかったけれど。





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(おなじく樵庵)



次は岡田茂吉生誕百年記念にたてられた一白(=百)庵にてMOA席。

寄付に江月和尚の甥・翠厳宗珉和尚の「福聚海無量」、観音経ですな。
脇床に伝宗達の源氏物語図とか、本席に平治物語絵巻断簡とか、絵画系がすごい。

でも一番すごいのは大名物唐物篦目肩衝・今井宗薫〜家康〜紀州徳川家伝来云々。
さきほどでかいと思った成高よりさらにひとまわり大きくて、篦目はなんとなく阿古陀型に茶入を見せている。しかし、これぱっと見に茶入にするかなあ、なんか別の物いれたくなるような大きさだわ。
茶碗は灰被天目「秋葉(AKBではない)」伊達政宗所持、ただあまりこれといった特徴はないような。添えられる飴色の象牙茶杓は益田家旧蔵・利休作。他にも伝来物が多数、さすがMOA。





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やっと樵庵にたどりついた。ここは薄茶席、席主は名古屋の古美術商・米近一心庵。

なぜ樵庵か。ここの襖には光琳様式の樵夫図(文箱にあるよね)が描かれているからで、もともとわが郷里の伊木三猿斎の持っていた大炉の茶室なんだそうだ。




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薄茶席のお菓子は、さすが名古屋の両口屋是清、「コノ花」。もっちもちの食感が美味しかった。

茶碗の替えにのんこう(銘「老松」)を持ってくるあたり、どんだけ主茶碗の古萩がすごいか。銘が「羅漢」とつくだけあって、ごつくて荒々しい礫のような肌の茶碗。古萩の特徴といわれるのが桜高台、と教えてもらったがあまり五弁に見えなかったな。




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茶器は江戸初期の塗師・初代春正の桐蒔絵平棗。びっちり桐が蒔絵された蓋を開けると、内側や立ち上がりまでに秋草が。端整で美しい蒔絵だった。
古染のでっかい芋頭水指。表面がちょっとつるんとしていてちょっと面白みにかけるんだけれど。
茶杓が松花堂昭乗と仲のよかった佐川田昌俊自作の「都鳥」、わりとすなおな茶杓。
釜は古天明霰、かなりの古色で、火にかけたらちょっとやばそうな。




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こちら片桐門
片桐且元が薬師寺普請奉行を務めたときの宿舎の門で、奈良・慈光院〜大磯三井家別邸〜MOAへわたったものだとか。




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点心席は光琳屋敷にて



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熱海でまた京都に会うという、、、、三友居さんでした(^_^;
蒸し寿司もでて美味しかった!(関東の方には蒸し寿司はめずらしいらしい)




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せっかくだから美術館も見て回ろう。
おお!初めて見る熱海の海の絶景!
お天気がいまいちなのが残念。トンネルの向こうの三島は晴れていたのにね。




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美術館内にはりっぱな能楽堂まであってびっくり。観世会館よりりっぱちゃう?もしかして。




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そして、これこれ!
これを見ておかなくてはね。帯は紅白梅図へのオマージュ。(髪のみだれはスルーして)




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MOA、撮影OKの太っ腹ぶりも素晴らしいわ!
(来年も来ようかな〜)








銀月サロン・冬(〜早春)茶会〜銀月アパートメント - 2018.02.25 Sun

北白川の知る人ぞ知る(映画のロケもよくおこなわれるところの)銀月アパートメント




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だれが建てたのか、いつごろ建ったのかすらわからないけれど、少なくとも戦前の、レトロなアパートなのだが、現役、現在はアーティストなどがお住まいとか。




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春には眼前の桜が一番美しく楽しめる二階の部屋の銀月サロン、中国茶サロンです。今回は冬茶会、、、といいつつ、外は春のような陽気で早春茶会といった風情になりました。




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お花は桃とアオモジ



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毎回御趣向のセンスある室礼がすばらしく、なにかの参考にしようと思うのだが、力不足でなかなかここまではできません。




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この簀の子の小箱だって、どこでみつけてこられるのだろう。

蓋をめくると、、、




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お茶菓子が!

ミルフィオーリの小皿にのっているのは、大阪のエクチュアさんのジンジャーハニーチョコと、これなに?美味しい!の烏梅(ウバイ・青梅を燻製した物)とシークァーサーのドライフルーツ。





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台湾ではお茶をいれるときに台に茶神という小さな人形をおくことがあるそうです。お茶をいれるたびにお湯や洗茶をかけるので、時間とともに良い色になるのだとか。





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今回のテーマは武夷岩茶。
武夷岩茶は福建省武夷山で採れる有名なお茶だが、焙煎(ほうじ茶といっしょ)工程がはいるそうです。

その焙煎の浅い「岩中蘭」、中くらいの「水金亀」、強めの「金賞肉桂」の飲み比べ。
浅い方から強い方へ、茶色は少しずつ濃くなっていきます。




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(背景が春には見事な枝垂れ桜の桜色になる)


静かな室内と、岩茶の高い香り、心癒されるゆっくり時間





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なにかと時間内にあれもこれもしなくちゃ、と時間と競争するのが好きな自分にとって、ほんのしばしの”時間を忘れる時間”でもあります。美しい室礼の中で。




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さて、実は一番楽しみなのはこれだったりして(^_^;
点心タイム

本日のメニューは
油飯:豚のでんぶをのせたご飯、中華粽の中味のような印象
麻油鶏:鶏の骨付きを生姜や枸杞、棗などでことこと炊いたスープ、これは台湾では風邪をひいたときなど、お母さんが作ってくれる、というお粥のようなスープ
麻婆豆腐:席主お手製の豆板醤を使ったもので、今まで食べたどの麻婆豆腐よりスパイシーで美味しい




