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2018-07

二階囃子〜前祭鉾建ての町をうろうろ〜豊園泉正寺町 - 2018.07.10 Tue

今年は祗園祭、なんとなく乗り遅れている。6月末から7月はじめ、楽しみにしている二階囃子も大雨災害でぶっとんでしまった感じで。



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前祭の鉾建ての前日ともなれば、もうどこも静まりかえって、後祭の大舩鉾さんの二階囃子をかろうじて。









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囃子が4年前に復活した三条通りの鷹山、4年後の巡行復活をめざしている。ここもお囃子をやっていたが、運悪く途中休憩の時間とあって、聞くことはかなわなかった。




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山の材料をあちこちの鉾山からもらい受けることができて、巡行復活予定が前倒しになったのはご同慶の至りだが、まだまだ寄付なども必要だと思われる。




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というわけで、今年の二階囃子、不作に終わったが、これは鉾建てを待つ、前日の放下鉾の前の道路。鉾を支える角柱や鉾を倒したりおこしたりする支えの棒をたてたりする穴、明日から活躍するね。




さて10日、前祭の主だった鉾が建つ日だが、どうにも今年はペースが遅い。例年なら16時頃には真木建て直前に、てっぺんの榊に紙垂をくくりつけられるのだが、今年は残念ながら断念。
どうやら、先の大雨で大工方の人手をそちらにとられたり、準備ができなかったりしたかららしい。大雨の影響はこんなところにも。


四条通りの長刀、月、函谷、室町の菊水、鶏を炎天下、ぐるぐるまわる。(あわや熱中症〜(^_^;)


<鶏鉾>

ここは道幅が広いので、見るのに通行の妨げにならず日陰もあって、一番観察しやすい鉾。
数年前、真木が建つまで、炎天下4時間くらいつきあったこともあったっけ、、、(^_^;




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美しい縄がらみ




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真木にとりつける赤熊(しゃぐま)とよばれる独特の装飾に使われる藁




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炎天下の作業は過酷だ。そこは鉾に携わる矜恃でのりきってね、でも無理は禁物。




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真木との接合部分
ここをしっかり固定しないと危険。




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縄がらみ完成形
これで16時すぎ、真木建ては今日中には無理かも。



<月鉾>




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四条通りに面しているので、バスなどからも見えやすい月鉾
これはお昼休みで大工方がお留守のときのもの、ここも遅れてる。




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それぞれの柱には鉾を設置するときの方向がしるされている。
「未申」は西南、あら、裏鬼門だわね。





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夕刻、ようやく真木建てに使われるテコのような長い棒も装着すみ





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会所では縄がらみの縄の管理を




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さあいよいよ鉾立て準備だが、、、明日にするのかな。




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う〜む、今日中にやるのかな、気になりつつも所用のため泣く泣く鉾町を離れる。




<函谷鉾>


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こちらも四条通りの函谷鉾




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鉾を曳くための長柄や綱の準備もOK
試し曳き、今年はできるかな〜〜〜



<長刀鉾>




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長刀鉾の会所に積み上げられた縄

ここは人気の鉾なので、人が多すぎるし、試し曳きなんかとんでもない競争率だし、眺めるだけでスルー。




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会所をバックに
この会所の二階では長刀鉾稚児の太平の舞が見られる(2年前の動画など





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しかし、祗園祭だけでどれだけの縄が消費されるのだろう。稲だから、稲作はやっぱり大切にしないとあかんよね。



<菊水鉾>


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こちらはもうはなから10日の鉾立てはあきらめたらしく、土台の部分は姿もない。かわりに真木のお飾りの赤熊は完成。あ、これを電気ノコギリできれいにカットするのがまだね。赤熊、かっこいいなあ。





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室町通りに祗園祭仕様の標識がとりつけられる。

さて、少し四条から南へくだろう。独特の紙垂をつけた豊園泉正寺榊のご町内へ。



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神幸祭、還幸祭で中御座を先導する榊の山車(↓ H28の)、これを奉仕しはるご町内だ。




