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2023-01

宗偏流のミニ茶事〜降らずとも笠の用意? - 2023.01.30 Mon

いつもお世話になっている宗偏流のAさん宅へ久しぶりにお招きいただく。


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この頃は、懐石を外注(後段としてお外へ食べに行く)することで手間を省く分、頻回にミニ茶事をして、たくさんのお客様をお招きされている由、今回も濃茶薄茶をいただいて懐石(ランチ)はお外でという形式にて。


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洛中ど真ん中とはとても思えない露地には大きな楓の木もあれば、今は蝋梅も咲いている。そういえばこの前寄せてもらったのは暁の茶事だったわ、突き上げ窓を開けたのよね〜と懐かしく思い出す。そう、Aさんは暁もこなせば口切りもこなされる茶事の達人なのである。知識も豊富で、お茶に限らずランチの美味しいところもよくご存じ、色々勉強させてもらっている。



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この日はそれなりにお天気だったのだが、朝までの小雨に露地下駄、笠のご用意をしていただいたようで。(私も一応は持っておきたいのだが、収納場所がなくて諦めている)


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で、雨は降らずとも笠の用意、、でなくて降らずとも強制使用(^_^;
笠の扱いの復習をするのであった。初めての方もおられたので、良い勉強になる。なんかこれだけでみんなテンション上がりまくり。


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小間向切枡床の席、釣釜の自在はずっと掛けておられるとか。初めてこちらへうかがったときには、茶飯釜でこの自在の扱いがとても興味深かったのを覚えている。
正午だが、茶室内はほの暗く、灯火が陰影を与えて良い感じ。幸楽屋さんの花びら餅をいただいて、濃茶は贅沢にも天目茶碗の各服点てでいただく。


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後座にはちょうど程よく開いた白椿。椿はつぼみを使うことが多いが、この花入れにはやはりこのくらい開いた花がふさわしい。思った時に思ったように咲かないのが庭の花であるが、タイミングがドンピシャだとこんなにうれしいことはない。


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五郎丸さんの薄氷卯年バージョン。
薄茶の茶碗では荒川豊蔵の赤志野と言っていいか、大きな半円形の窯変が出ていて銘を「日の出」、なるほどなあと感心した後に銘をつけたのが清水公照師(東大寺元別当・故人)と知ってじんわりきた。
宗偏流のお点前は、宗偏が宗旦の四天王であったので、見ていて違和感があまりない。どちらかと言えば古式の表千家に似ていると思った。

茶会のあとは、立派な町家の吹き抜け天井をみながらハーブティーをいただいて東山三条に移動。



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後段の懐石かわりにナナノイチさんにてイタリアンをいただく。なかなかコスパも雰囲気もよくて、我が家の近くでもあるし、これは良いところを教えていただいた。(写真はデザート)

さて、雨も降らないのに笠使っちゃって、、、と言っていたその夜のことである。


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京都地方はこの冬初めての積雪、しかも交通麻痺するくらいの大雪に襲われたのである。これこそ笠の出番だったわね(^_^;



睦月雑記2023 - 2023.01.28 Sat

気がついたらもう今年も12分の1が過ぎようとしているのに気づいて焦るわ。


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さて、私が氏子であるところの岡崎神社、狛兎がいるので卯年の今年は多いだろうな〜と思ってはいたが、まさかこんなことになるなんて、、、


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三が日は行列がたっぷりバス停2つ分。
毎年正月にお参りしているがそれもかなわず。


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で、やっと行けたのが月半ば過ぎて、の夕刻。この日も昼間はまだ行列があったんだと。
ちょっと正気の沙汰ではない。12年前はこれほどひどくなかったが。


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まあ、おみくじの兎はかわいいし、わからんでもない。


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イノシシがお使いの護王神社などは亥年にはにぎわうそうだが、そこはイノシシとウサギのどちらがかわいいかというと、やはりウサギに軍配があがるので、ここまでではないそうだ。


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しかしせめて氏子枠は別につくるとかしてほしかったなあ、、、


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正月休み、お餅の食べ過ぎや運動不足解消で、孫と一緒に大文字登山。小学生はやっぱり身軽だわ。
しかしこの景色は何度見てもいいなあ。


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洛中をわがものにしたように気がおおきくなって。


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で、やっぱりここに来たらお茶とお菓子。
大文字はピクニック気分だが、本命愛宕山、今年こそ登られるかしら、、、(^_^;(高さ倍)


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ネットで拾ったザクロのお茶、一度してみたくて、いつも通る八百屋で売れ残ってた石榴をゲット。
しかし、鬼子母神が人肉と間違えて食べたというくらい、割った姿はちょっとグロい。お腹に切開入れたとき、皮下脂肪がこんな感じにみえるんだよなあ。



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それでも吉祥果。
お湯をいれて沸かすときれいなルビー色になる。


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そこに岩茶投入、しばらく煮てお茶としていただく。さわやか。酸味と甘さが良い感じだ。しばしこれを楽しんだ。


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残りの実でグレナディンシロップ作る。
ルビー色が美しい。こちらは炭酸割りとかヨーグルトに。


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こちら昨年12月にアルスシムラのWSで織り上げた草木染めの布。


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これで古帛紗を縫い上げる。


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織りも縫いも自作というのが自慢(^_^;の一品ができた。今度の茶事で使おう。


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年末すれば良いのに忙しさにかまけて正月休みに数年ぶりにした水屋の流しの掃除。簀の子をあげたら、思ったほどではないにせよ、うっすら炭の粉みたいなのがたまっている。


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これを磨いて、簀の子も磨いて、、、


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はい、美しくなった(はず)の水屋で今年も茶事が楽しめますように。


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茶事と言えば今年初釜6つもこなすという暴挙にでてしまった。来年は整理しよう。初釜貧乏になったしね(^_^;


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でも手作りの主菓子などでてくるとうれしい。これはサツマイモとリンゴと餡の菓子。銘を「月の桂」、ウサギのすみかですねえ。


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日頃袖をとおしていない着物を、と、毎回違う着物で参席、これはちょっと早めの梅の帯を締めて行った日。


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東寺の初弘法。ずっとコロナで店の数が激減していたが、今年の初弘法、9割ほどに復活。けっこう賑わっていた。