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デザートは湯圓、白玉粉につつまれているのは胡麻餡、ゆでたて熱々がまた美味しい。




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最後に大菊茶、お湯に入れて花開くのを楽しみつつ、菊の香とともにいただきました。




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今回も美味しく佳い時をすごしました。
次に来るときはこのしだれ桜が花開く頃です。もう枝先は色づき、春は近いと確信できたことでした。




正午茶事〜「楽の十碗十様」@東京淡交社 - 2018.02.22 Thu

今年初の東京
京都ではいろいろお世話になっている淡交社さんの東京教室に行くのははじめて。

雑誌「淡交」で、まず最初にここから読む、という読者の多い茶道心講の筆者・岡本浩一先生主催の茶事で、東京淡交社ビル内の茶室「慶交庵」にて開催。先生の大寄せ茶会は行ったことがあるが、茶事ははじめてなので期待してでかけた。




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(ビル内の茶室ながら蹲居もある)


寄付の軸が住友春翠、最晩年の「松無古今色」
これはご著書「茶道を深める」に入手されたエピソードが載っていたものだ。

待合は四畳半の小間で、よく参禅に行かれている品川東海寺の和尚様の達磨の絵、「不識」

今回の御趣向は「楽」。
迎付のあと、八畳の広間へ席入り。軸は今の御家元がお若い頃に書かれた一行物「明眼衲僧會不得」、出典は碧巌録とか。以前、この軸がかけられた席にお家元が来られた時のエピソードがおもしろかったのだが、ちょっと内緒。

ひさご棚にかけてある羽根が孔雀のあのきれいな部分でびっくり。炭手前ではお手製の竹の網籠の炭斗がでてきて、これもおどろく。茶人はここまでこわだるのだ。
車軸釜の濡肌も美しく、香合はイタリアアマルフィの焼物、「和洋の境をまぎらかす」のも先生のテーマであった。




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懐石は下鴨茶寮の東京支店の板さんが出張。
向付に赤楽、飴釉、、、の蛤、主に(私も作陶教室で楽茶碗をひねったところの)吉村楽入さんのものである。先生と楽入さんの交流はご著書にもくわしい。以前八王子のみささ園での茶会の主人公は楽入さんの宗入「亀毛」写し、軸はそれに添えた彼の消息を軸装したものであった。(「茶道に憧れる」に写真あり)

懐石も美味しく頂戴したが、強肴にイベリコ豚がでてきたのは一堂感激。茶事にお肉を使われるというのはこれも御本で存じ上げていたから。あと汁椀にもバルサミコ酢、五色人参のつけあわせなどなど、ご亭主の意向に沿うユニークなもの。
ガラスのちろりも中の氷をいれる部分を磁器製とし、特注してあとから京焼で焼かせたものというこだわり。強肴のユニークな織部っぽい器は本にも載っていたアメリカ人の乾山研究者の手になる物。

石杯の中に、敦煌でもとめたという夜光杯があり、一座のもっぱらの話題をさらう。玉でできた透き通る柄付グラスの形。「葡萄名酒夜光杯 欲飲琵琶馬上催、、、」王翰の詩の世界が広がるよね。(これも読み返したら、本の中に写真があったわ)

千鳥の時のお酒がサイダー割のもの、10人のお客さんと千鳥をするには若干希釈しておく必要が、、、(^_^;、なるほど、これはよいアイデアかも。

主菓子はご自分で出かけられた先で美味しいと思ってとりよせたという、木曽のサルナシ羊羹。サルナシは日本のキーウイフルーツともよばれるらしく、甘酸っぱい味がとてもさわやか。初めていただいたし、言われるまで正体がわからなかった。




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後座

普通後座は床が花で軸は掛けないが、特別にかけてあるものを見れば、今年の大宗匠の年賀状(戌の絵入り)を軸装したものであった。先生の大宗匠に対する深い尊敬の念と交流は以前から存じ上げているので、これも納得である。

で、今回一番好きだったのが、竹の花入、川上不白のもの。全体に黒っぽく時代がついて、正面に園城寺ばりのひび割れ、これは金継ぎが施されていて、めちゃ渋いの。花は壇香梅と椿
浅くて入れにくい花入れを上手に使う方法などもご伝授いただく。

道具は時代のものより同時代を生きる作家の物を使いたい、とおっしゃる中で、これと濃茶の主茶碗・了入の黒楽はアクセントになる。この黒楽はのんこうの青山とちょっぴり印象が似通う。
次茶碗も若松の絵のついた(何代か忘れたが)赤楽で、惺斎の自動車判の箱がついていたのが印象的。

続き薄では次々でてくるいろんな楽茶碗、楽入さんの物が多かったが、これが出た時には出た〜!と思った。 ↓




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「茶道を深める」の表紙にもなった光悦の「不二山」写し。コピーではなく、意訳的な不二山、本物を手にとれるとは!光悦のは持ったことはないが、おそらくそれよりごつくて意識的なゆがみがある感じ。
あとは大樋や、鈍翁の茶碗(これも渋くて光悦っぽくてよかった)、裏千家の高名な業躰先生の手づくねとか。(私はごく末端の弟子なので、これらの先生方を残念ながら存じ上げない)

茶入が急遽差し替えたという虫明、茶道資料館の春の展示テーマが「むしあげ」なのにあわせられたそうな。私の知る虫明焼と印象がことなるが、底の土をみると虫明独特の黒い土であって、納得。




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御連客は先生ゆかりの方から、ご遠方からこられた茶道心講で先生のファンになった方まで。道具の作者のエピソードとか、手に入れた時のお話しなどユーモアを交えてお話しいただき和やかで、楽しい時をすごした。この上、小間で少人数、真剣勝負の先生の茶事を経験してみたいなあと思ったのは贅沢であろうか。




