みのり菓子さんとオ・プチフォロ・パティシェールさんのスイーツコース〜cafe Fudan - 2021.09.27 Mon

千本丸太町近くの町家の民芸と古い器のcafe fudanさんにて。
いつも茶事のお菓子でお世話になっているみのり菓子さんと、プランツベースのお菓子オ・プチフォロパティシエールさんコラボのスイーツコース「鈴の音」へ。
さてさて、いつもは茶席の菓子ということで、それなりの制約があるが、それを取っ払ったとき、みのり菓子さんがどんなスイーツを作ってくださるのか、はたまたはじめてのオ・プチフォロ・パティシエールのプランツベースとはどんなスイーツなのか。
まずはみのり菓子さんの
*月もち
*無花果ソースで食べる白胡麻プリン
お盆の上であたかも中天にかかる満月のような月もちは、、、
割ると黄味餡、味はなんとスダチのすっぱさが効いている。この形態だと茶事の菓子にもなるわ。
もう一品の無花果ソース白胡麻プリンは、やはりカフェでしか味わえない一品。旬の無花果スイーツは是非食べたいが、ソースという形できたか!上にワサビがのっていて、胡麻豆腐を味わっているようなスイーツを食べているような不思議な感覚。
次のお皿はオ・プチフォロ・パティシエールさんの
*藤みのり(葡萄)と山城マスカットのテリーヌ キャラメルソース
テリーヌというから、小麦系のお菓子かなと思っていたらこんな透明のテリーヌ。
葡萄の断面が美しく、ほろ苦いキャラメルソースがぴったり。
(お供は紅茶で)
ちなみに<プランツベース>は初めて聞いた言葉で、文字通り植物食材のみを使うのだが、ベジタリアンとちょっと違うらしい。ベジが主に宗教上、動物愛護的考えによるのに対して、前者は主に健康、環境に配慮するものだと、、、付け焼き刃で勉強した(^_^;
そして菊の節句のような、満月のようなみのり菓子さんの
*菊花の吉野かん(葛)
お椀の中でふるふる、柑橘ソースがぴったり。これは菊の節句にいただきたいお菓子だわ。菓子椀持っているし、来年はこれをリクエストしようかな。
最後の皿はプチフォロさんの
*プラントベースティラミス+洋梨オーロラ+ソイラテアイス
ソイラテアイス(豆乳アイス)はちょっと不思議なテクスチュア、ティラミスの下に隠れた洋梨の薄切りが甘さをほどよく調整、はじめてパティシエール(洋菓子)風のお菓子で締めとなった。
こんなスーツのコースってめったにいただけないと思うので、今後もおふたりのコラボから目が離せない。