夜の京セラ美術館(旧京都市立美術館)〜オープン前 - 2020.03.10 Tue
*オープンは3月21日から4月4日に延期されました。
今月21日、長い修復期間を終えてグランドオープンする市美、、、いやそろそろ京都市京セラ美術館の名前に慣れなければ。

夜このあたりを徘徊するのが好きなのだ。オープン前の美術館を撮っておくのもよかろうと、カメラを持って散歩がてらでかける。
ファサードの下の白いところはカーテンが引いてあるが素通しの強化ガラスかなんか。ほぼ毎日ライトアップされている。ちょうど玄関が宙に浮いた形に見える。ここがなあ〜、学生時代から親しんだどっしりした石の階段があったのに撤去されたのがいまだにくやしい。
このガラスのところは光りのリボンというらしい。夜、きれいなのは確か。
南側へゆるやかな曲線を描いてtapering
北側へも
このあたりで中をのぞくとミュージアムショップとおぼしき部分になっている。
ここから西を向くと平安神宮の大鳥居が見えて、美術館前の広場は、すり鉢状になっている。
お向かいは府立図書館、国立近代美術館。
仲良く市立、府立、国立が並んで、今更ながらこのあたり一帯ほんま良い文化ゾーンだなあ。
この色とりどりのガラス片の構造物は、ルーブルのピラミッドをまねて?地下のエントランスに通じる道。本館は鏡に映っている映像なので、実際はこの背後にある。
北西の端から見た図
重厚な昔の内装(昭和8年開館)がどこまで残っているのだろうか。いきなり近代的!はいやだわ。
別のエントランスが開かれたため、開かずの扉となった慣れ親しんだかつての正門
西側の広場には透明強化プラスチックのフェンスがランダムに設けられていて、直線コースが歩けないようになっている。夜はよく見えなくて激突者(=私)がでることも想定して端に点滅する赤いライトバー設置。
反対にいままで閉じられていた東側の扉がガラスでカバーされ、ここが新たな中央入口になるもよう。
この背後の池にガラスの水上茶室「聞鳥庵(もんどりあん)」
杉本博司さんの作らしい。オープン時に茶室披きもされるそうだが、どんな感じになるのかな。
ちなみに別の日の昼間にとった写真がこちら
今まで空き地っぽい感じだったところ(よく孫を遊ばせてた)に新館・東山キューブができたが、それとの連結部分がこちら。ここがレセプションになるようだ。
このレセプションを引いてみるとこんな感じ。
新館の外観
工事の幕がとれたときには「ベニヤ板か?!」と口をあんぐりしたものだが、慣れてきたわ。
21日のオープン以降、本館では「最初の一歩:コレクションの原点」はじめいくつかの展示が、新館では杉本博司さんの「瑠璃の浄土」展が開催される。これは楽しみだ。
かつて「第三の男道」(わかる人にはわかる)とよんでいた東側の小径も久々に歩く。左手の景色は一変したが、モミジバフウの並木は健在である。