修二会2023〜3月7日初夜・小観音出御〜お松明の点火周辺 - 2023.03.09 Thu
3月7日上七日の最終日、修二会のおりかえし、下七日のご本尊小観音様(絶対秘仏)出御が18時過ぎに。

この頃、お堂下の芝生に入るために16時からならんで17時に入って、お松明を待つ人になっていたら、18時過ぎ、お堂の方から雅楽の音が聞こえてくる。ああ、小観音様おでましやな〜と。
この小観音様出御と深夜の後入(本尊の場所におさまられる)まで見届けるのが手向山八幡宮宮司さんである。修二会友のアップした画像では、その宮司さんが折烏帽子に直垂、長刀というお姿でお堂に上がられる。(17時30分くらい)これも拝見したいもの。(この日だけだし)
そうこうするうちに日も暮れてきた。
7日はこの小観音出御のために練行衆は先にお堂に上がられているが、初夜上堂前に手松明の灯りの下いったん下堂される。
19時すべての電灯が消されて、、、
チョロ松明を持った加供奉行の三度の案内(あない)
三回出仕口まで上堂をつげるのだが、
1回目 「時香の案内」 処世界「三寸」 (この日は小観音出御なのですでにすんでいる)
2回目 「用事の案内」 「おう」
3回目 「出仕の案内」 「承って候」
動画は二回目の用事の案内(耳をすまして聞いてね)
いよいよ初夜上堂、お松明に先導されて練行衆上堂
細殿では加供奉行さんが、それぞれの童子の名前を呼びながら、時間をはかり、竹に火をつけていく。
これは衆之一さん(北座衆之一・平衆のトップ)のお松明が点火され登っていく動画。
「はい、衆之一さん行きま〜す!」
この役職の名前を呼ぶ感じがええわ〜。
(12日の籠松明のときは「かんまえた〜かんまえた〜○○さんの童子 △丸!」という独特の呼び出しあり。今年はだれも見られない。ニコ動見よう)
お松明の後、燃えさしを蒐集するのがお約束だったが、コロナ以降それもできず、四月堂前の箱の中に入っているのを少しだけお持ち帰り。この焦げた匂いがたまらん。いくら画像でみてもこの香りだけは再現できないのだ。