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ここは特に買う物がなくても、店をひやかすだけでも楽しい。この雰囲気の中に身を置くのが楽しい。


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というわけで、手ぶらで帰ったのだが、満足満足。


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毎年のルーチンになっている妙心寺東林院の<小豆粥で正月を祝う会>、今年も無事行くことができた。


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福茶の茶礼ではじまり、、


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小豆粥を食する。
毎年かわらないことが何より貴重だとこの頃特に思う。無事是貴人、特にこの季節は被災した阪神淡路大震災の事を思い出すので。あの震災後の非日常を思えば、コロナ禍なんて、いずれは通り過ぎる。


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東林院の千両

気がついたらもう12月〜?!と毎年焦るが、今年も早いかもね。みなさまにも良い年になりますように。



笑?(癸)卯〜紫野で初点て会 - 2023.01.26 Thu



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おなじみ紫野TT舎
昨年末、孫達がお世話になったM先生の教室の初点て会へ今年もかわらず行けることに感謝。


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玄関に立派な立派なヒカゲノカズラ


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何席もされるので、一席は四人というぜいたくさ。
すごいバイタリティと、お水屋のチームワークというか、これもM先生のご指導のたまもの。


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来るたびに整備される露地はTT舎のD君の努力の結晶。苔もりっぱになじんできた。
おもたせのスパークリング獺祭に結んだリボンを髪に結んで(これができる若さがまぶしい)さっそく濃茶を練っていただく。


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今年は大宗匠が百歳を迎えられる。その健康な長寿にあやかって、軸は大宗匠。
お客さんにお弟子さんがいて、指導をとばしながらも(^_^;楽しく和やかな雰囲気は、M先生の作り上げたお社中の雰囲気なのだね。
濃茶は久々に島台を見た!各服点てになってから、どこの初釜からも消えていたが、各服ながら拝見できてうれしい。
薩摩の茶入はM先生のご両親のふるさとゆかり、そういえば一緒に薩摩のお菓子、<けせん団子(肉桂の葉でくるんだ餅)>作ったのも懐かしいね。
知り合った10年ほど前から、いろんなお茶のシーンでご一緒させてもらった。TT舎のキッチンでみんなでQueen歌いながら(^_^;花びら餅も作ったっけ、、、と美味しい亀廣脇さんの花びら餅をいただきながら思い出す。(山椒がきいて、行者餅の味に似ていて美味しい)



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薄茶では、M先生とこにお嫁にいった、私の母の茶碗がたくさん出てきて、この再会も楽しみのひとつ。うちで長いこと押し入れの中でお茶を引いていた茶碗が晴れの場に出て、うれしそうである。
それからお弟子さん達が費用をだしあって、M先生の為に買ってプレゼントした、という茶碗が朝日焼の豊斎さんもの。鹿の子で形は呉器に似て、正面に瓢、その中に「癸卯」と彫ってあるのだが、その「癸」が「笑」に見える。お弟子さん達はあえて一番「笑」に見える物をえらんだとか。なんとなればM先生のお名前には「笑」の字があるから。愛だなあ〜(*^_^*)


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ガラス戸を通る光が暖かく時とともに変化して和やかな席。
教室をひらいて数年、少しずつお弟子さんも増えて、未だお若いけれど、今ではりっぱなお教室になった。人知れぬご苦労も多々あったと思うが、いつも「笑」を忘れず、前向きな姿勢はまぶしい。

薄器が手遊彩小棗というお正月のおもちゃの絵の蒔絵のかわいらしい棗、これも大宗匠のお好みだとは!


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三友居さんの点心もいただいて、お雑煮もいただいて、もうお腹一杯である。
、、、と言いつつ、、、


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初点て会のお開きのあと、ここに来たら素通りはできないでしょう、、の今宮神社参道のあぶり餅。


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煙っているのはせっせとお餅をあぶっているから。体もいぶされてしばらく我が身も煙の匂いがした。


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安定の美味さでである。
関西人はほんま白味噌の使い方がうまい。


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本日は、ええ年してなんですが、若い頃の着物ひっぱりだして着た。


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だって卯年だもの。


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そうそう、初点て会の福引きも兎のおみくじ。
中吉でまあまあよろしいわ。
ほんま楽しいひととき、ありがとうございました(*^_^*)




久々の’月と’さんで、みのり菓子 - 2023.01.24 Tue



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ご近所の町家ゲストハウス月とさんに久々に。
以前はここでみのり菓子(毎度茶事のお菓子でお世話になってます)さんのランチがいただけたので、ちょこちょこ出入りしていたが、それがなくなってちょっとご無沙汰。
それが久々にここでみのり喫茶をされるとのことで、うれしくて。

月とさんの1Fのサロンは以前と変わらず居心地が良くおちつける。


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本日のメニューは、やった!みのり菓子三連発!
蓋裏に松の朱漆蒔絵のある縁高。月とさんの深いお蔵からの什器である。
さてどれからいただくか。


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まずは甘酒と苺のティラミス
見た目もかわいいし濃厚なティラミスが甘酸っぱい苺によく合うの。
途中からご一緒した月とさんとそのお友達、どれから食べはるかな〜と思っていたら、やっぱりみなさん、この苺から。人間はこの苺の赤に惹かれるのだ。


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ぺろりと平らげて次なるは春菊道明寺
蓬よりもさらに香りが強い菊菜のおまんじゅう。これもほぼ一口。
もっと味わって食べればいいのだが、早飯はもう習性で、、、(^_^;


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最後のあんバター最中。
餡子とバターの組み合わせって最高の禁断スイーツだわね。カロリーさえ気にしなければもういくらでもいきたい。そこを最後に金柑でしめる。


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お茶は三種の中から
レモングラスの香りの紅茶「月の庭」が美味しくて二杯もいただいた。

そして久々の月とさんとのおしゃべり。
近況報告などなど、昨年はけっこう大変な年だったそうだ。そして二月からゲストハウスの運営方法をがらっと変えるとのこと。2Fを文化サロンや骨董ミニ市にするプランがあるそうで、ゲストハウスとして利用することがないだけに、そんなサロンならまた通える〜とちょっとうれしかった。

