大文字山の眺望を茶室に一服 - 2020.04.23 Thu
さて本日の目標は、、、
斜めからなのでちょっとわかりにくいが、大文字山。
その突き当たりを左に曲がると大文字山登山道の入り口になる。
大文字へ登るルートはいくつもあるが、ここは学生時代からなじんだルートなのだ。
ジムにもいけなくなったので、運動不足、筋トレをかねて三密を避けて登山、あわよくば山の上でお茶を一服しようという計画。
、、、しかし同じことを考えている人はいっぱいいるのだな。大文字でこんなに人にすれ違ったのははじめて。とはいえ、そこは山の中、ひとっこひとりいない時間が長い。
こんなケモノ道?もある。しばらく登ると、、
あれ???
おかしいな、大文字ってこんなにしんどい山だったっけ??
足腰はそれなりに日々鍛えているが、心肺機能がちょっとアラートでそう、、、
なんでこんなにしんどいんじゃ〜〜〜!!
はい、自分の加齢をすっかり忘れて計算に入れていませんでした(^_^;
学生の頃は鼻歌交じりにのぼれたのに、、、、とぜ〜ぜ〜一息いれている横を、ほぼ全力疾走で駆け上っていくアマチュアアスリートとおぼしき若者Σ( ̄。 ̄ノ)ノうらやましいぜ。
しかももっとなだらかな道もあるのに、大文字の「大」の左の払いに沿ったきつい傾斜の道にはいりこんでしまい、、、最後にこんな心臓破りの階段。
さすがに一気に登れず、ところどころの火床(送り火の時に松明をつける段)で休憩。
階段脇に咲くスミレを愛でる振りをして(^_^;また休憩
ついた〜!!
ここは「大」の字の要になるところ、約40分もかかってしまった。
でも絶景かな!
この一番大きな火床の後にはこの大の字を書いたとされる弘法大師が祀られている。
いや、ほんと、みんなヒマと体力を持て余しているのだな、ここには10人くらい人がいて、お弁当など食べている。換気抜群なので三密にはならんが、やはりゆっくり一人でお茶を楽しみたいとさらに上をめざす。
ここが「大」の字の一番てっぺんになる。
ここをさらに登ると滋賀県大津市との県境になる。大文字は標高約470m前後。
しかし、ここからの眺め、日ごろの生活圏である左京区がよく見えるので非常によくオリエンテーションがつく。左端真ん中あたりが吉田山、そこから手前斜めに今出川通、真ん中あたりのこんもり森はなんだろう?下山したとき確認してみよう。
当方道具はたいしてもちませぬが、こんなりっぱな茶室がござる。洛中洛外眼下におさめまする。ぷは〜っ、気持ちいいっ!
盆は森口信一さんの我谷盆
茶碗は浅井慶一郎
お菓子は亀屋良長、SatomiFujitaの和三盆焼メレンゲ
茶籠は時代
茶器はジャムの瓶
茶杓は茶碗蒸用木製匙
この茶籠セットは海外旅行の御供にいつも連れていっている物で、もう世界各国何カ所回ったことやら。でも大文字は初めてだな。
しばらく景色を楽しんで気がすんだので下山。
この大の字の右の払いに沿って降りる道もあって、鹿ヶ谷の方へ続くのだが、車を銀閣寺道に置いてきたのでこちらは選ばず。
登って来た道を降りる。
しっかし、、、こうしてみると降りる方が恐いくらいの急勾配だなあ。
平坦な道になってほっと一息
麓に咲く花(ツルニチニチソウ)を愛でる余裕も。
翌日足に来るかとおもったが、意外と平気である。日ごろエレベーターを使わず階段、とにかく歩くを心がけているのが実は下半身の筋トレになっていると再確認。これ、高齢者は大事。
さて先ほど上で見たこんもりした森の正体は、、、
銀閣寺のすぐ北となり、浄土寺の氏神様でもある八神社の鎮守の森だったのだ。
このあたりは学生時代何度もきているのに、こんな神社があるのに気づかずにいた。
そういえば、最近哲学の道あたりに引っ越してきた友人が「氏神様の境内のお掃除のご奉仕が」云々言っていたのはここのことであったか!京都はほんま奥深い。
最後にここをお参りして、おうちに帰ろう。