奈良一泊旅行のあれこれ - 2022.06.04 Sat
はい、「いつか・住もう・奈良」状態になっている筆者です(^_^;
もうちょっとだけおつきあいを。
京都ー奈良は日帰りできる近さなのだが、20時の奈良太郎(東大寺梵鐘)を聞く、早朝の春日山原生林を行くが今回のミッションなので、一泊することにした
スタートはならまちのランドマーク・元興寺、飛鳥時代の瓦(右手の色の古いやつ)をめでる。
飛鳥に飛鳥寺(法興寺)として創建され、平城京遷都で元興寺と。もとはならまち全体が元興寺の境内だったのだが、いまはちんまりと。ここは秋の萩が美しい。国宝の禅室は機会があればはいれるよ。(昔珠光茶会で中にはいれた)
ならまちの私的ランドマークのこの虫籠窓のある古いお家の薔薇の垣根、まだ健在、よしよし。
ついで東大寺、国宝・東大寺の梵鐘「奈良太郎」である。朝の6時と夜の8時に国宝を撞いちゃうんだよ(゚Д゚) 夜、ここに聞きに来ることにして、そのそばの、、、
東大寺・大湯屋
文字通り東大寺の僧侶達が使っていたお風呂で鉄湯船とよばれる古い湯船も現存しているそうだ。現在の建物は鎌倉時代の再建。周辺ではなにやら工事中。
実は大湯屋という建物があるのを知らなかった。あれだけ東大寺に行ってるのにね。SNSでこの大湯屋のそばに立つ楊(ポプラ系やなぎ)がさかんに柳絮を飛ばしていると知って、やってきた。この地面にうっすら雪がつもっているように見えるのが柳絮(りゅうじょ)。北京の春の風物詩ということは知っていたが、ここでも見られるとは。
ようするにやなぎの種、綿毛なのである。少し盛りを過ぎたが、まだ風が吹くとふわふわ白い柳絮がとぶ。これはまた美しい景色であった。
実はこの大湯屋、しょっちゅう歩いている二月堂裏参道の御供田の向こうに見える建物だったんだ!まだまだ知らんことが多い東大寺(^_^;
その足で二月堂へお参り
修学旅行生がいっぱい〜。この中から将来奈良好きがでるといいな、かつての自分みたいに。
食堂の鬼子母神さんの前には鬼子母神のシンボル、ザクロが。
登廊の真ん中にお松明の黒い跡をみつけて確認し、、、
裏参道から下山、そしてその足で
手向山八幡宮をお参りして、若草山登山。
山焼きの時に、携わる方々が安全を期してお参りする麓の野上神社
この開放感はたまらない。
表から見る若草山はなだらかな草におおわれた丘だが、少し奥に行くとけっこうワイルドな自然の森林がひろがる。春日山原生林につながっていくから。
三重目到達!
ここまでくると奈良市街が眼下に小さい。
必ずお参りするのが鶯塚(牛塚とも)。
「枕草子」にも「うぐひすのみささぎ」とある古墳である。埋葬者は不明。
山焼きの起源は諸説あるが、ここからさまよい出る幽霊を鎮めるためという説が一番好きだ。
下山の頃は夕刻、鹿たちも夕食に余念が無い。
奈良の商店街は18時過ぎになるとほぼ閉まってしまう。(これ有名)
晩飯はどうしようとネット検索してワインとフレンチのお店、奈良女北のきたまちエリアアレ!ルトレッフルがヒットした。
日本酒党ではあるが、飲みやすい口当たりのワインを選んでもらって、料理はアラカルトで。
ラタトゥイユが美味しかった。キーマカレーもあるし、焼トマトも美味しかったな。カウンターだけれど居心地良く、オーナーの距離のとりかたもお上手なので、また来ようと思う。
こちらは珍しく19時過ぎまでやっていることのまあかりさんでデザートの削氷<覆盆子x覆盆子(ふくふくぼんぼん)>を。覆盆子は苺のこと、飛鳥ルビーとか奈良産の苺シロップとコンポートでいただく。美味し〜。
ホテルにチェックインしたあと夜の東大寺。誰も居なくてさすがにちょっと怖い〜。
暗くて見えにくいと思うが、明るいうちに見た奈良太郎さん。
20時前になるとどこからともなく車で鐘を撞くお役目の人(代々決まっているらしい)と見学の方?2,3人が到着。真っ暗なので、なにをしているかよくワカラン。でも音は耳元でしっかり聞いた。
予想以上の迫力の重低音。
間近で聞くより、少し離れたところで聞く方が趣深いらしい。今度は南大門あたりで聞いてみようかな。
ホテルに帰る道すがら、奈良のシンボル、夜の興福寺五重塔を。
夕食が終わったあとに友達とここまで坂を登ってきて初めて見たライトアップされたこの塔に、12歳の心はわしづかみにされたのである。以後奈良を愛してやない人になった私も一人の修学旅行生であった。
翌朝は前日にも描いたが春日山原生林をちょこっと歩いて、市街地に帰ってきたらまず予約していたほうせき箱さんでかき氷。柿の葉茶のあれこれ。上のクリームエスプーマが好きなの。
デザートとテレコになったがこちらも来て見たかったならまちの七福食堂さんへランチ。
こちらデザートもとても魅力的なのだが、それは次回にとっておく。
(ちなみにオーナーはすぐ近くで古民家旅宿古白も経営されている)
美味しかった。ロケーションもならまちど真ん中と便利、今度はデザートと合わせていただこう。
そしてここで販売されていた「密造コーラ」、密造の名前にいたくひかれて購入。なんでもならまちの底で夜な夜な密造?されるコーラらしい。
帰宅して、炭酸で割ってスダチ投入したら爽やか〜!
夜も朝も、奈良にいられる幸せ。しばしくりかえし続きますように。