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2019-04

風と奏でる〜MIHO書道展 at 平金古民家 - 2019.04.19 Fri

ふたたびやや遅い信楽の桜を楽しみながらたどりついたのは、何回かおじゃましているまさんど窯の主、サラリーマン陶芸家こと平金昌人さんの古民家。



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庭には水仙が群生していて、信楽の春を満喫している。

このところ雑誌「和楽」に特集で登場したり、NHK「美の壺」(京の茶碗)で窯焚きの様子や井戸茶碗への思いを語ったり、すっかり有名になってしまった感のある平金さんである。



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そんな平金ハウスに最初にお邪魔したのが書家・美穂さん「ペンと古民家」と銘打ったワークショップであった。そして彼女の作品展がここで開かれた。
 
  〜風と奏でる〜



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広くて、どこをとっても絵になる古民家の、あちらこちらに散在する書。

実は会期をすでに過ぎていたのだが、どうしても拝見したくて、展示をそのままおいてくださったのでエクストラでたずねたのだ。



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墨の色の複雑なグラデーション
単色のはずなのに色や匂いを感じる。

書の後にご自分ではりつけたというさまざまな古布。作品のイメージに合って、さらに効果的。



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絵画のような書もあり、、、「芽」、、、


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墨のにじみを愛でる書もあり、、、「光」、、



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中には下書きをそのまま作品にしたものもある。(これは完成品)

この作品の表具?になっているのは能登の和紙、なんとご自分で能登まで行って漉いてきた和紙だという。和紙制作中のスライドショーを拝見するに、なんだかもうプロの手つきなのはさすが。
さらにその能登の海の海水を採取して、それで墨をすって書いたものも。
彼女の書は道具も書き方も、書くものも、かたくるしくなく、自由だ。





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書家だけあって、文房四宝に対する思い入れは強く、紙だけでなく屋久島で硯もご自分で彫ってこられたのには驚く。ススキの穂を筆に見立てて作品を作られたり、、、あとは墨ですね。なんだか墨も作ってみるとおっしゃりそうで、、、(^_^;



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作品はあちこちにランダムに飾られているので、あ、こんなとこにも作品があった!と古民家の中を宝探しするのもまた楽しい。これで終わりだろうと思ったら、最後に借りたお手洗いの中にも発見してなんだかうれしかった。



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これも御自作の和紙にて

「風と奏でる」

書かれた文字が風にゆらいでいるような感じがしたのはこのタイトルのせいだろうか。



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実はこの日、平金さんは某有名茶道雑誌のインタビューと撮影をうけておられて、その時の広間の舞台装置(?)であるが、フライングでここに載せて良いかな(^_^;?



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(撮影機材)


ますます有名になっていく平金さん、でも雑誌がでるのがとても楽しみ(小さな声で7月号だそうですよ〜)



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そのセットのままお茶をいただいた。絵になるなあ〜。



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エクストラに展示をみせてもらった御礼にお肉を持参したので、夕食は美穂さん、平金さん、朝から轆轤をはじめて引いて、茶碗を鋭意制作中という本職カメラマンのKさんと四人ですき焼き。とりとめもなくおしゃべりしながらの食事はとても楽しくて美味しかった。



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お腹一杯、、、と言いながら、美穂さんが作ってくれた桜ご飯は別腹でぺろりと。
御茶碗はもちろん平金井戸。(そういえば先日のたこ焼き茶事のたこ焼きいれも平金井戸だった!)



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食後は轆轤ひいて乾かしていた茶碗の削りを見せてもらう。



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この日初めて轆轤を挽いた、というKさん、削りもあんまり上手なのでビックリ。ほとんどひとりで作り上げた茶碗が6つ、いずれも個性的で、端整なのもあれば宗入の亀毛ばりにゆがんでいるのも。



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そばでは美穂さんがコーヒーを豆から挽いていれてくれる。よい香り。
なんだかシュールな景色ながら穏やかな時間、宵もだんだん更けていく。



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コーヒー茶碗も平金ミニ井戸

挽きたていれたて、そして轆轤部屋で作業を見ながら味わうコーヒーはまた格別に美味しいのであった。


<おまけ>
「美の壺」のワンシーン(*^_^*)


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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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