ミニミニ茶席at 杉本玄覚・貞光展 - 2021.12.01 Wed

下鴨川口美術にて、信楽の杉本玄覚さんこと貞光さんの個展。
お庭はきれいに色づいて、ここの片庇にてお茶席を、、、と思ったら、この日から寒〜〜〜っ!
ということで老体にむち打つのはつらいから(^_^;ギャラリーの二階に即席ミニミニ茶席を設営。
杉本さんの作品は多彩で、信楽、高麗、朝鮮唐津、楽まで、しかも作陶のみならず軸に絵、陶人形、板絵、、、まで。一人の作家が作られたとはとても思えない。
(茶器は川口美術の李朝木挽容器の見立て)
杉本さんのお茶碗、とくに高麗写しはすてきだけれどちょっとお高い、、、と思っていたら「湯飲み」と書いてあるどうみても抹茶茶碗は一桁ちがっていて、ええ?いいの〜?これ、、、、と思ううれしい意外なお値段。
今回お菓子をはじめてお願いしたのが和菓子のあかまさん。
若い男性で、おひとりで店舗をもたずにされている。以前茶友さんの茶事で真っ黒い練り切りのお菓子がでて、印象に残っていたのだが、杉本玄覚さんと聞いて、「玄、、、くろ、、、黒!」彼に頼もう!、、、となってお願いした黒いお菓子がこれ、銘を「玄」にした。
見た目窯の中ではじけた陶器みたいでもありごついが、黄身時雨なので口にいれるとほろっととけて、刻んだ柚子の香りがほんのり、、、とても美味しいお菓子になった。
(いろいろ試行錯誤でご苦労して作ってくださったようでありがたい。)
お客さんは三々五々でゆっくりさせてもらったが、いろんな方からいろんなお話を聞き、情報も仕入れ、杉本御大にもお茶をふるまい、あかまさんも交えてしばしお話、亭主がすっかり楽しんでしまった。
川口さんとこにいけられた花は、照り葉でありながら花まで咲いているという不思議なユキヤナギΣ(゚д゚)