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2019-12

宇治縣神社〜藪ノ内の茶事2019秋 - 2019.12.01 Sun



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秋の宇治川、紅葉もなかなかきれいである。



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今年も薮ノ内の若武者の茶事にさそわれて宇治縣神社へ。
毎年6月5日に暗闇の奇祭といわれる縣祭がおこなわれる神社でもあり、宇治の茶業と深い関係のある神社でもある。



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この梵天はその縣祭のときに使われるもの、6月初めは茶業の繁忙期の一段落の時であり、別名<種もらい祭>とも(意味は自分で考えてね(^_^; )



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茶事が行われるのは社務所の奥の小間・棠庵(とうあん)



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藪内流の先々代・猗々斎が作った茶室で、雰囲気は燕庵にとても似ているが、燕庵に遠慮して若干のヴァリエーションがある。(三畳台目+相伴席→四畳半台目+給仕口)
先日香雪美術館の玄庵(正確な燕庵写し)にいったばかりだから、類似点・相違点がよくわかる。
なんといっても点前座にすわる亭主の姿が壁際にある二つの窓の光りでシルエットになるのが美しい。


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もうすっかりお馴染みになった薮ノ内の霰灰、季節によって霰の大きさも変えるとか、一番むつかしい灰の流儀かもしれない。枝炭を一番上に置いて、釜の底でがりがり砕く、という先生もいると聞いて、へ〜〜!?と驚く。

掛け物が薮ノ内にある茶室・談古堂にかけられていた薮ノ内の茶法「正直・清浄・礼和・質朴」を説いたものの写し。これは亭主の師匠からの拝領品と聞いた。私も存じ上げているその師匠様は今年惜しくも急逝された。彼をしのぶ思いを、深さの違いはあれ共感する。



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炭のあとは広間に移動して懐石、これも一人で作られる。若い男子ながらだんだん腕をあげてきているな、と。これは負けておられん。



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しかも中央卸売市場の近くが住まいなので、材料も豊富に手に入るのがうらやましい。
この日は三人の客で、私だけ裏千家でアウェイだったが、お話しの面白い方で楽しかったし、最近私自流よりも薮ノ内の方をよく知っているかもしれない〜と思ったり(^_^;

薮ノ内の懐石は武家茶道というか男性向きなので、料理もお酒もこれでもか!と出てくる。八寸のあとにも強肴が出てくるし、お酒は進むし、、、。でも千鳥はないよ。



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これも男性一人が作ってはるというお菓子屋さんの主菓子「冬紅葉」。
なんというか、餡子が水ようかんみたいにつるっとあっさりで、どういうレシピなのか初めての食感だった。(アカマさんとかいうお菓子屋さん?調べても不明。今度聞いてみよう)




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後座はふたたび棠庵へ。


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床は花に変わり、竹の一重切に白玉椿、きりっと美しい。
葉っぱのつき具合が絶品、これもご亭主仲良しの花ふじのおかみさんと話しながら選んだものとか。
竹の花入も亡き師匠からのものと。なんでもよくご存じで、ほんとうに惜しい方であった。

何代か失念したが、歴代の家元のおひとりの手づくね茶碗で濃茶をいただく。
古瀬戸の茶入はひさご形でちょっとめずらしい飴釉みたいであった。



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濃茶の後席を改める間、広間におかれた香炉に正客さんが伽羅を焚いてくださった。某香舗の方なのでお香にくわしいのはわかるが、求めに応じてすぐ出せるというか常に携帯しているのはさすがだ。思わぬところで聞香ができてありがたい。



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席改め床には猗々斎?だったか舟の絵と画賛「満舟名月載持帰」
これはまた禅問答でよくわからんなあ。でもなんとなく景色がイメージできるようだ。
そうそう、ここであの香雪美術館玄庵茶会でみた竹心好みの栗蒔絵の薄器が!こちらの栗は少しデフォルメされてむしろカワイイ。
井戸脇、暦手、永楽とバリエーションの茶碗で薄茶をいただき、お開きとなる。

この後跡見をして、翌日翌々日も茶事をするという、よっぽどお茶好きやねんな〜。
数年前からこうしてお茶事によんでもらっているが、だんだんこなれてきた、というか、茶事が身についてきているという感じ(上から目線ではありませんよ)。若いから、どんどん成長する伸びしろも大きく、残りの短い私にはまぶしくうらやましい。これからもさらに期待しています!





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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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