月とさん、みのり菓子さん、楽しい時間をありがとう。





好日庵初釜2023 - 2023.01.23 Mon



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 昨年こちらの常連さんの其中庵さんにつれてきていただいて、高い敷居をやっとまたげた善田昌運堂さんの茶室・好日庵にて初釜。今年もお招きいただきありがたい。
古美術界の方などそうそうたる顔ぶれの中、アウェイ感場違い感がかなり強かったけれど、普通はガラス越しの茶道具を手に取って使って勉強させてもらえる機会は逃してはいかんよ。


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寄付の米山人(幕末の大阪商人)鯛の画讃は昨年も掛かっていて、毎年掛ける慣習なのだろう。中回しが伊勢暦になっていて、とても洒脱な感じ。
雨ゆえガラス越しに見ただけだが、狭いながらもしっとりと美しい露地。

コロナ前は小間の好日庵にて濃茶をいただけたそうだが、今年もお道具拝見のみ。昭和16年、初代喜一郎氏が建てた茶室で、昨年は六畳だとばかり思っていたが、畳5枚が台目畳になっているので、一畳の点前座を加えて四畳台目の広さになる。中柱袖壁あり、突き上げ天井あり、花頭の給仕口ありの、すごく落ち着く小間なのだ。

ここで黄伊羅保(「あらし山」の銘あり)拝見。なんとこの茶碗昨年の京博茶の湯展に展示されていたそうだ。見たはずなのになあ、、、と思うが、かぴかぴに乾燥してガラスの向こうと、しっとりお湯を吸わせて手の中、、ではずいぶん印象が違うのだ。
軸は怒中無慍(室町時代の中国僧、のちに渡来。調べたけどあまりわからない人だった)寒山詩をまねて三首という漢詩。難しすぎて全然ワカラン。



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広間にて薄茶を二服いただく。
広い床に見合った大きな軸が認得斎「靏・亀(丸に手足の絵)」
亀が丸に頭手足、緑毛を描いただけなのにすごく雰囲気出ていて、認得斎、絵上手かったんや。

なんといっても感激は古清水の花入れ!
超絶技巧というかなんというか、一見青銅の筒かと思ったくらいの質感で、びっしり籠目の透かし、耳が節竹になっていて、上下の口周りに赤も目立つ鮮やかな色彩と細かい文様。古清水って青と緑だけで赤がないのが特徴と思っていたが、これはまた今までの印象を覆す。
後日其中庵さんに聞くと、初期のころには赤の顔料は使われていたものの後に枯渇して、青緑だけになったのだとか。知らなかった〜勉強になる〜。

展覧の茶杓は宗旦・原叟の箱(おお!)席中では一燈の「一フジ二タカ三ナスビ」の3本組の一フジ。
茶碗は一入黒楽、五代大樋飴釉筒、古萩(枇杷色、とじ目ありの意匠、裏に火間あり これよかったわ〜)、茶が入る部分だけが白く抜けたような変わった色合いの半使、大人気だった布志名焼の大根絵付け(中にまで大きな大根が描かれている。松江の牡丹の名所・大根島??)


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香合が、梅に鶯のあっさり絵付けの古染かと思ったら祥瑞の蜜柑香合であった。
ここ数年ず〜っと古染と祥瑞と呉須の違いについてなかなか理解できずにいる。専門家は見たらわかるらしいし、青花の色の違い、土の違いとおっしゃるのだが、なかなかこれどっち?と思う物が多くて。少なくとも文様だけでは判断できないということ。びっしり吉祥模様の古染もあれば、あっさり祥瑞もある。

展示品のなかに祥瑞、古染が複数並んで居る場所があって、(さすが「古染付と祥瑞」の本を上梓されている善田のぶ代さんのお家ですわ)、同じ吉祥文様がびっしり描かれた古染と祥瑞が並んでいた。これ並べて見た時に、あ、青の色が違う、、、とふと納得できたのだ。(今後判別できるかどうかは別〜(^_^;) (Kさん、ありがとうございました)


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というわけで、今回もお勉強して、お持ち帰りの辻留のお弁当を家でいただきつつ、もう一度「古染付と祥瑞」の本を引っ張り出して復習するのであった。


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妙心寺・壽聖院で襖絵に10年ぶりの再会〜京の冬の旅2023 - 2023.01.21 Sat



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行く先々が迷路のようになってひとつの村を形成しているような広大な妙心寺。洛中からややはなれているので、いつきても静謐な雰囲気を楽しめるので好き。


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今期京の冬の旅で公開中の壽聖院、石田三成一族の菩提所という認識でお参りしたが、この襖絵、、、どこかで見たぞ、あ!雀!これは覚えている、若手女流画家村林由貴さんの雀だ。数羽を描くのに、おびただしい数の雀一匹一匹に名前をつけてスケッチしたという、、、

調べてみたら、それは10年前
退蔵院方丈襖絵プロジェクト!


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当時、いたんだ退蔵院の襖絵を刷新すべく、副住職がたちあげられたプロジェクトで、若手で無名だけれど宗教文化に理解があり、さらに京都にゆかりのある芸術家の手で新たに水墨画を描かせよう、絵師のみでなく、当時と同じ手法を現代によみがえらせよう、越前和紙、墨、筆などいままさに絶滅危惧種的な職人産業を支援しよう、という壮大な計画だったのだ。


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そして選ばれたのが京都造形大卒の当時20代の村林由貴さん。
退蔵院に住み込んで掃除などの作務や坐禅の修行を積み、茶道などの経験も重ねながら墨絵の技術を体得し(それまで墨絵は描かれたことがなかったとか)退蔵院の前にここ壽聖院(退蔵院副住職の弟さんがご住職)をアトリエにしたことから、こちらでまず襖絵の制作にとりかかられた。


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その完成記念の一般公開が2013年8月、1週間だけだったのですねえ。覚えているわ。まだかわいらしいお嬢さんで、どこにこんなダイナミックな絵を描かれるエネルギーがあるのかびっくりしたこと。そして墨絵にかける熱き思いなどなど。
入り口近くの襖の懐かしい雀たち!


