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2018-06

水無瀬神宮月釜〜燈心亭 - 2018.06.13 Wed

水無瀬神宮(神社ではなく神宮なのだ)へ行く道を検索すると「大阪府三島郡、、、」とでてきて、おかしいな〜と思っていたの。だって同じ大山崎の駅から行ける大山崎山荘は京都府乙訓郡だから、てっきり京都だと思っていたのよ。




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阪急大山崎駅からも水無瀬駅からもけっこう距離のある水無瀬神宮。
神宮とは皇室とゆかりのある神社、こちらも御祭神は後鳥羽天皇とそのご子息のふたりの天皇(土御門天皇→土佐に配流、順徳天皇→佐渡に配流)。まつられているのが上皇さん天皇さんなんやなあ。




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早くも茅輪くぐりの夏越払仕様になっていたので、八の字を書いて(左に一周右に一周また左一周でお参り)お参りする。


水無瀬の地は後鳥羽院が愛した離宮があった場所、隠岐に流された後も水無瀬を偲ぶ歌を残しておられるくらいお好きだったようだ。後に院に使えた公家の水無瀬家がこの地に院を祀ったのが水無瀬神宮の起源だそうだ。





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拝殿の参道の両脇にたくさんの涼しげな風鈴がつられ、風がふくと一斉に音をならす。これはおとなりの月釜の茶室にも響いていたよ。




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境内は紫陽花が花ざかり

月釜はなんとこの重要文化財の客殿の中!桃山時代の建築という。




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「都忘れの菊」

この菊の説明文が難解(悪文といいましょうか、どの形容詞がどこにかかっているのかようわからん)なのだが、大意として、「お父上(後鳥羽院)が好きだった野菊を配流先の佐渡で見るたびに、懐かしく都忘れの菊と名付けたよ」と順徳天皇が名付けた佐渡の菊をこちらに移植した、、、ということだろうと思う。




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官休庵の木津宗匠のお席で、お点前を若いお茶友君がされた。

旧暦端午の節句とあって、待合の薬玉の絵から鯉の滝登り、登竜門の話からいろいろテーマがちりばめられ、宗匠のお話し上手でとても楽しい席であった。

印象的なのがお流儀の烏帽子棚
床の間に本物の烏帽子を飾っておられたのと呼応していて、しかもこの棚を使うときのみ、烏帽子折という帛紗のたたみ方をして飾りおく、のだそうだ。(写真のあるブログ発見→)はじめて知った。(そういや先日の薪能でも「烏帽子折」の演目あったなあ、、、なにかご縁が?)

蓋置が三人形の鯉バージョンで、登竜門を登りきった金色の鯉(龍になる予定)が1匹、残りの2匹が錦鯉で、この子たちは登り損ねたのかなあ、、と思ったり。かわいかった。





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さて、この客殿の裏にある茶室を拝見するのが楽しみで。
茶道検定にもよく登場する「燈心亭」、その名前はかねがね。やっと本物を見ることができるよ。


 

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藁葺き屋根はまるでどこかの田舎家のようだが、実は後水尾天皇よりご下賜の茶亭なのだ。




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障子の下には籐を貼り付けて水引をあらわすなど、早くもいろんな意匠が満載。

ただし、私は建築学的なことはようわからんので、詳しくはこちらの数寄屋建築家のブログを読まれたし!




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茶室は三畳台目下座床で小間にもかかわらず脇床まであるところが宮家好み。

さて、燈心亭が燈心亭たる由縁はこの天井である。




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20cmほどの格子の中に縦横並べられたのは、、、

蘆、寒竹、苧殻、萩、山吹、木賊、九十九草、竹、柿、桐、桑

の11種類。いずれも燈心になる植物ゆえ燈心亭。ただし、こうよばれ出したのは実は昭和初期と非常〜に新しいのだ。それ以前は「七草の席」とよばれていたそう。

しかし、蘆とか苧殻とかは灯心といってもわかるが、あとの植物が灯心っていわれてもピンとこんなあ。しかし意匠的にとてもモダン。




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風炉先の裏が半畳ほどのスペースになっていて、茶会の時、ここに師匠がすわって点前の指導を影でしてたりして、、、、(^_^;





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かつてはここは申し込まないと拝見できなかったらしいが、今は月釜の客は自由に拝見できるようでありがたい。ここで実際に点前されることはないのだろうか、重文だけに。




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境内には水無瀬川の伏流である名水「離宮の水」がわく。名水百選にもえらばれているため、ポリタンクをかかえて水くみの人が絶えない。よって味見はできなかった。ちょっと残念。(あ、お茶会の水はここのか(^_^;)








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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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