<おまけ>

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帰路につく乗換駅の御徒町、ウン十年ぶりにちょっと寄ってみたアメ横は、、、、



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日本ではない,アジアのどこか、、、になってたなあ、、、  (^_^;





茶の湯釜とその周辺〜茶道資料館 - 2018.02.20 Tue

「釜は一室の主人公ー」

今季の展示は茶の湯釜
茶の湯釜の研究をされている茶道資料館学芸部長の伊住禮次郎さんの企画とお聞きした。




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釜の歴史は芦屋、天明からあれど、この展示は裏千家歴代好み物を中心に、ということで与次郎からはじまる。
歴代の好みの釜を作った多くの釜師の釜と、その背景に、その代の家元の書画が添えられているのは、どの釜師とどの家元がつながっていたのか、わかりやすくて,その時代の雰囲気もうかがえていいな、と思った。





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このポスターにもなっている与次郎の万代屋がやはり一番の圧巻。
現在の万代屋のモデルとは少し違って、擂座の数や位置、ごつごつしていかにもたたき割りました,という感じの羽落、洗練される前の荒々しい感じがまたよい。

利休好み阿弥陀堂、これも好きな形だが口に欠けがあるのは時代の性か意匠か?やはり荒々しい。

少庵好みの雲龍釜の掻き立て鐶が油皿の灯芯抑えのデザインとははじめて知った。

金沢で花開いた仙叟ー寒雉の釜は、有名な焼飯釜に代表されるように洒脱で奇抜な意匠の物が多い。鐶から湯気の出る塩屋釜もその最たる物だよね。元禄時代くらいか、あの頃の明るい雰囲気を感じる。

光格天皇から、宝鏡寺に入った内親王へおくられた夕顔台子一式は釜だけでなくすばらしかった。これは宝鏡寺で見たことがあるかもしれない。釜も風炉も杓立、建水、火箸すべて夕顔の花のデザイン。浄雪(大西十代)、七代浄益、台子と棗は七代宗哲。釜が、尼門跡に贈るにしてはごっつい唐犬釜なのは印象的。さすが大西家中興の浄雪。

釜回りのものとして圓能斎夫婦の銀婚式と,又妙斎の華甲(還暦)を祝った銀華茶会につくられた香合が美しい。小さい溜塗の香合で蓋に雪華の蒔絵あり。(作者不明)

淡々斎のころになると金重陶陽の備前、糸巻型の風炉などもあってびっくり。

釜はね〜、あれこれほしいけれど、場所をとるからね〜、、、と指をくわえて拝見するのであった。






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しかし、ちらちら見え隠れする3月末の次期展示の虫明(むしあげ)焼のポスター、、、呈茶席の茶碗まで虫明だったので、とても気になる(^_^;
出身が岡山なので地元なのだ。窯のあるあのあたり、虫明という名字の人も多いのだよ。
明治になって伊木家の庇護を失い一時廃れかけたが、そののちなんとか復興している。母からもらった茶碗にも虫明(戦後)がひとつあるのだが、ワタシはけっこう好きなのだが、地味っぽいので茶席での人気はいまいちという、、、、(^_^;

また来期も楽しみにして行こう。





京都冬の旅2018〜妙覚寺・元信の大涅槃図 - 2018.02.18 Sun

堀川今出川を上がると表千家、裏千家があり、茶道資料館もあるので、このあたりよくうろついているのだが、、、





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小川通りと上御霊通りの交差する当たり、こんな大きな堂宇があるとはしらなんだ。
妙覚寺、日蓮宗の古刹である。裏千家の門前には本法寺というやはり日蓮宗のお寺があるのだが、ここらへんは日蓮宗のメッカなのか?




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創建は14世紀、はじめは四条大宮あたりにできたそうだが、たびかさなる火災や戦火、焼き討ち(!)などで現在の場所に移転したのは秀吉の洛中整理令の時。
当初の建物はうしなわれたが、この大門だけは聚楽第の裏門を移築したものといわれ、数少ない聚楽第の遺構らしい。




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この門、秀吉の栄華からその後の時の流れをみてきた歴史の証人なのだな。



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今年の冬の旅で特別公開中。背景の桜、咲いたらきれいだろうな。


秀吉以前、まだ二条衣棚に妙覚寺があったとき、この寺は信長の定宿であった(本能寺よりもここへ泊まった事が多かった)。美濃領主斎藤道三の息子がここの上人であったゆかりという。正妻も道三の娘であったしね。かの本能寺の変のときは信長の長男、信忠がここへ泊まっていたそうだ(のちに二条新御所で自害)。けっこう歴史の表舞台になっていたのね、ここ。今まで知らなかったが。




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この広い境内は、戦国時代から江戸初期にかけて兵士を集結させるのに使われる軍事機能があったらしい。



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正面の堂々たる祖師堂。井桁に橘は日蓮宗の紋。




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今回の特別公開は日蓮宗らしいちょっと華やかな本堂とか、自然庭園とかが見所なのだが、やはり一番見たかったのは初公開(?)の伝・狩野元信の大涅槃会図。元信はご存じ狩野派の祖というべき人で、かの永徳のじいちゃんにあたる。
ちなみに元信も永徳もこの妙覚寺に墓所があるのだ。





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(冬の旅パンフの写真)



かなりでかい。全幅吊りきれず下の方は垂れている。いつか見た等伯の涅槃図よりは小さいけど。あれは縦15m、これは6mほど。
入滅する釈迦のまわりで嘆き悲しむ弟子、天界の住人、獣たち。色彩はかなり華やか。
共通しているのはめったに涅槃図で描かれない猫が描かれている点。こちらの猫は毛並みが茶トラで、先日旅だった我が愛猫シェルの姿とだぶっていかんわ(´;ω;`)
仏教への帰依篤い鼠を食べた罪で普通涅槃図に描かれないとか。(十二支からもれたのもそれという)

