閉炉〜2020初夏 - 2020.05.02 Sat
今季の炉は後半コロナで散々であった。
ほんとうは釣釜で炉の名残の季節をおくりたかったのに。

というわけで、あまり使ってやれなかった炉を今年も閉じる。
この掃除機のノズルは灰をあげるときの必需品なのだ。邪道かもだが、灰を吸い込まずに済むのだ。
半年ご苦労様。
さて、このあげた灰を篩わないとね。
次に開炉するときまでには、茶事茶会の計画が楽しくできますように。一刻も早くコロナ禍が収束しますように。それまでどなたさまもStay safe
蓋をした炉
本来替えるべき風炉のときの畳もあるのだけれど、畳替えが重くて重くて、、、(奥の方にしまっている替えの畳をひっぱりだすのも大変)このような蓋をするだけの流派もあるようなので、もうずっとこのまま。
炉を閉じた茶室に初夏の風がとおる。
こんな時でも自然はちゃんと時を刻むのね。
灰を篩って(腰痛〜)力尽きたので、風炉までひっぱりだす元気がなかったから、愛用のアルコールランプで盆略、一服自服す。きたるべき風炉の茶を想いながら。ちゃんと風炉のあいだに事態はおさまるのか少々不安に思いつつも。
花はお庭のシラユキゲシ、もう名残。花入はジンジャーシロップのボトル。
茶器はジャムの瓶。
茶碗は萩、この季節に毎年楽しみにしている5月3日の東大寺華厳茶会のお土産だ。今年は中止になったので、思いを馳せながら。そういえば長いこと奈良へ行っていない、行けない、早く心置きなく行きたい。
お菓子は岐阜の恵那市の銀の森さんのクッキー詰め合わせプチポア。
村上開新堂さんのクッキー詰め合わせに似ているが、あちらは注文してから約1年、忘れた頃に届く。それもまた得した気分でうれしいのだが、すぐ手元に届くというのもありがたいもの。