FC2ブログ
topimage

2018-02

京の節分会2018 - 2018.02.05 Mon

節季のおわりに溜まった邪気(鬼)を払う節分の行事は、ことにかつて歴史の舞台であった京都では今日でもさかんなのだ。だから節分会にお参りに行こうとすると京都中を縦横無尽に駆け巡らないといけないので、時間的にも無理!、、、というので今年は毎度お馴染みの神社から,お初の神社まで、巡れるところまで。





IMG_0119.jpg




まずは尾形月耕の「懸想文売りの図」
今年手に入れた待合掛け。




P2020004.jpg




これは近所の須賀神社で毎年手に入れる懸想文。
かつてお金に困ったお公家さん(文字が書ける階級)が顔を隠して懸想文(ラブレター)なるものを代筆、売り歩いたことにちなむ。




P2020015.jpg




こちらが聖護院にある須賀神社。
節分の時だけにぎわうので、普段はあまり人影はない。




IMG_0136.jpg




はい、出ました、懸想文売り。
毎年同じおじさまがやってはります。
この懸想文、授かると良縁に恵まれるとか。良縁は手おくれながら、箪笥の中にしのばせて、着物の増殖(?)が期待できる、、というのがいいですね。




IMG_0138.jpg




ちなみに中はこんなんで、前年の干支が今年の干支に書いたラブレター形式になっておりまする。
(千酉さんから戌織さまへ)




P2020011.jpg




近くの熊野神社は学生時代からお馴染みの神社で、お隣の西尾八ッ橋さんが茶店を毎年ださはる。
これが暗くなると、ここの灯りだけがなんだか懐かしい感じでほっとするのだ。





P2020013.jpg




こちらが西尾さん。
ちなみにここ聖護院は「本家」「元祖」などなど数家の八ッ橋のお店が林立する八ッ橋激戦区(?)




P2030022.jpg




今年お初は松原通り西洞院の五条天神社。
すっかりビルの谷間になっている。天神社とはいうものの、道真公とはあまり関係がなさそうで、桓武天皇の時代に空海が勧請したとか。




P2030024_20180204163730ee5.jpg




今年某勉強会で「宝船図」の歴史について学習したのだが、節分の3日間だけ授与される宝船図の一番古い形をとどめているのがこちらのなのだそうだ。




P2030027_20180204163733795.jpg




う〜む、、、、シンプル!
船に稲穂がのっているだけ。
一般的に、枕の下に敷いてよい初夢を期待する、、という宝船図はもっと七宝をのせてたり、帆があったり、七福神をのせてたり、ごちゃごちゃしているのだが、このシンプルさはかえって新鮮。
呪術的な文字も描かれ、原始の形に近いことを納得。


もともと主祭神の少彦名命は医術とか呪術とかに関係するらしく、そこで呪術的な意味で宝船図ができたのだろうか。さきほどの勉強会では最古の宝船図の記録は鎌倉初期にはもう存在した、ということだった。




P2030026.jpg




後醍醐天皇時代まではここは「天使の宮」「天使社」とよばれていたそうだ。
エンジェルじゃなくて、天子さまのお使いの意味。



P2030031_201802041637528e8.jpg




このあたりの有名な地名、「天使突抜(てんしつきぬけ)」
エンジェルが突き抜けていったらこわいが(^_^;





P2030033_20180204163753be6.jpg




ここから松原通りを西へ、壬生寺へ向かう。
その途中のまるき製パン所、いつもお客さんでにぎわっている。コロッケパンを購入。




P2030035_201802041637556fe.jpg




お行儀悪いがコロッケパンを食べ歩き、なるたけ人の通らない道をたどって。
ここのコッペパンと千切りキャベツのおいしさはたまらんね!





P2030038.jpg




さて、ここも大賑わいの裏鬼門・壬生寺。
今年も焙烙をおさめよう。




P2030040_2018020416375858f.jpg




壬生狂言の「焙烙割り」で、一気に割られる厄除け。
上演中の壬生狂言は長蛇の列であった。




P2030042.jpg




千体仏塔がいつも異国的な眺め




P2030044_20180204163801549.jpg





壬生寺を北へ行くと四条通りに面した梛神社・隼神社(合祀)
ここではお焚きあげがおこなわれている。




P2030046.jpg





梛神社お神楽

御朱印帳も「梛にしますか?隼にしますか?」と聞かれているようだ。もと隼神社があった場所はこの近くで、それと示す石碑があったと思う。




P2030048.jpg




さて、私的には節分会の真打ち!
学生時代からなじんだ吉田神社!




P2030051_2018020416380513c.jpg




昨年3年ぶりに大々的な火炉祭が復活し、(燃えた灰の処理で市の当局ともめたのよ)今年もどんどん積み上げられていく古い御札
これが一気に燃え上がる様はさすがにすごい。熱気もすごい。確かに溜まった邪気は炎とともに浄化される!とイメージできる。
残念ながら、今夜は風邪をひいていることもあって、火炉祭はあきらめたが。





P2030053.jpg




吉田神社も宝船図授与をしているのね。意識して見たのははじめて。こちらの宝船図はとってもオーソドックス。




P2030057.jpg




今年も美味しい和菓子がたんと食べられますように、と菓祖神社にもお参りして、、、




P2030060_201802041638107dc.jpg





毎年ここに出店しはる、東一条にある(学生時代からお馴染み)松井酒造さんの濁り酒>^_^<




P2030061.jpg




そして吉田神道の心臓部、節分3日間のみ開かれる大元宮へお参り。

ここで前日の追儺式で心を入れ替えた鬼たちが、羽織袴で詣でるところにも行き当たる。(暗すぎて写真撮れず)




P2030072_201802041638152a5.jpg




河道屋の晦日蕎麦がいつもとなりに出ているところの山蔭神社、庖丁、調理、飲食の神様、今年も美味しい物に食いっぱぐれませんように。
ここからの眺めがまたよろしいの。暮れていく西の空が美しい。




P2030074_20180204163817261.jpg




かくして、今年の節分会終了。
京都に居るとほんとうに忙しい。あっちの神様こっちの神様、、、たてないとね(^_^;







NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (9)
茶の湯 (234)
茶事(亭主) (29)
茶事(客) (73)
茶会(亭主) (5)
煎茶 (8)
京のグルメ&カフェ (59)
町家ウォッチング (7)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (59)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (39)
京都めぐり2018 (17)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (10)
美術館・博物館 (68)
奈良散歩 (24)
大阪散歩 (1)
着物 (6)
京の祭礼・伝統行事 (45)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (6)
京都和菓子の会 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (6)
ギャラリー (4)
暮らし (5)
中国茶 (27)
京都の歴史・文化について勉強 (2)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (1)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
台北旅行2018 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR