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2020-02

トンデモ奇祭?!〜飛鳥坐神社・おんだ祭 - 2020.02.04 Tue

橿原神宮駅を降りて明日香村へ行くバスに乗ろうとすると、あと1時間は来ないという。明日香ってそんなところ。そしてそんなところが好き。

今から10年くらい前までは、なにかにつけてはよく明日香村へ遊びにいっていたが、ここのところとんとご無沙汰、久々に訪問すれば、なんだか懐かしい景色。様変わりした風景もあるけど、おおむねかわらない。

この明日香村にある飛鳥坐神社(読めるかな〜・あすかにいますじんじゃ、、、と読むのだよ)の奇祭・おんだ祭は存在は知っていたけれど、長いこと行く機会がなかった。このたび是非、その奇祭をみてやろうじゃないの、と出かける。(2月第一日曜日)



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懐かしい神社前の通りでは数件の屋台も出て、普段ならほとんど人通りがないのにさすがに今日は人がいっぱい。そこに竹のササラを持ってフルスイングの格好をしている天狗は何者?



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祭は14時からだが、昼前にはすでに、おんだ祭に出演する天狗や翁の面をつけた人たちが、参拝客のお尻めがけてササラを打ち込む、、、というのがお約束らしい。起源は不明ながら、たたく場所がお尻なのでなんとなく生殖的な意味(fertilityは豊穣という意味もある)かとも思う。

あ、けっこう痛そう。
なのですりぬける。



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飛鳥坐神社、歴史ははっきりしないが、主祭神が事代主神(大国主命の息子)や大物主神などの出雲系なので、古事記神話の時代と思われ、きわめて古い。



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なぜかここの境内には陰陽石がたくさんころがっていて(^_^;これは明らかに男性のシンボル。神社の来歴とどう関係するのか不明ながら、おんだ祭の後半のテーマはもろに生殖(子孫繁栄ともいう)なので、そのせいかな。



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12時ごろからスタンバっていたが、その間も天狗や翁が境内をウロウロしては竹のササラでお尻ヒットをねらう。


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こちらは、後に天狗とともに寸劇に登場する翁



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たたかれると御利益があるそうなので、すすんで叩かれに行く人も多い。
女子供にはやさしいが、男性には容赦ないようで、隣にいた、叩かれた兄ちゃんは、祭が終わるまで、尻の感覚がない、、、と嘆いていた(^_^;



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13時から夢想神伝流の居合奉納
前から後から横からいろいろ突然襲われたとき、どう対抗するか、というのが眼目らしい。かっこいいが、残念ながら今の時代、刀剣は携帯できない。



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次に剣舞奉納
七色のスリッパという児童劇団が母体の団体のようだ。キレのある舞踏でかっこよかった。
テーマはずばりヤマタノオロチ。最後に天叢雲剣(あめのくらくものつるぎ)をゲットするところまで。主祭神が出雲の神々だから、なるほどね、と感心。


さて、14時いよいよおんだ祭開始。



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天狗に連れられた農耕牛が登場。



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ご神饌(粟、米?、豆、松の枝)の前で祝詞をあげる神主さんと、その後方に行儀よくすわる牛・翁・天狗チーム。



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おんだ=御田なので、まずは田を耕すところから。
牛が辛鋤などを引く


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この牛がなかなかクセモノで、途中でサボってねころんだり、、、



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注意されれば逆ギレしてササラをもって暴れたり、、、(^∇^)



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なんとか土鋤がおわれば、神主さんによる籾蒔き



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そして神饌の松の枝を早苗に見立てて御田植え



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後にこの松を参拝客に向かって投げる。
これがゲットできたらお守りになるね。



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続いて巫女さんによる巫女舞
髪の挿頭は梅だね。



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後半がアレ(^_^;なんで、その前の一服の清涼剤
この頃になると境内が人であふれかえる。1年に一度だけの景色だろうな。



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いよいよおんだ祭の真髄?後半に向かって、まだササラをもって犠牲者をさがす翁登場



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続いてお多福さんをつれた天狗登場。新婚カップルという想定らしい。お多福はいかにも恥じらってみせるが、このいかつい腕では、、、(^_^;



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どうみても新婦の方が大きい。まあ、だから安心して進行が見ておられるわけで。(コミカルのベールに包むというか)



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さて、コトに及ぶ前に天狗
なにを誇示しているんだか、、、(;´・ω・`)



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そしていよいよ夫婦和合、ひゃ〜〜
翁はそれを見とどけたり、新郎の背中を押してダメ押ししたり

子孫繁栄は農耕の時代とても切実な問題だったから、こういう風俗行事は全国にあるとおもわれるが、ここまでロコツなのはないかも(゚д゚)

しかし、これ子供になにしてるん?と聞かれたらいかに答えるべきか、、、(;´д`)



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しかもコトが終わったあとの拭いた紙(拭く紙=福の神)を参拝客に投げる。これをゲットした人は子宝にめぐまれるという。これこれ、そこの高齢者さん、あなたはもういらんでしょ!とつっこみをいれたくなる。(娘のために、とか言い訳する人もおられるようで(^_^;)



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田んぼの種付けも、人の種付けも無事おわったところで出演者、神職、来賓の方々による御供撒き(餅)



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普段こういうものには滅多にあたらないのだが、なんと一個ゲットしてしまった!今年は縁起がいい?



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祭が終わって参拝をして、その間にもまだ天狗と翁のササラ叩きは終わらない。計2〜3回叩かれたが疲れたのか手加減してくれたのか、全然痛くなかった。



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帰り道の参道



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鳥居の外ではなんと牛までがササラ叩きに加わって荒ぶっていた。



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この神社の前に20年くらい前から知っている古民家・神籬(ひもろぎ)さんがある。
古布の細工物やトンボ玉のお店で、女将さんがいつか娘さんといっしょにここでレストランを開きたいと言っておられたころから知っている。その後くるたびに店の形態はかわっていたが、久々におとずれたら、女将さんは相変わらずお元気そうで安心した。



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障子の奥の座敷に上げてもらって、炬燵にあたりながらトンボ玉を選んだ昔を懐かしく思い出した。



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神社に別れを告げる。



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参道には昔と変わらぬ町並みがうれしい。(残念ながら中には放置され崩れかかっている大きな古民家もあるが)



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そして飛鳥寺前の明日香村の景色
ええなあ、この景色、大好きや。
でもこれは地域に人たちの努力によって、守られている景観だと心しておかねばなるまい。

明日香、久々に来ることができてよかった。またゆっくり来ような。



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京都へ移住する前から書いているブログなので、京都移住後もタイトルに愛着がありこんなタイトルです。でも「もう・住んでる・京都」です。旧ブログから引っ越ししてきました。

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