一般的に涅槃図では、釈迦の母、摩耶夫人が天から迎えに来る構図が多いらしいが、これは嘆き悲しむ人の中にさりげなく混じっておられる。釈迦の真後ろでオレンジ色のハンカチで鼻をかんでいる、、、でなくて涙をぬぐっている女性がそれ。
すごく人間くさい姿がたくさん描かれ、桃山ルネッサンスの息吹を感じるのである。





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こちら,元信の墓所の碑。




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寺の裏にこちらの檀家さんの墓所があるが、まわりが一般住宅にかこまれているのがなんだか京都っぽい。



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まだまだ寒い日が続くが、木立の先は確かに少し色づいてきて、陽光も春のきざし。




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帰りはここより歩いてすぐの茶道資料館にて釜を拝見、この話はまた後日。





雪舞う〜二畳隅炉の茶事 - 2018.02.15 Thu



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京都は降っていなかったのに、たどりつくとそこは粉雪が舞って、、、いや、吹雪いていた。

師匠のお宅での茶事におまねきいただく。なんだかしょっちゅうお目にかかっているので、そんなにたったとは思えなかったが、計算すると2年近くぶりであった。

すでに広間と小間の茶室をお持ちなのに、その上どうしても欲しかったという二畳の茶室を、廊下の空間をいかして完成させた、とのこと、その茶室を拝見できるのがとても楽しみである。連客は若いお茶友さんおひとり。




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ご亭主自らのお出迎えを受けて、普段の広間が待合。
障子の向こうは雪吹の庭であるが、室内は障子越しのやわらかい光。

今は途絶えた珉平焼の鑵子(釜)が湯気を吐き出して静か。ここから汲み出しのお湯をいれていただく。




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しかし、師匠、いつのまに赤穂緞通をゲットしていたのか。(それも藍をふんだんに使ったええやつや)

脇床に聞香炉、沈香・羅国のほのかな薫香




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腰掛け待合いにまず驚く。
以前から足のわるい方の為に廊下に作ってあったという、掘りごたつ形式のスペース、(以前は気づかなかった!)ここが室内腰掛け待合いになるとは!


ここにつながる躙り口から席入りすると、ここが二畳隅炉の茶室であった。待庵と同じ間取り。

網代の落とし天井、後にサッシがあるとは思えない下駄をはかせて調整した障子建具、躙り口もとりはずせばもとの襖にもどる工夫が。もとはといえば、広間と小間を裏でつなぐ廊下の一部、鎖の間みた〜い♪

しかし、なにゆえ二畳にこだわるのか。
それはここで懐石をいただき、お茶をいただく中でなんとなく、おいおいとわかるのである。





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(向付:ピーナッツ入りのお手製ごまどうふ 弘入だったかな、のつぼつぼ♪ 根來の折敷)



軸は「霊香薫四海」
あの待合の聞香炉はこの霊香のイメージであったか。

懐石はご亭主+奥様のチームプレーのお手製。
極侘びの茶室での作法を勉強する。
小間では折敷は半かがりに置くが、二畳になると縁うちへひきこまばならない。
懐石の皿などは広げるスペースも少ないので、出したらすみやかに片付ける。亭主は半歩、茶室にはいっただけで、手を伸ばせば用が足りるこの距離感。





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(秘密の(^_^;中味の煮物椀 めちゃ美味し)



お酒も盃と石杯で美酒をいただく。
さしつさされつさしつで、外の雪がうそのような暖かさ、これも二畳の空間なればこそ。
懐石道具もいつもどおりゆるみのないすばらしい道具ばかりで、使わせていただけるありがたさ。酒器をはさむ距離は広間とかわらないはずなのに、とりかこむ空間が狭いと心理的により近くに感じるということを体感する。

強肴のからすみ(しかも自家製)とクリームチーズの紫蘇の葉巻き、あれもっと飲めって言ってるよな、まったく。八寸のくちこときた日にはもう、、、何杯でもいけそうや。




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この季節ならではの梅いっぱいの小吸物の蒔絵は、表が青貝で、底にまで松竹梅の蒔絵があるすてきなものであった。

つねづね引重(二重で上に香物、下に焼物をいれる)と両細箸の使い方が疑問であったが、今回これも学習した。極侘びなので、さらに省略した一重の箱に焼物と香物をいれ、煮物のあとに客にあずける。
先に焼物をとってまわし、正客にもどしておいて、お湯の持ち出しの時に、箸の反対をつかって香物を取ってまわす。

すみやかに折敷がかたづけられたあとに炭点前。
本来ならば炉の時期、炭は懐石の前だが、部屋が暑くなりすぎるとのご配慮。釜は阿弥陀堂、炉縁も極侘びの沢栗。いずれも名品。

香合が古染の毬挟、これは数年前、こちらへ初めてお招きいただいた時に手に取ったものであった。感慨深い。あの時初めて毬挟という形をおぼえたのであった。




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もう、この三島の鉢には泣きましたよ、ワタシ。

そして、ご亭主お手製の椿餅、和菓子の起源ともいわれる、これもまた極侘びのお菓子かもしれない。中は黄味餡、白い餅とのコンビで、まるで椿の花のおしべのように見えるのであった。





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後座

席入りの瞬間にはっとする。閼伽桶の花入に椿と梅。

水指はさらに極侘びの常滑、素朴でゆがんだ姿がなんとなく伊賀の破れ袋を思い出させる。蓋をあけたとき、中の水面がしっかり見えるのは二畳の茶室ならでは。
わびた旦入の黒楽で練られた濃茶は客畳に出される。手をだせばふれあえる距離。これをご亭主もいっしょに三人でいただく。これもこの距離なら。