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これを知ったのは昨年のことだった。




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その町内にある洛央小学校の洛央鉾、本来なら6日に生徒たちによる鉾曳きがあるのだが、今年は例の大雨にて中止だった。
まだ榊はたっていないな。宵山には提灯もともり、レアな粽もでるそうで、今年行きたいところの一つ。




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しかし、あっついな〜
京の夏は油照り、、、見上げるぎらぎらの空に霰天神山の提灯があがる。山立てもいよいよ始まる。






龍の茶界〜produced by 為さん - 2018.07.10 Tue

西日本に大きな被害をもたらした雨をよんだか?龍
反省してちょっと恐縮した面持ちで茶席を見守る。




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シルエットはここ、紫野TH社のあるじ、Tさん。絵になってる〜。
龍の絵は祗園大茶会でIS画伯がライブペインティングをしたやつ、自由茶人・為さんがもらいうけたもの。
この龍の絵をかけるにあたり一悶着、為さん上下逆に竿通しを作ってしまったことが直前に判明。しかしそこはアイデアできっちりリカバリー、生活力にあふれた鴨茶名人為さん、さすがでした。




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花はうちの庭のものをみつくろって。
祇園守、ヤブミョウガ、秋海棠、水引、そして龍の髭みたいな矢筈すすき。
実はこの花入も、直前に完成したもの、為さん作です。




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この花入れ、自立しているのです。自分の根っこで。




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日本で日本の芸能文化、また、みたての文化を勉強して宵山のあとにアメリカへ帰国する(日本語ぺらぺらな)留学生のNちゃんの送別の茶界であり、作家としてお茶回りの人に有名なLさん(以前からお茶友さん)、革の工芸家さんは3才のお嬢ちゃんをつれて、それからまだ10代のクセにえらく貫禄のある美大生、、、というなんとも濃ゆ〜い、客組にて。




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のっけから為節炸裂、正統派の茶事しかしらない水屋のわれわれは右往左往、為さんの自由さにはらはらどきどき、時にせかしたり、軌道修正したり、なかなかスリルがある。
懐石は精進、これも為さんが前日からしこんでいたもの。われわれは水屋でお相伴。玄米ご飯が美味しいよ。

中立なしで、いつのまにか茶席に搬入されている為茶箪笥(お茶を点てる道具一式がおさまり、賀茂川縁の鴨茶のときにお使いのやつ)、そして濃茶席が始まる。濃茶のお菓子は、写真取り忘れたがオレンジジュースに浮かんだすいとんみたいなお菓子をシャンパングラスでサーブ。もちろん、これもお製は為さん。

為さん作の御茶碗で無農薬の抹茶ブレンド、これを水で練る。をわれわれも入って、みんなで頂戴した。冷たい濃茶はほんとうに甘くてなめらかなのだ。濃茶にはお茶は熱くしなければ、という思い込みは一体なんだったのか。

お客様はそれぞれお互いになんの関連性も無いようにみえて、実は鴨茶でご縁のできた方々ばかり、だからどこか共通する感性があるのでしょうね。




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干菓子。
この宝石のようなお菓子はずばり水晶、青洋さんに注文するときに、席亭Tさんのご要望が「銀河鉄道の夜」で銀河の河原でカムパネルラが「この砂はみんな水晶だ。中で小さな火が燃えてゐる。」と言ったシーンの水晶を、ということだったそうで。
なんと美しく、美味しい水晶でしょう。
ここだけ為モードはずして(^_^;




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薄茶席では名水の水でシェイカーをふる為さん。
右の梶の葉は、願い事を書いてもらおうと筆ペンとともに用意したのですが、筆ペンくらいでははじいて書けませんでした。失敗失敗。゚(゚´Д`゚)゚。墨汁がやはりよいようで。




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冷たくシェイクした抹茶はまた異次元の美味しさ。

型破りに見えて、茶事の大切な心の部分はおさえている、、、なによりお客様と、社会的背景とか職業とか、茶歴とか、年令とか、すべてぬきにして裸の会話がなりたっていると言うことが茶界でありましょうか。お客様とどんな会話をしたのかもっと聞きたかったのでありました。