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墨絵と思えない色彩を感じつつ、現代の絵師らしく躍動感あり。
秋のみのりを描いた野菜や果物、その間に見え隠れする小さな虫や鳥にまで命が宿る。
なんといっても襖4枚に描かれた鯉と波<風浪双鯉図>が圧巻。
打って変わって厳しい直線の厳冬、雪をかぶった荒々しい松樹。


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この後退蔵院の襖絵にかかられて、昨年5月に無事完成されたよし、この正月あけまでご本人の解説付きで公開されていたのに気づかなかった!!残念。退蔵院ならきっとまた襖絵は拝見する機会はあると思うので、その時には是非。

当時20代だった村林さんも脂ののった30代になられ、中堅どころとしてますますご活躍されることをお祈りする。



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広沢池鯉あげ2023でにわかバードウォッチャーとなる - 2023.01.19 Thu


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この冬も北嵯峨・広沢池の鯉揚げの季節がやってきた。


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いつもは満々と水をたたえている観月の名所も、この季節だけこんな景色を見ることができる。


↓いつもはこんな

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春に放流した鮒や鯉の稚魚が大きく育ったところで水をぬいて引き上げ、一匹いくらで販売するのである。


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しかしそれはあくまで副産物、他の多くの池でも冬季に水を抜くのは、泥中の微生物の殺菌などで春以降の水質改善のためなのだ。


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2年前はけっこう池の真ん中あたりまで歩いて行けたが、この日はまだ水が多くて、途中で靴が泥の中にズブズブ、、、で、断念。


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おお、昨年秋中秋の名月と十三夜とを眺めた観音島もすっかり干上がっているな。


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そして浅くなった池には小さな虫や小さな魚などを餌としたかっこうの野鳥天国になる。


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さらにバードウォッチャー天国でもある。カメラを構えていたら同じくウォッチング中の人が「さっきカワセミもおったで。」と情報をおしえてくれた。(残念ながらカワセミ見えず)
観音島周辺では鶯もみられるらしい。


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にわかバードウォッチャーとなって池の鳥をねらう。


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翼を広げたり、ケンカしたりの場面をたくさん撮ったのだが、、、、転送の段階で失敗して30枚ほど画像を失ったのがツライ、、、(ToT)


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しかしすぐ近くまで来て、どうするのか見ていたら一定の間隔で右行ったり左行ったり、飛ぶかと思えばやめたり、、、結構鳥の動作って面白いところある。時に意味不明だったり滑稽だったり。


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今回アオサギって胸に(首か?)黒い破線模様があることに気づいた。
まだまだ続く野鳥天国、人も少ないのでおすすめですよ。



速水滌源居初釜2023 - 2023.01.17 Tue



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桜の平野神社近く、速水流滌源居の初釜に。
夜咄、朝茶事、夜桜、口切り、、、と一通りお邪魔したが初釜は初めてだった。


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(この季節ならではの敷松葉が美しい)

待合の流祖・速水宗達の富士山画讃を拝見、お正客様はなんと平野神社の禰宜さんであった。速水家は現在ここの氏子であり、献茶式もされる御縁の深い神社。

広間にて炭手前
軸は関白忠良(一条家・昭憲皇太后の祖父)「春日詠山水告春」雪が溶けて樋をぬらし小川には白波が立つ、、といった和歌。関白忠良は宗達に「滌源」の号を与えた人なので深い関わりがある方。

炉縁は平安神宮古材の朱塗りで初釜らしい華やかさ、釜は芦屋で鶴・松・鐶付の亀とおめでたづくし。速水流は光格天皇、その弟の聖護院宮と深い関わりがあるので、火箸が聖護院の瓦釘。



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(みんなに大人気、まつげみたいな敷松葉 罠みたいといわれればなるほど)

今回の初釜のテーマは卯年だけに「金烏玉兎」
香合がホタテ貝よりもかなり平べったい月日貝で、これは表が赤(うすい桃色)、裏が白という変わり種の貝なのだが、これの表、赤い方に「烏」、ひっくり返して裏を見ると「兎」と。
最初???だったのだが、ああ、そうか金烏玉兎か〜と遅まきながら気づく。

さらに替え茶器として棚にのせはったのが月と遠山の蒔絵の黒棗。
実はこれは速水家のお道具としては代表的なもので、朱塗りに黒い烏のもう一つの棗と対になっているうちの一方。吉妃棗(きっぴなつめ)といって、流祖好みのものだそうだ。


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まずは薄茶席、三畳の変形小間+枡床の茶室<清冲軒>で、先代お家元のお点前にて。ここの小間は隅炉でなんだか狭くて落ち着くので好き。花見茶事ではここに釣釜が掛かると素敵な風情になる。

こちらの席香合は楽入さんの月日貝イメージを楽焼きで表したもの。軸は流祖(だったかな?)雪の朝を歌った歌。竹の花入れにすがすがしい水仙がいれられていたが、これは平野神社のお庭からとのこと。

水指は妙全さんの三友水指。寒中三友といえば松竹梅だが、松の絵に竹の耳、あと梅は、、、?おそらく共蓋に梅が使われていたのであろうが、失われたので、塗り蓋の裏に梅紋を先代宗匠が描かれたそうだ。なんとも茶目っ気のある洒脱な方なのだ。

茶杓は「兎の耳」 歴代宗匠のどなたか。確かに兎の耳のように、節から上が長い。
棗は「緑荷棗」七代宗哲 銀蒔絵の大亀の上に金蒔絵の小亀がよじ登っている意匠。緑荷とは水草、特に蓮を意味するのだそうで、なんとも速水流のお道具の名前は難しい。

主茶碗は志野であったがあとは先代、当代、奥様、がそれぞれ絵付けされたお茶碗で、このat home 感がすてき。我々のあとの席では小学生のお嬢さまが振り袖を着て点てたそうで、見たかったな〜。



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懐石の八寸でお家元がそれぞれの席で一献さしつさされるしながら、速水家の茶の哲学である「礼法」について熱く語られる。それにしても先代がお酒好きというのは伝え聞いているが、さすがDNAを受け継いでおられてやっぱり当代もお好きなようで(^_^;
ここで広間にかかっていた宗達の思想を二代が書いた額に「燕居茶味甘(くつろいで過ごし茶が美味い)」の文字を見て、ご当代の宗名・宗燕の由来を初めて知った。