「お服加減は?」
の一言でほぐれる座の会話
主客との絶妙の物理的、心理的距離感、利休はこれを知っていて待庵を作ったのではないかとおっしゃる。なんとなく、つい気安くなって、なんでも話してしまいそうな距離である。師匠が楽しみながら苦労しながらこの二畳茶室を作った気持ちがようやくわかりはじめる。

一客一亭にもふさわしいかもしれない。ただし、この時はよほど親しい間柄でないと。

続き薄は佗茶にふさわしく、濃茶と同じ茶碗で。
茶入、薄器、茶杓はいうにおよばず美術館級の名品ぞろいであるが、やはり極侘び。知識もなにも及ばないが自分のレベルで師匠とのお茶談義は楽しい。薄茶二服にお白湯(っぽい極薄茶)をいただいておひらき。楽しくて、時を忘れ、勉強もたくさんさせてもらった一会であった。感謝感謝である。


あまりに二畳が暖かかったので、外がまだ雪が舞う寒さであったのにおどろいた。しかし、春もそんなに遠くない季節だなあ。






大雨の祗園大茶会2018 - 2018.02.12 Mon

今年もやって参りました、祗園大茶会。
参戦4回目くらいかな〜。

本席は祗園の舞妓ちゃん芸妓さんのお点前の席ですが、毎年副席に「数寄々々茶席」と銘打って、各席自由な室礼の茶席が5席(ほとんどお茶仲間〜♪)と絵屋宝樹さんのライブペインティングと田○田の芸能ユニット(主に仕舞と謡い・昨秋の大覚寺舟遊び茶会でも活躍してくれました)のパフォーマンス。




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(御神水をくばってあるく神賑水行列・前日に出会いました)



八坂神社に湧く御神水を分けていただき茶を点てる恒例の行事ですが、3月にやったり、昨年みたいに気候の良い4月におこなわれたり、、、なのになぜ今年は酷寒の2月???





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主催の祗園商店街組合の諸事情もあるようですが、寒さ対策がたいへん、、、、と思っていましたが、、、




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あにはからんや!
大敵は気温よりも大雨でした〜(^_^;

茶席は高くしつらえてあるし、テントで守られているのですが、お客様もたいへんなら水屋大洪水となった各茶席も大変でした。
ちなみに今年の会場は漢字検定ミュージアム裏のグランドでした。



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ちなみに本席はこんなテントの中。
ぎょうさんのお客さんが朝もはよからおいでです。





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役得でバックヤードの待機中の舞妓ちゃんもまぢかでおがめました。




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と、余裕かましている場合ではなく、うちらの新旧乙女もはやく設営せねば。
今回4人の乙女(ごほごほ、、、ワタクシはもちろんたったひとりの旧のほう(^_^;)参加です。




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さて、先日来おおざっぱな日曜大工の腕を駆使しまして(?)つくった風炉先?結界?を持参。ちゃんとL字金具も使って固定してあるのですよ〜。





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これに更紗をかけて、Tちゃんから借りた火鉢と座布団をセットして、客座のできあがり。




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四畳半の茶席だいたい完成。




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今回伏見稲荷の初午大祭の頃だったのでテーマは「初午」

こちらのお狐さんは絵屋宝樹ことIS画伯にお願いして作ってもらったもの。




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お稲荷さんは田の神、稲の神との関係もあるので(お稲荷さんの狐はよく稲束をくわえてます)赤米の稲穂と伏見稲荷で乙女のひとりがゲットした鳥居を。



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雨の中にもかかわらず、お友達や本席帰りの方たちがお客様で早速おいでくださいました。

お菓子は「初午だんご田楽風」と「おいなりさん風おはぎ」三宝にのせてお供え的に。

前夜、乙女たちでせっせと手作りしたものです。だんごは白玉粉に豆腐をまぜこんだやわらか〜いもので味噌だれつけて。おいなりさん(きつね寿司)風に形成したおはぎはなかにあんこ入り。いずれも素朴な美味しさです。(菓子作りリーダー乙女Mちゃん!ぐっじょぶ!)




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お点前は交代で。
最年少乙女のFちゃんお点前ちう。見えませんがお狐さんのお面を頭につけて。
お稲荷さんイメージでみんな赤いお着物。(私はさすがに遠慮しました(^_^;)

昨年茶箱だったので、今年は盆点て。昨年の写真をみたら釣り釜との違いこそあれ、使ってる釜も風炉も同じだったわ(^_^;




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(こちら友だちにいただいた写真 感謝!)




伏見稲荷で買った宝珠は本来水をいれてお稲荷さんにお供えするものなのですが、今回はこれを薄器に使いました。

いつもなじみのお茶友さんや、初めましての方、お茶好きな方、お茶初体験の方、いろいろな方とたくさんお話しできて楽しゅうございました。雨のせいで雨宿り方々、ゆっくりしていただけたのはよかったと思います。




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途中何回か回ってきはった田○田の門つけ。これは「屋島」の仕舞。
お客様といっしょに楽しみます。

大雨にもかかわらず、すばらしいパフォーマンスで感動です。
思いおこせば、数年前の最初の祗園大茶会の初日も大雨で、濡れ鼠になりながらも大熱演され、胸に迫る熱い感動がわきおこったものです。ご当人も、あれで芸能というもののなにかに開眼した、とおっしゃってました。




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けっこう途切れずにお客様がおいでくださったのと、水屋大浸水でたいへんだったので、他の席におじゃますることが叶わなかったのが残念です。お客さまの投稿された写真でなんとなく雰囲気は味わえましたが。
唯一、始まる前に景気づけ、と、この祗園大茶会の茶人とりまとめ役の黙楽庵さまの席で一服いただけたのはうれしかったです。





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16時終了、雨でどろどろになった(地面はグランドなので土なのです)荷物の撤収がまた一苦労。それも一段落してつかの間のホッとしたお茶タイム、かけがえのない達成感と楽しかった感をかみしめつつ。


前日のお菓子作りからがんばった新乙女たち、Mちゃん、Sちゃん、Fちゃんご苦労様〜!

そして、こんな楽しい機会をつくってくださった黙楽庵さんはじめ祗園商店街の役員の方々、関係者の方々に深く感謝いたします。大雨でしたが盛会なによりでした。








第5回珠光茶会〜法華寺+東大寺 - 2018.02.09 Fri

5年目を迎えた寒い季節の奈良・珠光茶会、第1回目から欠かさず皆勤でございます。
大雪の第1回、大安寺と薬師寺の第2回、薬師寺で宗偏流フルコースの第3回、元興寺で遠州流フルコースの第4回と、、、、それぞれ想い出があります。





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会期は6日間、いろんな寺社で釜がかけられますが、今年は他流試合ねらいで、まずは法華寺の薄茶席、藪内流随竹庵の若様の席でした。(香雪美術館玄庵茶会でおなじみ)





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法華寺は光明皇后発願の尼門跡寺院、四月には2年前にいったところのひな会式法要があり、珍しい尼様ばかりの女声声明がきけます。




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この日はこの冬で一番寒い、、、といわれた日で、池も凍っておりました。




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こちらは光月亭、18世紀頃の古民家を月ヶ瀬より移築したもので、今回の待合になっておりました。




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外から見学したことはあるけれど、中へはいれるとはね。




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寒いサムイで、待合に用意された大きなストーブに全身くまなくあぶられながら待つこと小1時間。
こちら待合から玄関方向をみたところ。後におくどさんも見えますね。

こちらには藪内竹心(「源流茶話」とか「真向翁」とか書いた中興の祖よね、たしか)作の竹の掛花入をころんところがして、かわいい小さな赤い椿など、はいっていました。




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本席は広間であったにもかかわらず、小間の雰囲気をかもしだす胡廬棚(ころたな・ころは瓢の意味)に目が釘付け。まるで小間の中柱を思わせる柱がついているのにまずびっくり。これを炉縁の端にあわせれば、即席台目のできあがり。
幅広の棚で、向こうの透かしが5つの瓢箪が横になっているシルエット、花入の瓢箪をいれて6つ=六瓢=無病ですね。

軸は予楽院さんの「雪消山色、、」の懐紙。
お点前はなぜか自流(裏千家)の次にすでにおなじみの(藪内の茶友が異様に多いのだ)藪内流、若様のお点前はすごく切れの良い武張った感じなのだが、今日は女性のお点前でした。

水指は朝鮮唐津、唐津の西岡小十さんのもの。ぶあつくてまるっこいエッジが存在感あります。
茶碗は小代焼とか肥後焼とか九州あたりの焼物がお好きなのかな。
お菓子は樫舎さんの葛焼、銘を「氷解」。






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さて、奈良観光ガイド付き(^_^;??の珠光茶会専用のシャトルバスに乗って次の東大寺席へ。
(この珠光茶会はオール奈良市+大和茶業界ががんばってはります)




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席は毎年5月の華厳茶会でお馴染みの大仏殿の裏、点心席もいつもの本坊。

席主が石州流茶道宗家の濃茶席。(茶道石州流宗家という流派もあって別のものだとか???)
実際石州流は一子相伝ではなくて免許皆伝の伝え方をしているので、いくつもの派に分かれており、どの流派がどうなのか、さっぱりわからないのだが、お点前の所作は私が知っている石州流の某派とあまり大きな変化はないように思います。




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茶碗の仕込み方で、茶杓が上向きだわね、こちらは。(千家系は下向き)
本席の軸が流祖片桐石州像。彼は奈良の大和小泉藩の大名でしたので、ご当地所縁の方、千道安の弟子の桑山宗仙の弟子、5代将軍家綱の茶道指南役でもあり、武家茶といえば石州流というところがあります。




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こちらも棚がよかった。(うちは小間なので使えないのがくやしいのだが)車棚という石州好みの棚で、黒柿の御所車の車輪で上と下の棚を繋いでいるというもの。下の棚には引き出しがついているのだが、その取っ手が裏表両方にあって、本勝手でも逆勝手でも使えるというスグレモノ。





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そろいの帛紗の三ツ輪は水玉をあらわしているそうです。
こちらの流派では濃茶でも各服点て、つまりひとり一碗なので、点出の水屋さんはさぞ大変だったと思います。それぞれの茶碗にそれぞれ色とりどりの出し帛紗がついてきて、なんかとても美しかった。

三客さんの奥田木白の茶碗を手にとらせてもらったが、ほんまにこの人はなんでも上手に写すなあ。赤膚焼きなんだけれどこの茶碗はどうみても朝鮮唐津。
茶入は味楽さんの高取、茶杓は当代宗匠作で「粉香(茶の香り)」という御銘。
お水はわざわざ名水百選の一である天川村のごろごろ水をご用意いただきありがたし。




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大仏殿のむこうには山焼を終えたばかりの若草山




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ここの点心はいろんなお店が日替わりでだされるが、いつもレベルが高いと思うわ。今年も美味しかった!




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陽光は春めいてきたが、とにかく寒い!!




