fc2ブログ
topimage

2019-10

郷里のお寺で和楽茶会〜懐かしの母校 - 2019.10.03 Thu

ひょんなことで郷里・岡山の三沢古美術さん(大美アートフェアなんかにも出てはります)とご縁をいただいて、関わっておられる和楽茶会のご案内をいただき、里帰りのついでもあり参席。



IMG_6968.jpg



釜の懸かる少林寺(臨済宗妙心寺派)は、茶人としても有名な岡山藩筆頭家老・伊木三猿斎の菩提寺でも有り、月釜もかかる。むか〜し、母親といっしょに月釜に来た記憶があるがさだかではない。



IMG_6980.jpg



むしろお隣にあるわが母校(卒業して約半世紀〜♪)が懐かしくて!
旧制第六高等学校の跡地にあり、旧制一中の流れをくむ岡山県立岡山朝日高校。当時の校舎はもうないけれど、門は六高の頃からかわらない。

、、、、と、この話はのちほどにして、和楽茶会!



IMG_6971.jpg



和楽茶会は今年で15回目、席主は狸庵文庫美術館館長にして、病院長、裏千家淡交会岡山支部の重鎮とお聞きした河田狸庵様。これを全面的にサポートしているのが三沢美術さんらしい。

実は我が敬愛するタライラマ師(ダライ・ラマでないよ、くれぐれも)も以前和楽茶会の副席を持ったことがおありだそうで、そのご縁で団体さん(約10名、ほとんど知り合い(^_^;)ひきつれて偶然にも前の席にいらした。



IMG_6969_201910011919453c6.jpg



今回は薄茶席が狸庵さん、それに志野流香道の若・蜂谷宗苾さんの香席。

最初の展覧席は、香席にちなんで香道に関する美術品の数々を三沢美術さんの説明で拝見。
呼び物は、かつて藤田家が水戸家売り立ての際に、かの国宝になった曜変天目や、圜悟克勤墨蹟、井戸茶碗「老僧」といっしょに落札したという、現在の価値で言うと7億円相当の(老僧より高いよ)伽羅の香木。
これを手に取らせてもらった。ずっしり重く、鎹が打ってあり、微かに香木の香り。近代数寄者の高橋箒庵(元水戸藩士の家系)がこっそり一部をもってかえって鈍翁の前で焚いてためしたというエピソード付き。現在は藤田美術館をはなれ某所所蔵とか。(どこやろ?)



IMG_6970_2019100122075693c.jpg



薄茶席の寄付は菊慈童の室礼で(旧暦では重陽は今年10月7日にあたる)、菊の花びらをうかべた菊酒がふるまわれた。展示された炭道具では梓実(キササゲ)の火箸と鐶、いずれも今上天皇が即位されるまでに使われたお印が「梓」であったことにちなむそうだ。

本席には三玄院伝来の「細石(さざれいし)」、軸は伝寂蓮右衛門切 古今和歌集詠み人知らずの「わかきみ(我が君)は ちよにやちよにさざれいしの、、、」
こちらは令和の御代、御大典を寿ぐ席であった。

古染の手付水指も垂涎だが、やはり一番よかったのが主茶碗の黄伊羅保「八重菊」(石州箱 小堀宗慶外箱)。あれええな〜。最近雲州伊羅保を好きで手に入れたが、なるほど、違いがちょっとわかった。あとはさまざまな道具の菊尽くし。菓子器の古染の菊もよかったが、一元の玉水焼緑釉楽焼き木の葉型のお皿が印象にのこる。(なぜ一入は庶子とは言え実子の一元を跡取りにしなかったのかという疑問とともに)




IMG_6940.jpg



香席は遠州風の庭園をのぞむ広間にて。
この庭園は白砂を敷き詰めた上に満開の萩の花がしだれかかってすてきであった。

志野流の香席は何回か経験あるし、お名前はよくお聞きする有名な方だが、若の宗苾さんが席主の席は実は初めて。
本日の組香は「月見香」、「月」の香1種を聞いた後、「客」(別の香木)と混ぜて3種の香を聞き、組み合わせをあてるゲームのようなものだが私はただいま連敗記録更新中である。
香が逃げないように障子をしめきったその座敷は9月も末というのに暑くて汗ダラダラ。香を聞くより手の汗の臭いの方がしたりして、、、(^_^;

