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2018-03

西園寺公望公の京都別邸にて春の新旧乙女茶会 - 2018.03.13 Tue

百万遍の京大近くにたたずむ清風荘。
学生時代から前はしょっちゅう通っていて、一体なんなのかな〜〜〜???と疑問に思っていたのが清風荘の外構でありました。

明治の元勲・西園寺公望の京都の別業(別邸)で、実弟である住友春翠が兄のために建てたお屋敷です。




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現在は京都大学が所有しており、以前は荒れ果てていましたが、近年整備され、庭共々重要文化財になりました。その経緯は以前ここで心茶会後輩の茶会があったときの記事に書いたので読んでくださいませ。





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このたび、その後輩のご縁でもって、新旧乙女茶会(ほんまの乙女と,元乙女のお茶会乙女団→団長?・私(^_^;)、このすばらしい邸宅のあちこちを使って、大文字が正面に見える植治の庭も使っての春の茶会を催すことができたことに感謝。


非公開文化財なので、写真はアップできませんが、知る人ぞ知るこのすばらしい邸宅、庭園は是非こちらの京大HPで見てくださりませ。ほんまにすごいよ。




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待合に、庭園がみわたせ、大文字も正面に見えるところ広間の座敷をつかわせてもらったけれど、床の間があまりに広大なので、乙女のひとりがアイデアで、千代紙で蝶々を折って、床の間の床に飾ってくれました。いつも新旧乙女茶会で登場する花にちなんだ歌の百人一首の札もいっしょに。





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茶室は庭園内に独立してたつ保真斎
四畳半の茶室で江戸時代の建築、清風荘を建てるに当たって移築した物とか。えらい茶室つかわせてもらえたこと。さらに独立した袴付き+供待ちの閑睡軒という建物もあるという贅沢さ。



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風炉先に花結界を使う。
こんな道具もみんな乙女たちの持ち寄り。




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床には西園寺さんの消息を巻物風に表装したものを直に下に置いたので、花入は無双釘に。花結界なので、ここには花は入れず朝、庭で切ってきたドウダンツツジの芽吹きを。
この花入は人生最初の茶事で使った思い出のもの(作者不明)





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おりしも東日本大震災からちょうど7年目の日、供養のつもりで脇床に清水公照さんの泥仏、そして鎮魂の供茶を。

茶席のお茶碗はじめお道具みんなでもちより。

水屋には水道も電気もないので、そこは苦労したけれど、そこそこ広くて使い勝手がよかった。




  IMG_0648.jpg 




抹茶席の主菓子はこなしの花見団子

え?形がいびつですって??



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なにせ乙女の手作りですから(^_^;

前日TT舎をまたお借りして、作ってみんなで丸めたの。


抹茶席がおわれば、庭園を歩いてもらって、景色を楽しんでもらいながら、ここでも大文字がよくみえるポイントにも立ってもらう。そして煎茶席へご案内。天気がよく、春めいた一日でよかった。




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煎茶席は八畳の居間、西園寺公が主に起居されていた座敷になる。
煎茶は今回初参加してくださったOさんにお願いしました。煎茶道10年のベテラン(ちなみに私は3ヶ月でやめたヤツです)




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煎茶席の干菓子は和菓子・青洋さんのオリジナル。
上のふわふわは、ほうずい(鳳瑞)、和風マシュマロで桜風味、下のは薔薇の摺り琥珀。なんて乙女なんだ!




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こちらの脇床にはまたどこかで見たような、、というか乙女の茶会にはいつもこっそり紛れ込んでいる陶俑さん。(全日根・作)今回は扇と桜をもってはった。
床には大きな彼岸桜の枝、蒔絵の箱には千代紙で折り鶴を3と11、これも震災の鎮魂

こちらは自由な茶風の煎茶席、いろいろとお客様の話がはずんだようです。

煎茶席終了後はお客様をご案内して、邸内ミニツアー、もっと時間に余裕があればもう少したくさんご案内できたのですが、、、




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乙女たちは新も旧も髪に花を飾りました。(はずかしながらわたくしも、、)

今回私は両席をいったりきたり、案内役と調整役に徹し、抹茶席は若い人たちに完全にお任せしていたのですが、みんなすごく有能な茶人です。安心して任せられました。昨年乙女茶会したときよりさらにバージョンアップしたことに感激。

そしておいでくださった44名のお客様に、一座建立ともにしていただきまして、感謝です。


この日の茶杓の銘が「今日はこのままで」
乙女のひとりがだしてくれたもの

お客様ひとりひとりがその意味をそれぞれ考えてくだされば良いと思います。
私的解釈ではこんな楽しい一日、今日このままでずっといたい、、、という気持ちにあまりにぴったりで泣けました。



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