坪庭のチャで白茶をつくり飲んでみる - 2020.04.26 Sun
恒例のうちの坪庭のチャの木から白茶を作る。

今年は4月初めからもう新芽がでて、えらい早い茶摘みになってしまった。
柔らかい新芽、一芯二葉を摘む。
煎茶は殺青する(蒸して発酵を止める)が、中国茶の白茶は日光に当てて微発酵させる。それ以上の複雑な製茶は手に余るからできない。
ひからびてパリパリになった茶葉はこんな感じ。
では早速飲んでみましょう♡
その坪庭の縁側に中国茶的茶席を即席で作る。
熱源は市川孝さんのアルコール涼炉
茶葉はまだ半分青い(^_^;ので、煎れてみるとちょっと青臭かったが、ほんものの白茶と煎茶の間くらいの感じ。
チャフーはチェコのマルティン・ハヌシュさんの
ガラスの受け皿は、、、、忘れた、、、ゴメン
盆は水野祐二さん
杯は大好きな脇山さとみさん
味と香りはまあまあだったが、杯に残る香りは大好きな烏龍茶の残香と同じで、なかなかよろしい。
(自画自賛)
この縁側はこの季節が一番ここちよい。
もう少ししたら蚊がでてくるし、暑くなるからね。小一時間ほど、ここで一人お茶を煎れては飲んで、タブレットいじって、、、ですごしてしまった。コロナのことさえ考えなければ極楽であるが、それがなければ、こんな時間は作れていないだろうな、という自己撞着。
チャフーの中で茶葉はゆっくりもとの形にもどっていった。
お菓子:博多通りもん
皿:矢島操さん
葉っぱは坪庭のフタバアオイ
今年は葵祭のみならず祗園祭までも、人が集まる行事は中止となった。
別の意味でふりかえって心に残る1年になる。
ああ、これ阪神淡路大震災でマイナーながら被災したあの震災後の異次元空間に紛れ込んだような気持ちに似ている、、、。ただ淡々と己がすべきことを黙々こなして時間がたって、、、そんな感じだった。今回は、ライフラインは途切れず、宅配便は届き、買い物もできる(リスクも顧みず携わってくださる方々に深く深く感謝)、どちらがマシなのかわからない。そんなことを考えつつ日々を過ごす。