夏の終わり秋の初めの庭 - 2020.09.01 Tue
昼間の猛暑のあいまにも日陰の風に秋を確かに感じる。 毎朝水やり他整える庭にいる時間は、季節の移ろいを実感するひとときだ。あいかわらず蚊の攻撃はひどいし、どこぞで小さな巣を作ったらしいアシナガバチのツガイも必ずこちらをみはってくるが。
毎日せっせと水やりしているのと、今年は長期の旅行がなかったので、苔は比較的調子がよい。
だめになったところは大原野の春草園さんまで行って仕入れた這苔に入れ替える。
水やり草引きの時に必ず顔に当たってじゃまするコムラサキシキブも、いつのまに薄紫の実をつけていた。このそばのモッコクは昨年からコナカガラムシの大繁殖があって、今年も歯ブラシ片手に駆除である。
いつのまにか紅葉の影で藪蘭が咲いていた。
今年も茶室の壁に席入希望の蝉がいたらしく、、
一夏を謳歌したあとの亡骸。 とりあえず土中数年、外で一月天寿をまっとうしたことは祝福だ。
裏庭ははじめ何を植える気もなくて砂利を敷いてほっておいたが、いつのまにか貴重な茶花畑になってしまった。茶事の時に必ずしも使えるわけではないのに、そるにかける労力に見合わないと思いつつも。 こちらにも梶の葉裏に夏の名残 9月になるといつのまにか咲き出す彼岸花の球根もぷりぷりに肥えてスタンバイ状態だ。
酷暑の中、秋海棠にやさしい日陰をつくってくれた梶の葉、その裏にも夏のなごり
その秋海棠もひなたのは葉っぱがチリチリでとけてしまった。
これは生き残った花
貴重な白の秋海棠は昨年は暑さにだめになってしまったが、今年は遮光をしてなんとかここまで。ただ、花は無理そう。来年こそは。
鳥が運んだ種で自生したオケラ
けっこう大きくなった。今年は茶花に使えるだろうか。
今年植えたばかりの椿・西王母
もう蕾をつけている。炉開きに使えるかな。
水引はすでに種をとばしていて、今年は花としては使えなかったな。
バックヤードのバックヤード、隣との間の隙間にヤブミョウガのジャングルを作ろうと企んでいる。ヤブミョウガは花はかわいらしいし、実は面白く、葉っぱは料理の下に使える。
すでにジャングル化は成功しつつあるよ。