文菓01〜シアトリカルなお菓子でマヨケモノを召喚 - 2020.05.12 Tue
文菓とは、、、?
上記リンクをクリックしてもらえればわかるのだが、以前からゆる〜く応援している(祗園大茶会でも活躍されている)能ユニット(というのかわからんが)の田○田のメンバー、Sさんをプロデューサーにして立ち上げ、いろんなアーティストたちを巻き込んでの楽しいおうちイベントなのだ。

申し込むと箱でお菓子と御札が届く。
「文菓の御作法」という注意書きにしたがって、まずは場を作る。
お茶、お花も一輪用意して。
お菓子、お花は「マヨケモノ」へのお供え
マヨケモノとはこれから召喚しようとする、「あちら」の世界の動物?神様?妖怪?である。
(Sさん造語)
お菓子はいつもお世話になっている青洋さん
ひとつは「八百比丘尼」。。<この世の物と思わぬ玉虫色の鱗肉片 食しものは老わず盡きぬ命をてにするという> 800歳以上も生きたという八百比丘尼の食した人魚の肉(鱗肉片)であろうか。
もう一つは「黒翁」。。<山深く小さな社に祀られし 墨のように黒き翁 鈴を一振り種をまくなり>
御札のQコードを読み取って動画をみれば、そこにあらわれるマヨケモノの不思議な世界。
八百比丘尼では、音楽とあいまって、幻想的かつ妖しく美しい舞踊の世界が。
黒翁では、どうやったらこんな肉体使用ができるのか?これは演劇なのか?プリミティブな音楽にのって、不思議な土着の神様がみせる所作はユーモラスでもあり神々しくもある。
これを楽しみつつお菓子とお茶をいただくのだ。面白いわ〜、これ!しかもお家で楽しめるし。
もともとはこのコロナ禍で廃業も考えざるをえなくなったミニシアター、演芸者、アーティストたちを感染の機会なく、なんとか支援する方法を、と、Sさんたちが考えだしたもの。何回か行って、「ここはまるで陶々舎が引っ越してきたような感じだな〜」と思った東寺のすぐそばの間-ma-さんに集うメンバーたちでできあがったものらしい。
いや〜才能のある若い人たちはほんとうにおもしろいことを考えつくなあ、と感心。また次の文菓02にも期待しよう。
最後に castを紹介