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こちらで川端道喜の、食べるのが爆むつかしい、とろとろの味噌餡花びら餅をいただく。懐紙でクレープのようにつつんでかぶりつくのが正しい食べ方(*^_^*)

広間にて濃茶
床に毎年届けられるという長い根付きの青竹を花入れに、西王母と梅一枝。
主茶碗がのんこう「さざれ石」 やや大ぶりで特徴的な薄造り、初釜にはかならずこの茶碗なのだそうだ。

水指は仁阿弥道八、茶入は名古屋城お庭焼の御深井焼 「雪はれて」
茶杓が煤竹元節、紹鴎の筒だけがご当家に伝わっていて、それに合わせて三代宗匠が削られた、というめずらしい経歴を持つ。銘を「山がらす(柄に彫ってある)」、薄茶の「兎の耳」と合わせてここもやっぱり<金烏玉兎>、うまいっ!と思わず心の中で叫んだ。

ちなみに山がらすとは、山上宗二が利休に宛てた?「大井川 くいせにのぼる 山がらす 鵜のまねすとも 魚はとらじな」から。(鵜のまねする烏というのは古くからある言い回し、鵜のマネしたって魚はとれない)



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ご家族総出で近しく初釜をされて、自流ではまずありえんな、と思いつつ感謝である。福引きでは珍しく香合当てた!


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お土産に平野神社の桜の塩漬け。
なので帰りに平野神社にもお参り。


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今年は桜祭り、3年ぶりに開催されるとか、屋台や宴会台はでないが、その方がゆっくり桜を楽しめるというもの。


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ここの桜は種類が多くてもう花をさかせているものもあった。今年の桜はどうかな。



半世紀ぶりの宮島・厳島神社 - 2023.01.15 Sun

初釜が終わってさっさと帰洛の予定だったが、あまりの天気の良さにちょっとショートトリップ。


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和風堂近くから広電に乗って約30分


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そう、ここまで来たら行くしかないでしょ。
宮島口から船に乗る。


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見えてきた〜!あの大鳥居。


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宮島にわたれば、やっぱり鹿が居るのね。

考えたら半世紀ぶりの上陸だわ。うちらの某A高校は(岡山市)他の公立高校が信州に1週間修学旅行に行くのに、隣の県の宮島に二泊三日しか行かない変な公立高校であった。受験勉強しろということらしいが、うちらの数年前まではなんと一泊二日だった。それ以来だからほぼ半世紀、、きゃ〜年がばれる〜。



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宮島のしゃもじは有名で参道のあちこちの店に大小さまざまのしゃもじあり。かつて島民は年貢の代わりに薪をおさめていたそうで、林業の仕事の片手間に作ったといわれ、島にある弁天様にちなんで琵琶の形=しゃもじなんだそうだ。


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けっこう長い参道。
宮島はコロナ前から外国人観光客に伏見稲荷とならんで有名な場所、それなりににぎわっていた。


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やはりこれよ、これ。
つい先月まで、長期の補修で覆いがかかっていたそうだが、それもとりはずされ、運が良い、きれいに見える。


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こちらは厳島神社社殿。
みるまにどんどん潮が引いていく時間であった。


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創建は推古帝の頃といわれるが、やはり平家の氏神として有名。海洋貿易を積極的に行った平清盛公ならではの海と一体化するような社殿。
モンサンミッシェルやイギリスのセントマイケルズマウントみたいに潮の満ち干が見所の教会などはあるが、建物(の一部)そのものが水に沈んだりでてきたりすることはない。



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もう高校生の頃の記憶なんて風化しているが、この長い回廊だけは記憶にある。夜に有志で宿泊所を出て、ここまできたのだ。回廊の提灯に灯りはともっているものの、先は闇がわだかまっていて、じっと見ていると向こうから若き日の清盛や、きらびやかな襲装束の女人、楽人などがこちらへ向かって大勢で歩いてきているような幻想をいだいた「平家納経(国宝)」の耽美の世界にあこがれる女子高生であったなあ。(遠い目)



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ここまで干潮になると、今度は海にうかんでいる満潮の時を見たくなる。


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本社拝殿より平舞台を経て大鳥居を見る。
平舞台で雅楽(多分蘭陵王)を舞っている写真をよく見る。あれも一度見てみたいし、上田流和風堂の献茶もあるそうで、これも、、、と、半世紀ぶりに来た割には欲張り(^_^;



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重要文化財の反橋または勅使橋
ここは入れなかったが、かなりの勾配、擬宝珠には毛利元就が寄進した物もあるらしい。


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とうとうここまで鳥居に近づけた。
着物に草履だったのでさすがにこのあたりで撤退。映像などで見慣れているにもかかわらず、なんとも不思議な光景である。


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帰りの参道では店をひやかして、子供の頃から好きだったもみじ饅頭を購入。牡蠣も目の前で焼いてくれるのだが、私牡蠣ニガテでして、、、(^_^;



上田流和風堂初釜2023 - 2023.01.13 Fri



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訪れたのは安芸国広島、昨年に引き続き今年も上田宗箇流・和風堂の初釜におさそいいただいた。


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(この町には路面電車がいまだ健在。引退後をここで勤めている京都市電の車両も見かけた。)

関ヶ原では西軍につき敗れて剃髪、大坂夏の陣では一番槍の功績をあげた武人にして茶人、造園家、利休や織部の弟子であった上田宗箇(ここらへん「へうげもの」に詳しい(^_^;)、浅野幸長に従って安芸広島藩に入りそこで浅野家の家老までつとめ、以後生涯広島をはなれることはなく、彼の地で上田宗箇流茶道の祖となった人である。



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広島駅から車で15分ほど、和風堂がある。
ここは数寄屋建築の第一人者であった中村昌生先生の強いおすすめと監修にて当代お家元が、宗箇が造営した広島城内上田家上屋敷を100数十年ぶりに再現した建築(書院屋敷、書院庭園、廊橋、茶室「鎖の間」「次の間」、茅葺きの小間茶室「遠鐘」)である。



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(和風堂HPより)