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帰りに寄った奈良博前の古美術中上さんはおやすみだったので、散在を免れ(^_^;、、、




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せっかくだから、ならまちの、なら工藝館で開催中の奥田木白茶道具展へ。(辻井由紀子コレクション)

ほんま、くどいけど、なんでも上手に写すわ。だからどれが木白の作品かといわれても特徴がつかめなくて、赤膚焼きからもとおに離れている。私の持っているただひとつの木白も赤絵写しで、だれも赤膚焼きとは思わない感じ。




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撮影OKの太っ腹だったので、一番気になった藤の水指を一枚。






Tさんの実験茶事〜如月編 - 2018.02.07 Wed




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場所は伏見区南新地、島の弁天さんこと長建寺の近く





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こんなレトロな銭湯もある昭和の商店街にある、、、





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昆布を使ったおばんざいとお酒のセレクションが美味しいおこぶ北清さんの、、、



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奥座敷

不定期だけれど、ここで時々、Tさんの実験茶事

鴨川べりで道行く人に茶をふるまう鴨茶名人であるが、時には室内で茶事などを。
といってもそこは鴨茶人、普通の茶事にならないところがおもしろい。




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テーブルの上にはカセットコンロ、ドラえもんのポケットみたいに茶会の道具すべてがあちこちの引き出しから出てくる不思議箪笥
まずは懐石




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前日から仕込んでいたという塩麹漬け、昆布締めの食材の数々
練り胡麻にも一手間二手間かけて




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昆布と一緒に炊きあがった玄米飯に梅干しを混ぜて




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一文字飯
煮物は大根と人参だけれど、ご本人納得の上等な昆布でとった出汁で煮たもの
ほんとにおいしいお出汁でびっくりした(おこぶ北清さんの昆布よね)



高価で珍しい食材はなにひとつないけれど、茶人が自分の手で、手に入れて手をいれてつくる懐石は、利休の頃の懐石への原点回帰ではなかろうかと思う。

「南方録」の守口の茶人の話を思い出した。突然の利休のおとないに庭の柚子をつみとって柚子味噌にしてだしてほめられた前半。(後半では実は利休の訪問を前もって知って準備していたのがばれるのであるが)

「勝手をみつくろいまして」
がただの決まり文句になっている昨今、ほんとうに手に入る範囲の食材で手間をかける懐石がいつも理想だと、思っている。
時にそれは文字通り粗飯になるかもしれないし、懐石のルール(そんなもんあったっけ?)にかなっていないとお叱りをうけることもあるかもしれない。だからなかなか一汁一菜にする勇気がない。懐石の元々の意味を考えさせられる。


お酒はおこぶ北清さんに注文して蒼空を一杯いただく。これも楽しい実験茶事




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お鍋の向こうに,出番を待つ釜の湯
中立こそないけれど、懐石の道具がきれいにかたづいたらいよいよお茶の時間




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鴨茶でお馴染みのお茶碗、茶杓、そして抹茶を目の前でブレンド
今回の濃茶は無農薬の在来種が勝った味で「掛け値なくにが〜い!」
ほのぼの懐石のあと、この存在を主張してやまないお茶に目が覚める
いつも甘い濃茶ばかりいただいているからびっくりだが、この実験茶事の流れの中でははまる




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さすが実験茶事なのは、〆の薄茶がほうじ茶パウダー!
亭主と客が相談して決めた




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ところがこれを泡立てていただくとほんまに美味しくて、茶事の〆はやっぱりこれだよな、と思ってしまうのである。

う〜ん、楽しい想定外いろいろの実験茶事堪能。
ここでしか味わえないかもしれない。
これからの自分の茶事になにかひとつでも活かせればいいのだけれど。





京の節分会2018 - 2018.02.05 Mon

節季のおわりに溜まった邪気(鬼)を払う節分の行事は、ことにかつて歴史の舞台であった京都では今日でもさかんなのだ。だから節分会にお参りに行こうとすると京都中を縦横無尽に駆け巡らないといけないので、時間的にも無理!、、、というので今年は毎度お馴染みの神社から,お初の神社まで、巡れるところまで。





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まずは尾形月耕の「懸想文売りの図」
今年手に入れた待合掛け。




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これは近所の須賀神社で毎年手に入れる懸想文。
かつてお金に困ったお公家さん(文字が書ける階級)が顔を隠して懸想文(ラブレター)なるものを代筆、売り歩いたことにちなむ。




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こちらが聖護院にある須賀神社。
節分の時だけにぎわうので、普段はあまり人影はない。




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はい、出ました、懸想文売り。
毎年同じおじさまがやってはります。
この懸想文、授かると良縁に恵まれるとか。良縁は手おくれながら、箪笥の中にしのばせて、着物の増殖(?)が期待できる、、というのがいいですね。




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ちなみに中はこんなんで、前年の干支が今年の干支に書いたラブレター形式になっておりまする。
(千酉さんから戌織さまへ)




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近くの熊野神社は学生時代からお馴染みの神社で、お隣の西尾八ッ橋さんが茶店を毎年ださはる。
これが暗くなると、ここの灯りだけがなんだか懐かしい感じでほっとするのだ。





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こちらが西尾さん。
ちなみにここ聖護院は「本家」「元祖」などなど数家の八ッ橋のお店が林立する八ッ橋激戦区(?)




