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2018-07

唐津やきもん茶会の跡見〜たこ焼き茶事! - 2018.07.04 Wed

タライ(盥)・ラマ師のたこ焼き茶事のおさそい、昨年末はじめてよばれて、そのたこ焼きの美味さに魅せられて魅せられて、わ〜い!!と参席いたしました!



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待合に白隠の画賛(白隠研究第一人者の本物お墨付き)、箒の絵であります。それを見ながら本職の和尚様のありがたいお説教を拝聴するに、私たち、茶事=お掃除!と心得るお掃除一派の聖人、周利槃特のお話しではありませんか!(ちなみに和尚様のこのお経の本では「周利槃陀伽」と記載)

他になんの才もないので、箒を与えられ、来る日も来る日もただひたすらにお掃除を続けて悟りをひらいた、という仏様のお弟子、周利槃特であります。いまでも露地掃除がつらいとき、「周利槃特、周利槃特」と唱えながらがんばるのです。




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さて、タライ・ラマ師の名前のもととなった雨笠ならぬプラたらい、今日は使えるか使えないかの微妙なお天気で、ご準備くださったのに、結局使えなかったのはちょっと残念だったりします(^_^;
(和尚様、もうほんものの雨笠は買えませぬな)


さて、茶室に入る前の部屋にはお馴染みの「親鸞上人御絵伝」、元禄時代のものらしく美術館級。

そして、、、、ゴールデンウィークの唐津やきもん祭りの一環イベント、和尚様が亭主をされた大島邸茶会に使われた佐用姫様に再会。(松浦佐用姫伝説→やきもん祭のリンクをみてね)お懐かしや、思い出す楽しかった唐津の思い出の数々。

行けなかった人のための跡見の茶事、行った人には思い出の道具組での茶事なのです。
今回新しく加わったお道具は、恋しい人の出征に別れの領布(ひれ)をふる佐用姫の後姿のごとき石。しかもかの名護屋城跡(秀吉の朝鮮侵攻の足場)の石なのだそうな。佐用姫は最後悲しみのあまり石になったそうだから、これはまさしく佐用姫。




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さて、懐石のめくるめくたこ焼きの前に美味しい湯葉と、自家製胡麻豆腐をいただく。どうみても古染か祥瑞に見える向付は和尚様お気に入りでやきもん祭り茶会でもお手伝いされていた人気作家浜野まゆみさんのもの。
そして、たこ焼きを盛る井戸茶碗(!!)が、信楽まさんど窯・平金昌人さんの。




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なんと今回はお寺を嗣がれるご子息とのツインたこ焼き!!
お父上の御指導よろしく、ご子息もなかなかの目打ちさばき、焼き加減も遜色ありません。
目の前に並んでいる、1本だけでもありがたや〜〜、、、の徳利は三島、高麗青磁、古丹波などなど、お酒も丹後、摂津、淡路、播磨、、と飲み比べをご用意していただき、日本酒大好き女子(なにか文句でも?)にはうれしいお心遣い。

ここでも、本来高麗青磁に似せてつくられた三島だが、その過渡期のものにどちらとも言えないものがあるとのお話し。それで私の持っている三島と思っていた菓子鉢が、実は青磁かも、と思い直したり勉強になること。




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和尚様は幼稚園の園長先生でもあるので、園のお祭りでは、園児たちにたこ焼きをせっせと焼いておられるよし、堂に入ったものです。外側かりかり、中もっちもっち!粉に秘密があるのかなあ。




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(平金井戸にうかぶたこ焼き♪)



大阪たこ焼き→ソースのみ
明石たこ焼き→出汁のみ
そして神戸たこ焼き、ソースと出汁のいいとこどり、前にこれをいただいてから、もうすっかり神戸たこ焼き大ファンです。神戸たこ焼き保存会(会員約2〜3名?)に入れていただきたいほど。

ちなみに徳利、左が高麗青磁で右が三島ですのよ〜♪

石杯も小さな高麗+1つだけ中国のもの、よくこれだけ小さいモノまで集められたこと。そしてだれもどれが中国製かわからなかった。
強肴を盛ったのが桃山時代の黄瀬戸の銅鑼鉢とは、ありがたくて味がワカラナイ。




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この青梅のお菓子も唐津で使われました。古唐津の陶片というにはかなり大きいお皿の残欠、紋様が唐津独特の松。竹の箸とあわせて松竹梅、という和尚さまのお遊び(*^_^*)
もうひとつのお皿は江戸初期の粟田焼の松、でしたね。色が深くてステキでした。




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日が長いとはいえ、中立の頃はもうすっかり暗く。




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(めずらしい瓔珞玉紫陽花)


濃茶席は大島邸でつかわれた古唐津柄杓手の水指、これもお懐かしい。
御茶碗はあの時は唐津に里帰りしたという、重くてどっしりした奥高麗(高麗とつくが唐津)の米秤りもでてきましたが、主茶碗は今回初めてお目見えの井戸脇のような、一見和尚様がお持ちの井戸・小貫入「八重桜」かともみえるが、実は堅手であろうという御茶碗で。

これがまた梅花皮もきれいでほんとに井戸かと思い、八重桜?とお聞きしたら、ほんものの八重桜(某美術館の井戸茶碗展にもでていた逸品)をだしてきてくださった。そして井戸と堅手の違いのご説明、たしかに、井戸の方は底が錐のように深いのに対して、堅手は底が平たいのがよくわかった。でも貫入のぐあいなど、ほんとよく似て、よくこんな御茶碗をみつけられたなあ、、と感心。しかし、こんな比較させてくださるところなんて、他にないよ〜。




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薄茶のお菓子は、これもまた懐かしい!
唐津から帰る直前、駅前で大人買いした陶片煎餅!中里太郎右衛門さん監修のどうみても古唐津陶片に見えるお煎餅。しかも美味しい。おとりよせしてくださったのですね。




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薄茶茶碗が、まためくるめく高麗、古唐津のオンパレード、悶死しそう、、、。゚(゚´Д`゚)゚

唐津では他の方が飲まれたこの塩笥の方がよかったな〜とブログに書いたら、ちゃんとこれで点てていただきました!お心遣いがうれしゅうございます。念願の古唐津塩笥(これの大きいサイズが和尚様のイタリアン懐石茶事ではブイヤベース入れになる(^_^;)

他の茶碗は大きくへうげた朝鮮唐津(高取?)、木賊紋様の絵唐津、呉須赤絵、斗々屋と蕎麦のちがいがわからないと言ったせいか、これぞ斗々屋!という斗々屋、そして一番感激が、私がずっとどこを探しても写真がないなあ、、と思っていた(多分)三作三島(刷毛目+粉引+三島)がなんと目の前に〜〜!二服目をこれでいただいたのは言うまでもありません。

それから金海とは、という話になって、深い御蔵からわざわざだしてきてお見せ下さる。茶碗の講義がとまらない、こちらも勉強になって楽しくてつい時を忘れ、、、、

気がついたら新幹線の最終は過ぎ、京都にかえりついたら午前様でございましたΣ( ̄。 ̄ノ)ノ




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眼福、口福、なんと楽しいお茶事でありましょう。
和尚様、ありがとうございまする。またよんでください!





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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