散会はこれも三々五々、きまりなく雲に隠れて去っていく龍のようなのでありました。






荒ぶる鴨川〜七夕の大水害に思う - 2018.07.10 Tue

先週末の未曾有の大雨はほんまこわかった。京都もこわかったが、郷里の岡山、高梁川の氾濫でほとんど一つの町が水没したニュースを見た時には衝撃をうけた。他にも広島や九州、四国の被害もひどい。もとの生活をとりもどすのにどれだけの時間がかかるかと思うと、なにもできない身であるゆえにほんとうに心がいたむ。一日も早い復旧を。そして大勢の犠牲者をだしてしまったこと、ただただご冥福をいのるばかりである。合掌



身の回りだけであるが、長年京都に住んでいる人に、こんな鴨川みたことがない、と言わしめるほどの大雨の記録を残しておこうと思う。




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二条大橋からの鴨川
いつも歩いている河川敷が水没、そして濁流、大きな丸太なども流れてきて橋脚にぶつかるのもこわい。




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お向かいはリッツカールトン
やっぱりおるな、近くまでいっているヤツ。自然災害のこわさをしらんというか、、、




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ちなみにこれは平時のだいたい同じ場所。




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6日はスマホのエリア警報が鳴りっぱなしであった。それもだんだん左京区花脊〜久多〜修学院〜と岡崎に近づいてくるやん、と思ったらとうとう吉田学区、岡崎学区にも避難勧告。ただここまでくると京都市全域に警報が出ている感じでどこへ避難してもいっしょかな、と思う。

この図は京都府がだしている鴨川・高野川氾濫時の浸水予想図。京都府は100年に一度の水害でも大丈夫なように,,,云々と書いているが、まさにその100年にあるいはそれ以上クラスの大雨が降るとは思っていなかっただろう。




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鴨川はこんなで、警報なりまくりだが、皆さん冷静、バスも普通に動いていた。所用で高野川、出町の鴨川を渡ったが、ほんまに今までみたことのない増水のしようで、これが氾濫したらどうなるのかと、かなりどきどき。

桂川の方はもっとひどくて、嵐山の吉兆の前あたりの道路も冠水、通行止めになっていた。ここは数年前にも渡月橋冠水か?!の大きな水害があって、今回はそれよりもひどい大雨だったにもかかわらず、その後対策〜川の浚渫、渡月橋の水深深くするなど〜をきっちりねったらしく大事にいたらなくてよかった。

阪急電車は桂川と鉄橋がすれすれに近いくらいだったらしいが、がんばって動いて、遠くから見ると「千と千尋の神隠し」的な幻想的景色になっている、という画像をTLで見た。(こんな感じね)

桂川上流の日吉ダムではクレストゲートと言って、100年に一度、あるいは一生使うことないやろ〜と言っていたダム貯水量限界のときにのみ開けるゲートをあけて放水を開始、一時的に桂川はさらに増水したが、絶妙の職人技ゲートコントロールで決壊を防いだという。詳しいダムの放水量コントロールの仕組みはわからないが、cm単位の神業であったという。





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右手の川床もやばそうだが、もっと南の四条、五条あたりの川床は足がすっかり水につかっていたらしい。三条の先斗町歌舞練場の裏では護岸がついに壊れて土がむきだしになった、とニュースでも言っていた。しかし、逆にそれだけですんだというのは治水工事の勝利かもしれない。








かつて白河上皇も嘆いたままならぬモノ、山法師、双六の賽と鴨川の流れ。その鴨の暴れ川も今はなんとかコントロールできるようになったのね。油断はできないけれど。

それにつけても地方の川氾濫、洪水は、地形や川の規模、町の広がりなど、京都と単純に比べることはできず、被害状況を見聞きするにつけ、言葉を失う。一日も早い復旧を祈念する。





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この濁流の鴨川であるが、雨のやんだ8日には水はまだ濁ってはいるものの、水位はかなり下がって通常より少し多いくらいになって、普段の顔をとりもどしつつあった。




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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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