正解はなんとめずらしく3種とも「客」という月がでない組み合わせとなった。月が出ないので、この組み合わせを「雨夜」という。結局、叶(全3種正解)はいなくて、2点だった私は巻紙がもらえるかな、と一瞬期待したが上座に2点の人がもう一人いて残念。
若がおっしゃるには、当たる当たらないは問題ではなく、名香を聞きながらイメージの中で月がみえたらそれでよいのです、とのこと。

かくしてお開きになったあとは再び母校の周りをぐるぐる思い出をさがしに。



IMG_6974_201910011919433f2.jpg



不思議やね〜。普段思い出しもしないささいな記憶が現場に来ると次から次へと頭の中にわき出してくる。季節はまさに運動会、仮装行列でオリンピック(当時のはどこだっけ?)入場行進をやったこととかあれこれ。上の写真は私が在学時代からただの池と化していたプール、まだあったんや。当然涸れて草はえとるけど。その隣くらいにバレーボールのコートがあったっけ。(1年だけバレーボール部員だった)




IMG_6985.jpg




これもなつかしの岡山城(烏城)をみながら後楽園あたりでタライラマ師ご一行と合流。




IMG_6989.jpg



駅近くの居酒屋で一緒に晩飯をいただき、お茶談義に花をさかせ、最後にラマ師の安定の超高速座布団回しで締めました(^_^; (鼻から割り箸の芸は2歳児をドン引きさせてたけど)




NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

最新コメント

プロフィール

しぇる

Author:しぇる
京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

最新記事

カテゴリ

未分類 (15)
茶の湯 (411)
茶事(亭主) (86)
茶事(客) (179)
茶会(亭主) (18)
煎茶 (10)
京のグルメ&カフェ (96)
町家ウォッチング (10)
弘道館 (7)
岡崎暮らし (111)
MUSIC (4)
能・歌舞伎 (65)
京都めぐり2024 (3)
京都めぐり2023 (33)
京都めぐり2022 (29)
京都めぐり2021 (30)
京都めぐり2020 (19)
コロナ緊急事態宣言下の京都2020 (12)
京都めぐり2019 (28)
京都めぐり2018 (20)
京都めぐり2017 (30)
京都めぐり2016 (34)
京都めぐり2015 (34)
京都めぐり2014 (39)
京都めぐり2013 (36)
京都めぐり2012 (6)
本・映画 (15)
美術館・博物館 (146)
奈良散歩 (131)
大阪散歩 (1)
着物 (8)
京の祭礼・伝統行事 (61)
祇園祭2023 (9)
祇園祭2022 (11)
祗園祭2021コロナ下 (5)
コロナ下の祇園会2020 (1)
祗園祭2019 (18)
祗園祭2018 (11)
祗園祭2017 (17)
祗園祭2016 (18)
祗園祭2015 (16)
祇園祭2014 (13)
祇園祭2013 (14)
修二会2024 (1)
修二会2023 (10)
修二会2022 (8)
コロナ下の修二会2021 (6)
修二会2020 (5)
修二会2019 (3)
修二会2018 (4)
修二会2017 (4)
修二会2016 (3)
修二会2015 (3)
修二会2014 (3)
修二会2013 (3)
その他の町散歩 (12)
京都和菓子の会 (4)
ソウル紀行2023 (3)
イスタンブール・カッパドキア紀行2013 (8)
英国田舎紀行2015・湖水地方とコーンウォール (7)
パリ紀行2014 (7)
ノルウェー紀行2016 (4)
古筆 (1)
ポルトガル中部〜北部紀行2017 (7)
京都でお遊び (13)
ギャラリー (4)
暮らし (14)
中国茶 (49)
京都の歴史・文化について勉強 (3)
過去ブログ終了について (0)
猫 (1)
滋賀さんぽ (21)
オランダ・ベルギー紀行2018 (9)
ニュージーランド紀行2019 (9)
台北旅行2018 (3)
高野山 (2)
骨董・工芸品 (1)
東京散歩 (2)
諏訪紀行2021 (4)
金沢さんぽ (2)
御所朝茶 (4)
熊野三山巡り (2)
有田2022 (1)
兵庫さんぽ (1)
太宰府 (2)
丹後旅行 (3)
仕覆制作 (6)
信州旅行2023 (2)
京都モダン建築 (3)
春日若宮おん祭2023 (3)
春日若宮おん祭2022 (3)

月別アーカイブ

検索フォーム

リンク

このブログをリンクに追加する

QRコード

QR