銀月サロン・色づく秋茶会2018〜銀月アパートメント - 2018.11.12 Mon

北白川、築年数不明の銀月アパートメント
映画のロケ地にもよくなる疏水縁のアパートも、入り口のシンボルツリーの枝垂れ桜は紅葉もおわってほぼ落葉
アパート二階にてこの日も銀月サロンの秋の茶会第二弾
しつらいはもうすっかり秋の稔り
太陽高が低くなってきたので、陽射しは深く部屋の中までのびてきた
ものの影も長くなった
本日のお茶のメニュー
お茶のおとものお菓子は
ジンジャーシュガーのアーモンド、ドライ蜜柑、ドライトマト(これ美味しかった!)、砂糖漬けのそらまめ
まずは銀月サロンのオーナーが三日徹夜して福建省武夷山(岩茶のふるさと)で焙煎を手伝ったという岩茶
できたてなので、さわやかな香りが楽しめる
名付けて「銀月岩茶」
次に私の大好きな鳳凰単叢蜜蘭香茶 芳香がたまらなく、うっとりするお茶
茶葉の段階で香りが甘く、私は苺を連想したのだが、お茶にするとライチを思わせる
何煎でもいけてのちになるほど甘みがどんどんでてくる不思議さ
中国茶の力強さよ
三つ目のお茶は茉莉花銀針
新芽のみで作られるので、茶葉は銀の針のようにみえることから銀針
その茶と茉莉花=ジャスミンを繰り返して層にして香りをつけたお茶
一般にジャスミンティーというとちょっと安っぽい香りを連想するのだが、これは別物
ジャスミンがこんな高貴な香りだとは認識を新たにした
客同士でお茶を煎れ合って楽しむ
お茶の表面にあらわれる不思議な紋様は湯気がこしらえたもの
息をふきかけるとふっと消える
こちらでの一番の(!)楽しみは美味しい手作り点心
本日は松茸の中華粽にセロリ餃子の白味噌仕立てスープ
今回も美味しゅうございました
デザートはカスタード饅、飲茶では定番だけれど、これに透明なリンゴのジュレをつけていただくのがまたおしゃれである
食後は、採れたばかりの菊のつぼみのお茶、胎菊茶
心も胃袋も洗われて心地良い秋の昼下がり