まあ、この広大さ!昨年初めて訪れたのだが、感動もの以外のなにものでもない。ほんまに素晴らしい。庭園も数寄屋建築も。(是非プロモーションムービーを見て欲しい)


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1年ぶりの庭園は、昨年気づかなかったが一面の敷松葉、(一体何トンの松葉を用意されたのであろう)が塵一つ無くきれいに整えられていて、あの松の葉のすがすがしい香りまでするのだ。アップダウンや視界の変化に富む広い露地を抜けて、まずは広間の敬慎斎にてお家元直々の濃茶席。
点前は薮ノ内流にとてもよく似ている。宗箇も剣仲も織部に師事したので当然か。

軸は浅野家12代藩主・浅野慶熾(よしてる)の鶯と梅をうたった漢詩だが、この藩主は23歳にて夭折されているのでかなり若い頃の書で、生真面目に書いているなあ、という感じ。

初釜にはかならずだされるという宗箇の茶杓「ほまれ」、蟻腰というよりは尺取り虫!(と去年感じた)の茶杓と、主茶碗の浅野家お庭焼「ひろしま」に再会できたうれしさ。浅野家が安芸国に入城し、この土地を「広島」と名付けことに由来するもので、碗の底にうっすら「ひろしま」の文字がある。(ちょっと見えにくいが)

芦屋だったか天明だったか、波兎の文様のある釜はお家元の母上遺愛の釜だったとか。かわいらしい文様でとてもよかった。

宗箇所蔵であった古瀬戸茶入の底には彼の生涯の友であった某(名前ちょっと不明(^_^;)の名前が書かれているという。また赤膚田焼の数茶碗・立鶴ならぬ立鹿の茶碗に再会できたのもうれしい。この鹿の絵もオリジナルは浅野の何代目かの殿様の手になるものだそうだ。

水指はちょっと変わった形の(シュガーポットを大きくしたような)祥瑞(古染付との過渡期か)、出し帛紗が龍村のスウェーデン花兎(スウェーデンの伝統的文様から着想したもの)。同じ席にその龍村さんがおられて、龍村の帯を締めていた茶友さんにお声がけを。そんな出会いもあるんだなあ。でも龍村の帯お高い、、、(^_^;

お菓子は赤い練り切りの表面に筋がついていて、?と思っていたらなんと「猩々」という銘ですって。なるほどあの猩々の赤い髪の毛だったのね。



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薄茶席は若宗匠席で鎖の間。
真ん中に点前座があり、その両サイドに客の席があるという珍しい席で、建築学的にもとても面白い。釣釜、宗箇流の袋棚、昨年びっくりした薄茶に黒豆、梅干し、山椒を投入!も、今年は余裕で味わえたわ。

この席には毎年かならず万年青(おもと)を当家伝来の古銅四方盆にいれるのだそうだ。軸は狩野派の鶴と寿老人の三幅対。

茶器は7代宗哲中次、茶杓は上田家先々代?の松の木で作った茶杓で銘を「松王丸」。これは「梅王丸」「竹王丸」と三本組の一つなのだそうだ。<菅原伝授手習鑑>に松王丸、梅王丸はでてくるが、あと桜丸なんで、竹王丸は松竹梅にしたかったお家元の遊び心かもしれない。干菓子も老松(天神さんの紋)の和三盆だったし。もひとつの干菓子は広島の蔵元SAKURAO brewery & distilleryの酒粕を練り込んだ餡の薄焼き煎餅、お酒の風味がとても美味しい。

印象に残ったのは古染の蓋置。平べったい円盤の下に三本の猫足がついて、(これは後補と思われるが)円盤の周りには金属の覆輪という今まで見たことのないような珍しい形。あれはよかったなあ。


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お家元夫人がお酒(賀茂鶴)をサーブしてくださる点心席。がっつりいただけて、八寸ににごまめと伊勢エビ、これ、もっとお酒がほしかったわ〜(^_^;

とううわけで、とても楽しい2時間、おつれくださった茶友さん、他流派にも門戸を開いておもてなしくださる家元ご一家に深く感謝。益々のご発展を、そして来年もまた行けますようにと思わずにはいられない。





宵えびす2023〜えびす焼美味い♡ - 2023.01.11 Wed

宮川町と祇園にはさまれた艶っぽい町にあるゑびす神社の十日えびす、久しぶりに宵えびすに夕刻でかける。


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大和大路、コロナで縮小されていたが今年はまあまあの人出復活。
日頃ゑびす神社界隈は比較的閑静なエリアなのだが、このときばかりは大賑わい。笹を持った人たちが行き来する。


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屋台には舞妓ちゃんやら芸妓はんやら、さすがこのエリア。残り福えびすの11日には祇園と宮川町のきれいどころが福笹授与してくれるよってにな〜。


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実は私の一番の目的はこれなのである。
鍵甚さんのえびす焼!(鍵甚さんは鍵善さんの別家で、ここの亥子餅は私的にはNo,1)


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夕刻ゆえか行列もそれほどでなく、お参りの前にこちらへ並ぶ。う〜ん、香ばしい皮が焼ける匂い、、たまらんなあ。


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皮はどら焼きより薄くパリッとしてて、餡は亥子餅がうまいだけに間違いない味である。しかしまあ、この造形!焼き上がったものから奥で焼き印を押してできあがり。


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かつてあまりの忙しさに焼き印なしでええか?と聞かれてそらあかんやろ、やっぱり。無かったらただの変形どら焼きやん、と漫才みたいな会話したことあったっけ(^_^;


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屋台も今年はフルバージョンでなにより。商売繁盛の熊手とかもある。


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この大和大路は伝統工芸の店もけっこう軒を連ねているので(建仁寺門前だし)、そんな店をのぞくのも楽しい。ここは桶のたが(茅の輪の土台)でお世話になったおけ庄さん。


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そうこうしてるうちにゑびす神社へ到着。
それなりに混み合っているが思ったほどではない。岡崎神社の正気でない行列(9日現在でまだ行列あり)を日々みているので(^_^;
今では商売の神様になっているが、ほんとは建仁寺の鎮守として栄西上人が建てた神社なのだよ。


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境内の福笹飾りの屋台。ここは東南アジアか?と思うような色彩にあふれている。