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今年お初は松原通り西洞院の五条天神社。
すっかりビルの谷間になっている。天神社とはいうものの、道真公とはあまり関係がなさそうで、桓武天皇の時代に空海が勧請したとか。




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今年某勉強会で「宝船図」の歴史について学習したのだが、節分の3日間だけ授与される宝船図の一番古い形をとどめているのがこちらのなのだそうだ。




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う〜む、、、、シンプル!
船に稲穂がのっているだけ。
一般的に、枕の下に敷いてよい初夢を期待する、、という宝船図はもっと七宝をのせてたり、帆があったり、七福神をのせてたり、ごちゃごちゃしているのだが、このシンプルさはかえって新鮮。
呪術的な文字も描かれ、原始の形に近いことを納得。


もともと主祭神の少彦名命は医術とか呪術とかに関係するらしく、そこで呪術的な意味で宝船図ができたのだろうか。さきほどの勉強会では最古の宝船図の記録は鎌倉初期にはもう存在した、ということだった。




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後醍醐天皇時代まではここは「天使の宮」「天使社」とよばれていたそうだ。
エンジェルじゃなくて、天子さまのお使いの意味。



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このあたりの有名な地名、「天使突抜(てんしつきぬけ)」
エンジェルが突き抜けていったらこわいが(^_^;





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ここから松原通りを西へ、壬生寺へ向かう。
その途中のまるき製パン所、いつもお客さんでにぎわっている。コロッケパンを購入。




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お行儀悪いがコロッケパンを食べ歩き、なるたけ人の通らない道をたどって。
ここのコッペパンと千切りキャベツのおいしさはたまらんね!





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さて、ここも大賑わいの裏鬼門・壬生寺。
今年も焙烙をおさめよう。




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壬生狂言の「焙烙割り」で、一気に割られる厄除け。
上演中の壬生狂言は長蛇の列であった。




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千体仏塔がいつも異国的な眺め




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壬生寺を北へ行くと四条通りに面した梛神社・隼神社(合祀)
ここではお焚きあげがおこなわれている。




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梛神社お神楽

御朱印帳も「梛にしますか?隼にしますか?」と聞かれているようだ。もと隼神社があった場所はこの近くで、それと示す石碑があったと思う。




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さて、私的には節分会の真打ち!
学生時代からなじんだ吉田神社!




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昨年3年ぶりに大々的な火炉祭が復活し、(燃えた灰の処理で市の当局ともめたのよ)今年もどんどん積み上げられていく古い御札
これが一気に燃え上がる様はさすがにすごい。熱気もすごい。確かに溜まった邪気は炎とともに浄化される!とイメージできる。
残念ながら、今夜は風邪をひいていることもあって、火炉祭はあきらめたが。





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吉田神社も宝船図授与をしているのね。意識して見たのははじめて。こちらの宝船図はとってもオーソドックス。




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今年も美味しい和菓子がたんと食べられますように、と菓祖神社にもお参りして、、、




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毎年ここに出店しはる、東一条にある(学生時代からお馴染み)松井酒造さんの濁り酒>^_^<




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そして吉田神道の心臓部、節分3日間のみ開かれる大元宮へお参り。

ここで前日の追儺式で心を入れ替えた鬼たちが、羽織袴で詣でるところにも行き当たる。(暗すぎて写真撮れず)




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河道屋の晦日蕎麦がいつもとなりに出ているところの山蔭神社、庖丁、調理、飲食の神様、今年も美味しい物に食いっぱぐれませんように。
ここからの眺めがまたよろしいの。暮れていく西の空が美しい。




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かくして、今年の節分会終了。
京都に居るとほんとうに忙しい。あっちの神様こっちの神様、、、たてないとね(^_^;







能・社中新年会 「三輪」 - 2018.02.03 Sat

能の社中の新年会、恒例の洛中の某能舞台にて。

今年はわたくし、「三輪」のクセを舞わしていただきました。
操り人形のような、カクカクとした動きはあまり改善はしていませんけれども(^_^; 

「三輪」という演題はちょっとかわっているというか、ストーリーが脈絡ないし、神様が男だったり女だったり、、、ちょっと理解に苦しむところもあるのです。

奈良の三輪の里、大神神社(おおみわじんじゃ)のある里に住まいする僧・玄賓のところに、毎日参詣来る女が、ある日夜寒のため衣を乞います。衣を与えたところ、後にその衣がご神木にかかっているのが見つかります。玄賓が訪ねると三輪明神(明神は本来男性)が烏帽子を被った巫女の姿であらわれ、神も衆生を救うために迷い苦しむので、その罪を救って欲しいとたのみます。
そこから唐突に(と、私にはみえる)三輪の神婚譚、天の岩戸の神楽、、と二つの物語が語られるのだが、その関連性がよくわからない。





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私が舞ったクセの部分はその神婚譚のパート。
夜にしか訪れない男(通い婚の時代)を不思議に思った女が、ある日帰る場所を知ろうと、苧環(おだまき・糸を繰るもの)に針をつけて、男の裳裾にとじつけて、糸をたぐってあとを追う。するとご神木の杉の下でとまっていて、その男こそ三輪明神であったことを知る。
この話では紛れもなく三輪明神は男なのだが、女の姿のシテが舞う、、というのも摩訶不思議。


仕舞では、扇を針に見立てて、裳裾にとじつける所作をするのだが、ここが好き。能の所作は現代の芝居と違って、具体的な動作はなく、象徴的な所作だけで現すのだが、ここの部分はちょっと現代演劇っぽいからかな。




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苧環の糸をたぐって、ご神木のそばに来たときに糸が三わげ(おそらく3回りのことか?)残ったのも「三輪」にかけてあって、謡の言葉もとても美しくて好きです。
せっかくだから、苧環にかけて糸巻きの帯をしてまいりました。

このあと、天の岩戸の神話の話に飛躍します。
(このキリの部分を先輩が舞われましたが、やはりさすが〜!でした。年季が違いますね。)
神話を語り、神楽を奏し、夜明けとともに消えていくお約束。

ストーリーを無理に理解しようとせず、巫女姿の三輪明神の舞を堪能すればそれでよいのかな、と思う一曲であります。

  
   まだ青柳の糸長く 結ぶや早玉の おのが力にささがにの 糸くりかえし行くほどに 

     この山本の神垣や 杉の下枝にとまりたり  、、、、





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