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2018-04

緑陰〜名残の炉・夕ざり茶事 - 2018.04.16 Mon



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連年より一月早い気がする楓の若芽の茂り方!
ひとつき早い緑陰のできあがり。



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(寄付のダーシ[人形の名前byカレルチャペック])



そんな中、3年ぶりに其中庵さまを正客に茶事にお招きした。
ほんとうはもっと寒い時期、炉と燈火が暖かい時期にお招きしたかったが、昨年から正月に掛けて、猫のシェルの介護に忙しかったからなあ、、、




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(待合)



とはいえ、なんとかぎりぎり、炉の季節に間に合った。




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うちの茶事茶会にいつもどこからともなく忍び込んで、何かを持ちたがる全日根さんの陶俑、今回はご新婚の御連客さんを寿ぐバージョンで(^_^;





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其中庵さまは現代の”近代”数寄者でおられるので、背伸びしても追いつかないのはわかっている。だから自分らしく、背伸びせずに素直におもてなししようと思った。




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初座

この日は暑くもなく寒くもなく、絶好の茶事日和であり、自分の日ごろの行いの良さをまたまた再認識するのである(ウソ!(^_^;)

お客様は、障子に映る緑の影が時のうつろいとともに変化する姿や、風に揺れる様がとても美しいとおっしゃっていた。これは建築士さんと庭師さんのお手柄だね。





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須恵器の残欠に入れた花はシラユキゲシ(白雪芥子)
師匠のところから株をもらってきて我が家のバックヤードに移植したのが、大いに繁殖してこの頃可憐な花をつける。葉っぱも個性的でかわいらしいのだ。




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炉の名残、今季最後の釣り釜



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懐石も手作り、家庭料理の延長ですけどね。




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伏せ笠の下のちらし寿司の容器は秋田曲げわっぱ(K様、ありがとうございます。愛用しております)




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最初のお酒は最近ゲットした蒔絵の柄付き銚子にて




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強肴に、先だって八百一Savoryで食べてビックリして美味しかった食用ホオズキを早速使ってみた。


八寸、千鳥でお肴(千鳥の杯が回る間の余興)を、とお願いしたら、お正客の其中庵様が「さくらさくら」を歌ってくださった。
童謡なのに、茶席で改まって聞くと胸にしみた。すごい数寄者の方にさくらさくらを歌っていただける機会はそうないと思うよ。




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御連客の新婚さんは、宇宙開発、ロケット工学にゆかりのあるお方、結婚式にロケットのお菓子を作られているのを見て、そのロケットからみた地球をイメージしたお菓子、とまたまた愛信堂さんに無理をいって完成した主菓子!美しい。
銘はBlue Planet〜地球とつけた。




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中立は夕ざりでもこの季節はまだまだ明るいので外では燈火は使わなかったが、後座の茶室には燈火器を。

釣り釜はほんとうに火の熾りがよい。炭をあらためていじらなくても釜はよい松風をひびかせている。

濃茶は我が愛用の本手堅手「玉椿」で
ご正客に飲んでいただくのは3回目だが、小間の濃茶でさしあげたかったのだ。もっとも、もっとよい垂涎の茶碗をたくさんお持ちなのだが、それはそれ、我が茶室にお似合いなのはこの一碗なのだ。

濃茶を飲んだあとの茶碗にお湯を注いだものをご所望有り、ここまでお茶を味わっていただけると有り難い。




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続き薄の干菓子は亀廣保さん
ミニミニ慳貪のひきだしにしのばせる。

蝶と花の組み合わせは使用した古帛紗・東福門院裂と同じ。
そして、、、



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野に山になべて花咲くこのころは、、、の沢庵さんの歌に通ずる。

先だってお正客様にお招きいただいた茶室開きの茶事、沢庵さんの消息を掛けられたことへの返礼として。(実はこの掛け物、入手にはわすれられないいきさつがあるのだが、それはまた)




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茶事が終わり茶室からお客様が出られる頃、やっと燈火の出番、やはり露地のこの景色はいい。

ここから待合に帰ってからも道具談義、懐石談義などなど茶の話、または講義(?!)は尽きず、楽しい時間は続く。

よくぞおつきあい下さいました。其中庵様、御連客様、ありがとうございました。亭主も楽しませていただいた一会でございました。


(おまけ)
使ったお道具を一つ一ついとおしんで片付けるのも、また楽しい作業だと思うのはもう病気かも、、(^_^;、、です。







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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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