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それなりに並んでお供えの大きなマグロを見ながら参拝。あのマグロはその後どうなるのか、だれしも気になるところ。(関係者が解体してめしあがるそうです)

しかし西宮のえべっさんといい、ここといい、なぜえびすさんにはマグロなのか?えびす〜蛭子〜恵比須、、は海神、海から来た寄り神の性格があるからかしらね。


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耳の遠いえびすさんのために、お参りに来たことを叩いて知らせる本殿横の板は残念ながらさわれなかった。


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福笹を持った参拝客は笹につける縁起ものを巫女さんから買っていく。


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兎の絵馬とかお守りとかも。なかなかにぎやか。


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福笹授与。
6年前は2000円だったが今年は3500円、せちがらい(^_^;


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神社を通りぬけ、静かな裏通りへ。


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ここでひそかにえびす焼を食べるのである。(写真は別の場所です)


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10日は本祭、ここもさらに賑わうことだろう。


癸卯初詣事情〜平安神宮・上賀茂神社・粟田神社 未だしの岡崎神社 - 2023.01.09 Mon



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話は大晦日へさかのぼるが元旦深夜、近所なので夜更かしついでに平安神宮へ初詣。まあ今年の参拝客の多いこと!拝殿に近づくまでに何分待ったことやらの大行列。みなさん宵っ張り。


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西側にある白虎楼に下弦の月だけが静か。


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ついついこの看板に誘われて、、、

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禁断の夜中のスイーツ、甘酒。

一夜明けて氏神様の岡崎神社へ恒例のお参りに行こうとしたら、、、、


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えっ??


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ええ〜っ!!
ゆうにバス停2つ分くらいは並んでいる大行列。たしかに狛兎とか卯年にちなむ神社ではあるが、12年前はここまでひどくはなかった。近くのスーパーには参拝順番待ちの人がトイレにかけこんでまた並ぶし、、、で常軌を逸してるわ。

三が日が過ぎたら大丈夫かな?と思ったら、甘かった。同じような長蛇の列。というわけで毎年お参りに行っているここには1月7日現在まだ行けておりません。


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くやしいから数年前の兎みくじの画像あげておくわ。


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三が日あけてから上賀茂神社へも初詣。


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竹細工の兎がかわいい。しかもこれおみくじを結びつけるようにもできている。おみくじはもう卒業したので私はひかないのだけれど。


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ここに来たのは初詣がてらあたためていたヤサカのフタバタクシーのレシートと記念品を引き換えてもらうため。いただいたのはこのフタバアオイのステッカーである。


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↑ 昨年秋に乗ったフタバタクシー、なんと1200台に2台しかないという四葉タクシーよりレア。なので乗車記念にレシートを持っていくと、、、ということなんである。


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本殿に毎年飾られる宝船のわら細工。今年もこの下を通ったから縁起がいいはず。上賀茂の農家さんがおさめられていると聞いた。


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ここは洛中からちょっと離れているので下鴨神社ほどはわんさか人は訪れない。まだ静かなたたずまい。

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御物忌川の水辺の景色も好きだわ。


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恒例の白馬舎横の焚き火。寒い日だったので、このあたたかさがありがたい。白馬・神馬号はお留守、翌日(1/7)の白馬節会にそなえているのかな。


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社務所の横の神山(上賀茂神社のご神体)湧水珈琲をいただくのもルーティンになってきた。


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これも冷えた体にはありがたいあたたかさ。


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そして忘れちゃならない橘手水。
静岡の戸田(へだ)森林組合の御奉納。橘=非時香菓(ときじくのかくのこのみ)、不老不死の果実といわれた吉祥果実である。

、、、で、この黄色を見ていたらいつも思い出す粟田神社のアヒル手水!


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ここもご近所なので小高い山を登ってお参り。平安神宮の大鳥居も見えるよ。


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ありゃ〜!
アヒルたちは引退してはった!


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お疲れ様!


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これは2年前のアヒルたち。コロナで手水が使えなくなって、さびしいだろうと信者さんがおいていったアヒルがだんだん増殖してこうなったと聞いた。もうコレが見られないと思うとちょっとさびしいものである。


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まあ、これくらいかな、今年の初詣。
今年も機嫌良く楽しくすごせますように!



杉本博司ー春日神霊の御生(みあれ)〜春日大社末社・南市恵比須神社五日えびす - 2023.01.07 Sat

  ” 神霊は眼には映らない。 それはただ気配としてあるのみだ
      そしてその気配は、時に芸術に秘そむこともある ” ー杉本博司



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初奈良詣では、春日大社国宝殿にて開催中の<杉本博司ー春日神霊の御生(みあれ)〜御蓋山そして江之浦>展。エントランスには杉本氏が設立した小田原文化財団の幔幕がかかる。

杉本氏のファンであるので、昨年秋には姫路市立美術館での本歌取り展にも行ってきた。
彼は春日信仰にまつわる古美術の蒐集でも有名なので、ここ、本歌の春日大社での展示は特別の意味を持つ。


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しかも昨年の春、小田原文化財団・江之浦測候所の甘橘山に、春日神霊を請来して春日社を建てたという。(江之浦測候所は小田原だが一度行かねばと思っている)



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国宝殿の1Fにある鼉太鼓ホール(若宮おん祭御旅所祭で実際に使われる鼉太鼓)に並んだガラスの五輪塔。これは姫路の書写山圓教寺に並んでた光学硝子五輪塔や〜!(杉本氏はガラス作家でもある。)


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見る方向によってガラスの中に鼉太鼓が逆さになって映りこむ。


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鼉太鼓を後ろから見たところ。
ちなみにこの鼉太鼓は昭和52年に新しく作られて現在まで実際に使用されているが、国宝殿の2Fにはそれまでに使われていた鎌倉時代(!)の鼉太鼓が展示されている。(使ってたんだよ〜実際、そんな古いの)



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春日大社藤棚図屏風
これは境内にある砂摺りの藤を俯瞰したアングル、この角度で一度みてみたいものだ。

