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2019-10

THE 備前 BIZEN〜MIHO MUSEUM - 2019.10.01 Tue

京都から車で小一時間、ケモノ道を走って毎度おなじみ信楽MIHO MUSEUMへ。
毎度お馴染みなのに1時間開館時間を間違えて早くきてしまったので、、、




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一番乗り!
、、、、って、だれもおらんがな。



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桜の季節が一番混雑するのだが、こんなに人がいないここも珍しくてなんだか感激。



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今季のテーマは「THE備前〜土と炎から生まれる造形美〜」

備前焼、それは郷里の焼物なのだ。
実家には物心ついた頃からそれは家のあちこちにごろごろしてたような気がする。生活のための焼物だからね。




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一番記憶に残っているのが渋い備前のごみ箱で、祖父母はそれを「けんすい」とよんでいたから、ずっとけんすいってごみ箱のことだと思っていた。「建水」のことだろうか、と今は思う。形は建水というより水指に近かったと記憶する。あれ、まだ実家にあるかなあ、、、



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展示は3つのパートに別れ、
1)〜桃山時代の備前焼の源流編、2)近代の陶芸家(金重陶陽とか)、3)現代の備前焼
(どうしてもパート1)に興味がいってしまうが、、、)

まずは備前を代表する景色についてお勉強
<窯変><緋襷><牡丹餅><胡麻><桟切>

いずれも有名だが初めて聞いたのは桟切、これはこのポスターみたいな景色↓
一部が還元炎によって灰青色を呈する景色。



DSC08683.jpg



焼き締めだから、伊賀や信楽と共通点が多くて、どう違うかと聞かれても答えられない。その二つほど荒々しい感じがないとでもいうか。
桃山の水指や花入は、今でもつやつやでとても500年近く昔のものに見えない。
緋襷は有名だが、なかにはもはや襷ではなく全体が真っ赤な茶壺もあり、だれかこれに「猩々」って銘をつけてくれんかったのかな、と思ったり。
半泥子旧蔵の肩衝茶入「彩雲」は緋襷で、形は唐物そのもの、つやつやの表面はちょっと備前とは思えない。
「只今(ただいま)」という桃山の茶碗は、東京あたりの数寄者から岡山の後楽園へ寄贈され、里帰りをしたためにつけられた銘というのも面白かった。
江戸時代の物ではあるが、内側にびっしり胡麻、の小さい茶碗がかわいくて個人的には好き。

この時代茶碗はあまり多くなくて、後の金重陶陽などの時代にさかんに作りだしたと思われる。でもどうも備前は茶碗にはなじまんような気が個人的にはしている。




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パート2)近代の備前焼はやはり、(備前焼陶工としてはじめての)人間国宝・金重陶陽、備前焼中興の祖である。この方の三角擂座花入はすざまじい。以後備前の花入といえば、この形を踏襲した物が多い。かと思えば青備前諫鼓鳥香炉では鶏の羽根一本一本の筋、太鼓の胴の木目まで感動するくらい細密に焼きもので表現している作品もあって、この方、やはりただ者ではない。

パート3)の現代のものになるとオブジェとか多くて、ちょっと私的には興味がいまひとつ。
ただ島村光さんの「十三支・おくれてきたねこ」は十二支の動物におくれてきた猫がプラスされていて、文句あるか?!といいたくなるかわいさ!!


で、備前の魅力ってなんなんだろうな、と思ったとき、茶器としてはどうしても他の焼きものには負ける。やはり日用に使う道具、食器、特に酒器かな、と思う。胡麻のちらばった徳利、ぐい飲み、あれでのんだら美味しそう。日々使ってつやを増していく、そんなところがいいのでは。

そういえば実家に藤原雄さんのぐい飲み、オヤジが持っていたな、あれねらおう(^_^;




IMG_6953_20190928214513dc4.jpg



この日はやっとMIHO膳一汁三菜にありつけた。ご飯おかわりまでしてモリモリ食べたよ。





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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