2Fの春日信仰の展示も圧巻。
小田原文化財団所蔵の春日神鹿像、これは室町時代のオリジナルに台座を補作し、その上に杉本氏の代表作である<海景>の写真をとじこめた光学硝子五輪塔をのせているもの、これは姫路でも見た。彼でなければそんな貴重な神鹿像に勝手に手をくわえることは許されないだろうなと思った。


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第二会場を春日若宮社へ移す。御造替なったばかりで、半月前におん祭で来たばかりの若宮さんへまた来ようとは。


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これがその春日神霊を勧請したという甘橘山春日社(江之浦測候所)遠望図屏風である。ますます一度行かねばなるまい。


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春日大社の参道にある御喜捨芳名に杉本氏の名前を発見してなんだかうれしかった。


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ここで遅めのランチとして、ここのところ毎年恒例になっている奈良風雑煮を、ことのまあかりさんで。餅を汁から引っ張り出してきな粉をまぶして食す。出汁のうまみと、きな粉の甘さ両方楽しめて秀逸。


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デザートに七福食堂へ足をのばしホットコーラワインなるものを飲む。味はほとんどグリューワインの感覚で違和感がない。名前を見たら???と思ったけど。



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そしていつも歩き慣れた餅飯殿商店街あたりをぷらぷらしていると、おや、初えびす。


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提灯にさそわれるまま迷い込んだのが春日大社末社・南市恵比須神社。ふだんは閉まっていて前を通っても気づかないくらいなのだが、なんと開いている!それで餅飯殿、笹を持った人が何人かいたんだ。


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初えびす(五日えびす)の時だけにこんなに賑わうとは知らなかった。
南市とはかつて賑わったこのあたりの市で、その市を守護する神社、歴史は鎌倉時代にまでさかのぼれるのだとか。さすが奈良、深すぎるわ。


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出口に福笹につけるデコレーションや、熊手などを売っている露店があるな、と思ったら、、、


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ほんとにこれ一軒だけ。普段なにもない道に突如出現した異次元ワールドみたいで楽しかったわ。




大原・勝林院修正会2023 - 2023.01.05 Thu

年末年始孫達との大騒ぎが過ぎ去り無事送り出した1月3日、ちょっと身も心もクールダウンしたくて、今年も大原・勝林院修正会へ、天代声明を拝聴しにでかける。



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大原の里はやはり洛中より寒く、氷雨が時折ぱらつくが山の向こうには陽がさしているという景色。


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呂川沿いの道をいそぐ。法要は15時半から(例年は15時)
一昨年はコロナで一般参加できず、昨年はお坊様お二人だけの縮小版、今年はフルバージョンだと聞いた。


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すっかりお正月飾りで観光客も多い(例年ほどではないが)三千院の前は通過。


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天台声明道場魚山大原寺勝林院
(現在は宝泉院さんと実光院さんが管理)法要はもう始まっているようだ。


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そういえば去年は雪景色だったけれど今年は大丈夫、、、と思ったら、境内には消え残った雪が、、、やはり大原、左京区だけど油断がならない。お天気でもお堂の中が寒いのは知っているので防寒対策MAX。


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前半は悔過法要
若いお坊さんのソロパートの多い声明である。ほとんど音楽でここちよい。昨年は聴衆は10人にも満たなかったと記憶するが、今年はけっこうぎゅうぎゅう。みなさん待っておられたのだなあ。


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途中散華しながらお堂をゆっくり一周される。床にちらばった散華に日の光がさしこんでなにやら美しい。

後半の牛王導師作法の前に、地域の家の長男がつとめる宮座の若者が裸足に袴姿で乱入し、ササラなどを打ち鳴らす「魔おどし」(もしくは「三十三度」)があるので、今か今かと待っていたが、、、残念、今年も魔おどしは復活しなかったようで。



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法要は約90分ほど、そろそろ足もしびれてきたが、寒さは例年ほどではない。法要の終わりに、参拝者それぞれの頭に牛王印を押してもらう。もちろん色はつかないが、頭を三回かるく叩かれる感じ。牛王札をはさんだ宝木も拝領。


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金色に輝くご本尊の阿弥陀如来に手をあわせて辞すれば、外はもう夕刻である。


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ご本尊の阿弥陀様は「証拠の阿弥陀」といわれ、法然が密教系の僧侶とここでくりひろげた<大原問答>の時に光り輝いて法然の宗教理論の正しさをしめしたという。


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最後のお坊さんも自坊へお帰りになる。


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少しずつ闇にしずんでゆく本堂、阿弥陀様だけが明るく輝く。


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大原の里も静かな正月の宵を迎える。


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さて、今年も宝木はこの人たちに持たせてみた。(本当は厨に飾るといいらしい)散華もよくばって三枚もゲットしたわ(^_^;

心身共にリフレッシュ、これからやっと正月を楽しむぞ〜、、と思ったらもう仕事始めなのだ。



孫のお茶のおけいこ2022 - 2023.01.03 Tue

恒例の年末一年に一度のお茶のお稽古in紫野



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昨年はご近所の今宮さん参道のあぶり餅をまねて餅を焼くところから教えてもらったね。今年はお稽古の前にちゃんとお掃除を。


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茶道学園仕込みの雑巾がけ〜!
お茶の半分はお掃除と私も思っているので、E先生のご指導、ありがたい。この子ら家ではお掃除なんてしてないと思うので(^_^;


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瓶掛けに炭もいれる。炭なんてさわったことのない子達、良い経験だ。



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お茶を棗にはくのもね。


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まわりを汚しながらも貴重なお稽古、面白いね。


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さて、いよいよ盆点て通しでやってみよう!難物だった帛紗さばきもなんとか形になる。
年一ではあるがここに通い出してはや5〜6年、保育園児も小学生になった。お稽古は遅々としてすすまないが、大きくなった分理解も早くて、ちょっと私もびっくり、意外とできてる。



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よろしいお手つきで。
お茶はE先生と私でいただきました。美味しかったよ。


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ふたりとも大好き和菓子も美味しい。
E先生、ご指導ありがとう〜!
私なら怒ってばかりで、きっとこんなに上手には教えられないし、お点前だけでなく水屋仕事の大切さも教えてくれて。


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盆点てがなんとかできるようになったので、家で復習、これは孫達からのリクエスト。


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なかなか様になってる。


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来年まで忘れないでね〜。



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